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ウィリアム・ギャス
(William Howard Gass)
(1924年~ )

略歴

 ノース・ダコタ州ファーゴ出身。ケニオン大学を卒業後、コーネル大学で博士号を取得した。ワシントン大学の哲学科教授、国際作家センター所長などを歴任した。1960年代以降、アメリカの前衛小説の理論形成に尽力した。

作品

 『 オーメンセッターの幸運(Omensetter's Luck,1965)は処女長編。中世部の田舎町を舞台に、虚空に向って吐き続けられる果てしない独白で構成された作品。『 アメリカの果ての果て(In the Heart of the Heart of the Country,1968)は代表的短編集。『 ウィリー・マスターズの孤独な妻(Willie Masters' Lonesome Wife,1971)は活字の図案化などによって言語の肉体化を目指したメタフィクション。『 トンネル(The Tunnel,1995)はニュルンベルク裁判の正当性を疑い『ヒトラー支配下のドイツにおける有罪と無罪』という学術書を書いた教授が、自分自身の孤独な過去をトンネルのように掘り起こしていく物語。他に短編集として『 カルテジアン・ソナタ、その他(Cartesian Sonata and Other Novellas,1998)などがある。
 小説以外の著作もいくつかあり、『 小説と人生模様(Fiction and the Figures of Life,1971)はメタフィクションの理論を中心とした評論集である。他に『 ブルーについての哲学的考察(On Being Blue: A Philosophical Inquiry,1976)、『 言葉の中の世界(The World Within the Word,1978)、『 言葉の住処(Habitations of the Word,1985)、『 形式の発見(Finding a Form: Essays,1996)などがある。