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ウィリアム・ワーズワース
(William Wordsworth)
(1770~1850)

略歴

 英国ロマン派詩人の代表格。自然を愛し、賛美した。ケンブリッジに学び、フランスに渡るが、そこでは女性と恋に落ち、1女をもうけた。1795年、コールリッジと出会い、意気投合した。『抒情歌謡集』を共同で執筆し、ロマン主義運動に革命を起こした。故郷の湖水地方の自然を深く愛した。

作品

 盟友のコールリッジとの共著となった『 抒情歌謡集(Lyrical Ballads,1798)を出版した。初版は不評だったが、これに屈せずに新たな詩を加えた第2版(1800)、第3版(1802)を世に送った。しかもそれぞれに自分たちの創作理念や、詩の理想を詳しく書いた序文を、挑戦的に付けてみせたために、よりいっそう批判にさらされることになった。しかしながら少々理念にこだわり過ぎたためか、空回りしているところもある。
 彼の詩の特徴は、現実の自然(例えばカッコウ、水仙など)をきっかけにしながらも、そこから想像力をはるかに飛躍させることである。
 彼は自らのライフワークとも言える大著を計画していたが、未完のまま没したため、その『 序詩(The Prelude,1850)が死後出版され、独立した作品として読まれている。これ自体は1805年にいちおう完成していたが、折に触れて改筆を重ねたために、彼の思想の推移が見て取れ、副題にも「ある詩人の精神の成長」“Growth of a Poet's Mind”とある。しかしながら、そこには詩人が次第に保守化していく傾向が見られ、辛辣な批評家には「ワーズワースは1805年に死に、1850年に葬られた」と酷評されている。