ミスカトニック大学付属図書館資料室内検索 / 「デニーズ・レヴァトフ」で検索した結果

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  • ロバート・クリーリー
    ロバート・クリーリー(Robert Creeley)(1926年~2005年) 略歴  マサチューセッツ州アーリントン出身の詩人。ハーヴァード大学で一時期学んだものの中退し、国内外を放浪して過ごした。その後、実験大学であるブラック・マウンテン・カレッジで教鞭を取るようになった。それ故にブラック・マウンテン派と呼ばれ、その中には他にオルスン、ダンカン、レヴァトフなどがいる。また前衛的な雑誌「ブラック・マウンテン・レビュー」を創刊、編集に携わった。形式に捕らわれず、単音節の言葉を多用した短い詩行が特徴の一つ。詩のテーマは一貫して愛であった。 作品  『愛のために 1950~1960』(For Love Poems 1950-1960,1962)、『全詩集』(The Collected Poems of Robert Creeley,1982)など多数。
  • ルイーズ・アードリック
    ルイーズ・アードリック(Louise Erdrich)(1954年~ ) 略歴  ミネソタ州リトル・フォールズ出身の作家、詩人。母方はネイティヴ・アメリカンのオジブワ族(あるいはチベワ族)である。ノース・ダコタのインディアン居住区で育った。ダートマス大学で学士、ジョン・ホプキンス大学で修士を取得した。1981年にダートマス大学の教授と結婚し、その後は共著を出版する傍ら実子の他養子も育てたがその後に別居、夫は1997年に自殺してしまった。その後はミネアポリスに住み、バーチバークという書店を経営し、本だけでなくネイティヴ・アメリカンの小物などを販売しているという。ネイティヴ・アメリカン出身の女流作家として活躍した。 作品  その作品のほとんどがノース・ダコタにある架空の町アーガスを舞台としている。代表作は『ラヴ・メディシン』(Love Medicine,1984)は数編の短編で構成され...
  • エイブラハム・カーハン
    エイブラハム・カーハン(Abraham Cahan)(1860年~1951年) 略歴  ロシア帝国(現在のリトアニアのヴィルナ)出身のユダヤ人作家。祖父はラビ、父はヘブライ語と律法の教師だった。しかし皇帝アレクサンドル2世が社会主義者によって暗殺されると、大規模な弾圧が始まり、カーンはアメリカへと亡命した。ニューヨークで労働運動の主筆および講師となり、イデュッシュ紙『前進』を創刊し、25万人もの読者を獲得した。その後、小説を発表し、映画化もされ好評を得た。また全5巻のイディッシュ語による自伝があり、前半部は英訳されている。 作品  『イェクル:ニューヨークのゲットーの物語』(Yekl A Tale of the New York Ghetto,1896)は処女作で、後に映画化された。また『輸入された花嫁とその他の物語』(The Imported Bridegroom, and O...
  • ジョージ・エリオット
    ジョージ・エリオット(George Eliot)(1819~1880) 略歴  イギリス中西部ウォリックシャー出身。本名はメアリ・アン・エヴァンスであり、女性であるが筆名は男性名を名乗った。13歳で入学した学校が、非常に宗教色の強い学校で、彼女は清教徒的な教育を受けることとなった。しかし翌年には母が没し、父の面倒を見るために彼女は退学を余儀なくされた。その後本を読む傍ら、独学で語学を学びギリシア、ラテン、ヘブライ、ドイツ、フランス、イタリアの各言語を習得したという。とりわけドイツ語とドイツ思想に傾倒し、それが彼女の精神形成に大きな影響を与え、清教徒よりの信仰からの脱却と自由思想への転身のきっかけとなった。その後ロンドンでウェストミンスター・レヴュー誌の副主筆となる。私生活では知人の紹介で知り合った哲学者のジョージ・ヘンリー・ルーイスと交際するようになった。彼は既婚であったが、その妻と離婚...
  • 作品索引/タ行
    作品索引/タ行 『ター:中西部の子供時代』(Tar A Midwest Childhood)米 『大疫病日記』(A Journal of the Plague Year)英 『大使たち』(The Ambassadors)英米 『大聖堂』(Cathedral)米 『大草原』(The Prairie)米 『大草原の人々』(Prairie Folks)米 『タイタス・アンドロニカス』(Titus Andronicus)英 『タイタンの妖女』(The Sirens of Titan)米 『タイピー』(Typee)米 『台風』(Typhoon)英 『タイムクエイク』(Timequake)米 『タイムトラベラー』(The Time Traveler)米 『タイム・マシン』(The Time Machine)英 『第四の手』(The Fourth Hand)米 『大理石の牧神』(The Marble ...
  • 年表(1950~2000)
    西暦 英文学 米文学 1950 アンジア・イージアスカ『白馬の赤いリボン 私の話』(Red Ribbon on White Horse My Story) ウィリアム・インジ(William Motter Inge,1913-1973)『帰れ、いとしのシーバ』(Come Back, Little Sheba) テネシー・ウィリアムズ『ストーン夫人のローマの夏』(The Roman Summer of Mrs. Stone)『バラの刺青』(The Rose Tattoo) ハーマン・ウォーク『ケイン号の叛乱』(The Caine Multiny) ロバート・ペン・ウォレン『この世も時も』(World Enough and Time) クリフォード・オデッツ『カントリー・ガール』(The Country Girlfa) トルーマン・カポーティ『草の竪琴』(The G...
  • 作品索引/ハ行
    作品索引/ハ行 『バーソロミューの市』(Bartholomew Fair)英 『バーナビー・ラッジ』(Barnaby Rudge)英 『パープル・ランド』(Purple Land)英 『パームサンデー』(Palm Sunday, an Autobiographical Collage)米 『ハイアワサの歌』(The Song of Hiawatha)米 『廃村』(The Deserted Village)英 『ハイピアリアン』(Hyperion)英 『ハイピアリアン失墜』(The Fall of Hyperion a Dream)英 『墓守老人』(Old Mirtality)英 『白鯨』(Moby-Dick)米 『白馬の赤いリボン 私の話』(Red Ribbon on a White Horse My Story)米 『白魔』(The White Devil)英 『激しく攻むる者はこ...
  • 年表(1901~1949)
    西暦 英文学 米文学 1901 ラドヤード・キプリング『キム』(Kim) フランク・ノリス『蛸』(The Octppus) H・G・ウェルズ『神々の糧』(The Food of the Gods) トマス・ハーディ『過去と現在の詩集』(Poems of the Past and the Present) 1902 ヘンリー・ジェイムズ『鳩の翼』(The Wings of the Dove) ウィリアム・ディーン・ハウエルズ『文学と人生』(Literature and Life) W・H・ハドソン『エル=オンブ』(El Ombu) イーディス・ウォートン『決断の谷間』(The Valley of Decision) アーサー・コナン・ドイル『バスカヴィル家の犬』(The Hound of the Baskervilles) アーノルド・ベネット『五つの町のアンナ』(Anna ...
  • チャールズ・オルスン
    チャールズ・オルスン(Charles Olson)(1910年~1970年) 略歴  マサチューセッツ州ウスター出身の詩人。ウェスレアン大学、ハーヴァード大学でメルヴィルを研究すた。郵便配達人、漁船の乗組員、教師などの様々な職を経験し、第二次大戦中にはワシントンにある戦時情報局に勤務した。その後、ノース・カロライナ州の山中にあったブラック・マウンテン・カレッジで自らの試作の傍ら創作を教え、多くの詩人たちを世に送り出し、ブラック・マウンテン派と呼ばれる詩人群の理論的指導者となった。また同校の最後の学長をも務めた。その詩風はT・S・エリオットらに代表される西欧文学の伝統に根ざした詩を“閉ざされた詩”として否定し、詩人の全存在、無意識をも含めた、から息として投射されるエネルギーとしての詩を“開かれた詩”として提唱した。これはユングの心理学や原始社会の世界観からの影響があるとされる。彼の思想は彼...
  • ジェイムズ・ブランチ・キャベル
    ジェイムズ・ブランチ・キャベル(James Branch Cabell)(1879年~1958年) 略歴  ヴァージニア州の旧家の出身。ウィリアム・アンド・メリー大学を卒業後、新聞記者などを経て作家となった。『マニュエルの伝記』という全18巻にも及ぶ幻想的な物語で有名となるが、そのうちのひとつがその内容から告発を受けて発禁処分とされ、その取り消しを求めて争ったために話題となり、かえってそのために名が売れた。後世のファンタジー作品に大きな影響を与えたという。 作品  『マニュエルの伝記』(The Biography of Manuel)は全18巻に及ぶ長大な物語。始祖マニュエルから転生を繰り返していく幻想的な物語。内容は小説や随筆、詩が含まれている。中でも最も有名なのは6巻目の『ユルゲン』(Jurgen,1919)である。質屋ユルゲンの愛の遍歴を描いた物語で、猥褻書として告発を受けた...
  • 年表
    文学史年表 西暦 英文学 米文学 1583 ロバート・グリーン(Robert Greene,1558-1592)『マミリア』(Mamillia) 1584 ジョージ・ピール(George Peel,1557-1596)『パリス裁判』(The Arraignment of Paris) 1587 クリストファー・マーロゥ(Christpher Marlowe,1564-1593)『タンバレイン大王』(Tamburlaine the Great) 1588 クリストファー・マーロゥ『フォースタス博士』(Doctor Faustus) ロバート・グリーン『パンドスト王』(Pandsto,or Drastus and Fawnia) 1589 トーマス・キッド(Thomas Kid,1558-1594)『スペインの悲劇』(The Spanish Tragedy) 1590 クリス...
  • レイモンド・カーヴァー
    レイモンド・カーヴァー(Raymond Clevie Carver Jr.)(1938年~1988年) 略歴  オレゴン州クラッツカニー出身。3歳の時にワシントン州ヤキマに転居した。家庭は貧しかったが高校を卒業し、その翌年には結婚、さらにその翌年にカリフォルニア州立大学チコ校に入学した。経済的には厳しかったが夜間に働きながら創作科でガードナーの教えを受け、1960年にハンボルト州立大学に移籍し文芸誌の執筆と編纂に携わった。1963年に卒業すると今度はアイオワ州立大学大学院の創作科に進むが、経済事情が原因で中退した。その後は雑役夫などをして糊口を凌いでいたが、1971年に短編が認められ、カルフォルニア州立大学バークレー校の客員教授となったが、アルコール依存症が原因で入退院を繰り返し、妻とも別居してしまった。その後、アルコール依存症を克服し、精力的に作品を発表し続けた。1980年にはシラキュ...
  • ウィリアム・サッカレー
    ウィリアム・サッカレー(William Makepeace Thackeray)(1811~1863) 略歴  インドのカルカッタ出身の作家。父は東インド会社に勤務していた。6歳で帰国し、イギリスで教育を受けた。ケンブリッジで学ぶも放蕩に明け暮れた上、父が投資していた銀行代理店が倒産、資産の大部分を失ってしまった。結婚を期に新聞社に入るも、長続きせずに退職し、雑誌「パンチ」などへの投稿で生活費を稼いだ。その後作品が認められ、ディケンズと並び称される作家となった。ディケンズが中・下流階級を代表していたのに対し、サッカレーは比較的上流に近い階級の腐敗や俗物性を暴き出した。 作品  『馬丁粋語録』(The Yellowplush Papers,1837-38)は馬丁のイエロープラッシュ(従僕の黄色いお仕着せの意)が転々と奉公先を変えつつ、行く先々で主人の家の内幕を面白おかしく語る、という...
  • チャールズ・ディケンズ
    チャールズ・ディケンズ(Charles John Huffam Dickens)(1812~1870) 略歴  ヴィクトリア朝を代表する作家。ポーツマスの郊外に生まれた。父がお人好しな上に経済観念が欠如しており、しかも債務者監獄に入れられることすらあった。そのために家計は常に苦しく、教育らしい教育は受けることがかなわなかった。彼は幼い頃から働きに出ざるを得ず、12歳で靴墨工場に働きに出されたが、この時の屈辱的な体験が後に作品に活かされた。その後、事務員として働きつつ速記術を習得すると、記者として新聞や雑誌に記事を投稿するようになった。その的確な描写に、彼独特のユーモアと哀愁で味付けした文章は次第に人気が出てくる。その後は読書を新たな娯楽とするようになった市民階級を満足させる、数多くの作品を世に送り、英国を代表する国民作家の地位を築いた。 作品  ディケンズの出世作となったのは『ピク...
  • ユージーン・オニール
    ユージーン・オニール(Eugene Gladstone O Neill)(1888年~1953年) 略歴  ニューヨーク出身の劇作家。アイルランド系。父は旅回りの俳優で、彼は幼い頃から寄宿学校に入った。プリントン大学に進んだもののたった一年で放校処分となり、その後も酒浸りの生活を送り、船乗りとして航海に出たり、金鉱堀りに加わったこともあった。その頃には自殺未遂もあったという。しかし1912年に結核を発症し療養生活に入ったのをきっかけに過去を清算し、劇作家となる決意を固めた。完治後、ハーヴァード大学のベーカー教授の教室で劇作を学び、1916年にプロヴィンスタウン劇団に参加しデビューした。その後は次々と問題作や実験的作品を発表し、一躍1920~30年代の演劇界を牽引した。しかし『終わりなき日々』(1934)の失敗を境に1946年まで沈黙を続けた。1953年ボストンのホテルの一室で息を引き取っ...
  • 年表(19世紀)
    文学史年表(19世紀) 西暦 英文学 米文学 1804 ウィリアム・ブレイク『ミルトン』(Milton)『エルサレム』(Jerusalem) 1802 ウォルター・スコット(Sir Walter Scott,1771-1832)『スコットランド辺境歌謡集』(The Minstrelsy of the Scottish Border) 1805 ウォルター・スコット『最後の吟遊詩人の歌』(The Lay of the Last Minstrel) 1807 ジョージ・バイロン(George Gordon Byron,1788-1824)『無為の時』(Hours of Idleness) ジョウエル・バーロウ『コロンビアド』(The Columbiad) 1808 ウォルター・スコット『マーミオン』(Marmion) 1809 ワシントン・アーヴィング(Washington Ir...
  • チャールズ・ラム
    チャールズ・ラム(Charles Lamb)(1775~1834) 略歴  ロンドン出身。ロンドンの東インド会社に勤務した。姉メアリが精神を病んでからは、その保護者となった。生涯独身で過ごしたが、それは祖父から精神病の遺伝を受けているのではないか、という恐れからだったという。実際に姉は時折精神に異常をきたしていたとうから、彼の感じやすい心が受けた影響は大きかっただろう。姉との共著である『シェイクスピア物語』(Tales from Shakespeare,1807)が有名。そんな彼が書き綴ったのが『エリア随筆集』(Essyas of Elia,1823)と『続エリア随筆集』(Last Essyas of Elia,1833)である。これはロンドン・マガジンに「エリア」という筆名で投稿したエッセイをまとめたものである。その透徹した文章は、エッセイ文学の傑作として知られている。
  • ジェイムズ・トムソン
    ジェイムズ・トムソン(James Thomson)(1700~1748) 略歴  スコットランド出身。国民歌である「英国よ、海を支配せよ」(Rule, Britannia)の作者として知られる。詩では『四季』(Seasons,1726-30)が有名。
  • ロバート・クーヴァー
    ロバート・クーヴァー(Robert Coover)(1932年~ ) 略歴  アイオワ州チャールズシティ出身。ポストモダン文学の旗手としてピンチョンやギャスと並ぶ代表格。 作品  代表作は『ユニヴァーサル野球協会』(The Universal Baseball Association, Inc,1968)で、独自に開発した野球ゲームとその仮想現実の世界に熱中し、次第に捕らわれていく中年男を描いた。  他に『ブルーノ教団』(The Origin of Brunists,1966)で(フォークナー賞を受賞)、『火刑』(The Public Burning,1977)、『ジェラルドのパーティ』(Gerald s Party,1986)、『ベニスのピノキオ』(Pinocchio in Venice,1991)、『ブライヤー・ローズ』(Briar Rose,1996)などがある。
  • E・M・フォースター
    E・M・フォースター(Edward Morgan Forster)(1979~1970) 略歴  ロンドンの建築家の家に生を受ける。何かの手違いで本当はヘンリーと名付けられるはずだったのに、エドワードとなってしまった。ケンブリッジ大学のキングス・カレッジで学ぶ。在学中にケンブリッジ使徒会に参加したが、そのメンバーは後にブルームズベリー・グループの中心メンバーとなった。フォースターもまたそうである。大学卒業後はイタリア、ギリシアを歴訪し、その経験を基に執筆した。1914年頃にはエジプト、ドイツ、インド、その後は中東へも足を伸ばした。晩年まで文壇に大きな影響力を持ち、91歳の天寿を全うした。 作品  フォースターの作品の特徴は、異文化や身分の違う人々が出会うことによって起こる出来事を描いている。そのため舞台が違っても、そこで描かれるのは異質なものにに出会った時の、英国人の心理である。人...
  • クリストファー・マーロゥ
    クリストファー・マーロゥ(Christopher Marlowe)(1564~1593) 略歴  大学才人の中で唯一本当の才能に恵まれていた人物。劇作家、詩人、翻訳家として活躍し、29年という駆け抜けるように生きたその短い生涯の中で、後世の作家に多大な影響を与えた優れた作品を世に送り出した。秘密結社に入った、あるいはスパイとして活動していた、はたまた二重スパイであったなど、怪しい噂に事欠かない人物で、その最期も酒の席での喧嘩で、眉間にナイフを突き刺される、という壮絶なものだった。その動機も、諜報機関による暗殺説、無神論者グループ内での内紛など、様々な説がある。 作品  処女作は『タンバレイン大王』(Tamburlaine the Great,1587)。ティムールの生涯を基にした、一介の羊飼いから大王へと上り詰めた男の壮大な物語で、当時スペインに追いつき追い越そうとしていた時代風...
  • ジェイムズ・ボズウェル
    ジェイムズ・ボズウェル(James Boswell)(1740~1795) 略歴  スコットランド、エディンバラ出身。父は裁判官であり、自らも法曹界に進んだ。若い頃にジョンソン博士と出会い、彼に心酔するようになる。弁護士としてはさしたる実績はなく、またプライベートでは自堕落な生活を送ったという。ボズウェルの最大の功績は、何と言ってもジョンソン博士の人柄や言動を忠実に記録した伝記を書いたことにある。『ジョンソン伝』(The Life of Samuel Johnson,1791)は、今でもなお伝記文学の最高傑作の一つと評されている。
  • シェリダン・レ・ファニュ
    シェリダン・レ・ファニュJoseph Sheridan Le Fanu(1814~1873) 略歴  アイルランド、ダブリンの貴族出身の小説家。身内に劇作家、小説家が多い。法学を学ぶもジャーナリストを志し、雑誌に多くの作品を連載した。その作品で最も有名で世界中で読まれているのが『カーミラ』(Carmilla,1872)である。この作品はアイルランドに古くからある吸血鬼伝承を基に書かれたもので、主人公の回想という形で描かれる、女吸血鬼カーミラの物語である。後にストーカーの『ドラキュラ』に多大な影響を与えたという。
  • ウォルター・スコット
    ウォルター・スコット(Sir Walter Scott)(1771~1832) 略歴  スコットランド、エディンバラ出身の詩人、作家。生まれつき病弱であり、幼い頃に小児マヒにかかり、足に障害が残った。エディンバラ大学で法学を学び、大学時代には辺境地方を遍歴し、民謡や伝説の収集に熱中した。しかし健康を害い大学を中退して、父の事務所で弁護士修行をし、後に弁護士となった。1804年、ワーズワースに出会い、終生の友となった。出版業を営む友人との関係から、辺境地方の民謡などを出版することになった。詩人として活躍するものの桂冠詩人は辞し、当時不遇だった友人のサジーに譲った。その傍ら、スコットランド最高民事裁判所の書記にも任命された。その後、小説家に転身し歴史小説作家として名声を得、一躍流行作家となった。ところが1826年に共同経営していた印刷所が破産、さらに愛妻にも先立たれた。そんな中、彼はこの苦境...
  • ジェイムズ・フェニモア・クーパー
    ジェイムズ・フェニモア・クーパー(James Fenimore Cooper)(1789~1851) 略歴  「アメリカ小説の父」と称されるクーパーはニュージャージー州バーリントンに生まれた。イエール大学を中退し、その後5年間、船乗りとして生活する。この経験が後のいくつかの作品に活かされている。作家として成功を収めるが、とある事件を契機に、民主主義の一面に見られる大衆の無法な行動に憤り、厳しく批判する態度を表明した。このような秩序を尊ぶ保守的な姿勢は、作品の中にも見られる。 作品  クーパーの名を不動のものとしたのは、大森林の勇者ナッティ・バンポーを主人公とした五部作、「革脚絆物語」(Leather-Stocking Tales)であろう。面白いことにこの主人公の年齢は、物語の発表年代と順不同で登場する。最初の『開拓者』(The Pioneers,1823)では、バンポーはすでに7...
  • チャールズ・ブロックデン・ブラウン
    チャールズ・ブロックデン・ブラウン(Charles Brockden Brown)(1771~1810) 略歴  アメリカ最初の職業作家と称されるブラウンは、フィラデルフィア出身で、大学では法律を学んだが、作家への道を選んだ。この時代は連邦主義とジェファソン流の民主主義の確執の時代であった。彼は当時の政治情勢に興味を抱くと共に、フランス革命時のジャコバン党のような過激思想に興味をもった。しかし、その後は過激思想に反発し、保守的な立場に立った。その作品は英国のゴシック小説の影響を強く受けているが、その人間心理の探求の精神は、後世のポオやホーソーンに受け継がれていくことになる。 作品  ブラウンの代表作は『ウィーランド』(Wieland,1798)である。ある女性の書簡体小説で、物語は狂信的な父親の奇怪な死、そして旧来の頑なな信仰と当時の急進的な思想とのせめぎあいが描かれている。語り手...
  • 作品索引/ア行
    作品索引/ア行 『ああ、荒野』(Ah, Wilderness)米 『アーサー・マーヴィン』(Arthur Mervyn)米 『アーロンの杖』(Aaron s Rod)英 『アーロン・バアの英雄的生涯』(Burr)米 『アイヴァンホー』(Ivanhoe)英 『愛こそすべて』(All for Love)英 『愛されし者』(The Loved One)英 『愛について語るときに我々の語ること』(What We Talk About When We Talk About Love)米 『愛には愛を』(Love for Love)英 『愛の芸術』(The Art of Love)米 『愛の車輪』(The Wheel of Love)米 『愛のために 1950-1960』(For Love Poems 1950-1960)米 『アイリーン』(Irene)英 『アイルランド・スケッチブック』(The I...
  • ジョン・ドライデン
    ジョン・ドライデン(John Dryden)(1631~1700) 略歴  17世紀を代表する詩人、劇作家、翻訳家。当初はクロムウェルを支持していたが、王政復古と共にすぐさま転向、チャールズ2世に参加を捧げた。1668年には初代の桂冠詩人に任じられた。文壇の中心人物として「ドライデンの時代」と呼ばれるほどの活躍を見せた。名誉革命後は、はっきりと旧体制側の人間であったために桂冠詩人の地位も解任され、公的場からは姿を消す。しかしその後も筆は衰えることはなかった。 作品  時代の秩序志向に合わせるかのように、彼の詩形は英雄対韻句Heroic Coupletで書かれている。また正確な弱強5歩格で、脚韻は行進するかのように整然と並んでいる。『アブサロムとアキトフェル』(Absalom and Acheitophel,1681)はそういった詩形の実践であり、またその内容も実際に起きた政変をもと...
  • オリヴァー・ゴールドスミス
    オリヴァー・ゴールドスミス(Oliver Goldsmith)(1730年?~1774年) 略歴  アイルランド出身。父は牧師であった。ダブリン大学を卒業し、当時聖職者になるために必要であった医学を学ぶために欧州に渡るが、結局どこも卒業できず失敗に終わった。その後ロンドンに移住し、生活費を稼ぐために雑誌にエッセイを投稿すると、それが意外にも好評を得た。それから文筆で生計を立てるようになるが、それでも生涯生活は貧しいままだった。ジョンソンの文学クラブの一員でもあった。 作品  エッセイや小説の他、詩や劇作も手がけた。小説では『ウェイクフィールドの牧師』(The Vicar of Wakefield,1766)が有名だが、むしろ劇作家としての貢献が大きく、衰退期にあった英国の演劇界を束の間の間賑わわせた。『負けるが勝ち』(She Stoops to Conquer,1773)は喜劇で、...
  • ヘンリー・ウォズワス・ロングフェロウ
    ヘンリー・ウォズワス・ロングフェロウ(Henry Wadsworth Longfellow)(1807~1882) 略歴  アメリカの最初の国民詩人と呼ばれるロングフェロウは、メイン州ポートランドに生まれる。ボードン大学で学び、同級生にはホーソーンがいた。生来語学の才に秀でており、同大学の教授職についてからも、欧州へ研究のために旅行し、研鑽に励んだ。後1836年に招かれて、ハーヴァード大学の教授となる。それからはケンブリッジに住んだ。それまでも詩作は行っていたが、1854年に教授職を退職し、著述に専念する。彼は詩作で生計を立てられた、アメリカの最初の詩人でもあった。1861年、二番目の妻が不慮の事故で亡くなると、強い衝撃を受け、生涯その思いを引きずることとなった。1882年、腹膜炎で没する。 作品  ロングフェロウは古典に造詣が深く、また語学も堪能であったため、様々な詩形・韻律を自...
  • ウィリアム・ワーズワース
    ウィリアム・ワーズワース(William Wordsworth)(1770~1850) 略歴  英国ロマン派詩人の代表格。自然を愛し、賛美した。ケンブリッジに学び、フランスに渡るが、そこでは女性と恋に落ち、1女をもうけた。1795年、コールリッジと出会い、意気投合した。『抒情歌謡集』を共同で執筆し、ロマン主義運動に革命を起こした。故郷の湖水地方の自然を深く愛した。 作品  盟友のコールリッジとの共著となった『抒情歌謡集』(Lyrical Ballads,1798)を出版した。初版は不評だったが、これに屈せずに新たな詩を加えた第2版(1800)、第3版(1802)を世に送った。しかもそれぞれに自分たちの創作理念や、詩の理想を詳しく書いた序文を、挑戦的に付けてみせたために、よりいっそう批判にさらされることになった。しかしながら少々理念にこだわり過ぎたためか、空回りしているところもある。...
  • ジョナサン・エドワーズ
    ジョナサン・エドワーズ(Jonathan Edwards)(1703~1758) 略歴  18世紀アメリカを代表する宗教家、哲学者。コネティカット渓谷の牧師館に生まれ、豊かな自然の中で感覚を磨いた。イエール大学卒業後、さらに神学を学び、祖父の教会の牧師となった。彼の思想は信仰の中の感覚的なものを重視し、ピューリタニズムが次第に衰退していく中、正統的なカルヴィニズムを強く訴えた。しかし1750年、教会員と会員資格に関して意見が合わず、彼は辺境のストックブリッジに転居し、インディアンへの伝道に力を注いだ。その後1758年にニュージャージ大学の学長に就任したが、その一ヵ月後に種痘による天然痘のために急死した。 作品  彼はその有名な説教である“怒れる神の手の中にある罪人たち”(Sinners in the Hands of an Angry God)の中で、豊かな想像力を駆使して恐ろしい...
  • ウィリアム・ベックフォード
    ウィリアム・ベックフォード(William Thomas Beckford)(1760~1844) 略歴  多才であり、また非常に裕福であったために様々な分野に足跡を残している。幼少期から専門の家庭教師により各分野の教育を受ける。音楽の家庭教師はモーツァルトであった。またチェインバーズに建築を学び、後年巨大な塔を備えた僧院を建てた。名門子弟の慣例として大陸巡遊の旅に出た際には、その紀行文を書いている。他にも美術品や稀覯本の蒐集家として知られ、先に述べた僧院にはギボンの全蔵書が収められていた。また彼は同性愛者でもあり、しばしばスキャンダルにさらされた。そのためか、同性愛に関する記事の切り抜きなども集めていた。英国ディレッタントの典型のような人物である。 作品  『ヴァセック』(Vatheck,1786)は、彼が21歳の時に書かれたゴシック小説である。一度も席を立つことなく、三日と二晩...
  • ラルフ・ウォルド・エマソン
    ラルフ・ウォルド・エマソン(Ralph Waldo Emerson)(1803~1882) 略歴  マサチューセッツ州コンコードに代々続く牧師の家に生まれる。ハーヴァード大学卒業後、コットン・マザーも牧師を務めたボストン第二教会の牧師となった。ところが聖餐式の儀式に反対し、牧師の職を辞することにった。その後、ヨーロッパに渡り、ワーズワースやコールリッジ、カーライルらと交わり、影響を受けた。  帰国するとコンコードに住み、「自然」についての講演を始める。彼の主意には共鳴する人々が集まり、その中にはソローもいた。彼らはトランセンデンタル・クラブと呼ばれ、機関紙である『ダイアル』に思想や詩を発表するようになった。彼らの活動は後世の作家や詩人に大きな影響を与えることになった。 作品  エマソンの著作では『自然論』(Nature,1836)がよく知られている。この中で彼は自然と直接交わるこ...
  • デイヴィッド・ガーネット
    デイヴィッド・ガーネット(David Garnett)(1892年~1981年) 略歴  ブライトンに生まれる。父は作家のエドワード・ガーネット、母はロシア文学の翻訳者コンスタンス・ガーネット。初め王立協会で植物学を専攻したが、第一次大戦が勃発すると良心的兵役拒否をして、戦災者の救済に奔走した。戦後には友人と大英博物館の近くに書店を開いた。いわゆるブルームズベリー・グループの一人であった。最初の妻に先立たれた後に再婚しているが、その相手は同性愛関係にあったと噂されたダンカン・グラントの娘であった。彼女と離婚した後はフランスに移り住んだ。 作品  いずれも奇妙な着想が特徴。  代表作は『狐になった奥様』(Lady into Fox,1922)。ある日突然、狐の姿になった妻が次第に野生に目覚めていくことに戸惑う夫の姿を描いた奇妙な物語。  他に『動物園に入った男』(A Man in...
  • エリザベス・ギャスケル
    エリザベス・ギャスケル(Elizabeth Cleghorn Gaskell)(1810~1865) 略歴  ユステニアン派の元牧師の家に生まれた。旧姓はスティーヴンソン。1歳で母を亡くし、伯母の家に引き取られた。その後、父と兄を相次いで亡くすが、21歳で牧師であるウィリアム・ギャスケルと結ばれた。しかし、34歳になってようやく授かった長男が9ヶ月で病死すると、失意のどん底に突き落とされた。ところが失意の中で夫に勧められて書き綴った処女作が、世間で大好評を得、一躍時の人となった。著名な作家たちとも親しく交友を深め、その中にはチャールズ・ディケンズやエリオット、シャーロット・ブロンテらがいた。55歳の時、当時手がけていた作品の完成間近で、別荘で急死。 作品  いくつかの長編の他、多数の中短編を書いたが(チャールズ・ディケンズの雑誌で発表されたものも多い)、同時代の巨匠と呼ばれるような...
  • ウィラ・キャザー
    ウィラ・キャザー(Willa Cather)(1873年~1947年) 略歴  ヴァージニア州出身の女流作家。9歳の時に開拓後まもないネブラスカ州のレッド・クラウドに移り住んだ。しかし田舎町の偏狭さと退屈さに嫌悪感を抱いた。ネブラスカ大学リンカーン校を卒業後、ピッツバーグで高校教師となった。その後、ニューヨークで雑誌編集者をする傍ら創作に励み、作家となった。地方主義作家セアラ・オーン・ジュエットと出会い自分独自の世界を発見するようアドバイスを受けたことで、中西部へと回帰した。1923年にピューリッツァー賞を受賞。 作品  『四月のたそがれ』(April Twilight,1903)は詩集。『トロールの庭』(The Troll Garden,1905)は短編集。  『アレクサンダーの橋』(Alecander s Bridge,1912)は処女長編。ロンドンを舞台に、中年のアメリカ人...
  • W・H・オーデン
    W・H・オーデン(Wystan Hugh Auden)(1907~1973) 略歴  イギリスのヨークの医者の家に生まれる。奨学金でオックスフォードに進むが、当初の生物学から英語専攻に変更した。1928年にはヴァイマル時代のドイツに滞在し、政情不安を肌で感じ取る。また日中戦争が起こると中国にも訪問している。その後マルクス主義からキリスト教に回帰する。1939年にはアメリカに移住し、7年後に国籍を取得し、またアメリカに亡命していたトーマス・マンの娘と結婚する。自らを「西の国の小粒なゲーテ」と称した。1956年にはオックスフォードの教授に迎えられ、5年間この職につき、1972年に再び大学に戻るも、その翌年オーストリアのウィーンで死去。 作品  詩人として著名で20世紀最大の詩人の一人とされるが、他にも詩劇、大衆歌謡、ジャズ、オペラ台本、文芸批評など幅広い分野で一定以上の高い水準のものを...
  • ジョン・アシュベリー
    ジョン・アシュベリー(John Ashbery)(1927~ ) 略歴  ニューヨーク州ロチェスター出身の詩人。ハーヴァード大学卒業後、コロンビア大学で修士号を取得。1955年にはフランスに渡り、『ヘラルド・トリビューン』誌の美術評論を担当し、その傍ら試作を行った。1965年にニューヨークに戻り、『アート・ニューズ』という美術雑誌の編集に携わった。「ニューヨーク派」の詩人としてもてはやされた。ピューリッツァー賞、全米図書賞など多くの賞を受賞し、1980年代を代表する詩人と言われる。 作品  その詩は作品ごとにスタイルが変わり、解釈を拒否するかのような極端に難解な作風である。中心となる主題のようなものはなく、思考や夢の断片の羅列や意味不明な独白のようなものに近い。アシュベリーは詩を言葉の意味から解放することを狙いとした。その前衛的な難解さ故に一般の読者は少ないが、その独特の言語観によ...
  • 作品索引/マ行
    作品索引/マ行 『マージョリー・モーニングスター』(Marjorie Morningstar)米 『マーディ』(Mardi)米 『マーティン・チャズルウィット』(Martin Chuzzlewit)英 『マーミオン』(Marmion)英 『マイラ』(Myra Breckinridge)米 『マイルズ・スタンディッシュの求婚』(The Courtship of Miles Standish)米 『マクシマス詩篇』(Maximus Poems)米 『マクベス』(Macbeth)英 『負けるが勝ち』(She Stoops to Conquer)英 『まじめが肝心』(The Importance of Being Earnest)英 『また会う日まで』("Until I Find You")米 『間違い続きの喜劇』(The Comedy of Errors)英 『町と都会』(T...
  • ジョン・アップダイク
    ジョン・アップダイク(John Hoyer Updike)(1932~2009) 略歴  ペンシルヴァニア州シリングトン出身。両親はユダヤ人。ハーヴァード大学を主席で卒業した。在学中から作品を発表していた「ニューヨーカー」誌のライターとなり、後に作家となった。都会派作家として活躍し、全米図書賞、ピューリッツァー賞を2度、全米批評家協会賞、ペン/フォークナー賞を受賞した。 作品  『プアハウス・フェア』(Poorhouse Fair,1959)は福祉国会に対する個人的な反感を寓意的に表した中編。  『同じドア』(The Same Door,1959)は初期の短編集。  『走れウサギ』(Rabbit,Run,1960)は代表作となったシリーズの第一作。ハリー・“ラビット”・アングストロームという元高校のバスケットボール選手の主人公は、平凡な家庭生活に飽き飽きすると共に、スター選手だ...
  • リチャード・シェリダン
    リチャード・シェリダン(Richard Brinsley Sheridan)(1751年~1816年) 略歴  アイルランド出身の劇作家で、ホイッグ党員でもあった。父はダブリンの王立劇場の俳優兼監督、母は作家であった。ロンドンで劇作家として活動を始め、最初の作品は『恋がたき』(The Rivals,1775)でこれは彼自身の華やかな恋愛体験を基に書かれた。彼の代表作は『悪口学校』(The School for Scandal,1777)であろう。恋愛、求婚に財産問題が絡み合い、さらに相手の兄弟の性格設定(一見真面目そうな兄が偽善者で、放蕩者という評判弟は気立てがよい)が加わり、より複雑なものになっている。そして親戚や友人の悪口が状況をさらに混乱させていく。なお、シェリダン・レ・ファニュ(怪奇小説『カーミラ』の作者)は又甥に当たる。
  • ジャック・ケルアック
    ジャック・ケルアック(Jack Kerouac)(1922年~1969年) 略歴  マサチューセッツ州ローウェル出身。フランス系カナダ移民の家庭に生まれ、そのコミニティで育ったために小学校に入るまで英語を使うことなく育った。高校ではフットボールに打ち込み、推薦でコロンビア大学に進むがまもなく負傷してしまい、その道を諦め大学も退学した。戦時中は商船に乗組員として大西洋や地中海の港町を巡った。戦後は鉄道員などをしながらアメリカ各地をバロウズやギンズバーグらの仲間と放浪した。その経験を活かして書かれた『路上』の成功によって、彼と彼らビートニク(ビート・ジェネレーション)は若者たちを中心に熱狂的な支持を得た。しかし、その突然の成功への戸惑いと、彼らへの攻撃によって次第にアルコールに依存するようになって健康を害し、その上友人たちとの交流も途絶えて表舞台から姿を消していった。47歳の若さで没した。 ...
  • 作品索引/ラ行
    作品索引/ラ行 『ラヴァネルさんの転向』(Miss Ravanel s Conversion)米 『ラヴ・メディシン』(Love Medicine)米 『ラザロ笑えり』(Lazarus Laughed)米 『ラセラス』(The History of Rasselas, Prince of Abyssinia)英 『ラッパ長』(The Trumpet-Major)英 『ラ・プラタの博物学者』(The Naturalist in La Plata)英 『ラマムアの花嫁』(The Bride of Lammermoor)英 『リア王』(King Lear)英 『利己主義者』(The Egoist)英 『リシダス』(Lycidas)英 『リチャード2世』(Richard II)英 『リチャード3世』(Richard III)英 『リチャード・フェヴレルの試練』(The Ordeal of Rich...
  • 人名索引/ア行
    人名索引/ア行 アーヴィング(Washington Irving)米 アーヴィング(John Irving)米 アードリック(Louise Erdrich)米 アーノルド(Matthew Arnold)英 アシュベリー(John Ashbery)米 アダムズ(Henry Brooks Adams)米 アップダイク(John Hoyer Updike)米 アンダソン(Sherwood Anderson)米 アンダソン(Maxwell Anderson)米 アンダソン(Robert Woodruff Anderson)米 Æ(Æ)英 イージアスカ6italic(){(Anzia Yezierska)}米 イェイツ(William Butler Yeats)英 インジ(William Motter Inge)米 ヴィダール(Gore Vidal)米 ウィチャリー(William Wycherle...
  • テネシー・ウィリアムズ
    テネシー・ウィリアムズ(Tennessee Williams)(1911年~1983年) 略歴  ミシシッピ州コロンバス出身の劇作家。筆名のテネシーは友人が彼の南部訛りから付けたとも、彼自身が開拓精神を鼓舞するために付けたとも言われている。祖父は監督派の牧師で彼はその牧師館で生まれた。その先祖はテネシー州の開拓者であったという。一方で母方の先祖はニューイングランドの初期移住者のクエーカー教徒の末裔であった。こうした二種類の血の混じり合いを彼は強く意識していたらしい。家庭には色々と問題があった。父は靴のセールスマンでそのために12歳の頃に転勤でセントルイスに移った。彼が深く愛した姉ローズは精神障害でその生涯のほとんどを精神病院で過ごした。両親は彼女にロボトミー手術を施させ、その事に彼は強い反発を覚えた。1931年に州立大学に入るが経済的理由で退学し、父の会社で働き始める。しかし劇作家への夢...
  • ロイアル・タイラー
    ロイアル・タイラー(Royall Tyler)(1757~1826) 略歴  ボストンの裕福な商家に生まれ、ハーヴァード大学を卒業後に独立戦争に参加、その後法律家となる。もともと芸術に関心があった彼は、ニューヨークを訪れた際にアメリカン・カンパニ-(アメリカ最初の劇団)の人気喜劇役者トマス・ウィグネルと知り合い、それがきっかけでわずか三週間で『コントラスト』を書き上げた。これが上演されるとたちまち評判となり、数多くの作品を世に送り出すこととなった。劇作だけでなく、小説やエッセイも執筆したが、その一方でヴァーモントの最高裁判所裁判長や、ヴァーモント大学の法律学教授を務めるなど、作品以上に多彩な一生を送った。 作品  代表作『コントラスト』(The Contrast,1787)はニューヨークを舞台に、無骨だが誠実な軍人マンリーとイギリスかぶれの似非紳士ディンブルを対置した恋愛喜劇である...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】八星之紋章交換のおすすめ交換キャラ - AppMedia(アップメディア) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニ...
  • E・E・カミングズ
    E・E・カミングズ(Edward Estlin Cummings)(1894年~1962年) 略歴  マサチューセッツ州ケンブリッジ出身。父は社会学と政治学の教授で後に聖職者となった。恵まれた環境で育ち、早熟だった彼は10歳頃には早くも詩を書いていたという。ハーヴァード大学に進み、英語と古典研究の修士を取得した。その頃にドス・パソスと知り合い、交友を深めた。またスタインやパウンドらから強い影響を受け、後の彼の作品にそれが表れることになった。卒業後、ドス・パソスと共に救急隊に入隊し、第一次世界大戦に参戦した。しかし事務手続きの不備から彼は配備が遅れ、その間パリに滞在し、その魅力の虜となった。その後任務に就くが、友人と共にスパイ容疑で逮捕され捕虜収容所で辛い監禁生活を送った。父が政治力を持っていたおかげで釈放されたが、帰国してすぐに徴兵され陸軍に入った。戦後、パリとニューヨークを行き来しなが...
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