以心の白絹

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*以心の白絹 <其処は、白昼の空、明るい未来を夢見る世界> <  > 一人の少女、一人の女性、二人を見つめる一人の老人 星を見ながら時は進み、気付けば少女は眠ってしまっていた 目を覚ましたのは、天窓からの<太陽>の光… 「あぁ、お早うFran」(アルベルト) 「おはよう、Franziscaちゃん」(アンナ) 「お早う…もう昼だね。Annaさん、よく眠れた?」(フランシスカ) 「えぇ、お陰様で。星座も覚えられたし、お礼を言わなきゃね」(アンナ) 「ううん、私も楽しかったもの。」(フランシスカ) 「はは、一晩で随分仲が良くなったみたいだね… Anna、Franの話し相手になってくれて有難う…、彼女には母親も父親も居なくてね、私以外と話すのは久しぶりだったんだよ。」(アルベルト) 「そうだったんですか…、私も楽しかったですし、返って感謝しなきゃいけないかも知れません。 彼女の明るさに触れて…考え直しました。」(アンナ) 「…そうか。何なら何日でも泊まっていきなさい。」(アルベルト) 「いえ…流石にそこまで迷惑は掛けられませんから。 もうそろそろ…」(アンナ) 「もう帰っちゃうの、Annaさん…?折角仲良しになれたのに…。」(フランシスカ) 「…Franもこう言ってることだ、せめてもう一日ぐらい泊まっていきなさい… …迷惑かと思うなら、そうだな、何か一つ、Franに詩を詠んでやってくれ…。」(アルベルト) 「…ありがとうございます…。分かりました、<太陽>の詩を詠みましょう…」(アンナ) (ここからフランシスカ大人) 辿り着いたのは、立派な外装の家だった。 彼に先導されて玄関を抜け、最初の広い部屋の椅子に座った。 「ようこそ、僕の家へ。そんなに大きくないけど、くつろいでくれれば嬉しいよ。」(レナートゥス) 「十分大きいですよ。ちょっとした貴族の家ぐらいはあるんじゃないでしょうか。」(フランシスカ) 「はは、そりゃぁ確かに。祖父の代までは一応貴族だったからね。 父の代からガタガタ、今じゃ没落貴族さ。」(レナートゥス) 「そうだったんですか…。Kircheis…確かにどこかで聞いたことがあるかも知れません。 気のせいかも知れませんけどね。」(フランシスカ) 「きっと気のせいだろうさ。大して目立った貴族でもなかったからね。 さて、ちょっと待ってて、今紅茶を入れてこよう。」(レナートゥス) 「あ、お茶ぐらいは私が…」(フランシスカ) 「僕が淹れたくて呼んだんだから自分でやらないと意味がないのさ。お客さんは座ってるって相場が決まってるだろう。」(レナートゥス) 「分かりました。じゃぁ大人しくしてますね。」(フランシスカ) 「そうそう、それでいいのさ…。」(レナートゥス) <その世界の意味は、降り注ぐ雨に感謝すること>

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