懸橋


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懸橋


何処までも広がる蒼い<<物語>>(そら)
見上げる小さな人々
その結末(あお)の果てにどんな夢を描く

見えない道を辿り
白い羽の彼女は
この美しい青空(せかい)を巡って行く

空はずっとそこに在る
苦しみも哀しみも抱いて
アナタと共にそこに在る
癒されぬ嘆きの為に

アナタの流した涙もいつか
この蒼い海(そら)に白い島(くも)を創るでしょう
この海(せかい)にはそんな悲しみさえ
それはきっと必要な存在(もの)

ただ躰躯(からだ)を打つ灰い<<悲哀>>(あめ)
止む気配など感じない
その嘆き(くろ)は何よりも昏いんだ

夜明けの光を浴びて
白翼の彼女は
薄月に陰を落として翔んでゆく

誰もが皆生きて行く
哀しみと苦しみを抱いて
それでも皆生きて行く
訪れる終端(おわり)の為に

涙に創られた雲もいつか
この青い地上(そら)を輝く雨で濡らすでしょう
この地上(せかい)にはそんな涙さえ
それはきっと必要な存在(もの)

燦然と煌く緋い<<憧憬>>(かげ)
光は誰に降り注ぐ
その終端(あか)の先は誰にも解らない

彼女も空を見上げて
黒い空の向こうに
とても美しい星空(せかい)を夢見る

アナタも皆と生きて行く
苦しみと哀しみに抱かれて
アナタも空と生きて逝く
歓びの結末(おわり)の為に

<<物語>>(そら)と<<悲哀>>(あめ)と<<憧憬>>(かげ)が総て揃い
この世界に初めて綺麗な
<<夢>>(にじ)が描かれるでしょう
それは何より必要な存在(もの)―――

アナタは一人じゃない
独りだなんて思わないで
私が居るからずっと見ているから
高い<綺麗な青>(そら)の果てから

「あなたの空は何色ですか?」