瑠璃の担い手


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瑠璃の担い手


<其処は、小さな楽園、誰にも邪魔されない<世界>>
<  >



詩人と老人、一人の少女
その小さな<世界>に咲く花が
何時か枯れるなんて考えなかった
「こうして、何時までも迷惑は掛けられません…
結局、一週間もお世話になってしまって…本当に、有難う御座いました」(アンナ)
「Annaさん…本当に帰っちゃうの?初めて、友達になれたのに…
もう、会えないの?」(フランシスカ)
「Fran、困らせてはいけないよ…。AnnaにはAnnaの事情がある
大丈夫、同じ<世界>に居る限り、必ず何処かでまた逢えるのだから…。」(アルベルト)
「お爺様…、そうね、悲しい顔してたら、Annaさんも困るよね。」(フランシスカ)
「ごめんね、必ず、必ずまた逢いに来るから。」(アンナ)
「うん、楽しみにして待ってるから。
じゃぁ…またね、Annaさん。」(フランシスカ)
「Franちゃん…またね。
Albertさんもまた、何時か。」(アンナ)
「あぁ、道中気をつけて。
…そうだ、これを持って行きなさい。」(アルベルト)
「これは…懐中時計ですか?
こんな、高価なもの頂けません。」(アンナ)
「良いんだ、私達には必要無いものだからね。
私達は、自分達の時を生きているから…。」(アルベルト)
「Albertさん…ありがとう、一生大切にします。」(アンナ)
「ふふ、そうしてくれると時計もFranも喜ぶからね。」(アルベルト)



(場面チェンジ:フランシスカ大人に)
「今日は有難う、お紅茶、美味しかったです。」(フランシスカ)
「はは、それなら良かった、淹れた甲斐があるってもんさ。
良かったら、また来てくれないかな、こんな路地裏の家だからね、誰も寄り付きやしなくてさ。」(レナートゥス)
「ふふ、よろしいんですか?
そうですね、じゃぁ都合が良い時にでもあの店まで来てくれればいつでも行きますよ。」(フランシスカ)
「良いのかい?今日はこうだったけど次は狼かもしれないよ?」(レナートゥス)
「ふふ、貴方がそういう人じゃないことぐらい、占わなくても分かりますから。
それに、私結構力あるんですよ、そう簡単には襲われてあげませんから。」(フランシスカ)
「面白い人だね、君は。ま、そんな心算は無いから安心して誘われてくれると嬉しいよ。」(レナートゥス)
「そうですね、今度誘われた時は私がデザートでも作っていきますから。」(フランシスカ)
「あぁ、良いんだよ、僕が準備を…」(レナートゥス)
「ふふ、安心してください、毒なんか盛りませんよ。
それとも、私の作ったものは食べられませんか?」(フランシスカ)
「…そうだね、大人しく楽しみにしてるよ。」(レナートゥス)
「えぇ、でも余り期待しないで下さいね。
さて、じゃぁそろそろ帰ります。」(フランシスカ)
「あぁ、そうだね、もう陽も落ちた事だ。
さようなら。」(レナートゥス)
「違いますよRenatusさん、こういうときの挨拶は、またね、です。」(フランシスカ)



<その世界の意味は、詩人と魔術師の夢を見ること>