vendicatore


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vendicatore




(語り)
月も星も見えない夜 闇に佇むひとつの影
故郷を失くした悲しい男の物語
農民(coltivatore)の子に生まれ 農民(coltivatore)として育ち
そして農民(coltivatore)の娘(こ)と契る
幸せ(Felice)を謡い 朽ちていく運命(Destino)



それが少年の未来・・・そのはずだった



(A)
嵐と共に奴等はやってくる
神の悪戯か? 気づけないうちに 
家族(3人)は闇に呑まれて



(語り)
少年は 母親に手を握られ眠りにおちている



(A')
やさしいmamma 強いpapa
未来(明日)は黒い絶望だというのに
こんなに幸せな表情(かお)でいられるのか



(A)
かすかな気配を感じて 少年は目を覚ます
両脇には優しい両親
静寂を支配するはずの闇が揺らぎ始める



(A')
まずはGrave そしてVivace
大地を駆ける 漆黒の闇を切り裂きながら
馬(cavallo)に跨り 奴らはやってくる



(B)
母親を起こす少年
次第に 恐怖に 
喰われる感覚が体を支配する
いつかの日の記憶がよみがえり
動悸は激しく胸を打つ



(B')
そして母親は父親を起こす頃
村(villaggio)に恐怖の声が上がり始める



(B')
父親が目を覚ます頃 離れた場所で
幼馴染(Liceリーチェ)の声が遠くで聞こえた



(語り)
息を呑む家族
幾許かの沈黙の後・・・ 扉は蹴破られた



(サビ)
どこかで聞こえる悲鳴は混じり
それは自分のものか 母親のものか



わけもわからず叫び続けた



狂う神経 

鬼の形相

歪む視界

父親(血)の臭い

裂かれる布

白い肌



(C)
やがて叫ぶことをやめてしまう
コマ送りの惨劇は終り始め
主催者(finanziatore)は新しい惨劇を上演する
(C’)
奴らは少年に手を伸ばし
少年の精神(こころ)を奪った
(C)
生臭いにおいが口に広がる
父親の死も 母親の揺れる裸体も
自分に振りかかる災厄を 遠い感覚で見ていた
(C’)
切り離された精神(こころ)は
裂ける痛みで目を覚ます



(サビ)
どこかで聞こえる悲鳴は混じり
それは自分のものか 母親のものか



わけもわからず叫び続けた



獣の真似事

足を伝う血

息苦しい口

穢される肢体

奴らのtatoo

壊される精神(こころ)



(セリフ)
「こんなに痛いのに、こんなに辛いのに
なぜ奴らは嬉しそうなの?」
激しく揺さぶられた後 
唐突に束の間の終わりがやって来る



(D)
2度、3度と繰り返された惨劇の後
少年は命を乞う
奴らの一人が言った



「・・・・・・・」
(語り)
そして奴らの怒号が上がる



(セリフ)
今までありがとう
大好きなmamma papa
だけどごめんね
僕は・・・僕は・・・



(語り)
恐怖は人を狂わせる
軽々と向こう側へ人を運ぶ
血濡れのナイフに刺さるmamma
柔らかな胸に吸い込まれたナイフ
優しい瞳をしたmammaは少年の手を包み込んでいた
それを満足そうに奴らはみていた



(E)
呆然と座り込む少年
奴らは荒らしつくした我が家を後に出て行く
この家に残されたのは 2つの死体と一人のvendicatore
(E)
両親の小さな願いは叶った
母親は死の間際に思った「どうかあの子に幸せ(Felice)を・・・」
しかし未来(あす)は知っている 彼の幸せは終ってしまったのだと



(語り)
数日後、村から少年は姿を消す



そして月日は流れ彼の復讐劇の幕が開く



Una tragedia(悲劇)
La Sorte(運命)
vendicatore(復讐者)



(セリフ)
「みつけたぞ。まずは奴らの・・・。」