彼女の夢


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彼女の夢




「私は毎日あの人に会いに往くの
私以外には誰も来なくなったけどいいわ
私は貴方が好きなのだから…」



私達の楽園 → 其処は私達がいる世界
辺境の村には二人の恋人 → 其処には私達が



朝焼けが照らす道...朝日が私達を導く…
貴方の眠る場所...愛が私を焦れさせる…



「嗚呼...私の愛しい――」



僕達の楽園 → 其処は僕達がいる世界
辺境の村には二人の思い人 → 其処には僕達が



彼女の濡れた道...愛が僕達を導く…
君の眠る秘所...望が僕を焦らせる…



「嗚呼…僕の愛しい――」



「私は幸せよ...こんなにも優しい彼が一緒に居てくれるから…
嗚呼...私は彼ともっと一緒にいたい...どうすればいいのかしら…
そうダ...彼はワタシノモノニナッテモラオウ…!」



私の楽園 → 其処は貴方がいる世界
荒れ果てた野には一つの石 → 其処には貴方が



夕焼けが照らす道...夕日が私を導く…
貴方の眠る墓所...腐臭が私を遠ざける…



「ネェ...貴方ハ変ワッテシマッタノ?」



私の楽園 → 其処はワタシのいない世界
辺境の村には一人の娘 → 其処にはワタシが



月光が照らす道...月が私を導く…
貴方の眠る墓所...思い出が私を急がせる…



「ネェ...私ハ変ワッテシマッタノ?」 




「とある辺境の村でとても奇怪な出来事が起きた…
それは一人の男に始まり...男の家族...友人...強いては村人ほぼ全員が殺されてしまったという…
我々は...その奇怪な事件の真相を知る為辺境の村へと出向いた…」



緋色に染まる道...血が我々を導く…
彼女のいる場所...危機が我々を急がせる…



世界の楽園 → 其処はワタシのいない世界 
朽ち果てた大地にはたくさんの石 → 其処には私達が



「我々は...唯一生き残っていた『彼女』が村人を殺したのだと悟った…
彼女の眼は恐ろしく...数多の戦争を生き抜いた武士までもが恐怖した…
我々が到着した頃には既に...彼女は...コワレテいたのだ…
悲しげな表情(カオ)をした彼女は言った…」



「アナタタチモ――オナジナノ?」





「ワタシハマイニチアノヒトニアエルノ
コナクナッタ人タチモそこにハイタワ
私はイマ...とても幸セよ……」