イザナギは笑う


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(語り)
死とは不思議なものだ
誰もが未だ経験せず
誰もが其の場所に向かっている

それはいわば樹木のようなものといえるかもしれない
その根は誕生
その幹は生
その枝は死の種類

枝は天に向かって伸びるだろう?
天と死は表と裏
貴方はどの枝に向かっているのか

この瞬間すら私は私の死に方の選択を迫られているのかもしれない

さぁ 私は黄泉比良坂(よもつひらさか)で貴方を待とう

(A)
産み落された 現実へ
意識は白く 呼ぶ声に
すがり抱くは 愛情か?
光に闇は 包まれた

(A)
時に悪夢(ゆめ)は 現実へ
共存するは 災厄と
残酷までに 柔い肌
闇は誰をも 支配した

(B)
やがて人は恋に落ちる
かくも甘き妖艶な美酒(さけ)

酔いに醒めれば 涙を落とし
狂えるほど 壊れて


(語り)
時間 場所 人
だれもこの法則を覆すことは出来はしない


なればこそ

人は自分に狂い
生を観る



(A)
今宵謡うは 永遠歌
人と人とを 結びつけ
こうして人は 人を産む
不幸で膨らむ この世界

(B)
その日男も女も愛を謡う
軋む肉は爛れて
(B)
悦楽の海で 泳ぐ二人は
罪と罰をそだてて

(サビ)
閉ざされた闇の向こうに
果て無き希望を夢見る

妄想の果てにたどり着く場所は
恋焦がれている黄泉比良坂

(C)
年老い 人は 来るべきものを待つ
長く 短い 歩みをとめる時
君の 傍に やってくるだろう
どんな 顔を 見せるイザナギか



(語り)
最後の瞬間 人は空を見るという
だがそこは何も見えない

それは闇かもしれない

光を探し歩いても
闇に溺れ死んで行く

幸せになれるはずなどない

そう、幸せなんてどこにもあるはずはないのだから


そう、不幸もだれの身にも降りかかりはしない

あるのは
ただ・・・ただ・・・現実

今見える空は黒・・・

それは闇


貴方が見る空は何色なのか?