星河の英雄


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黒金き鎧を纏い 純白き聖戦を行う
白銀き刃を翳し 漆黒き託宣に従う――

『断罪と 飾り立て 牙を剥く 神の加護
 抗いし 愚者達は 鬼籍へと 沈めよう
 真実は 時として 何よりも 愚かしく
 脆弱な 虚構さえ 羽撃ける 翼と成る』ならば...

争い絶えず...血を流し...憎しみ渦巻くこの世界に...
灯る星々は...誰が為に...正義を掲げ他を屠るのか...

屍に群がって 五臓六腑を貪る様な
 狂気の沙汰を繰り返す 嗚呼...悪魔はどちらだ?
  疑問を幾つ抱いても 解答は何一つ 出せない...侭...

『血に濡れた戦場を 進め大いなる翼よ
 散り逝く弱者を 遥かに見下ろし 勝利の戦場を唯翔けろ』...嗚呼――
誰もが等しく平和を望み されど何故に争う?
かつて輝いた英雄さえ 解答は出せぬまま...

「誰が悪で何が正義だ?」

――この世界を夜空と喩うならば、遍く生命は星屑...
   希望と絶望に揺れる幾千の星斗は問い掛ける...
   この世界に正義は在るのか?排除すべき悪とは何か?
   英雄の苦悩は誰の理解も得ぬ侭、彼の闇は影を深めるばかりだ...

私は...誰かを愛せるだろうか?
 誰かを殺めた両腕に...
愛する...女性をも抱けるだろうか?
 疑問を抱けど解答は...

英雄を誘う 淡き音色...哀しき歌声に導かれ...

『運命ノ邂逅』――

しなやかに音を弾く 君は何故に嘆く?
 私の胸は何故に 熱い鼓動に揺れるのだろう?
  偶然を掻き集めて 運命と偽ってでも...
   愛の意味を知りたいから 私は君に逢いたい

――其の出会いは彼に一つの可能性を提示し、彼女に一つの希望を与えた
   そして、時間と逢瀬が育む大地の上には、やがて一厘の愛が咲くだろう...

或る冬の夜の事...悪夢に怯え目覚めた...
 私を優しく抱いた 君のぬくもりが嬉しかった
星の無い夜の事...凶夢に叫び目覚めた...
 貴方は泣いているから 私のぬくもりを分ちたかった だから――

静寂に身を委ね...握り締めた拳に 触れる両手のぬくもり...其れが何よりも嬉しかった...
静寂に身を委ね...包み込んだ両手で 触れる拳のぬくもり...其れが何よりも嬉しかった...

廻る星が 導く侭 重なる二人の旋律
奏でられた 其の翼は 遥か高き大空へと翔け上がる
誰もが愛する誰かの為に 総てを賭して戦う
愛は正義と悪さえも 超える翼と成る

――喩え戦争と云う名の時の流れが二人を裂こうとも...
   愛し合う二人が互いを想い続ける限り、其の絆は星々を繋ぐ懸橋となり...
   彼の剣は、新たなる星の未来を覆う暗雲を払う、希望となるだろう...

穢れ無き 愛情が 運命を分つ
 燃え盛る 痛みに 惑いながらも
  足取りは強く家路を刻む...

壁を這う血の蛇...遠ざかるあの日々...
 護るべき家族へ 伸ばす手はもう...届かない...

家路は...遠く彼方へ沈み...