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魔理沙は大変な「覇王翔吼拳」を盗まざるを得ない」(2010/03/18 (木) 11:19:44) の最新版変更点

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**魔理沙は大変な「覇王翔吼拳」を盗まざるを得ない ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) [[パロロワ]] [[ニコニコ動画バトルロワイアル]] [[第八十三話⇔第八十四話]] [[第八十四話⇔第八十五話]] [[盗んでいきましたシリーズ]] [[覇王翔吼拳を使わざるを得ない]] ---- 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」 「虎煌拳を連射せざるを得ない!」 魔理沙の放つ星屑とレーザーの弾幕と、お覇王の放つ虎煌拳の弾幕によって 草原はどんどん地表をむき出しの状態へと変わっていく。 「環境破壊と言わざるを得ない」 「随分と余裕だな、調子に乗ってると痛い目見るぜ!」 魔理沙の弾幕は、虎煌拳を数で圧倒している。 しかし、虎煌拳はその全てを貫き魔理沙に迫る。 「こんな単調な弾で、私に当てられると思うなよ!」 回避しながら魔理沙も弾幕で対抗する。 だが、その攻撃のほとんどは、虎煌拳によって打ち消される。 制限は、複雑な弾幕形勢を作ることを許さない。 今の攻撃も、ノンディレクショナルレーザーを弱く、更に一方向のみに限定したような弾幕。 弾幕はパワー、を信条とする魔理沙にとって、悲しいほどに弱弱しい。 ミニ八卦炉も何も無い現状では、これ以上の弾幕の形成は、長期戦を不可能にする。 パワー負けするなら、どこかで一発デカイのを当てるチャンスを待つだけ。 (アイツだって、そのうち隙が出来るはずだぜ) 虎煌拳の連射によって、お覇王は疲労を感じていた。 彼もまた、制限を受けている。 だが、武装を必要としない彼は、今の状態こそがこの世界のベスト。 同じパワー系である以上、ベストな状態のお覇王に魔理沙が火力で勝てる道理は無い。 だが、火力が勝敗を決めるわけではないことを、お覇王は知っている。 あのパンサーも疲れているはずだが、このまま長引けばどちらが不利になるかわからない。 一気に決めるにも、魔理沙の弾幕は気を溜める時間を許さない。 (覇王翔吼拳を使う暇が無いと言わざるを得ない) しかし、このまま長期戦に持ち込んで、押し切れる保証も無い。 ならば!お覇王は走った。 「なに!?」 お覇王の弾幕が止まり、魔理沙の弾幕を回避しながら、お覇王が迫る。 「はっ、カスり避けとはやるじゃねえか!!」 胴着を掠めながら肉薄するお覇王。 (接近戦って奴か。これ以上近づかれるわけには行かないぜ!!) この距離なら外さない。魔理沙は、野太いレーザーをお覇王に叩き込む。 (くそ、予想より太くないな。だが!) 「飛燕疾風脚!!」 マスタースパークに遠く及ばない太さのレーザーを、お覇王は飛び蹴りで避ける。 「なっ、ぶぐえぁ!!」 蹴りは魔理沙の顔面を捉え、後方に大きく吹き飛ばす。 (畜生、いてぇ!!鼻が折れちまったかもしれない) だが、今は決闘の最中。そんなことを気にしてれば負ける。 (そもそも、折れて目立つほど高い鼻じゃないしな) すぐさま立ち上がる魔理沙。 「あ……く、そ……!」 だが、すでに巨大な気弾が目の前に迫ってきており…… 「覇王翔吼拳!!」 すぐさま気を練り、覇王翔吼拳を放つ。 殺すつもりは無いので、覇王翔吼拳の威力も抑えた。 「もし死んだら、謝罪せざるを得ない」 だが、このパンサーは強い。これぐらいしなければ死ぬのは自分だと感じていた。 覇王翔吼拳はまっすぐとパンサーに飛んでいき、直撃する。 ―――その、ほんの手前で、覇王翔吼拳が消滅してしまった。 「!?」 吹き飛ぶパンサー。しかし、ダメージはあまり無いように見える。 「驚かざるを得ない」 何が起こったのか。しかし、こうなっては仕方ない。 「本気を出さざるを得ない」 本気の覇王翔吼拳。間違いなく殺さざるを得ない。 (残念ながら……手を汚さざるを得ない!) 気を練りながら、雑念を消していく。 「いてて……ストレス解消どころじゃないかもな」 策はなんとか成功して、直撃は避けられた。 だが、既に相手は気を集中している。 気を使う程度の能力。紅魔館の変な中国と同じ力だ。 今度は今のより、明らかに強いのを放つつもりらしい。 「ちっ、こうなったら全力だ」 しかし、ミニ八卦炉が無いから、マスタースパークは使えない。 さっき逃れた方法も、今度は威力不足だろう。 (さて、どうするかな……ん?) 手元に何か転がってる。 支給品の容器だった。ディパックから零れたらしい。 (よっし、これでやってみるか) 思いついた行動を実行に移す。 「覇王翔吼拳!!」 先ほどとは比べ物にならない、巨大な気弾が飛んでくる。 「くらえ、覇王野郎!これが私のマスタースパークだぜ!!」 それに対して、容器を覇王翔吼拳へと蹴っ飛ばす。 全然マスタースパークじゃないけど、魔力はそれくらい篭めた。 覇王翔吼拳に吸い込まれるように、魔力に包まれた容器がぶつかる。 「なんだと!?」 覇王翔吼拳の中心に大穴が開いた。 ドーナツのようになった穴から、砕けた容器らしきものが燃え尽きるのが見えた。 だが、問題ないと言わざるを得ない。 なぜなら、覇王翔吼拳はドーナツになろうと止まらず進む。 だが、俺の予想は凌駕されたと思わざるを得ない。 穴から見える光景……パンサーが走ってくる。 「うおりゃああああああ!!」 そのまま曲芸のように、覇王翔吼拳の穴を潜り抜けた。 「迎撃を……しまった!」 全力で覇王翔吼拳を撃った反動か、体を自由に動かせない。 かなり近づいたパンサーが構える。 その構えには見覚えがある。 硬直した自分が、今まさに解こうとしている構え。 「二回目で、技名も覚えたぜ!!」 「まさか!」 その構えから放たれるであろう気弾、それこそ極限流奥義! 「覇王翔吼拳!!」 吹っ飛ばした。 目の前がぼやけて見えないが、間違いなく撃てたはずだ。 「くそ、ほとんど使い切っちまった……」 大の字に倒れる。 魔力切れ。かなり激しく消費した。 「ははっ、しかし……意外とうまく行ったなぁ……」 「たしかに、驚嘆せざるを得ない」 …………………マジかよ。 こちらに近づく足跡。空しか映らない視界に 「紙一重の勝利だったと言わざるを得ない」 吹っ飛ばしたはずの男が入ってきた。 「……あー、なるほど。私と同じ方法か」 「覇王翔吼拳は、覇王翔吼拳で相殺せざるを得ない」 覇王翔吼拳を食らったとき、見よう見まねで真似してみた。 もちろん、気なんて使えないから魔力でそれっぽくしただけ。 それでも、近距離で撃てばノンディクショナルレーザー以上の破壊力。 そう思ってぶっ放したんだが……本家本元は、対処法も当然心得てるようだ。 「もう動けねぇ……殺るならさっさとしやがれってんだ」 あんまり痛いのはかんべんしてくれよ、と目を閉じた。 へへ、なんてな。 どうやら、このまま殺すものと勘違いをしているらしい。 生き残ったパンサーに、わざわざトドメを刺すなど、腐ったことは出来ない。 「俺は……なに!?」 殺気!?俺は振り向き様に虎煌拳を撃つ。 弾を相殺。しかし同様に光弾が向かってくる。 「オラッ!!」 パンサーが、レーザーで光弾を撃ち貫く。 レーザーはそのまま、化物に直撃し悲鳴が上がる。 パンサーは力尽きたのではなかったのか? 「畜生、最後のとっておきだったのに……」 どうやら、隙を突こうとしていたらしい。 油断ならないと言わざるを得ない。 が、勝利を捨ててまで、助けてくれたことに感謝をせざるを得ない。 「なんだよ、こいつら……あ、生きてたのか?」 なにやらこの敵に心当たりがあるらしい。 逃げ出す化物の姿を見る。紫色の体に緑の眼。足はクラゲのよう。 「どう見ても化物と思わざるを得ない」 こちらをケラケラ笑っている。 不快と言わざるを得ない。 「さっきの容器に入ってた。覇王翔吼拳で吹っ飛んだと思ったんだがな」 覇王翔吼拳に投げた容器か。しかし、こんな大きさの生き物が入るのか? そこへ、目玉だけの小さな化物が現れた。 「これならば、入るか……なんだ?」 小さな化物の体から、もう一匹同じ化物が生まれる。 「増殖していると思わざるを得ない」 しかし、警戒しているのか襲ってこない。 こちらも体力が僅か。慎重にいかねばやられる。 ビ~ビャラリ~ 不快な音が聞こえ、音がする方向に注意を向ける。 そこには逃げ出したと思ったケラケラ笑う化物。 「げっ、あの笛は!?」 パンサーは何やら驚愕している。 何を、と思うと同時に、どこからか大きな竜巻が二つも出現した。 その竜巻の一つが、笛を吹いていた化物に直撃し……細切れになった。 「ええええ!!?嘘だろ、さっきはあんな……」 「避けざるを得ない!」 パンサーを担ぎ、竜巻の進行方向から離れる。 二匹の目玉は、先ほどの惨状に怯えたのか、それぞれ違う方角に逃げる。 そのうちの一匹の進む先に、お覇王の支給品が落ちている。 (パンサーの覇王翔吼拳を食らった時に落ちたのか?) そこにあるのは億千万の思い出。使い方もわからない支給品だった 目玉の一体が激突する。 視界に、妙な景色が浮かぶ。否、視界とは別に、何かが見えるというべきか。 脳に直接映すような……そんな感覚だろうか。 「うわ、な、なんだよこりゃ?」 どうやらパンサーにも見えるようだ。 なにやら、茶髪の小学生が画面を見つめ、神妙な顔をしている。 『デ、デジモン!?』 画面に卵が映っていると言わざるを得ない。 その卵が割れ、中から覗く目は、間違いなく先ほどの化物 『hello!!』 その化物の言葉が画面に出現すると同時に場面が飛ぶ。 先ほどのケラケラ笑う化物と、恐竜と甲虫の化物が戦っている。 笑う化物が姿を変える。成長したと言わざるを得ない。 『進化中に攻撃!?』 恐竜と甲虫が、同様に姿を変えようとしている隙に攻撃している。 なんとなくルール違反と感じざるを得ない。 次の光景には、恐怖を禁じ得ない。 おそらく、あの化物が更に姿を変えたと思われる化物の群れ。 百や千では効かない、まさに億千万の群れ。 それに挑み、今まさに敗れそうな、竜の化身、狼の化身。 「頑張れと言わざるを得ない!」 「そうだ!負けるんじゃねー!」 俺達の声援が届いたとは思えないが、そこに人影が二つ。 『来たよ……俺たちも来たんだよ!』 小学生のようだが、明らかに救援に来たと思わざるを得ない。 危険を顧みず、死地に飛び込むとは、勇気と友情の化身と尊敬せざるを得ない。 黒い化物に覆われた空間に光が差し込む。 『ウォーグレイモンと……』『メタルガルルモンが……』 竜の化身と狼の化身の体が輝き、一つへと交わる。 その姿は、つい先ほど見た記憶があり…… 「オヤジではなかったと、言わざるを得ない」 現実に戻る。 長い時間映画を見ていたような気分であったが 実際は刹那にも満たない白昼夢であったらしい。 億千万の思い出にぶつかった化物は竜巻に巻き込まれ しかし、先ほどのように細切れにはならなかった。 「どういうことだ?」 もう一つの竜巻は、草原を抉りながら、南側の山々に向かって飛んでいく。 クラゲの化物を巻き込んだ竜巻も、北方へと消えていく。 巻き込まれなかったクラゲも、どこに行ったのか定かではない。 「逃げられたと言わざるを得ない」 恐ろしい化物へと成長するであろう存在を、仕留められなかったことを後悔する。 ドン……と音を立て、お覇王は大の字に倒れる。 「お、アンタも限界か?」 「肯定せざるを得ない」 虎煌拳と覇王翔吼拳の乱発で、お覇王の疲労を限界に達していた。 「先ほどの二人がオヤジとユリというのは、勘違いと言わざるを得ない」 「知ってるよ。……もしかしたら私も勘違いしてたかもしれねーけどな」 さっきの映像からして、どっちかというと正義の味方って奴みたいだしな。 よく考えなくても、おはぎを選んだのは魔理沙。 勘違いも何も無いのだが、その辺を気にしないのが魔理沙である。 「パンサー、お前の名を聞かざるを得ない」 「ぱ、パンサー?変な呼び方すんな。魔理沙だ、霧雨魔理沙」 「そうか、俺の名はリョウ・サカザキ。悪漢を追っていった仲間を待っていた」 先ほどの戦士と少女は無事に逃げられたか、考えていた。 「イチローと合流していれば良いと思わざるを得ない」 友がどうなったのか、知る由も無いお覇王、リョウ・サカザキは三人の無事を祈る。 「しかし、参ったな。あのクラゲを追わないと大変そうだぜ」 魔理沙の計算では、ついでに中のクラゲも吹っ飛ぶはずだった。 あれの始末はつけないといけないが、どこに行ったのか見当もつかない。 「眠る前に、名簿を確認せざるを得ない」 「名簿?」 放送を聞いてない魔理沙は何のことかわからない。 リョウの取り出した名簿を借りる。 「うわ、知り合いだらけだぜ」 こんなにいるとは思わなかった。まあ、霊夢がいるならどうにかなるだろう。 アリスとか、異変が解決するまでおとなしくしてればいいけどな。 「リョウ、お前のオヤジとユリってのは?」 「それどころか、知り合いもいなかったと言わざるを得ない」 仲間というのは、こっちについてから知り合ったイチローという男だという。 「変な悪魔を倒そうって奴らで潰しあってちゃ笑い話だなぁ」 全面的に魔理沙のせいのように思えるが、これもまた、気にしないのが魔ry 「それにしても……先ほどの覇王翔吼拳、見事と言わざるを得ない」 「私は泥棒なんでな。それに、気じゃなくて魔力で作った紛い物だしな」 泥棒と名乗る魔理沙に驚く。だが、たしかに覇王翔吼拳を盗まれたとも言える。 「でも結構気に入ったぜ。絶対に使いこなせるようにしてやるよ」 なんという向上心か。俺も見習わざるを得ない。 くらっと意識が暗転する。 「どうやら眠らざるを得ない」 「あー、寝ちまおうぜ。難しいことは回復したら考えようぜー」 荒地と化した草原に眠る男女。 ほぼ対極の方角で、同様に眠っていた奴のことなど、二人は知らない。 この両者の違いは大きい。 片方は、ゲームに乗り、対主催の魔王ともいえる存在を葬った。 対してこちらは、ゲームに乗らず、殺戮を呼ぶ悪魔を逃がしてしまった。 これが、今後どういった事態を呼ぶのかはわからない。 正義も悪も、この世界では、何がどんな方向へ事態を運ぶかなど、わからないのだから。 クラモンは、空を飛びながら増え続けた。 どうやって遊ぼうか、どうやってイタズラしようか どうやって、あの白い奴に逆襲しようか。 とりあえず、進化することにした。増えて進化していけば いつかアイツにも勝てるだろう。 クラモンは、橋を向かいながら考えていた。 どうやって遊ぼうか、どうやってイタズラしようか どうやって、あの白い奴に逆襲しようか。 とりあえず、増えることにした。ある程度の進化、ある程度の戦力。 全滅しないように、必要なときに進化すればいいのだと。 【E-2 元・草原/一日目・午前】 【お覇王(リョウ・サカザキ)@覇王翔吼拳を使わざるをえない】 [状態]:覇王翔吼拳を使える状況ではない、爆睡せざるを得ない [装備]:必要無いと言わざるを得ない [道具]:支給品一式(水一本消費)、全自動卵割機@サザエさん、億千万の思い出@現実(?) [思考・状況] 基本行動方針:覇王翔吼拳を使わざるをえない 第一行動方針:眠らざるを得ない 第二行動方針:魔理沙の吸収力に驚嘆せざるを得ない 第三行動方針:イチローを待たざるを得ない 第四行動方針:バトルロワイアルを止めざるを得ない 第五行動方針:バイクを探さざるを得ない ※億千万の思い出は、参加者、非参加者様々な思い出が詰まっています。 使用方法の一つに、思い出の関係者が衝撃を与えることで作動することがわかりました。 作動すると、周辺の人々に思い出を見せます。 【霧雨魔理沙@東方project】 [状態]:更に服と腕に裂傷、口の中を軽く怪我、鼻が痛い、魔力大消費、睡眠 [装備]:必要だと言わざるを得ない [道具]:支給品一式、キーボードクラッシャーの音声(の入ったipod)@キーボードクラッシャー、 マント羽根*2@スーパーマリオワールド [思考・状況] 1:色々やばそうだけど、今は寝るぜ 2:覇王翔吼拳を習得せざるを得ない 3:オメガモン、双海亜美は落ち着いて話してからシバく 4:霊夢とか探してみる。アリスも探すか 5:有益な武器かなんかが欲しい 6:異変解決 7:記憶を見れるアイテム(億千万の思い出)を家に持って帰りたいぜ。 ※第一放送を聞き逃しました。 ※名簿は見せてもらいましたが、死亡者は聞いていません。 ※魔理沙版覇王翔吼拳 お覇王の覇王翔吼拳を参考にしてみた。パクリって何? 気を練れないので、魔力でそれっぽく見せてる。 現状では、破壊力は本家より弱く、本家より消耗する模様。 使いこなして、自分の技にオマージュしたいと模索中。 【場所不明/一日目・午前】 クラモンA(竜巻中) [状態]:健康、クルクル [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 1:とにかく進化で勝負 2:遊びたい 3:イタズラしたい 4:オメガモンを殺したい 【E-2 道路 /一日目・午前】 クラモンB(城方向の橋に移動中) [状態]:健康、ピョンピョン [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 1:とにかく数で勝負 2:遊びたい 3:イタズラしたい 4:オメガモンを殺したい ※クラモンAはどこに出現するかは書き手の判断に任せます。 ※クラモン 首輪がついていないポケモン同様の存在です。 違うのは、参加者に従わず、主催者にも従わず、暴れまくること。 クラモンAは、とにかくインフェルモンまでの進化を目指します。 クラモンBは、ケラモン5匹の軍団を作ることを目指します。 どちらかが全滅した場合、片方がディアボロモンへ進化できるようになります。 どの段階でも退化はできません。 進化には最大数の半分が必要。(二手に分かれているため増えられる限界) 最大数20匹→10匹→5匹→2匹→1匹。(現状、ディアボロモンには進化できない) クラモンなら10体、クリサリモンは2~3体で進化できる。 ワープ進化は最大数必要のため、現状不可能。 増殖速度は進化するほど遅くなる。インフェルモンは少なくとも2時間以上かかる。 ※笛@スーパーマリオブラザーズ3 はE-2の魔理沙達の近くに転がっています。   故障したため、二つの竜巻が出現するようになりました。片方は従来の効果ですが、もう一つは中に入った全てを細切れにします。 良く見れば見分けはつきますが、避けるのは困難です。 |sm83:[[STORM]]|[[時系列順>第二回放送までの本編SS]]|sm85:[[解呪/Disenchant]]| |sm83:[[STORM]]|[[投下順>51~100]]|sm85:[[解呪/Disenchant]]| |sm80:[[私が弾幕を始めた理由]]|お覇王|sm108:[[ヒゲ☆パチ]]| |sm80:[[私が弾幕を始めた理由]]|霧雨魔理沙|sm108:[[ヒゲ☆パチ]]| | |クラモンA|sm98:[[Neo Dark Ruler]]| | |クラモンB|sm92:[[才能の無駄遣い]]| ----

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