「両手に花  Flowers of the abyss」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

両手に花  Flowers of the abyss」(2010/03/18 (木) 11:26:17) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

                _,,,,,、----,―――--、_            .,,,―''"^    ,,/::::::::::::::::::::::::::::::`゙'''ー-,,         _,-::'^::::"":::::::::::"""^:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;、-''''''"`''-、       ,/゙:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/゛       `i、,      ,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;/            i、       i:::::::::::::::::::::_;;;;;;_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i               l      'i、:::::::::::::::/   `i、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i,            ,i       `i、,::::::::'i、   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'i            ,i         '''-;;;_`-''゙::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\       ,,/            `'''―;;;;;;_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_;;.".'=―''"^               |   ̄^"""'''''''''''"""^ ̄|               .|      ,,_   _,  .|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               |   *  "゚'` {"゚`   | <  1UPしてみないか?               .|         ,__''_    |   \_______              |         ー     l                l,              /                \          _,,/                  `'''''――――'''`
**両手に花  Flowers of the abyss ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) [[パロロワ]] [[ニコニコ動画バトルロワイアル]] [[第百一話⇔第百二話]] [[第百二話⇔第百三話]] ---- 「単刀直入に言うわ。私と組む気は無い、竜宮レナ?」 「…………」 正直言って意外な申し入れだった。 宇宙人打倒の協力者を探している私にとっては、渡りに船の話である。 だが、その得体の知れない美女の目的も、名前すらも私には明らかではない。 その状況下で、考えもなくはいと言えるはずが無い。 「……まあいきなり協力しようなんて言われて、はいとは言えないものね。  ちゃんと話すわ、一からね」 目の前の美女は、何か目的が在って私と組みたいということらしい。 理由というのが何かは知らない。見る限り敵意は恐らく無い……。 だが、得体の知れないものを感じてしまう。怪しい、怪しくてしょうがない。 「さて……、まああなたも私のことは知ってるでしょうから自己紹介は無しでいいわね」 「…ちょっと待ってください」 「あら……?」 「私があなたのことを知っているだって、一体どういうことです?」 思わず息が荒くなる。 何故、何故目の前のこいつと私が知り合いなのか!? それは最初から感じていた違和感、"何故こんなにあいつは馴れ馴れしいのか" 「……ちょっと待って、何かおかしいわね。……竜宮レナ、私の名前が分かる?」 「……私はあなたのことはまったく知らないです」 「そうか、さっきから変だとは思ってたんだけどね。だとしたらあいつら…………」 "あいつら"とはいったい何のことだろうか。 この得体の知れない女は、一体私の何を知っているッ……! 「……まあいいわ。その表情だとあなたももう気付いていると思うけど、私は竜宮レナ、あなたを知っている。  ……でも竜宮レナ、あなたは私、八意永琳のことを知らない、そういうことかしら?」 八意永琳、だと……。 「やごころ……、えいりん…………?」 「そう。月の頭脳、八意永琳よ」 何故こいつが私を知っていて、妙に馴れ馴れしいのかが分かった。 それは目の前の女が、宇宙人だったからだ。 私のことを知っている理由は明白、大方鷹野さんのスクラップ帳のことだろう。 恐らく……、この女の目的はスクラップ帳と陰謀の隠蔽と言った所だろう。 私との協力と言うのは名ばかりで、私のことを尋問して本当に知らないのか問い詰めたかったに違いない。 この女の態度からして確証は無いのだろうが、候補に入っている以上、虱潰しにするといった所か。 ならばこの場にいる意味は無い、目の前の宇宙人を叩き潰す。 左手脇に抱えていた鉄塊鉈を両手に持ち直し、目の前の宇宙人目掛けて水平に振りぬく。 そこには真っ二つの椅子と、巻き込まれたバスタオルだけが絡み付いている。 鉄塊鉈が引き裂いた家の壁には、倒すべき目標はそこにいなかった。 「……交渉決裂かしら。それにしても酷いわね」 「……お前ら宇宙人と交渉の余地など最初から無い、失せろ!」 「消えろと言われても、先に居たのは私なんだけどね」 一々うるさい女だ。一撃で仕留められなかったのは痛いが、今ここで叩き潰してやる。 私は鉄塊鉈を再び宇宙人の女目掛けて逆に振りぬくが、目の前の女は剣を鉈に当てると、下に叩き落としてしまう。 「武器に振り回されるなんて、情けないわね」 「う、煩い!」 人にアドバイスとは、どれだけ余裕ぶっているのか。 その余裕、私が叩き潰してやる。 いったん私は後ろに下がると、鉄塊鉈を振りかぶる。 そして振りかぶった鉄塊鉈を振り下ろすと見せ掛け、正面に引き戻した鉈でそのまま突撃を仕掛ける。 だがそれさえも見越していた様子の女は、剣で鉈の方向を逸らせ、逆に私に向かって当身を仕掛けてきた。 当身をクリーンヒットで食らった私は、武器ごと壁に吹き飛ばされる。 「やっぱり、何かおかしいわね……」 「一体、何がおかしいッ……!!!」 目の前の宇宙人は私に剣の切っ先を喉に突きつけると、突然私に向かって会話を始める。 「私の知る貴方はこんなに攻撃的では無かったはずなのだけれど……。  かぁいいかぁいい、お持ち帰り~なんて言っていた、優しい女の子だと思ったんだけどね」 「私は私だ、貴様の印象なんて知ったこと無いッ!!!」 私は手が切れるのも構わず、喉元に突きつけられた切っ先を手で吹き飛ばす。 手が深く切れたが気にしていられない。そのまま女目掛けて当身のお返しをする。 「なるほど、妙に攻撃的なのは、もしかしてそういうことかしら……」 「一体何が言いたい! はぐらかしてないで答えろ」 「雛身沢症候群って分かるかしら? きっと分からないだろうけどね」 「答えになってない! 雛身沢症候群とは一体何だ!」 「予想通りの答え、どうもありがとう」 何が言いたい……まるで答えになっていない。 この女は、私の何をどこまで知っているッ……!!! 「このまま貴方を殺してもいいのだけれど、放って置いたほうが私には楽になりそうだし、放っておくわ。  それじゃあね、二度と会わないことを祈ってるわ、竜宮レナ」 目の前の女は素早く荷物を回収すると、窓を破って外へと逃げてしまった。 私はあわてて追いかけようとするものの、窓に鉄塊鉈が引っかかってしまい、一手遅れる羽目になる。 糞ッ……、宇宙人を倒すチャンスだったのに……。 ……だが、私の行動は決して無駄ではなかったと言えるだろう。 なぜならあの宇宙人の女、八意永琳が漏らしていたキーワード"雛身沢症候群"。 つまりこの誘拐事件と雛身沢は無関係ではない。オヤシロ様の祟りと何らかの関係性があるのだろう。 それが何であるのかあの女は漏らさなかったが、捕まえて尋問すればやつらの目的にたどり着けるだろう。 見てろ、余裕をこいて私を生かしたことを後悔させてやる。私には頼もしい仲間がいるんだ。 このことを外山さんとキバさんに話して、今度こそ全てを吐かせてやるッ……! 「同志キバ、私はあの龍の正体を確かめてくる。同志妹は任せたぞ」 「外山さん、それじゃ俺達はレナとの合流地点に向かってます」 危なかった。ちょっと強引だったかなとは思いつつ、ふるふると首を振りながら俯いたらあっさり騙された様だ。 だが外山恒一があの塔で余計なものや余計なことを聞いてきたなら、その時は始末しなければいけないだろう。 となると、隣のお人よし男をどうするかだ。 あの化け物を追い払うあたり、機転も聞き、それなりの強さを持っている。 今ここでこの男の首を刎ねるのは簡単だが、その後にあの化け物に再び襲われては堪らない。 ならばレナと言う女とこのキバと言う男を懐柔するのが良いだろう。 最高のパターンとしては、外山が塔で野垂れ死んでくれるのが良いだろう。 「それじゃ、この中で休もうか」 「……うん」 合流地点らしい場所の近くに民家が入ったので、私達はそこで休憩をとることにしたのだ。 ふかふかのベッドに陣取った後、私はだんまりを決めこむ。 今のところ私は愛しの兄を失った可哀相な妹という役回りだ。ならば相手が気を悪くして取り持ってくれるのが理想。 同情の気持ちを最大限利用して、相手に疑うと言う気持ちを無くさせるのだ。 ……だが、目の前の男はチラチラとこっちを見るけれど、気に留めている様子は無い。 なんて気が回らなくて、つまらない男なんだろう。 さすがにこの間の悪さには耐えられないので、しょうがなく私から話しかけてやることにした。 「……ねえ、キバ君」 「ん? 妹ちゃんどうしたの?」 「つまんない、何か話してよ」 「え、えーっと……」 「何も面白い話ないの?」 「え、いやまあ、面白いっていうか変な話なら一杯あるんだけど……」 「それでいいから、話してよ」 「それじゃあ話すけど、本当に変な話だからね。諸葛孔明を気取っている、鬼畜で最低でムカつく変な友人の話だ」 キバ君が話してくれた友人というのは、同じ学校の友人のことらしい。 その友人とはいつの間にか友人だったらしく、腐れ縁で一緒につるんでいたのだとか。 それからは色々と悲惨だったらしい。友人の思いつきでキバ君は色々なことをやらされたそうだ。 その際たるものが改造マリオをプレイさせることらしくて、余りの難しさに神経が何本も切れたそうな目にあったそうな。 それでも友人のニヤニヤした見下す笑いが嫌で堪らないので、根性を発揮してクリアしたというらしい。 キバ君は、改造マリオやその他色々なことをやらされたり働かされたり色々悲惨な目に合わされてるが、それ乗り越えて鬼畜な友人のハナを何度もあかしてやったらしい。 キバ君によると、その友人のハナを明かしてやることがカ・イ・カ・ンだとか。 何やら、似たような話をどっかでよく聞いていたような気がする。とても他人事とは思えない。 そのもやもやとしたものをはっきりさせるため、キバ君に質問してみた。 「ねえ、なんでキバ君はその友達と遊ぶの? いつもいつも酷い目に合わされてるだけじゃない?」 「んー、なんていうかね。そういうのじゃないのよ。あいつとは友人であるのが自然で、あいつ抜きの生活は考えられないっていうか……」 「……キバ君って、もしかして虐められるのが好き?」 「どどどどMじゃないわい!!!!!」 顔を真っ赤にして必死に反論するキバ君の顔がおかしい。 余りにおかしいので、声を出して笑ってしまった。 「キバ君のどM~、将来は鬼嫁に虐められるタイプだね!」 「ぼぼぼくはどっちかって言うと虐めるほうが好きなんだ! そうなんだよ!  人の悔しい顔を見るのが大好きなんだよう!」 「必死に反論するあたり、怪しい~」 キバ君はうーうー唸りながら、ドMじゃないドMじゃない、ドMじゃないなんて言っている。 断言する、この人は虐められるのが好きなタイプだ。 そんな感じで、私はキバ君を言葉攻めしながら適当に笑っておいた。 まあ、キバ君はますます扱いやすいタイプだなということが分かっただけでも収穫だった。 「……でも良かった」 「ん、何が良かったのキバ君?」 「妹ちゃんがさ、……その、お兄さんを無くしてふさぎ込んでて可哀相だと思ったからさ。  こうしてまた笑えるようになったみたいで良かった」 「…………」 「あ、ご、ごめん……」 その言葉によって、私の中にあった違和感の芽が芽吹く。 そう、この男に感じていたなにか。 彼の語る友人の話とは、あの我が愛しの兄を振り回すツンデレ女のようではないか。 「……でもさ」 「…………」 「俺はお兄さんの代わりにはなれないけどさ、でも俺は君をお兄さんの代わりに必ず守ってみせる。絶対に守って見せるさ!」 「あ、ありがとう……」 感謝の言葉を俯いて呟く。それは、本心から漏れてしまった言葉。 私にとっては、決して認められない言葉。 私は罪を犯した。 愛しの兄の面影を、目の前の男に重ねると言う暴挙に。 我が愛しの兄が見せる笑顔に、彼が塗りつぶされるその光景を、今はっきりと認識する。 ヤメロ、デテイケ、ここは愛しの兄の居場所だ。 お前のものじゃない、デテイケ!デテイケ! 妹ちゃんを必ず守るなどと、臭い台詞をはいた自分を自分で臭がる。 これなんて自業自得?などと思いつつ、妹ちゃんはまた塞ぎ込んでしまったようだ。 でもまあ、これ以上彼女の心をえぐるわけには行かない。 本人が頑張って、兄の死を乗り越えるのを待つしかないのだ。部外者はいつでも助けられる位置で、黙ってたたずんでいるのがいいのだ。 そういうわけで俺は元のように、外の様子を伺う。 それにしてもレナ遅いなぁ、もう30分どころか軽く一時間は経っているななんて思っていたら、ようやくレナが見えた。 「おーいレナ、こっちこっちー!」 「キバさん!」 レナを民家のほうに招き入れる。 レナの第一声は外山さんのほうではなく、一緒にいる妹ちゃんのようだ。 俺はレナにこれまでの経緯をかくかくしかじかといった具合で話す。 話によればレナも色々っていうか相当な修羅場があったらしい。 あの電波お姉さんの八意永琳と切りあったそうな。っていうか相手バスタオルだったのかよ! 「そっちも、色々あったのか……」 「それは今余り重要なことじゃないわ、重要なのはあの宇宙人の女を追い詰めること」 「いや、俺としてはあの人ともう二度と関わりたくないっていうか……」 「キバさん、あいつは私達の知らない"何か"を知っている。それが私の故郷である雛身沢に関係あることは間違いない  だってあいつは、雛身沢症候群という言葉を確かに漏らしたんだもの」 ほへー、壮大な電波話かと思ったら実は本当だったのか。 正直言うと、レナの言う突拍子の無い電波話にはついていけなかったが、マジで電波なお話が現在進行形で進んでいると。 それで俺たちがやらなきゃいけないことは、八意永琳を追い詰めて話を聞くってことなのね。 「それで話は分かったけど、妹ちゃんはどうする?」 「妹さんはどこか安全なところに預かってもらいましょう。それよりまずは外山さんを迎えに行かないと」 「あ、おいレナ!」 レナは外山さんを迎えに行くとばかり、あの鉄塊の如き鉈を手に走り出してしまった。 「あれ、妹ちゃん。鋏持ってどうしたの?」 「あの、私達もレナさんについていかなきゃって思って!」 「なるほど、それじゃ行こうか!」 俺は妹ちゃんの手を引くと、先行したレナを追走するべく走り出す。 【E-3 町/一日目・昼】 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:右手に切り傷、雛見沢症候群発症気味、首が痒いけど我慢。 [装備]:鉄塊鉈@ひぐらしデイブレイク [道具]:支給品一式 [思考・状況] 1.外山さんを迎えに、E-4の塔へ向かう 2.仲間を集めて、宇宙人(八意永琳)を尋問する 3.仲間の姿をした宇宙人の頭を叩き割る。 4.ゲーム脱出の邪魔をするなら誰でも頭を叩き割る。 5.外山さんとキバさん、妹ちゃんは殺さない…少なくとも、まだ。 6.詩音の姿をした宇宙人を倒した人を探す。 7. 少し、首が痒い。 ※竜宮レナは他の部活メンバーは宇宙人だと確信ました。八意永琳が何か知っているのかだと思っています。 ※時期は大体罪滅し編後半、学校占領直前です。 雛見沢症候群を発症しています。 症状が重くなると、首を掻き毟り死んでしまいます。 レナは宇宙人を倒すために痒いのを我慢し、隠しています。 【友人@自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】 [状態]:全身に軽い切り傷、左肩切り傷 [装備]:リアルメガバスター(270/300)@デッドライジング、メタルブレードのチップ(装着済み) [道具]:支給品一式 、縛られてたロープ(自殺用ロープ@さよなら絶望先生)、PS3(60GB)@現実 [思考・状況] 1.レナを追いかける。 2.キョンの妹を守って見せる! 3.この世界から脱出したい。 4. 宇宙人とかありえない。え、マジで宇宙人? 5.作者に会ったら説明を求めた後ぶん殴る(いないし、関係ないかもと思ってきてます) 6. なんか妙なデジャブが多い。 【キョンの妹@涼宮ハルヒの憂鬱&愛しの兄が振り向かない】 [状態]:多少の疲労、精神的疲労(やや回復) 、頬に軽い切り傷、複雑な気分 [装備]:庭師の鋏@ローゼンメイデン [道具]:なし [思考・状況] 1.どうしよう、このままじゃ塔に…… 2.友人が憎い、殺してやりたい。でも………… 3.もし外山が何か余計なことを言うようなら、友人とレナを騙して外山を殺す 4.あの四人(ティアナ、永井兄弟、水銀燈)から離れるため、西へ移動する。 5.誰かに取り入り、漁夫の利を狙う 6.最終的には優勝し、キョンを生き返らせ、彼と結ばれる。 「……なんとか振り切ったみたいね」 人の気配がしなくなったので、私はその足を止める。 荷物は何とか回収したが、脱ぎ捨てた服は未だあの民家だ。 あの民家にもしレナが張っていたら、とても不味い展開にならないでもない。 まあいい、最悪服はどこかの民家か、死体から回収すればよい。 そして私は人との遭遇を避け、細心の注意を払って移動する。 途中塔の方で大きな龍の影が見えたが、構っている暇は無い……のだが。 おや?目の前には人が倒れている、それも見知った顔が。 こいつは、ゲンドウ軍の古泉一樹か。……さて、どうするか。 レナとの会話から、ニート軍の皆が私と同じように呼ばれているわけではないことは分かった。 恐らく、彼女は時系列からすれば遙か以前、中国大陸に召還される前の彼女なのだろう。 それを考慮に入れればこの古泉一樹が私の知る古泉一樹であるという保証は無い。 ひょっとしたら、私よりもっと先の時系列から召還されている可能性さえある。 「さて、どうしようかしら……」 目の前の男は私から見れば敵であって、それがここに寝転がっているのだからこの場で首を刎ねるのがベストな選択だろう。 だがもし、あの悪魔達が殺し合いを促進させるべく意図的に私達の時系列を弄ったならば? そうなれば、目の前の男と協力するという選択肢もありえる。あのニートはというとゲンドウ軍を吸収したら部下にするwwwなどと抜かしていた。 もしこの男が私よりも先の時系列から招待され、かつニート軍に吸収されているのならば、私の話も理解できるだろう。 猫の手も欲しい私としては、協力者になれる可能性があるなら無碍にするべきではないだろうと判断する。 目の前の男が確かに気絶しているかどうか、軽く顔を踏みつけて確かめる。 だが目覚める様子は一向に無いので、私は近くにあった甲羅や道具を回収した後古泉一樹を背負う。 幸いにもすぐ近くに薬局があり、おまけに竜宮レナもいないようであった。 無事民家に戻ることが出来た私はと言うと、背中の男を地面に投げ捨て、剣を喉元に突きつける。 ディパックも回収したし、この状況下で抗えるほど腕っ節が強くないことは、中国大陸での戦いから学んでいる。 さっきからキョンキョン唸っているし、目覚めるのは時間の問題だろう ……と思ったのだが。 この男、全然目覚める様子なくキョンキョンノキワミ、アッー!などと呟いている。 無視して着替えると言うのは、無防備状態を長く作ると言う意味でリスクが高すぎるので無し。 しかしそうなると、私はこのまま裸で目覚めを待たなくてはいけないのだろうか。 【E-3 町・薬局内部/一日目・昼】 【八意永琳@東方シリーズ&新世紀 東方三国志~ひぐらしの憂鬱~】 [状態]:肩に怪我(処置済み)、精神的疲労大、気分やや改善、全裸 [装備]:王者の剣@DQ3 [道具]:支給品一式*2(食料一食、水一本消費)、ゆめにっき@ゆめにっき、逆刃刀@フタエノキワミ アッー!(るろうに剣心 英語版)     赤甲羅@スーパーマリオシリーズ [思考・状況] 1.古泉一樹に協力を求める、駄目なら殺す。 2.レナは放っておいて、自滅を待つ 2.ニートや皆を探す、必要なら共闘も考える 3.できれば怪我の本格的な治療をしたいが、期待はしない 4.ゆめにっきのことは一旦忘れる 5.ゲームに優勝し、悪魔と取引をして皆が元通りになれることを願う。 【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]:気絶、頭部強打、喉元に剣を突きつけられている [装備]:無し [道具]:無し [思考・状況] 1.キョン君(´Д`;)ハァハァ…ウッ…… 2.優勝して、愛しの彼を生き返らせる。 3.殺し合いにのっていない参加者を優先的に始末。相手が強い場合は撤退や交渉も考える。 4.サトシと一時的に協力。利用価値がなくなりしだい始末する。 5.優勝して「合法的に愛しの彼とニャンニャンできる世界」を願う(ただし、生き返らせることを優先) ※永琳の服は薬局内部に一式揃っているので、着替えようと思えばすぐにでも着替えれます。 |sm101:[[悲しみの向こうへ]]|[[時系列順>第二回放送までの本編SS]]|sm103:[[とかちシスターズ]]| |sm101:[[悲しみの向こうへ]]|[[投下順>101~150]]|sm103:[[とかちシスターズ]]| |sm82:[[ウッドマン?が倒せない]]|竜宮レナ|sm111:[[鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事]]| |sm82:[[ウッドマン?が倒せない]]|友人|sm111:[[鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事]]| |sm82:[[ウッドマン?が倒せない]]|キョンの妹|sm111:[[鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事]]| |sm82:[[ウッドマン?が倒せない]]|八意永琳|sm114:[[Unlocked room]]| |sm94:[[愛媛のジャンク/凡人打開配信(後編)]]|古泉一樹|sm114:[[Unlocked room]]| |sm82:[[ウッドマン?が倒せない]]|外山恒一|sm100:[[奇跡の価値は(前編)]]| ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: