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**後戻りはもう、できない ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) [[パロロワ]] [[ニコニコ動画バトルロワイアル]] [[第百二十八⇔第百二十九話]] [[第百二十九話⇔第百三十話]] ---- 「あ、光が差してるよ!ここを壊せば出られる!」 「わかりました!ちょっと待ってて…」 バコン! 派手な音がして、岩が崩れる。中から現れたのは2人の少女。 「おぉ~!シルバースキンって凄いもんだねぇ~」 日も少しずつ傾きかけてきた頃、魅音と春香の2人はようやく山の内部から抜け出した。 山の内部の神社から繋がる道は、予想していたよりも細く長く続いていて、 出るまでに結構な時間がかかってしまった。 「ふぅ…よかった…やっと外に出れた…」 「途中でトンネルみたいな道になったときはどうなるかと思ったよ~」 「真っ暗だったけど、私たちよく出れたね…」 「きっと、ゲーマーとしての勘が冴えてたんだよ!」 岩山の内部にできた通路は光が全然入らない上に道が下りと登りで別れていた。 それでも無事に出られたのは単に主催者がそう作っただけなのか、運がよかっただけなのか。 しかしはっきりしているのは、どちらの道も"ハズレ"ということだった。 「でも、魅音ちゃん…ここじゃ…」 2人の立っている場所は山の上。さっき、彦麿と別れたあたりに戻っていたのだった。 これでは下に落ちたつかさの場所に行くことができない。 「出られたけど…どっちにしても駄目だったんだね…」 「……」 「下に降りる道が、あんな場所に繋がってなければなぁ…」 2人はどちらの道にも進んだが、最初に選んだ道は何分もかからないうちに行き止まりで、 そこは滝の裏側だった。もう片方の通路は今来た、登りの道。 つかさのことは諦めろと言われているような気がして、春香は悔しさで一杯になる。 「つかさちゃん…!私が、私が助けないといけなかったのに!」 「春香ちゃん…」 そう呟いた時、春香はこらえきれなくて崖に駆け寄っていた。 「魅音ちゃん!私…もう一度下に降りてつかさちゃんを探します!」 「え?…もう一度って!?」 「さっきのように飛び降りるんです!私にはシルバースキンがあるから心配いりません!!」 「ま、待って!ちょっと落ち着こう!さっきまだ間に合うって言ってたなら、つかさちゃんは無事かもしれないんでしょ?今1人になるのは危険だよ!!」 「つかさちゃんだって1人です!行かせて下さい!  それに、つかさちゃんが死んだら、私は・・・ 「落ち着けっていってるでしょ!いいから話を聞きなさい!」 魅音の大声で、辺りがまた無音になる。 「私は…春香ちゃんが飛び降りた後、誰かに落とされて、気がついたらあそこにいたんだ。  そいつはまだこの山のどこかにいるのかは分からないけど…ここらへんは危ないのは知ってる。  だからそんな中で1人で探しに行くなんて、この私が許さないよ。」 「……」 「それに…春香ちゃんまで、いなくなってほしくない…」 春香はしばらくの間沈黙していた。魅音のいうことももっともだ。 しかし、つかさを助けることを諦めるのは、見捨てるということと同じ。 その決意は、すぐにすることはできなかった。 「…放送まで、待っててくれますか…」 「…うん、そうだね。その方がいいかな。もう少し…なんだよね」 せめて、つかさの生死を知ってから。 そう思って、一瞬、死を伝える放送が待ち遠しくなる自分が嫌になった。 「じゃあ、そうと決まればもっとくつろげる場所で休もう!あの岩の影なんか…」 その時、魅音が指を差した方角から、大きな爆発音がする。 「…え?」 続けてもう2,3回同じような音が聞こえる。 「魅音ちゃん…あっちの方向ってまさか…」 「…!!カーくんと、いさじさん?それとも…他の誰かが…」 「行きましょう!」 突然春香が走りだす。 「えぇ!今度はあっち?」 「つかさちゃんも、まだ諦めるつもりはない…けど、今は、襲われている人を助けたい。  …だから私、行くよ!」 「春香ちゃん…よし!おじさんももうひと頑張りするとしますか!」 2人は、何も知らなかった。 あの爆発は、ムスカとエアーマンによるものだということも、 その戦いで1人の英雄は跡形もなく消滅したことも、 同じ頃、谷口が見るも無残に死んでいったことも、 おかしくなったつかさが、洞窟にいる仲間を殺そうとしていることも。 山の神隠しにあっている間もゲームは着実に進んでいた。 2人がどう望んでも、元には戻せないところまで。 【C-3 山道西部/一日目・夕方】 【天海春香@THE IDOLM@STER】 [状態]:左腕欠損(傷口は完治)。軽い疲労。 [装備]:シルバースキン@真赤な誓い、洞爺湖の木刀@銀魂 [道具]:陰陽玉*2@東方project [思考・状況] 基本行動方針:昔の、今の、自分を越える。 1.爆発音がした場所へ行く。 2.みんなを守って見せる 3.その後、塔に行く。 3.同じ事務所のアイドル(やよい、真、亜美)を探したい。 4.殺し合いには乗らない。仲間を守るためには戦う。 5.つかさちゃんを探したい。でも、今は襲われている誰かを助けたい。 ※身体能力が、少し向上しています。本人は気付いていません。 ※ダブル武装錬金については知りません。 ※アイスソードを呪われた魔剣だと認識しています。 【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:頭部裂傷、腰を強打、軽い疲労。 [装備]:SIG P210(残弾8)@MADLAX、鬼狩柳桜@ひぐらしのなく頃に 洩矢諏訪子の帽子@東方project、 [道具]:支給品一式(水一本消費)、ipod@現実、10円玉@現実?、札束(1円札百枚) 、 [思考・状況] 1:爆発音がした場所へ行く。 2:部活の仲間と谷口・カービィの知り合いを探す 3:殺し合いを止める 4:詩音については知り合いを仲間にできたらそのときに話そう 5:詩音のやった事に関しては、何かしら責任を取ろう 6:谷口先輩を説得しないと 7:誰か襲われてる? ※魅音は、わざわざこんな空間を用意して、アイテムを置いておくことを 不自然だと感じています。完全に勘で、根拠もありません。 ※山頂の内部空間に、古手神社と博麗神社が破壊されて放置されていました。  そこから続く道は滝の裏側の洞窟と、C-3山道西部に繋がっています。 |sm128:[[戦火予防の時間だよ]]|[[時系列順>第三回放送までの本編SS]]|sm130:[[びっこびこうしてやんよ]]| |sm128:[[戦火予防の時間だよ]]|[[投下順>101~150]]|sm130:[[びっこびこうしてやんよ]]| |sm117:[[震える山~侵食汚染~]]|天海春香|sm145:[[OVERLAP]]| |sm117:[[震える山~侵食汚染~]]|園崎魅音|sm145:[[OVERLAP]]| ----
**後戻りはもう、できない ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) [[パロロワ]] [[ニコニコ動画バトルロワイアル]] [[第百二十八⇔第百二十九話]] [[第百二十九話⇔第百三十話]] ---- 「あ、光が差してるよ!ここを壊せば出られる!」 「わかりました!ちょっと待ってて…」 バコン! 派手な音がして、岩が崩れる。中から現れたのは2人の少女。 「おぉ~!シルバースキンって凄いもんだねぇ~」 日も少しずつ傾きかけてきた頃、魅音と春香の2人はようやく山の内部から抜け出した。 山の内部の神社から繋がる道は、予想していたよりも細く長く続いていて、 出るまでに結構な時間がかかってしまった。 「ふぅ…よかった…やっと外に出れた…」 「途中でトンネルみたいな道になったときはどうなるかと思ったよ~」 「真っ暗だったけど、私たちよく出れたね…」 「きっと、ゲーマーとしての勘が冴えてたんだよ!」 岩山の内部にできた通路は光が全然入らない上に道が下りと登りで別れていた。 それでも無事に出られたのは単に主催者がそう作っただけなのか、運がよかっただけなのか。 しかしはっきりしているのは、どちらの道も"ハズレ"ということだった。 「でも、魅音ちゃん…ここじゃ…」 2人の立っている場所は山の上。さっき、彦麿と別れたあたりに戻っていたのだった。 これでは下に落ちたつかさの場所に行くことができない。 「出られたけど…どっちにしても駄目だったんだね…」 「……」 「下に降りる道が、あんな場所に繋がってなければなぁ…」 2人はどちらの道にも進んだが、最初に選んだ道は何分もかからないうちに行き止まりで、 そこは滝の裏側だった。もう片方の通路は今来た、登りの道。 つかさのことは諦めろと言われているような気がして、春香は悔しさで一杯になる。 「つかさちゃん…!私が、私が助けないといけなかったのに!」 「春香ちゃん…」 そう呟いた時、春香はこらえきれなくて崖に駆け寄っていた。 「魅音ちゃん!私…もう一度下に降りてつかさちゃんを探します!」 「え?…もう一度って!?」 「さっきのように飛び降りるんです!私にはシルバースキンがあるから心配いりません!!」 「ま、待って!ちょっと落ち着こう!さっきまだ間に合うって言ってたなら、つかさちゃんは無事かもしれないんでしょ?今1人になるのは危険だよ!!」 「つかさちゃんだって1人です!行かせて下さい!  それに、つかさちゃんが死んだら、私は・・・ 「落ち着けっていってるでしょ!いいから話を聞きなさい!」 魅音の大声で、辺りがまた無音になる。 「私は…春香ちゃんが飛び降りた後、誰かに落とされて、気がついたらあそこにいたんだ。  そいつはまだこの山のどこかにいるのかは分からないけど…ここらへんは危ないのは知ってる。  だからそんな中で1人で探しに行くなんて、この私が許さないよ。」 「……」 「それに…春香ちゃんまで、いなくなってほしくない…」 春香はしばらくの間沈黙していた。魅音のいうことももっともだ。 しかし、つかさを助けることを諦めるのは、見捨てるということと同じ。 その決意は、すぐにすることはできなかった。 「…放送まで、待っててくれますか…」 「…うん、そうだね。その方がいいかな。もう少し…なんだよね」 せめて、つかさの生死を知ってから。 そう思って、一瞬、死を伝える放送が待ち遠しくなる自分が嫌になった。 「じゃあ、そうと決まればもっとくつろげる場所で休もう!あの岩の影なんか…」 その時、魅音が指を差した方角から、大きな爆発音がする。 「…え?」 続けてもう2,3回同じような音が聞こえる。 「魅音ちゃん…あっちの方向ってまさか…」 「…!!カーくんと、いさじさん?それとも…他の誰かが…」 「行きましょう!」 突然春香が走りだす。 「えぇ!今度はあっち?」 「つかさちゃんも、まだ諦めるつもりはない…けど、今は、襲われている人を助けたい。  …だから私、行くよ!」 「春香ちゃん…よし!おじさんももうひと頑張りするとしますか!」 2人は、何も知らなかった。 あの爆発は、ムスカとエアーマンによるものだということも、 その戦いで1人の英雄は跡形もなく消滅したことも、 同じ頃、谷口が見るも無残に死んでいったことも、 おかしくなったつかさが、洞窟にいる仲間を殺そうとしていることも。 山の神隠しにあっている間もゲームは着実に進んでいた。 2人がどう望んでも、元には戻せないところまで。 【C-3 山道西部/一日目・夕方】 【天海春香@THE IDOLM@STER】 [状態]:左腕欠損(傷口は完治)。軽い疲労。 [装備]:シルバースキン@武装錬金、洞爺湖の木刀@銀魂 [道具]:陰陽玉*2@東方project [思考・状況] 基本行動方針:昔の、今の、自分を越える。 1.爆発音がした場所へ行く。 2.みんなを守って見せる 3.その後、塔に行く。 3.同じ事務所のアイドル(やよい、真、亜美)を探したい。 4.殺し合いには乗らない。仲間を守るためには戦う。 5.つかさちゃんを探したい。でも、今は襲われている誰かを助けたい。 ※身体能力が、少し向上しています。本人は気付いていません。 ※ダブル武装錬金については知りません。 ※アイスソードを呪われた魔剣だと認識しています。 【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:頭部裂傷、腰を強打、軽い疲労。 [装備]:SIG P210(残弾8)@MADLAX、鬼狩柳桜@ひぐらしのなく頃に 洩矢諏訪子の帽子@東方project、 [道具]:支給品一式(水一本消費)、ipod@現実、10円玉@現実?、札束(1円札百枚) 、 [思考・状況] 1:爆発音がした場所へ行く。 2:部活の仲間と谷口・カービィの知り合いを探す 3:殺し合いを止める 4:詩音については知り合いを仲間にできたらそのときに話そう 5:詩音のやった事に関しては、何かしら責任を取ろう 6:谷口先輩を説得しないと 7:誰か襲われてる? ※魅音は、わざわざこんな空間を用意して、アイテムを置いておくことを 不自然だと感じています。完全に勘で、根拠もありません。 ※山頂の内部空間に、古手神社と博麗神社が破壊されて放置されていました。  そこから続く道は滝の裏側の洞窟と、C-3山道西部に繋がっています。 |sm128:[[戦火予防の時間だよ]]|[[時系列順>第三回放送までの本編SS]]|sm130:[[びっこびこうしてやんよ]]| |sm128:[[戦火予防の時間だよ]]|[[投下順>101~150]]|sm130:[[びっこびこうしてやんよ]]| |sm117:[[震える山~侵食汚染~]]|天海春香|sm145:[[OVERLAP]]| |sm117:[[震える山~侵食汚染~]]|園崎魅音|sm145:[[OVERLAP]]| ----

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