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**月のネズミ ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) [[パロロワ]] [[ニコニコ動画バトルロワイアル]] [[第154話]] [[第百五十三話⇔第百五十四話]] [[第百五十四話⇔第百五十五話]] ---- 「エリアサーチも大分制限されちゃってるね、このエリア内ですらサーチできないよ」 「面倒ですねぇ、隠れながら進むしかないですか」 チューモンは物陰に隠れながら、進化するための養分になりそうなものを探し進んでいく。 その間に自身の能力についてより詳しく調べてみるが、その結果は散々なものだった、ローザミスティカなしでは魔力球一つ制御するのもやっとである。 参加者と接触する前に、何とかもう一段階ぐらいは進化しておきたいところだ、 もうクリサリモンになることはできないかもしれないが、少なくとも使用できる能力の幅はできるはず。 そんなことを考えながら物陰を進んでいると、突然派手な音が鳴り響く。 「な、なんでしょう?」 「複数の声と破砕音、戦闘行為と思われる」 「丁度いいかもしれないですねぇ」 戦闘が行われているとなれば、そこには死体が残される可能性が高い。 その死体を食べれば進化のための養分にもなるだろう、少なくともあの眼鏡の少年よりはマシのはずだ。 期待を胸に物陰からその戦闘を覗き込むが――すぐに顔を引っ込める。 ――格が違う。 女の方はそれでもまだ理解できる力だった、成熟期や完全体のデジモンでも戦えるだろう。 だがもう一人、あの巨大な男の力は危険だ。 究極体……その中でも強力な力を持ったデジモンでもないととても真っ向勝負はできそうにない、今の自分など軽く殺されてしまう。 だが―― 「あの力、欲しいですね」 「力自体が取れないのは悔しいけど、あれを食べられれば一気に進化できるかも」 「……」 ――なんだ? 思考にノイズが混じる。 「何ででしょう、あの女の人……気になります」 っ!? 取り込んだ人格の一つが勝手に思考を巡らせる。 この体になる前だったら強制的にこの人格を停止させることができただろうが、今の状態ではそれもできない。 「ちょ、ちょっと待ってください!? なんで体が勝手に動くんです!?」 「しかもあの二人の方向……! 頭冷やしてよ! 止まって!」 「今あの二人の下に向かった場合まず殺される……愛しいあの人も見つけられなくなる!」 頭の中で人格のデータ同士が衝突する。 何故ただのデータに過ぎないこの人格が動き出す? そう考えたところで一つの可能性が頭をよぎった。 「あの人……お師匠様……?」 「データ強制停止!」 データの一つの能力を使い強制的にフリーズをかける。 危ないところだった、もう少しであの二人の戦いに巻き込まれてしまうとこだ。 まさか人格データが暴走するとは予想できなかった、この人格の主の力をまだ甘く見ていたか……? それよりも、あの女の近くにいたらまたいつ暴走するとも限らない、しばらく近くの民家で隠れているのがいいだろう。 戦闘が終わったら出ていき、死体になった方を喰らえばいい。 できれば男の方がいいが……女の方も中々の力がありそうだ、十分だろう――また暴走しないように、このデータはしばらく停止させたままにしておくべきか。 「それじゃ、戦闘が終わるまで隠れてましょうか」 「突然暴走しちゃったデータ、もう少し頭冷やしとかないとね」 「強制停止プログラムを定期的に実行している。しばらくはこのデータの力を利用することは不可能」 チューモンは近くの民家に潜み、戦闘音が止むのを待つ。 自分では戦わず、死体のみを食い漁る……ハイエナのようなその考えに、もはや躊躇いはなかった。 【E-3 民家/一日目・夜中】 【チューモン(元クラモンA)】 [状態]:自我放棄、疲労中、重傷、能力の極大低下、姑息さ上昇、魔力使用可能、目が赤い、情報改変可能、弾幕使用可能、ヤドリギの種(弱)使用可能 、うどんげの人格封印(一時的) [装備]:鉄塊鉈@ひぐらしデイブレイク 、蒼星石のローザミスティカ [道具]:支給品一式(未確認支給品0~2) [思考・状況] 基本1:戦闘が終わった後、死体を食べて進化する。 基本2:進化のため、姑息に生き延びる。 基本3:参加者を混乱させる。 基本4:二人組みマーダーのパソコンのデータを食べたい 基本5:人格データの暴走に注意 基本6:ソノザキシオンに名前の近い人を拷問にかける 基本7:あの女が、師匠……? 基本8:主催者に復讐したい。 総意:派手な争いをせずに、計略的に進化して、全参加者と主催者を拷問してから残虐に壊す。 あと、愛しの彼を蘇らせて、同様に壊す。 ※チューモンの中の詩音は、自分が『ソノザキシオン』であると認知しています。 ※チューモンになったことで、全能力が激減しました。同時に使うことはできず、切り替えも遅く、使用時の疲労も倍増しています。 ※蒼星石のローザミスティカのおかげで、魔法はそれなりに使えます。鉄塊鉈は、情報改変によって筋力強化をしないと、まともに扱えません ※能力の制限について大分理解しました。 ※うどんげの人格の封印はすぐに解くことができます。 ※永琳がうどんげの師匠ではないかと思っています。 |sm152:[[二人合わせばレッドベジーモンの知恵(後編)]]|[[時系列順>第四回放送までの本編SS]]|sm153:[[サイレント魔女]]| |sm153:[[サイレント魔女]]|[[投下順>150~200]]|sm155:[[『殲滅計画YOKODUNA』(前編)>『殲滅計画YOKODUNA』]]| |sm146:[[生き残るんだどんな手段を使っても]]|チューモン|sm167:[[忙しい人の為の「薬屋前の攻防」]]| ----

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