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**砕月 ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) [[パロロワ]] [[ニコニコ動画バトルロワイアル]] [[第162話]] ---- 「ふう~、食った食った!俺食料持ってないから助かったっぜ!」 「おまwwパンで満腹かよww俺は物足りなすぎる、なあロールちゃんwww」 「だからってグルメテーブルかけを使おうとしないで下さい!」 もうそろそろ真夜中。萃香さんが塔を出てから随分と時間が経ちました。 あれから私はこの相変わらずの騒がしさの中で過ごしています。 宴会っていうのも楽しそうだし、本当は萃香さんが戻ってから食事をしたかったんですが…。 「萃香さん、遅いですね…。仲間を連れてくるだけって言って…」 「不利なだけかと思ってたが我ながらなんという節約法ッ!!体がミクロンならパン1個で十分でっていう!」 「うはwwなんという新事実wwお前本当はもっとでかいのかよwww」 はあ、聞いちゃいない…。 どうやらお互いかなり意気投合したようで、ずっとこの調子。 初めは騒がしいのがまた増えて手に終えないと思ってたけど、逆に2人で勝手に盛り上がってるから私が疲れる頻度が減 ったみたいです。 結果的には一安心、だけど…何だかこうなると寂しい気もするなあ…。 まあそんなわけで、萃香さんが待ち遠しい私は塔の下を監視中です。 脱出の為の話し合いも、あの2人とじゃまともに進まないだろうし、揃ってからがいいですよね。 萃香さん、何か面倒なことに巻き込まれてないといいけど…。 「なんか俺もう眠いから寝るわwwwお前護衛だし後は頼んだwww」 はいはい、あなたは寝てたほうがいいですね。これでやっと静かになる…。 「ちょwww待てww俺だって疲れてんダルシム!って少しお前の口調うつっちまったじゃねーかこのスットコドッコイ!」 って、KASさんもいたか…もう少し静かにならないものですかね…。 どうせ寝るならロールちゃんの膝枕がいいwwwと言って寄ってきたニートを軽く沈め、私は再び外を覗いた。 すると月明かりでわずかに写し出される下の風景に、動くものが。 「あっ、萃…!」 大きな角のシルエットが見えて、思わず大声を出しそうになるのをすんでの所でおさえる。 危ない危ない、辺りに誰が潜んでるか分からないんでしたね…。 って、あれ?登って来るのかと思ってたら塔の前を素通りしてる? 何かあったんでしょうか?そういえば、仲間っていう人は…。 もう一度萃香さんの影を目を凝らして見えたのは、萃香さんにしては不自然な影。 連れてきた仲間かなぁ…それにしてはぐったりしてるなぁ。 仲間の人を背負って、どこへ行くんでしょうか…。 「え?」 そう思ってから私は気づきました。 それが悪い予想でも、どうしても気づいてしまったんです。 …あの人が動かないのは何でかって。 「ニ、ニート!、KASさん!萃香さんが着いたみたいなので、ちょっと行ってきます!」 私は、どうしても気になって、いてもたってもいられずに走り出した。 なんでだろう…何か、嫌な予感がする。 「何だ?ロルーちゃんとやらはやけに急いでるナポリタン!お前もそう思わないか!」 「……ZZZ…」 「こ、この無職…!さっき天昇したかと思ったらそのまま寝てやがるッ…!」 「ZZZ…萃香ちゃんも…来る仲間も俺の嫁…」 【E-4 塔内部/一日目・真夜中】 【KAS@KAS動画】 [状態]:チビマリオ、右拳骨にヒビ、お尻に火傷、やっぱりハイテンション、 強い決意と熱い闘志(?) [装備]:スパイダーブレスレット@東映版スパイダーマン、バーサーカーソウル@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ [道具]:支給品一式(食料全て消費) [思考・状況] 1.一応ロールの護衛をする。でも早く海馬達の所に行ってバグの事を色々教えてやりたい 2.主催者をぶっ飛ばす前にTASと決着をつけたい 3.あいつ(谷口)の死の責任を取る!! 4.このカード、あいつの仲間に渡したいけどどいつが仲間なんだろ? 5.このクソゲーをぶち壊してボスのスットコドッコイを倒して土下座させて 悪い奴以外全員生き返らせるぜ!!!! ※第三放送を禁止エリア、死亡者共に聞き逃しました。一応禁止エリアの方は最後の-4というところだけは聞こえました。 ※チビマリオ状態ですがマント、フラワー、キノコの何れかを手に入れれば元の大きさに戻ります。 ※放送により、ニコニコ動画に関する記憶が徐々に戻ってきています。 【ニート@現実&新世紀 東方三国志~ひぐらしの憂鬱~】 [状態]:疲労、SOS団名誉会員、頭にたんこぶ 、熟睡 [装備]:ケンジのカメラ@ポケットモンスター、塊@塊魂 [道具]:支給品一式(水無し)、うまい棒、津田英治ブロマイド(音声付き)@大変な途中下車シリーズ) [思考・状況] 1.朝まで起こすなよなwwwww 2.ハルヒとトミーどこにいるんだろうなwwww 3.部下たちとか知り合いとかとっとと探すかwwwwww? 4.またロールちゃんに嫌われたぜwwww 5.あの化け物(レッドベジーモン)どうなったんだろうなwwwwww [備考] ※ニートは性能がへっぽこなので、技能はほとんど成功しませんが、楼船・教唆の技能は、能力に無関係な技能なので 、通常通り発動します。 ※海馬、外山に関しては「社長」「活動家」として名前を覚えている為、ニートには認知されていません。 ※ニートは馬鹿なので駅で体験した事も次第に忘れていきます。 ■ 「何なんだよ…これ」 私は今…赤黒い塊が大量に散らばっている草原を目の前にして立っている。 見渡す限り、バラバラの肉塊と、そこから飛び出している内臓と、その周りを染めつくす血と狂気の地獄絵図。 いくら殺し合いの場だからといっても、いくら人間をさらって殺してきた鬼の一族だからといっても、私はこのあまりに異常な風景を受け入れることができないでいた。 幻想郷の人食い妖怪でも、これほどのことをしでかす奴は誰一人いないだろう。 …どうしてこんな所に来たんだっけ? あいつらはここにティアナを埋めたがっていたんだっけ? あまりに呆然としていたので、ティアナを持っている手が緩んでいたことも分からなかった。 ティアナの体がガクンと背から滑り落ち、私はようやく我に帰る。 「おっと、すまない。…そうだよな、あいつらがこんなことやれる訳無いよな…」 落ちついてよく見れば、目印だと言っていた鉈も見当たらない。 他の誰かがここに埋葬したあいつらの仲間を掘り返し、鉈を使ってバラバラにしていった。 そう考えるのが自然だろう、だけどそうする理由が分からない。 よっぽど狂った奴がやったことなのだろうから、理由なんて無いに等しいかもしれないけど。 「なら、私は…もう一度土に戻すしかないか。……あいつらにこんなの見せられないしな」 こうして私の大仕事は始まった。 戻すといっても1つの胴体を運んでいくのにも一苦労だ。死んでから半日も経っていないであろう肉体は冷たい血を私の服に滲ませていく。 元々埋まっていただろうと思われる穴をいくつか見つけ、その周りに体の一部であった肉片を運ぶ。 にしても…多いな。一体何人埋まっていたんだ? 歩くたびにグチャッ、プチプチと音が鳴る地面に顔をしかめる。 よく見えないけど…内臓とか脳みそを踏んでいるんだと思う。 夜で良かった。 こんな絶景、私でも直視は願い下げだね。 今だって本当は勘弁して欲しい感じだ。それに元々ここまでやる義理なんて無い。 でも私はやるべきだと思ってやっている。勝手に穴を掘り返してるのは私も同じ。 だから今のこの作業は私が"やりたいこと"になるんだと思う。 変な話だけど、ね。 運べるものは残らず集め、半ば転がすように穴に埋めていく。 乾いた血が地面に付いて固まり、一部のものは引き剥がそうとすると簡単に形が変わる。 まだ乾いていない血濡れの肉塊も気持ち悪い音をたてて落ちていく。 正直、いちいち気にしてたら簡単に狂ってしまうだろう。 私は何も考えないように勤め、ここに埋まっていた人数を数えながら淡々と作業を続ける。 体は誰のものだか分からないほど無残な状態だったから、私は唯一その人のものだということが分かる"頭部"を数えて いくことにした。 1…元は腕だったらしいモノに、草が絡まっているのに気づいた。これに気付かないほど驚いてたのかな、私…。 2…ほとんど全員の体に草や蔓が絡まっている…寄生してるのか。 3…腸って運びにくい…放置。 4…千葉って言いにくいよね…。 5…血の腐ったような臭いがきつい…息苦しい。 6…人間じゃないけど。 7…頭はこれで最後…かな。 ……7? これ全員、あいつらの仲間なの? いや、いくらなんでも多すぎる。誰か乗っている奴で、よほど激戦区だったのかな…。 …いざ考察しようとすると、頭が割れるような臭いが気になって考えるどころじゃなかった。 まあ、いいや。そろそろこの仕事も終わる。 後はティアナを埋めれば終わる。 そうしたら、さっきのと今の出来事を早く塔のみんなに伝えないとな…。 そう思いながらまた別の穴を見つけ、血のかからない場所に置いたティアナを埋めようと振り返った時。 一番会いたくない人物と目が合った。 「ロー、ル…?」 懸命に動いて火照った体が、一気に冷えていくように感じる。 「萃香…さん…なんで…?」 何で…こっちが何でだよ、何でここにいるの…? もう少しだったのに。もう少しで終わっていたのに。…まさか、始めから見られていたの? 「ひと…ころして…こんな…」 誤解だ。 そう言おうとしても、口が動かない。 あまりに予想外のことに、私は何も言えずにただ立っている。 言ったとしても、私の体は、手は、白かった服はこんなに真っ赤に染まっているから、弁解なんてできない気がした。 「…嘘、ですよね?…嘘だったん…ですか?」 嘘。 私が一番嫌いな言葉。 「嘘なんてついてない!」 今度は自然と大声が出た。そんな誤解だけは、御免だ。 歯を食いしばって、ロールの元へ歩いていく。 ロールの体は静かに後退りをした後、震えが走ったように見えた。 「ロール、話を聞いてくれ。私は…!」 「あ…あぁ…、いや…!来ないでッ!!人殺し!!!」 私が伸ばした手は虚空を掴み、ロールは塔に向かって走り去っていく。 残された私は、ただその後ろ姿を見送ることしかできなかった。 ■ どうすればいいんだろう。 ロールにはあの状況が理解できなかったはずだ。けど私が嘘つきの殺人鬼に見えたのは事実だ。 塔に戻ってから話しても信じてくれないかもしれない。 …ニートやKASとやらは、ロールから話を聞いたらどう思うのだろう。 私から逃げるようにいなくなるんだろうか。他の奴らに嘘つき鬼だと言いふらすんだろうか。 急に不安の波が押し寄せてくる。 それに押し潰されそうになりながら、なんとか残った仕事であるティアナの埋葬を済ませた。 再び土へ還った死者達に手を合わせ、先ほど見つけた墓標を立てる。 ようやく一仕事終えることが出来た。 血で汚れた服をまた新調し、手や足に付いた血も分離させる。…その血の量に嫌悪感を覚えた。 私はあいつの、ティアナの遺志を継ぐと決めたんだ。 我ら鬼は嘘なんてつかない。 誤解を与えてしまった以上、ロールをどうにかして説得しないと私は嘘つきの称号のまま知れ渡ってしまうだろう。 それにロールとニートの護衛、その約束も破るつもりはない。 あいつらが疑おうが、私は筋を通す。 結局は行動で示すしかないんだから。 もう一度ティアナの墓に目を向ける。 「あいつらに頼まれた分、確かにやり終えたよ。寝心地は良くないかもしれないけどね。 …心配しなくていい。約束は守るよ」 そう言って私は覚悟を決める。踵を返し、塔に向かって歩き始めた。 【E-5 草原/一日目・真夜中】 【伊吹萃香@東方Project(つるぺったん)】 [状態]:精神的疲労、軽い怪我、体力中回復、妖力小回復、魔力中回復、機動六課代行 [装備]:ミニ八卦炉@東方project [道具]:支給品一式*2(食料、水1食分消費)、秘密の鍵@スーパーマリオワールド、ワイン A.C.E.3@現実(少し詩音の血がついている)、DMカード(エネミーコントローラー、融合)、塔組の推理メモ [思考・状況] 1.塔に戻って、ロールを説得する。(城へは必ず向かいたい) 2.機動六課の意地とやらを、自分なりに考えて主催者にぶつける。 3.負けたからには、ニートに従うとするか 4.つるぺた保護。ついでにニート保護。 5.阿部のことは・・・あいつなら無事だろうから保留。 6.巨乳死すべし? 7.せっかくなので腕試し。主催者と戦いたい 8.貧乳はステータスだ!希少価値だ! ※巨乳に対する絶対的悪意が薄れつつあります。 ※自分の心境の変化は、なのはのリンカーコアを取り込んだ影響だと思っています。真偽はわかりません。 ※リンカーコアの黒い部分によって、なのはの性格が変わっていたのではと推測しました。真偽はわかりません。 ※塔組と情報交換しました。 KASの情報は、海馬の名前しか知りません。 ■ こんな、こんなのありえない。 私は、萃香さんの背負ってる人が死んでるんじゃないかって、埋めに行くんじゃないかって、そう思ったけど、だけど、信じていたのに… 萃香さんの背負っていた人は、嫌いと言っていた胸の大きい女の人だった! 元々仲間なんていなかったんだ。ニートとの約束を破って、殺してきたんだ! 何が「鬼は嘘はつかない」だ、嘘ばっかり! でも、それより私の心を占めていたのは…あの場所で見たもの。 あの時萃香さんがやってた、あれが何かなんて、わかりたくもない。 思い出したくないのに、さっきから頭の中をぐるぐる回っている、あの光景。 思考回路がショートするような、あたまがからっぽになるような、もうよくわからない。 わからないけど、わからないけど、あんなの、くるってる。 あんなにいやなにおいがあるわけないじゃないですか? あんなにきもちわるいおとがずっときこえるわけないじゃないですか? じめんがあんなにまっかなわけないじゃないですか? すいかさんがちまみれで、うでのきれはしをにぎってるわけないじゃないですか? …狂ってる。 それが嫌だから私は走り続けてるの? 私の頭の中を、何度も何度も同じ光景が覆い、私をその中に沈めていく。 もう、何がおかしくて、何が普通なのか分からない。 臭いも、音も、真っ赤な血の色も、…それを平然と映し出す月も、 みんな。 【E-4 塔前/一日目・真夜中】 【ロールちゃん@ロックマンシリーズ】 [状態]:健康、軽度の精神的疲労、ニートマスター、萃香への疑心、少し錯乱状態 [装備]: AK74(17/30)@現実、予備弾薬各100発@現実 [道具]:支給品一式(水一本消費)、バルサミコ酢@らき☆すた、グルメテーブルかけ(残り20回)@ドラえもん ノートパソコン(バッテリーほぼ消耗)@現実、 マネキンの腕、傘@現実 塔の『バグ』について纏めた紙 [思考・状況] 1.塔に帰って2人に萃香のことを伝える 2.ニーKASから得た情報をどうすれば生かせるかな。とりあえず紙に纏めたけど 3.ハルヒさんを助けて、富竹さんを治す。どこにいるんだろう。 4.ニートもKASももういいよ 5.遊戯達の知り合い(海馬他)も探す 6.ロックマンと再開したい ※ニートの扱いを何か悟ったようです。これからはあまり疲れることはないでしょう。 ※E-5に7人分の体を埋めた墓と、ティアナの墓があります。 |sm161:[[Crystal Break~英雄の条件~]]|[[時系列順>第四回放送までの本編SS]]|sm163:[[変態、改心、カーチェイスにて。(前編)>変態、改心、カーチェイスにて。]]| |sm161:[[Crystal Break~英雄の条件~]]|[[投下順>150~200]]|sm163:[[変態、改心、カーチェイスにて。(前編)>変態、改心、カーチェイスにて。]]| |sm152:[[二人合わせばレッドベジーモンの知恵(後編)]]|KAS|sm172:[[東方萃夢竜(前編)]]| |sm152:[[二人合わせばレッドベジーモンの知恵(後編)]]|ニート|sm172:[[東方萃夢竜(前編)]]| |sm156:[[Stars Strike(後編)]]|伊吹萃香|sm172:[[東方萃夢竜(前編)]]| |sm152:[[二人合わせばレッドベジーモンの知恵(後編)]]|ロールちゃん|sm172:[[東方萃夢竜(前編)]]| ----

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