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' 「 ´ {ハi′ } l 阿部高和が2getだ
| | | |
| ! | | >>3 ウホッ!いい男…
| │ 〈 ! .>>4 やらないか?
| |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ .>>5 うれしいこと言ってくれるじゃないの
/⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! >>6 とことんよろこばせてやるからな
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | >>7 いいこと思いついた
| | /ヽ! | |ヽ i ! . お前、オレのケツの中でションベンしろ
ヽ { | ! |ノ / >>8 ああ・・・次はションベンだ
ヽ | _ ,、 ! , >>9 ところで俺のキンタマを見てくれ
\ ! '-゙ ‐ ゙ レ'′ こいつをどう思う?
`! / >>10 ケツの穴のひだまで
ヽ ゙  ̄  ̄ ` / | あまさず写しとってくれよ・・・
|\ ー ─‐ , ′ !
*青の炎Ⅰ ~ラスボス空~ ◆jVERyrq1dU
(非登録タグ) [[パロロワ]] [[ニコニコ動画バトルロワイアル]] [[第232話]]
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「好きに決まってるだろ?マルク」
ピエモンはボクの体に馬乗りになり、首を締め始める。
ボクは苦しくて苦しくて、そして何より悲しくて、今まで流した事もない涙をぼろぼろ落とす。
ピエモンはそんなボクを見て、これ以上ないほど愉快な様子で嘲り笑っている。
「あれは……キラキラにしてやんよ…………あの言葉は………嘘?」
ボクは瀕死の体に鞭を打ち、ピエモンに訴える。
「勿論嘘だバカめ」
ボクの心はその一言により、あまりに大きな亀裂が走る。
言ってる意味が分からないのサ。ピエモンはいったい何を考えているのサ。
バカバカバカバカ……ピエモンのバカ……もうお願いだからふざけるのはやめてなのサ……
ボクの目からは相変わらず涙が、鼻からは汚い鼻水が絶えず流れ出る。
今となっては、可愛らしかったフランちゃんの姿は見る影もないだろう。
ピエモンの言葉は……嘘だったのか……
ピエモンはやっぱりまだボクを疑っていたんだ。アイスデビモン君は結局失敗しちゃったんだ。
ちくしょお……どうしてだよピエモン……あの時はボクに協力してくれたのに……
ピエモンがボクの苦しむ顔を見てにやにやと笑う。もう……冗談はやめてよピエモン……お願いだからサ……
ひどい……ひどすぎるのサ……ピエモン……。デーモンやハルヒなんかより遥かに残酷なのサ……
(ピ……エ………)
ボクは声にならない声を出した。おそらく聞こえてないと思う。
ピエモンはボクが必死に喋ろうとする様を見て、ますます顔を歪ませる。
本当に、本当に心の底から楽しそうな表情だ。ピエモンとはこれほどまでに鬼畜な奴だったのか。
ボクは、あの言葉のおかげでやり切る事が出来た……ピエモンを初めて本当の意味で信頼した。
アイスデビモン君はやってくれたんだと思っていた。だけど、全部嘘だったみたいだ……
ピエモンが口を開く。そして……信じられない言葉を吐いた。
その言葉は────ボクの心を完璧に崩壊させた。
「ガッシ!ボカッ!」マルクは死んだ。
▼ ▼ ▼
マルクがガッシボカッとなる数時間前の話。
ピエモンは遊戯とつかさを引き連れ、クッパ城をねり歩いていた。
マルクの裏切り、私の心中で絶え間なく蠢き続けていたその言葉は、つい先ほど漸くの沈黙を見せた。
私の中で一応の決着がついたというか、奴が絶えず言っていた言葉を思い出したというか……
アイスデビモンの事もあるかもしれない。奴が最後の引き金になったのだろうか……
まあ、いい。切欠はなんであれ、私の思考、疑心暗鬼は漸く一つの決着を見せたのだ。
だが、もう一度、もう一度だけよく考えてみよう。そもそも私は何故奴をここまで敵視しているのか。
どういった経緯を経て、奴を疑い、憎み、反旗を翻したのか。
私の後ろを遊戯とつかさが着いて来る。クッパ城の構造を知っている私が道案内を買って出るのは至極当然と言えよう。
レナと日吉は恐らく我々を探しつつ、マルクの居場所もまた同時に探っている事だろう。
そして遊戯とつかさも同じ目的で、私に道案内をさせているのだ。
コイヅカが提案し、マルクに誘われた今回のイベント。
必ず成功させてやろうと意気込んでいたはずなのに、蓋を開けてみれば大失敗以外の何物でもない。
何が殺し合いだ。何が阿鼻叫喚の地獄絵図だ。そんなものはここにはない。
相次ぐトラブルにやられ、事態はあまりに予想外の方向へ突き進んでしまった。
今の状態はまさに、そう、『アリの反乱』だ。ゴミのような参加者どもが強大な敵を打倒する。
何千匹ものアリが巨大な堤防を決壊させるが如く……
ククク……大したカタルシスじゃないか。今にして思えば実にお前らしい……。
マルクは初めからたった一つの目的を遂行するためだけにあれこれ動いてきたのだ。
おそらくはコイヅカもだろう。奴は誰よりもニコニコ動画を愛しているからな。ニコ厨の性質を誰よりも知っているのは無論コイヅカだ。
となると、私だけが退け者というわけだが、これは仕方なかったのだろう。
マルクとコイヅカに誘われた時の私は、ニコニコ動画なんて全く知らない、エンターテインメントのエの字も知らない真の堅物だったからだ。
遊戯とつかさが後ろから私を急かす。
私はわざと道を間違えた。マルクがいるであろう所からさらに離れる方向へ、私は歩を進めた。
▼ ▼ ▼
飛空石のエネルギーはあまりに膨大だった。
ハルヒはその事に気づいた瞬間は、大いに喜んだのだが、次の瞬間一転、心は絶望の色に染まった。
今の瀕死の体では、飛空石の膨大のエネルギーを取り込め切れないのだ。
飛空石はハルヒの体内で暴走を初め、いつまでたってもハルヒの体は回復しない。
膨大なエネルギーを取り込む事が出来れば、ハルヒはまさに無敵の存在になれるだろう。
だが、取り込む事が出来ない。ハルヒは怒り、絶望した。
クッパ城を這って進む、血と臓物でぐしゃぐしゃの生き物。
どこを目指しているのだろうか。鈍く瞬く瞳は遥か前方を凝視している。
メインコンピュータ室と書かれた扉を見つけると、その生き物はにたりと口角を吊り上げ、扉を噛み砕いて部屋の中に侵入した。
「こいつを……喰らえば……体力も回復するわ……」
メインコンピュータ、言ってしまえば無機物の塊なのだが、見方を変えればそれはまさにエネルギーの山。
機関室の壁に貼ってあったクッパ城地図をハルヒは目敏く発見し、軋む体に鞭を打ち、エネルギーを吸収するためやって来たのだ。
飛空石のエネルギーを取り込むには、とにかく体を回復させなければならない。
簡単な食事をとり、一旦少しだけ回復させる。そんな手頃な食材が必要だった。
そこでハルヒが目を付けたのはクッパ城のメインコンピュータ。おそらくこれを喰らえば負傷は回復し、飛空石を取り込む準備も整うだろう。
「なんだ……お前は……?」
メインコンピュータとノヴァを守護するエリートデジモンが、青ざめた顔で血みどろの怪物を凝視する。
「けひゃひゃ、見つかったわねぇ。私はHALよ。メインコンピュータってこのでかい奴でいいのよね?」
「……それに触れるな。触れたら殺す。容赦なく殺す」
ハルヒを睨みつけ戦闘態勢に入るデジモン。ハルヒはちらりと見て、ニタニタ嘲笑した。
「何? このコンピュータで動画編集でもしてんの?ニコ動にうpするの?」
「…………」
「図星ね」
支援動画を発見した時の考察で、この殺し合いの最終目的はニコニコにバトロワ動画をうpするという事なのは推察できていた。
デジモンの反応を見る限り、考察は正しかったようだ。
「何故、何故それを知っているんだ!?」
「私に分からない事があるわけないでしょう。体はボロボロだけど、あんた達を捻り殺すぐらいなら余裕だわ」
「…………」
エリートデジモンは一歩後ずさった。ハルヒはゆっくりと体を持ち上げ、立ち上がる。
その際、ハルヒのあばら骨が何本か折れ、血と臓物が噴き出したが、ハルヒは意に帰さなかった。
「けひひひ……捻り殺してやる。メインコンピュータも喰らってやる。動画も何もかもぶっ壊してやる。あんた達に地獄を見せてやる。
殺す。殺し尽してやる。レナも遊戯もKASもマルクもピエモンもみんなみんな」
「誰か助けてく────!」
自分の死を悟ったエリートは大声で叫び仲間を呼んだ。神の牙が顔面に突き刺さり、最後まで言えなかったが
「Yahoo! 今なんか叫び声みたいなのが聞こえたっていう!!!どういうことだってヴぁぁぁぁぁぁ!」
叫びは最強の男の耳に届いていたようだ。
▼ ▼ ▼
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