歪んでいます!おかしい!何かが!TASさんの! ◆OZbjG1JuJM


sm66←時列順に見たい人はコチラ→sm68
sm66←投下順に見たい人はコチラ→sm68
キャラ順に見たい人はコチラ↓
sm26←博麗霊夢→
sm26←ヨッシー→
sm58←KAS→



嫌でも耳に残る笑い声と共に立体映像が消え去ってからすぐ。
どうやら一応霊力も魔力に通ずるものがあるとかなんとか、索敵魔法がどうだの、
ちゃんと使いこなせば空も飛べるようになるやらなにやらと魔法の杖から講義を受けていた
途中で放送にあった霊夢は例のバリアジャケットのまま取り出した名簿に目を走らせた。

男を埋葬した後、ヨッシーはと言うとなし崩し的に始まった霊夢とレイジングハートの講義開始から放送終了に至るまで、
ずっとそこらをきょろきょろしたり(一応監視を命ぜられていた)、美味しそうな機械を頂いたり
(偶然ステルス迷彩の壊れたダクーガを食しただけだが本人は気付いてない。バカだから)したり、
生き残るために必要かもしれないからと頂戴したあの男の支給の球から魔物を出したりして
(その魔物が実はかなりの実力を持ってることにも当然気付かず)弄ったりしていた。
おそらくこの三人(?)の中で一番緊張感ゼロを炸裂させていた。ひょっとしたら全参加者の中でも
一、ニを争うかもしれない。一応死者の発表に関しては難色を示していたが。


「うっわ、いるわいるわ……魔理沙はいるかもなとは思ってたけど。
それにしてもアリスだの某ストーカー百鬼夜行だの永琳亭師弟だの……合計五人と来たもんだ」
『私のマスターの高町なのはもいるようです。それと、彼女の部下も』
「あんたんとこも? んーむ。これだけ知り合いが多いとちょっとマズいかもね、今後のことも踏まえると」
出会った当初とは、多少微妙なれども多少真剣そうな面持ちになった彼女を見て意志あるデバイスは
そっと内心で微笑んだ。顔というものがない以上、意識しなくても表情に出ることはないのだが。



適当で大雑把に見えて、さり気なく色々なことを見てそれなりに考えている。
きっと彼女の事は信用してもいいだろう。道を誤ることさえなければきっと彼女は自分を正しく扱ってくれる。
デバイスは自立稼動が出来ない。故に主人を選ぶことが出来ない。
もし、ーノが自分を持って高町なのはに会うことがなければ、彼女を主とすることはなかった。
もし、高町なのはが実は邪悪な心の持ち主であれば、それこそレイジングハートの望む道は歩めなかった。

インテリジェンス・デバイスが自分の考えのみで出来ることは文字通り、自分で考えること。
そして自分自身で必要と判断した時、主人に助言を呈すことのみ。
それ以外はどんな命令でも従わざるを得ない。たとえ、対象の殺害であっても。

だからこそ──支給されたのは偶然ではあるが──彼女のもとに渡ったことは、
喜ばしいことなのかもしれない。


……ところで。

「そういや忘れてたけど、あんたの知り合いはいたの?」
「ふぃあ、ふぁいふぉふぁうおうぃーふぃはむおふぃらえんれふぃあ
(いや、マリオさんもルイージさんもいませんでした)」
流石のレイジングハートでも、この食欲旺盛な恐竜のことまでは量りかねていた。
一応信用は出来る……というか、多分この恐竜は裏切りなんて考えもしないだろう。
まあ心配なのには変わりはないが。

「だーかーらー! 大事な追加食料を食うんじゃないっ! もう、これは私が預かっておくからね!
げ、もう三個しかないし」
「そんなぁ……まだ食べたりないんですが……」
『もう少し、ここがサバイバルであるということを自覚するべきだと思います』
「うう、霊夢さんもレイハさんもピーチ姫並にきついです」
「きつくて悪かったわね」
『変な略の仕方はしないで下さ……』
「……レイジグンハート?」
そこでレイジングハートは言葉を切る。軽い試験中だった索敵モードに反応があったのだ。
霊夢も瞬時に状況を理解したようだ。ヨッシーはそのスキに残りのバーガーをつまもうとして殴られた。
『西方から何者かが急接近中です』
「……ってかもう見えてるし。こんな時に漫才してる場合じゃなかったわね」
「あれ、マリオさんのような……」




「海ー老食おー──────!!!!!」
結論から言うと、KASは放送を殆ど聞いてなかった。
十人もの死者が出たことには(走りながら)「ボス許さん!」とよく分からない憤慨を漏らしたり、
TASが参加していることを(走りながら)確認して「やっぱりいるようだな!!」と燃えてみせたり、
禁止エリアも一応記憶していたらしいので聞くべきとこだけ拾ったとも言えるのだが。
ちなみにテンションの割に大して進んでないのは調子に乗って無駄にアクションを
決めまくってた所為(バグ技の研究・本人談)だったりする。

そんな彼は、いつもに増して無駄すぎるまでにテンションを上げていた。

「あれは間違いなくでっていう!! でっていうktkr!!  あたかもでっていう!!
でってyou!! あなたは今どこで何をしていますか!!」
どう見ても頭おかしい人です。本当にありがとうございました。
ここまで来ると半ば最速クリアの事を忘れてるような気もする。
まあ彼の目標は難易度神なのでTASより魅せるプレイが出来れば満足なの……かもしれない。


「でっていううううううううううううう!!!!!11」

そのままKASは不審者丸出しのままでっていうの元にBダッシュを決めこんだ。
もちろん脇にいる腋巫女には気付いてなかった。
「YAHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
「あ゛~~~~~~~~~っ!!!」
でっていうの数メートル前に到着したKASは華麗なスピンジャンプからでっていうの背中に
ヒップドロップ(本人は乗ったつもり)を決めこんだ。
その強烈な威力にでっていうことヨッシーは悲痛な声を挙げてカエルのごとくべちゃっと潰れる。
口からさっき食べたハンバーガーが見てはいけないものとなって多少逆流した。

「ヨッシー!」
急すぎる展開に押されつつも、なんとか我に返った霊夢は仲間を急襲した不審者に
レイジングハートを突き付け、反射的にディバインシューターを発射する。
桃色の光球を放ちながら当のデバイスさんは何となと彼女にマスターの面影を見た気がした。問答無用的な意味で。
しかしKASはその光球をまたしてもスピンジャンプで回避、さらにそれを踏んで二段ジャンプを決めてみせた。
ちなみにディバインシューターはそのまま潰れたヨッシーに追撃を加え、「ぐえ~」とかいう悲鳴でますます
ヨッシーをカエルにしていた。

光球を放った少女を前にしてKASの思ったことは一つ。そんでそれをそのまま口にした。
「分かったぜ!! こりゃ中ボス、あるいはブルやアッパレよろしくそこそこに骨のある
大サイズのザコキャラに違いナッシング!! 言うなればカービィ2でいうブロッキーとかフロスティとかその辺!!
でっていう確保のスキをついてブルの投球よろしく遠距離攻撃でテケテケさせようという算段に違いアルマイオ!!
だがKASこと俺様はその手には乗らぬ、萌えキャラを足蹴にするのはアレだが逆に考えれば
後のVIPマリオにおいて有りえない状況ではない、だから俺はこの状況を打破s」
その某光速を求める男のような饒舌が仇になるとは露とも思わず。
『遠距離攻撃で~』のあたりでめんどくさいと呟いた霊夢による最終奥義でKASは撃沈した。


その名も「たまくだき」。

おじさんの きんのたま だからね!



「ところでみんなわたしのこと忘れてませんか……」


【D-1 草原/一日目・朝】
【博麗霊夢@東方project】
[状態]:健康、イライラ
[装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ、巫女風バリアジャケット@巫女みこナース
[道具]:支給品一式、フリップフラップ@ニコニコキッチン
[思考・状況]
1.本当に変なのしかいないわね……
2.この男、どうしようかしら。
3.状況が落ち着き次第、とりあえず廃墟の城に行ってみる。
4.怪しそうな場所をしらみつぶしに調べる
5.怪しい人には無理のない程度に接触、無害なら適当に交渉
6.今回の事件の解決(主催者の打倒)
[備考]
※道下正樹の支給品は
※霊力と魔力の互換性があるかどうかは次の書き手氏に任せます。

【ヨッシー@スーパーマリオワールド(スーパーマリオくん)】
[状態]:背中に大打撃(鞍で多少緩和)、軽く焦げた
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、RPG-7(残弾5)@GTASA、ハンバーガー(残り三個)@マクドナルド
モンスターボール(オクタン)@ポケットモンスター
[思考・状況]
1.みんなひどいです……
2.とりあえず霊夢さんに協力
3.ボスを倒す
4.ハンバーガー食べたい……
[備考]
※ハンバーガーの残りはメガマック、照り焼きバーガー、チキンフィレオです
※KASをマリオと思ってます

【KAS@KAS動画】
[状態]:健康、超ハイテンション、きゅうしょにあたった! こうかはばつぐんだ! KASはたおれた!
[装備]:スパイダーブレスレット@東映版スパイダーマン
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
1.アッー!!!!!!!!
2.目の前の萌え少女は新手の孔明の罠かつ中ボスに違いない!!(?)
3.でっていう確保
4.城が駄目だったので、他の方法でボスへの最短ルートを探す
5.そしてボス撃破してTASより難易度神だって事を教えてやる

【モンスターボール(オクタン)@ポケットモンスター(ポケモンサンデー) 】
ゴルゴ所長の切り札。持ち物は瀕死になってもたまにHP1で耐え切るきあいのハチマキ。
絶妙のタイミングでハチマキ発動だの連続発動だの伝説沈めるだの数々の奇跡を起こし
世にオクタンブームを巻き起こした。得意技はもちろんオクタンほう。はかいこうせん等も使う。
一応100レベルだと強すぎるのでレベルは60に設定。


【ダクーガA@銀河に願いを 完食確認】

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年09月26日 22:57