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私が弾幕を始めた理由 ◆Dx4H1/XR2o




亜美とオメガモンは自分たちを落ち着けてから、見慣れない人影に近づいてみた。
白と黒を基調にした服を纏っている彼女は、まるで空想の世界の魔女のようだった。
「こんな所で寝てるなんて……危ないなあ。
 それにしても本当にオメガモンといいコスプレの人が多いよねー……レイヤーさんに恨みでもあるのかな?」
オメガモンはいい機会と思いコスプレではないことを説明しようと思ったのだが、まずは目の前の彼女の介抱が先だ。
ゴマモンのパートナーの丈がこういう事には慣れていたが……どうすればいいのだろう?
あれこれ考えているうちに亜美は白黒の彼女に水をかけ始めたのだ。
「もしもーし、大丈夫ですかー?」
亜美は彼女の頬を軽く叩きながら、返事を待つ。
幸い彼女の意識はそこまで深いところまで落ちていなかったらしく、返事はすぐに帰ってきた。
『ねえ、ガブモン……僕、すごく嫌な予感がするんだ』
あながち、この予感も外れてはいなかった。



う、うーん気持ち悪ぃ。
確かマントの練習をしてたら突然バカでかい竜巻が襲ってきて……。
避けようとしても避けられなかったんだっけ、ちっくしょー。
それとなーく腹も減ったし……そろそろ起きるかってうわぁっ!
「――――し、大丈――すか――」
冷たい感覚からすると、水でもかけられたのだろう。
誰かが頬を叩きながら、私の事を呼んでいる。
ゆっくりと上半身を起こし、目を開いてみると自分と同じぐらいの少女が目の前にいた。
その奥には……なんか見たことも無いバケモノが居た。
まあ、危機感はまったく無かったけどな。
「……ん、ああ。ありがとな」
とりあえず立ち上がり、服についた埃を払い落として少女に向き直る。
「危ねえとこ助けてもらったな、サンキュ。
 私は魔理沙、普通の魔法使い霧雨魔理沙だ。 あんたたちは?」
名前を聞くときはまず自分から名乗る……何の本で読んだんだったかな。
麗しき淑女の礼儀って奴かな。ま、そんなもんさ。
「あ、私は亜美、双海亜美で……後ろの人がオメガモンって言うの」
ふんふん、亜美におめが……もん?
おいおい、冗談じゃないぜ全くメルヘンやファンタジーじゃねーんだから。
そんなこと考えてたら私の腹が大爆音を立てやがった、空気嫁にしなさい私。

「……しかし腹減った、なんか美味いもん持ってないか?支給の食料じゃ物足りなくてっさ」
その言葉に目の前の子は何かを思い出したように後ろのバケモノのほうへ振り返った。
バケモノのデイパックから出て来たのはなんとも美味しそうなトマトとおはぎとラーメン。
ラーメンか……なんか脂っこそうだし今はやめとくか。
というわけで、ちょっと美味しそうなおはぎに手を伸ばした。
「……なんか悪ぃな」
「そ、そんなこと無いよ。突然倒れてる人を見たら助けるのが当然だって!
 ……ところで、どうしてそんなところで倒れてたの?」
いやーほんと悪いね、飯まで貰っちゃって。
おはぎを少しづつ口に運びながら、気絶するまでの経緯を説明する。
ここへきて早々ちっこい生物ややけにうごきの素早い人間に会ったこと。
逃げる為にこのマントの生える羽根を使って逃げたこと。
「……で、竜巻に飲み込まれて気がついたらここにぶっ倒れてたって訳だ」
後ろの……オメガモンだったか、そいつは腕を組みながらずっと私のほうを見ている。
いや、腕って言ったらちょっとおかしいかもしれないけど、とにかく腕の位置にあるんだからありゃ腕だ。うん。
「あ、そうなの? 実は亜美とオメガモンも竜巻に飲み込まれてここに来たんだよー。
 もう参っちゃうよねー……なんでもこの笛を吹くと飛んでくる竜巻らしくて――――」







痛ぇ。






思わず口を抑えた。
おかしかった、口の中が痛かった。
おはぎを食べていたはずなのに口の中が痛い。
おかしいと思って、おはぎの中を見てみた。
針。裁縫用の針が何本も顔を出している。
最初からこのおはぎには針が仕組まれていたのだ。
……それに今亜美はこう言った。
「この笛を吹くと飛んでくる竜巻」
魔理沙の中で全てのことが繋がった。
「だ、大丈夫? 魔理沙ちゃん?!」
「うるせぇこの野郎!」
魔理沙が亜美の身体を勢い良く突き飛ばす。
軽い彼女の身体はいとも簡単に奥のほうへ倒れこんでいく。

「「亜美ちゃん! ――なんてことするんだ!」」
「なんてことするんだぁ? こっちが聞きてェぜ!」
完全に何かが吹っ切れた魔理沙が、亜美を守る為前へ出ているオメガモンに睨みを聞かせる。
知らないうちに、魔理沙の声も大きくなっている。
「てめェらがこの竜巻を呼んで私を気絶させておいて、良い人のツラして近づいて。
 得体の知れねーモン食わせてそれにビビってる間にテメーのそのわかんねえ武器で私を殺ろうと思ってたんだろ?!――――違うか? あぁ?!」
「ひどい! そんなことない! 私はただ……」
「ただ?! なんだよ言ってみろよオラ!」
疑心暗鬼ここに極まれり、今の魔理沙には到底何を言っても通用しないと思ったオメガモンはこっそりと亜美に耳打ちをする。
この現状から……逃げるしか無いと。
「「亜美ちゃん、さっきの笛吹いて。 ここから逃げるよ」」
その言葉を聞いて亜美は手に持っていた笛を吹こうとするが……。
「バレたから逃げようってか! させるかこン畜生!」
魔理沙の手から発せられた一本のレーザーが的確に笛へと向かう。
それを避ける為にオメガモンが腕を伸ばすが……。レーザーは避けきれず笛は、吹き飛んだ。
状況は悪すぎる方向へと向かっていった。
「「亜美ちゃん、今は逃げるよ。 我慢してね」」
「あ、うん。 分かった!」
亜美をお姫様抱っこで抱きかかえながら走るオメガモン。
そしてその後ろからは……。
「待てコラァァァ!!」
星屑を撒き散らしながら追いかける白黒の魔女魔理沙。

実は魔理沙がキレた時点で放送が始まっていたのだが、聞いている余裕はこの三人には無い。






お覇王は待ちつづけていた。
「ここで待っててくれ!」
そう言われたのだ、彼はやればできる男だ。必ず戻ってくるに違いない。
信じつづけていた、一人の男が帰ってくるのを。
放送を聞く限り……知り合いは居ない。
名簿とやらを見ようとしたその時だった、違う方角から物音が聞こえてくる。
なにやら女を抱えた男……のような者が見える。
「……オヤジ……ユリ?」
遠めでよく分からないが、白い大人が少し小さな少女を抱きかかえている。
お覇王、いやリョウ・サカザキの中で一つ確信できる事が生まれた。
あれは、自分の父と妹だと。今は何かに追われて逃げているのだろうと。
「オヤジ! ユリ! 避けろと言わざるを得ない!」


魔理沙は亜美たちを殺すつもりは無かった。
少しシメてやろうとか、そんなレベルの話だったのだ。
しかしあそこまで弾幕を剥き出しにして攻勢をとればこの場所では殺意と取られかねない。
ブチ切れしている彼女にそこまで考える余裕も無かったのだが。
そうやって星屑を撒き散らしている中、一発のデカイ気弾が襲ってきた。
その気弾は星屑を飲み込みながらまっすぐと魔理沙のほうへと向かってくる。

「……で、なんで邪魔するんだ?」
子供が見たら失神しそうなものすごい顔で、現れた青年を睨む。
「オヤジとユリを助ける為だ、お前を食い止めざるを得ない」
そのセリフを聞いて何故だか魔理沙は笑う。
ここに来て生き物に襲われたり竜巻に飲み込まれたり針入りのおはぎを食わされたりでストレスを溜めに溜めてきた魔理沙。
さっきの気弾を見て、大きな一撃で攻める弾幕野郎と推測したのだ。
ストレス解消には丁度いいと考え、人差し指を突き出し、高らかに宣言する。
「上等だ! 私の弾幕で、意地でもそこを通ってやるぜ!」
ここらじゅうで派手にやってやる。
魔理沙の考えが、目の前の男のライバルに今物凄く似ていることに気がつく事は無いだろう。





「なんか……良くわかんないけど助けてもらっちゃったね」
あの青年は自分たちを見るや否や「早く行け! 俺が食い止めざるを得ない!」と言い魔理沙のほうへ向かっていった。
とにかく、助けてもらった事は幸運だ。何とかしてこの稼いだ時間で誰かに会いたい。
亜美を抱えながら、オメガモンは何処へ向かうのがベストか考える。

「あのさ、オメガモン。 言い難いんだけどさ……」
亜美がゆーっくりと口を開く。
物凄く申し訳なさそうに、おずおずしながら言葉を続ける。


「お姫様抱っこ、恥ずかしいから降ろしてくれない?」



オメガモンは赤面した。




【E-2 草原/一日目・午前】
【お覇王(リョウ・サカザキ)@覇王翔吼拳を使わざるをえない】
[状態]:覇王翔吼拳を使わざるをえない
[装備]:必要無いといわざるを得ない
[道具]:支給品一式(水一本消費)、全自動卵割機@サザエさん、億千万の思い出@現実(?)
[思考・状況]
基本行動方針:覇王翔吼拳を使わざるをえない
第一行動方針:ユリと親父を守る為にこのパンサーを食い止めざるを得ない
第二行動方針:イチローを待たざるを得ない
第三行動方針:バトルロワイアルを止めざるを得ない
第四行動方針:バイクを探さざるを得ない
※億千万の思い出は、参加者、非参加者様々な思い出が詰まっています。
※名簿をまだ詳しく見ていません、タクマ・サカザキ、ユリ・サカザキが参加していると思い込んでいます

【霧雨魔理沙@東方project】
[状態]:服と腕に裂傷、口の中を軽く怪我、ブチギレ
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、キーボードクラッシャーの音声(の入ったipod)@キーボードクラッシャー、
マント羽根*2@スーパーマリオワールド、クラモンが圧縮されてる容器@ぼくらのウォーゲーム!
[思考・状況]
1:謎の青年(お覇王)と弾幕の張り合いをし、適度にシバく
2:オメガモン、双海亜美を適度にシバく
3:霊夢とか探してみる
4:有益な武器かなんかが欲しい
5:異変解決
※第一放送を聞き逃しました

【オメガモン@デジモンアドベンチャー】
[状態]:左肩負傷、全身にダメージ。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、マキシムトマト@星のカービィ、ラーメン大(細切れチャーシュー増し増し)@ウサテイ
[思考・状況]
1:亜美を守りつつ街へ向かう
2:主催者打倒
3:ゴマモン達と合流
4:人をなるべく助ける
※オメガモンは本来モビルスーツ並みのサイズですが、大柄の成人男性並みに縮まっています。合体も解除する事ができません
※長門を危険人物と認識。
※オメガモンはマキシムトマトをただの食料だと思っています。
※第一放送を聞き逃しました

【双海亜美@THE IDOLM@STER】
[状態]:竜巻に揺られ、若干気持ち悪い、ちょっと恥ずかしい
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、妖精の剣@ドラゴンクエストシリーズ
[思考・状況]
1:どうする?
2:オメガモンについていく。
3:もう、泣かない。何があっても生きる。
4:魔理沙は何とか後で説得する
5:人は絶対に殺さない
※亜美はオメガモンのことをコスプレした人だと思っています。デジモン等の詳しい説明はまだ行っていません。
※第一放送を聞き逃しました

※笛@スーパーマリオブラザーズ3 はE-2のどこかに転がっています。
  電撃が当たった為使えるかどうかは不明です。



sm77: 時系列順 sm81:テメーの敗因は・・・たった一つだぜ・・・富竹・・・
sm79:ミナミヘミナミヘ 投下順 sm81:テメーの敗因は・・・たった一つだぜ・・・富竹・・・
sm46:最速vs最速 お覇王 sm84:魔理沙は大変な「覇王翔吼拳」を盗まざるを得ない
sm59:オメガとかちは大変な魔理沙を巻き込んでいきました 霧雨魔理沙 sm84:魔理沙は大変な「覇王翔吼拳」を盗まざるを得ない
sm59:オメガとかちは大変な魔理沙を巻き込んでいきました オメガモン sm93:VS.動かない大森林(EASY)
sm59:オメガとかちは大変な魔理沙を巻き込んでいきました 双海亜美 sm93:VS.動かない大森林(EASY)



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