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いわゆる一つの裏技 ◆0RbUzIT0To




「TASが神なら、俺はコシヒカリになる!!」

高らかに宣言してみたけれど、周りからは何にもリクアーションが無い!
それも当然!なんてったって俺は今、殺戮ゲームっていう場所にいるんだからな!
まったく、せかっく好物の冷やしオムレツを食べようとした時に
いきなり呼び出されるなんてついてないぜ、俺!
でも気にしちゃ駄目駄目DADADADADAあああああああ!!
後ろ向きで進行するのは強制スク水の時だけでいいいんDA!

確証は無いけれど、TASは間違いなくこの場所にいるはず。
ラバイルの勘ってヤツかどうかは知らないけれど、それが何故か俺にはわかる!
なら、俺がやる事はたった一つ!
TASよりも速く殺戮ゲームをクリアして、TASより俺の方が難易度高い神って事を教えてやる!

そうと決まれば、まず現在地の確認。
北極星の位置とか風の吹き方とか目の前に建ってる城の様子からしてここはお城の前!
次に支給品の確認。
食べ物とか以外に入っていたのは、なななんと!青唐辛子となんだかよくわからない丸いボールだった!
武器は無いけれど、大丈夫!
俺のヒップドロップは岩壁をも砕き、俺のパンチは栗をもコインにする!
ぽいーん!

よし、確認とか終わったところで次にどうするかを考えよう!
最速クリアに必要なものとは何か!それは勿論速さ、そしてスピーディさ、それと迅速な行動!
だけどそれだけじゃ駄目だ!普通に突っ込むだけじゃ駄目だ!

キッとお城を睨むように見上げる。

クリアに必要なのは、ゲームに対する知識とテニクック、そしてそれを行使するだけの実力とテニクック!
解りやすく言うと、バグ!

お城といえば、思い出されるのは10年くらい前に発売されたニテンドーのゲーム。
赤いマリオヤジがいつものようにさらわれたお姫様を亀から助け出す、スティックぐりぐりのあれだ。
勿論俺もやった事がある、というか大の得意だ!
スティックをぐりぐりして一日を過ごし、晩御飯の冷やしチャーハンを食べるのを惜しんでもやってた記憶がある。

あれには確かかなりの数のバグがあったはずだ、ていうかあった。
TASのヤツが抜け駆けしてそれの最速動画なんてものを上げてた中にそういうバグ利用したのがあった間違い無い!
思い出しただけでムカついてくる、畜生!俺がMINTIAの改造マリオに八苦四苦してる間に抜け駆けしやがって!

……っと、今はそんなことを言ってる場合じゃない。
重要なのは目の前にお城があって、そしてそれはバグの宝庫だっていう事!
バグを利用すればさっさとボスの所まで行ける!
そして、ボスの所まで行ってボスさえ倒せばクリアだ!
TASよりも早くボスさえ倒せば俺はTASより難易度神って事見せ付けれる!

……やるべき事は決まった。
後はとにかく城の中に入って後ろに向かって跳躍したりするだけだ。
それだけでバグは見つかって、一気にボス部屋とかに飛べるはず!
よし、行くぞ!

あ、でもその前に。



うっうー、何だか嫌な予感がします。
ここはお城のてっぺんの屋根の上、風がびゅーびゅーと吹いててとても寒いです。
お空は真っ暗で星も見えないし、音は何も聞こえません。
唯一、一緒にいてくれる人がいるお陰で私が一人っきりじゃないって安心が出来ます。
そうでないときっと、寂しすぎて、怖すぎて、泣いちゃってました。
……本当は少し、この人と会う前に泣いちゃってたのはナイショです。
でも、それは怖いとか寂しいとかじゃなくて、悲しかったから。
今、私の首にもつけられているこの首輪が爆発して、私のとっても大好きな人が殺されちゃったからです。

双海真美。
私と同じ時期にデビューをして、一緒にトップアイドルを目指した女の子です。
いたずらが好きで、よく私にもプロデューサー達にもいたずらをしてました。
でも、そこが可愛くて、どこか憎めないとってもいい子だったのに……。
なのに……どうして……。

「大丈夫かいなぁ? やよいちゃん」
「あ、けいこさん……」

気づいたら後ろにけいこさんが立っていた。
心配そうな顔をしながらこっちを見てるのがわかったから、私も大丈夫そうな顔をして笑顔で答える。

「大丈夫です……悲しいですけど、でも、いつまでも引きずってられません」

確かに真美が死んじゃった事は悲しいけど。
でも、そんなのは亜美に比べたらきっとちっぽけなものです。
私には家族がまだいます。貧乏だけど、元気一杯な弟や妹達とお父さんとお母さん。
だけど、亜美はそんな家族を失ってしまった。
小さい頃からずっと一緒だったはずの真美を失っちゃったんです。
それに比べたら、私は泣いてなんていられません!

「でもやよいちゃん、どないしたんなぁ。
 こんな屋上なんか出てもうたら、そんな落ちてまうでぇ」
「うぅ、ごめんなさい……なんだか落ち着かなくて、風に当たりたかったんですぅ」

けいこさんの言う通り風が吹いてるし、足でも滑らしたら大事だ。
ここからなら全体を見渡せるかと思ったけど、暗くて何も見えません。

「さぁ、はよ中入ってもう寝なあかんでぇ。
 子供が起きてるような時間やないんやからもう」
「え、でも……」

正確な時間はわからないけど、確かにいつもならもうとっくに寝てる時間だ。
でも、こんな状況でそんなに簡単に寝ていいんだろうか。

「あんな人らの言う通りに殺し合いをするなんて人がおるわけが無いて。
 どんだけ極悪人でもそんな常識の無い事しよらんわ」

うぅ、本当にそうでしょうか。
確かにそう簡単に人を殺したりするような人はいないと思いますけど、
もしかしたらっていう事も……。

「そんな心配なんやったらあたしが一緒に寝たるでなぁ」
「わ、私そこまで子供じゃありません!」

けいこさんが笑いながら言うけど、私はそれに反論する。
笑ってるけいこさんは、大仏様みたいな顔をしていて、何だか安心が出来る。
大きな子供が三人いるお母さんだって言ってたけど、きっとその子供たち……
私からしたらずっと大きいお兄ちゃんらしいですけど、その人たちもきっといい人たちなんだろうなって思います。
けいこさんは怯えて蹲って、お城の部屋で縮こまってた私にそっと声をかけてくれました。

私は怯えて言葉も全然話せない状況でしたけど、
けいこさんはそんな私に優しく話しかけて、頭を撫でてくれました。
それはいつかのライブ前にプロデューサーさんにされたように、
私はとても落ち着いて、安心してしまいました。

それから、私とけいこさんはひとまずお城の上の方に登ってみる事にしました。
特に理由はありませんでしたけど、強いて言うならお城っていうのが珍しかったからです。
でも、中は思っていた程そんなに面白いものじゃありませんでした。
床は埃だらけで汚いし、カーテンもよれよれ、カーペットも色が黒ずんでいて汚かったです。
いつか写真でも見た事のある廃墟、っていう言葉を思い出してしまいました。

落胆していた私たちは、それでも外に出る事はやめておきました。
これはけいこさんの提案で、けいこさん曰く「夜も遅いのに出歩くもんじゃない」そうです。
私もお城の探検で疲れていたのでその意見には賛成でした。

その後、それなりに綺麗な部屋でけいこさんと一緒に色々とお話をして、
トイレに行った帰りに私はここに寄ったのでした。

「さ、とにかく中に入りなぁ」
「はぁい」

けいこさんに言われるままに、屋根から城内へ通じる扉に向かっていく。
でも、その時。

「YAHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」

後ろからいやに陽気な声が聞こえてきました。

「ハッハー!」

最初に感じた嫌な予感ってこれだったんでしょうか。
屋根なんか登らなかったらよかったと思います。
振り向くと、赤い帽子を被って何だか( ^ω^)こんな顔をしている、
変な人と目があってしまいました。
その時の私は、どうやって登ってこれたのだろうかとか、どうしてここにとか、そういう事は考えてなくて、
ただひたすらに、目を合わせてしまった事を悔いていました。

【D-1 城・屋上】
【KAS@KAS動画】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ししとう@ビッグブリッジのししとう、モンスターボール@ポケットモンスター
※モンスターボールの中身は不明
[思考・状況]
1.でっていうはどこだ?
2.屋上ででっていうをゲットして準備を整える。出来ればマントも欲しい
3.城内でバグ技を行使してボスと対面
4.そしてボス撃破してTASより難易度神だって事を教えてやる


【高槻やよい@THE IDOLM@STER】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、未確認支給品
[思考・状況]
1.目の前の不審人物に対処
2.けいこさんと一緒に行動
3.人は絶対に殺しません


【永井けいこ@永井先生】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、未確認支給品
[思考・状況]
1.目の前の不審人物に対処
2.やよいと一緒に行動
3.人は絶対に殺さんでなぁ



sm04:俺の作った改造バトロワを友人にプレイさせてみた 時系列順 sm06:阿部高和はキョン君の大切なものを盗んでいきました
sm04:俺の作った改造バトロワを友人にプレイさせてみた 投下順 sm06:阿部高和はキョン君の大切なものを盗んでいきました
  KAS sm58:GO MY WAY……?
  高槻やよい sm58:GO MY WAY……?
  永井けいこ sm58:GO MY WAY……?



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