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Neo Dark Ruler ◆7d53oKGJP2




クラモンA達が到着したのは大きな戦闘のあった場所だった。
だがまだそこに戦闘を起こした張本人達は残っており、男と幼女が裸で寝ていた。
その傍には女の死体が二つ転がっていただけであり、襲おうと思えば襲えるのだが…
しかし、状況から判ずるに、幼女はともかく男はマーダーだろう。
数も多くなく進化もしていないクラモン達は、ただ隠れて様子を見ることにした。
といってもただ待つだけでは時間の無駄なので、全てツメモンに進化しておいた。
楽しむのは今じゃない…今じゃない…オメガモンを葬る為に、命だけは最後までとっておく。

「ん……うおっまぶしっ……太陽が、もう真上か」

長らく待つことはなく、男の方が目を覚ました。
しばらくして幼女も起き、幼女の「宴会だ!」 という声が聞こえた。
二人がどのようなやりとりをしているのか詳しくはわからないが、体力の回復と摂食行為を行っているようだ。
ただ、自分達の興味があるのはそんな人間の生態ではない。
自分達に気付いている様子もないし、去ろうか…そう思った矢先、男がノートパソコンを弄っているのを見た。

『…エサ』

ツメモン達の共通の認識がそう判断する。
あのノートパソコンの中に入っているデータを喰えば、進化の為に重要な栄養を摂取できると思ったからだ。
だが、襲えば勝てる相手とも限らない。
なんとかあのノートパソコンのデータを奪えないだろうか?
とにかく聞き耳を立てて、少しでも情報を手に入れよう。

「私は、取り返しのつかないことをしたのかもしれない」
「おそらく、その女の正義は、道下のような男を守るものだった。
だが、俺たちは違う。俺たちは俺たちの道をイク。その女の道とは交わらない」
「そうだな、こいつは敵だった。だが、憎い巨乳、じゃない。強い好敵手だった」
「萃められれば、私の夢!ドキッ!つるぺただらけの大宴会を開くことが出来る!!」
「集められれば、俺の夢!ウホッ!ガチホモだらけの酒池肉林を開くことが出来る!!」
「私は、巨乳をこれからも狩る。強い奴とも決闘する」
「俺も、良い男を狩り続ける。邪魔な女は容赦しない」
「「もちろん、全力全開で!!」」
「町に行くのは賛成だ。俺もノートパソコンの充電やら確認をしたいしな」

ここで情報も手に入った。
あの二人組みがマーダーであることと、町があり、そこには充電の手段がある…通信ケーブルもある!?
情報ネットワークの中に入り込めれば、進化の為に必要な時間を稼げるかもしれない。
大きなデータがあれば、そこを乗っ取って更に遊べるかもしれない。
そして最後にはオメガモンを…
やる事は決まった。
1.町のネットを乗っ取り、そこを本拠地にする
2.そこで進化と増殖を繰り返し、インフェルモンになる
3.ネット内で邪魔されずにオメガモンを殺したい

「巨乳分かあああぁぁぁぁ!!」

突然大きな声がしたので、ツメモン達は自分達の存在がバレたのかと思った。
かの幼女が鬼のような形相でこちらに何かを投げたからだ。
だが、それは勘違いであるとすぐにわかった。
自分達の頭の上を、黒い何かが飛び越えていったからだ。
『キョニュウブン?』
あれが何なのかツメモン達が考えている間に、二人はさっさと着替えていた。

二人のマーダーがこちらに気付かない場所までやりすごした後、ツメモン達は行動を開始した。
放置された『キョニュウブン』と呼ばれる物体、これは何かに使えるのろうか?
自分達のデータに、これに該当するものはなかった。
最も近いものでも、とある悪魔型デジモンの使用していた『クロイハグルマ』であったが、色以外は全く似ていない。
毒である可能性も考えて、数ある中から一匹が、試しにそれを食べる――という事になった。
全滅には繋がらない…そう考えても、実際に食べる一匹にとっては嫌な仕事である。
不味い。絶対に不味い。毒じゃなくても不味すぎて死ぬかもしれない。
食べてみた。
こ…これは…!
どろりと口内に絡みつく冷たくて苦くてネバネバしていてそれでいて吐き気が止まらない…
『不味いいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!』
一匹のツメモンの発する奇声に、他の全てのツメモンが驚いた。
毒か有害なウィルスの類だったか…『モシモーシ』という言葉以外、ろくに喋ったことがないクラモンにとっては怪異である。

…様子がおかしい。
黒い何かを食べたツメモンはその場で動かなくなり――笑いだした。
『ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ
 ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ
 ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ
 ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ
 ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ』
これはツメモン達にとって緊急事態だった。
状態異常に感染したツメモンと合体するわけにはいかない。
仕方ない、その一匹をデリートしその物質の解析を諦める。
幸いにも、進化として初期に近いツメモン一匹では損害はほとんどないのだ。
ツメモン達が一斉に光弾を発射して対象となるツメモンを除去した。

…はずだった。
軽い土煙が晴れてそこに残っていたのは、一匹だけだった。
ツメモンの進化後の存在、ケラモンである。
あの黒い物体を食べてから頭がスーッと氷のように冴え渡り、同時に新たな力がわいてくる。
自分達と同質の存在、深い深い闇…全てを滅ぼす黒の力。体によく馴染む。
「これは素晴らしい」
まだ弱い存在とはいえ、全てのツメモンを一瞬で喰らうだけの力。
他のツメモンを全て喰った事でケラモンに進化できた。
それを可能にする力。
魔力。
それが何なのか、ケラモンにはまだわからない…だが問題はない。
わかっている事は進化への手助けとなる事。
当りだ。大当たりだ。この力、もっと欲しい。
二人のマーダーがいた場所に、もっとこのようなアイテムは落ちていないか?
探して見つけたのは、素っ裸で放置された女の死体だけだった。
流石にこれ以上を求めるのは無理か…だが、もしかして…
喰ってみようか。

…先ほどの黒い物体のような素晴らしい力は手に入らなかった。
人間同様の摂食行為を必要としない自分にはただの無駄だっただろうか?
まあいい。次の行動を決めよう。
そういえば、先程の二人組みのマーダー、守りたい対象があると言っていたな。
このゲームを乱すのに、利用してみようか。
そうだ、参加者達を怖がらせるのに使おう。
町の放送機器を使って情報をバラ撒いてやれば、面白い事になるかもしれない…

赤い目を光らせる、新たなる魔王の誕生である。

「やる事を少し変えようか?」


【B-1 雪原 /一日目・昼】
【クラモンA(ケラモン)】
[状態]:健康、能力の上昇、思考回路の発達、残虐性アップ、魔力使用可能、目が赤い
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:安全な場所で進化したい
2:1の為に、町のネットワークに潜り込みたい
3:禁止エリアでもその代用ができるかもしれない
4:二人組みマーダーのパソコンのデータを食べたい
5:参加者全員で遊びたい
6:ネットワーク内でオメガモンを嬲り殺したい

※なのはの黒いリンカーコアを摂取しました。魔力の生成ができるようになりました。
※目が赤くなりましたが、本人は気付いてません。人の狂気を操れる可能性があります。
※人間に恐怖を感じさせる方法を会得しました。
※進化の上限が上がったかもしれませんが、そこは別の書き手さんにお任せします。
※黒いリンカーコア、うどんげの死体がなくなりました。



sm97:Traumatize 時系列順 sm99:世界最強の国技/球技
sm97:Traumatize 投下順 sm99:世界最強の国技/球技
sm84:魔理沙は大変な「覇王翔吼拳」を盗まざるを得ない クラモンA sm117:震える山~歩くような速さで~



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