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鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事 ◆irB6rw04uk




――ダメだめダメ!!

私は今とても不味い状況にいる。
あの私のことを殺人者と思っている人たちがいる塔に向かっているのだ。
その人とレナさんたちが出会ってしまったら…それだけで終わりだ。
まず誤魔化すという方法を思いついた。
だが無理だろう…
人を殺すところを見られた訳ではないが、状況的に言って私があの変な女を殺したという答えに達するのは容易い。警察で言うなら『重要参考人』と言う立場だろう。

レナさんを見ていてわかった。
この人はかなり疑心暗鬼に陥っている。まず、私たちをあの目は仲間として見ていない。今は心を許しているみたいだが、戦闘になれば平気で捨て駒にするだろう……

一回でも疑われたらこの場所では信用を取り戻すことはできない。
それが良くわかった。

だから『重要参考人』という立場はものすごく危ないのだ。
今のレナさんならあの大きな鉈で一瞬のうちに首を跳ね飛ばすだろう。

せっかく守ってくれる人…… いや、盾を手に入れたのだ。簡単には失いたくない。
今願うは塔に生きている人が誰もいないことだ……

一撃で殺せるように…私、鋏だけは最後までとっておく



           〆



最悪だ……

塔の近くに人影が見えた…その姿のうち一方は外山恒一だった。
それならいいが…… もう一人のほうはあの鼻を刺す刺激臭を放っていた男だった。
(ちなみに体から臭いがするのではなく塩素の鍵からの臭いである)

不味い……血の付いた服の姿を見られた男だ!

その男は外山と一緒に塔の中に入っていく。
つまり、誰も見ている人は今はいない。今、レナたちを殺して、そして「レナさんとキバくんが……」と泣きながら外山に泣きつけばあいつなら信用してくれる。
もし、あの臭い男が疑ってきたとしても『レナさえいなければ』ギリギリ誤魔化すことができる。
『重要参考人』という立場は少し痛いが、まだまだやり直せる。

そう……『レナさえ居なければ』
あの異常な疑心暗鬼が無ければ……

そうと決まれば頭の中がスッキリしてくる。それと同時に、麻薬のような甘美なる感覚も襲って来る。
気を付けていないと、口が三日月のようにニヤけてしまうくらいに……
音を立てないで鋏を一回広げる。そして勢い良く閉じる。

シャン

鋏の刃が重なり合い通過点の空気を切り裂く。
人を殺す能力が有るのは実証済みだ!!
レナとキバは今私に背中を向けている。その姿はあまりにも無防備に見えた。

―――条件はそろった。


まず狙うは……レナ、お前だ!!
その鉄塊のような鉈は力が無ければ振ることも持つこともままならない。
人間、大きな傷を負うと力が入らなくなる。
その大きな破壊力満点の鉈が無力……足枷になるのだ。

次にキバくん。
こんな所で無くすのはつらいけど……
でも出会う場所が違ったらいいお友達になれただろうね

キバくんは銃を持っているけど油断していれば殺すことは容易い。
まず一撃でレナを殺す。失敗しても大丈夫。
傷さえ負わせられればあの鉈を振るうことはできないから……後でゆっくり地面に落ちた羽虫を嬲るように殺せばOK。
レナに一撃を加えた後、すぐにキバくんを刺す。これも一撃じゃなくていい。

何回も何回も死ぬまで 刺 し 続 け る か ら ……


           〆


「……………」
「……………………」
なんだ?この電波少女A、今度は一言も話さなくなってしまった。
電波状況が悪くなって圏外にでもなってしまったのだろうか?
もしくは料金未払いで差し押さえになったか……

だが、腐っても電波、あの鉄塊のような鉈をわざわざ肩にかけて持って歩いている。
先ほどのようにずるずると引きずって歩けば楽なのに…
俺には電波の受信方法がイマイチわからない。

――しかし、八意永琳が漏らしたと言う『雛見沢症候群』という単語がさっきから頭の中をぐるぐると回っている。
レナの話によれば雛見沢とはレナの故郷で宇宙人のエアポートになっているらしい。
しかもその時の年号が昭和だと言うではないか。
平成の世を生きる俺はUFOなんて一度も見たこと無いぞ。

地名はいいとして、問題は症候群だ、症候群とは原因不明の病気などに名づけられる。
雛見沢と合わせると郷土病か何かだろう。
そんな一部地域にしか知られてない、郷土病なんて俺が知るはずが無い。
なのに……なぜ俺は聞いたことがあるような気がするのだ?
それも一度ではない、何回も何十回も……

針に糸を通す時のようだ。やれば出来る、しかし、なかなか出来ない。
思い出せる、しかし、なかなか思い出せない。

あーもう! 一時考えるのは止めよう。


そう思って俺は顔を上げた。するといきなり顎に何かがぶつかった。
「ぶるぁぁああッ!!」
痛いとかそんなの感じる暇なんてありませんでした。
急速に視界が黒く塗りつぶされていく……キバは地面に倒れこんだ。



           〆


鋏を両手に持つ。
3、2、1……

じゃあね、レナさん。
0!!
鋏を前に突き出して突進する。レナは相変わらずこちらに背を向けて歩いている。私との距離は3メートルにも満たない。
―――勝った!!

「え?」
2.5メートルの位置だった。突然レナがこっちをギラリとした目で睨んできた。
え? え? え? なんで?まだ1歩も走っていない。足を踏み出しただけ!
最初に出した足はまだ地面にも着いていない。
なのに? なんで?

その問いの答えはレナの蒼い瞳に吸い込まれて行き、帰ってくることは無い。
鬼、悪魔? いいや人間の作り出した言葉では絶対的に語彙が少なすぎる。
その瞳を表現できる言葉はこの世に存在しない。

一瞬で背中がビッショリなるほどの冷や汗をかく。
相手は人間なんだ! 刺せば終わりだ! 後たったの2.5メートル。刺せる! 刺せる! 殺せる!
「ああああああああああああああ」

ブォン!

恐怖を誤魔化そうと大きな声で叫んでみた。だがそれを超える風きり音で私の声はかき消された。
レナが肩にかかっていた鉈をそのままてこの原理で振り下ろしたからだ。

ズガァン!
鉄塊のような鉈が私の0.5メートル前に着地する。
自重の乗った鉈の破壊力は私の想像を遥かに凌駕した。
アスファルトが砕け散りその下の土までも砕いていた。砕け散ったアスファルトの破片が辺りに散弾銃のように散らばる。
その破片がキバに当たって倒れる。私には当たらなかったがその破片が当たらなかったのは奇跡だ。
急に力が入らなくなり、ペタンと地面にしりもちをついてしまう。
演技でもないのに涙があふれ出てくる。全身が震える。

そんな私を見下ろす蒼い瞳
「あなたも『宇宙人』だったんだ!! 私を騙して……ひどいよ!」
口では『ひどいよ』と言っている。でも顔は『やっと宇宙人を殺すことが出来る』と笑っている。

地面に突き刺さっている鉈がギリギリと上昇していく。
レナの真上に上がりきった時、鉈の上昇は止まった。

そして…

ブォン!

鉈が風を斬る音と骨が軋む音が聞こえた。


           〆


「ティアナー!どこやー!」
「ティアナ君!もう安全だ、出てきてくれ!!」
同志博之に肩を貸し、二人でティアナ君を探す。
肩を貸すという行為は実に疲れるものだ。
今まで休みはとったものの、睡眠はゼロだ。選挙活動で睡眠をとらないことには慣れていたが、流石につらい。
疲れた体に鞭をうち一階のすべての部屋を一つ一つ回っていく。
そして一階には誰もいないことがわかった。

肩を貸したまま二階へと上がる階段にたどり着く。疲れた体にはその階段がエヴェレストのように見えた。

今、問いたい!素人がエヴェレストに挑み、無事頂上にたどり着けるか? ……答えは簡単だ。不可能である!

「同志博之!私は今からティアナ君を迎えに行ってくる。何かあったらすぐに教えてくれたまえ。ヲタチを渡しておく!彼が君の目の代わりになってくれるはずだ」
「わかった。出来るだけ早く探してきてください。放送聞いたらティアナのやつ壊れてしまうかもしれんわ……」
「では行ってくる!」
そういってヲタチを博之に渡し、外山は階段を上っていった。

目が見えない、それに目の代わりになってくれる人もいない。
そんな状況は殺し合いの中では限りなく危険な状況…いつ殺されてもおかしくは無い。
そんな彼を一人置いていくというのは苦肉の策だった。
しかし、ティアナ君の危機のカウントダウンは着実に迫っているのだ。
多少の危険はやむを得ない。
博之もそれに了承した。

しかし、いざとなってみると、やはり目が見えないというのはかなり不利だ。
すぐにヲタチをモンスターボールから出す。
言葉という物を持たないヲタチは実際の人間よりも遥かに状況を伝える能力が乏しい。
いきなり殺人者が襲ってきても前に逃げればいいのか、右に逃げればいいのか……
武器は何なのか? どんな容姿なのか?
その全てがわからない。

早く外山さんが帰ってくることを願うまでだ。

俺は近くの壁に背を預けて座り込んだ。
すると……
「うぉ!? ……痛っ!!」

壁がぐるりと回転し、その壁の向こう側に倒れこんだ。
「な…なんぞこれー!? 隠し扉か?」

肌でひんやりとした空気を感じる。それに少しオイル臭い……
ヲタチに助けられながら体を起こす。ヲタチが警戒している様子が無いところをみると、危険ではないみたいだ。
結構広い空間のようで、自分の知っている場所でたとえるならば地下駐車場だった。


「!!」
「あん?どうした?ヲタチ」
急にヲタチがあたふたと動き始めたかと言うと、隠し部屋から出て行った。
「お……おい!待てよ」
俺はあわててヲタチの後を追った。

隠し扉を出てすぐに外山さんとであった。何かあったんですか? と訊くと、今物凄い音が外で聞こえたらしい。
隠し部屋に居たため俺には聞こえなかったみたいだが、ヲタチはその音を聞き分けたらしい。
俺と外山さんはすぐに塔を飛び出す。


「ヲタチよ!音がした方向は?」
外山がヲタチに問うとヲタチはある一点をじっと見つめた。
その方向を目で追うと……同志レナではないか!!
しかも、同志妹にあの鉄塊のような鉈を振り下ろしているではないか!!
幸い、同志妹には当たっていないようだが、同志キバは倒れている。
どちらが多数派であり、どちらが少数派なのかわかったものではない!!

私は状況を確かめるために同志レナのもとへ走った。
私が駆けつける間にも鉈は確実に振り上げられている!

そして、同志レナの真上に上がりきった。

ブォン!

竜巻が起きるのではないか? と疑問を抱かせるような大きな風斬り音が響いた。

「同志レナ!!なにをやっている!」
「あぁ、外山さん。とうとう宇宙人を捕まえましたよ」
捕まえた? 殺したではなく?
はっとして同志妹に目をやる。額から血液が流れ出ているが死亡するには至っていない。
どうやら面の部分で打ったみたいだ。

「しかし、ここまですることは無い!!」
「甘いです……甘すぎますよ。相手は宇宙人! 手元に武器が無くても超能力で攻撃してくるかもしれない。一瞬でも油断をしてはいけないんです」
同志レナが言いたい事はわかる。分かっているがどうしても納得することが出来ない。
「今からこの宇宙人を解剖して本当の宇宙人の姿を見せてあげます。そうしたら外山さんも信用してくれますよね?」
「解剖だと!?」


その時あのピエロの人を馬鹿にした声が聞こえた。

「解剖は放送の後です。宇宙人が変なことをしないように見張っていてください。」

同志レナは鉈を下ろすとじっと同志妹を見ながら放送を聴き始めた。

私はこんな状況をつくった多数派であるピエロに少し感謝した。



           〆

「おかんも逝ったんか」
博之は独り言のようにつぶやいた。
そんなことお構い無にレナは口を開いた。
「禁止エリアは関係ないみたいですね。ところで、そちらの方は?」
「永井博之。今放送で呼ばれた永井浩二の弟や」
「ふぅん……信頼できますか?」
「同志レナよ。彼はさっきまで私と一緒に多数派と戦った。その時に彼の兄は死んだのだ。信頼できる」
「………」
レナは話さない。ただ凍て付くような瞳で見るだけだった。

「わかりました。今から博之さんに一から説明するのは時間が掛かりすぎます。解剖した宇宙人を見てもらうほうが早いでしょう」

「やめるんだ! 同志レナ」
「何故ですか? 宇宙人は敵なんですよ。殺さないと逆に殺されちゃうんですよ? 何で分からないのかな?……かなぁ」



「そんなの分かりたくもないわ」
「!!」
「さっきから黙って訊いてれば…… 宇宙人、宇宙人、宇宙人なんて居るわけないやろ」
レナは下唇をかみ締める。自分がこれだけ言っているのに何故分からない? 理解されない?

COOLになれ竜宮レナ

「時間が惜しいですが、博之さんのために一からお話します。」



           〆


「―――――というわけです。」
下水道で話したことを一から話した。これで分かってもらえる。
しかし、返ってきた答えは意外なものだった。
「馬鹿乙!」
「っ…!!」
また下唇を噛む、今度は血が滴るほどに……
「お前の話おかしなところが多すぎる。平成に生きてる俺は今までそんな話訊いたことない!」
「それは……宇宙人に記憶を操作…」
「馬鹿乙!地球人を生かしておいて宇宙人になんの得があるんか!俺が居た時代には宇宙人なんて居なかった!」

「嘘だ!!」
「本当だ!!」

「じゃあ死んだはずの人が歩いている。自分自身が他の場所で目撃されるって言うのは?」
「警察だって人間、間違いを犯すことだってある。自分の入れ替わりが現れたって言うのは、お前が逃げていることを知った友達がお前を逃がそうとしてガセネタを流したんだ」

宇宙人などというSF的なものより現実的な答えが返ってくる。

「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!! 宇宙人は居るんだ!! 三四さんが残してくれたスクラップ帳に書いてあったんだ!! 友達!? すでに宇宙人に洗脳されているんだ!!

 そんなことするはず無い!!」

瞳がどんどん険しくなる。しかし、博之は現在目が見えない。いくら睨んでもまったく動揺しない。

「三四ってやつ……本当に信用できる奴なのか? 面白がって作り話をお前に吹き込んだだけとちがうんか?」


ぷつっ

頭の中で何かが切れた。
「あっははははははははははははははははははははは……」
そうか…分かった!この人も宇宙人なんだ。
この小さい子も、キバも、外山さんも、みんなみんな宇宙人だったんだ。

最初から人間は私一人ぼっち。

――あぁ……首……かゆ……




           〆

「ぐ……」
あれ、俺いつ寝たんだ?さっきまで考え事をしていたはずなのに。

俺はいつの間にかアスファルトに大の字で寝ていた。
アスファルトのゴツゴツした感触がなんとも言えない。これはいわゆる拷問道具。
……ん?
あごが…AGOがイテェ。
恐る恐る手をやると手には血が塗られていた。
な、なんですとぉおお!!

あ! 思い出した。何かがあごに当たったんだった。あの当たる角度はまさに孔明の罠だった。
ちくしょう!! 最近のS友人は下からでも孔明の罠を発動出来るようになったのか!? どれだけ鬼畜度を上げれば気が済むんだ!!

取り敢えず体を起こしてみる。
うわぁ、電波が電波暴走してる。
鉄塊鉈をブンブン振り回し、木をなぎ倒してる。

あの体に原子炉でもあるのだろうか? 何故にそんなにハイスペック! フルパワー!
やはり電波の馬鹿力というやつなのか?
恐るべし電波! 本当にありがとうございました!

って
「妹ちゃん!!」
妹ちゃんが頭から血を流して倒れている。現状から考えてレナがやったのだろう。
俺はレナに気づかれないようにそっと妹ちゃんに近づく。
「妹ちゃん!大丈夫か!?」
妹ちゃんはぐったりしていて生きているのか死んでいるのか分からない。

早く安全なところに行かなければ!!
妹ちゃんを抱きかかえようとした時、再び孔明の気配を感じる。
後ろを見なくても分かる。レナがこっちを睨んでいる。

さらに、ひゅんひゅんひゅんって音が聞こえるんですけど!!
「うぉぉおぉおお!!」

俺の頭の上、孔明通過中!!
あの鉄塊鉈が空を飛んでいる、こりゃぁ生まれて初めて孔明と出会った時と同じくらいビビッた。

でも何故だ。まだ孔明の気配がきえな…

俺の体は閃光に飲まれた。
「えええええええええ」
鉈が飛んでいった方向が突然爆発したのだ。いや、それ本当に鉈なのか? 確かにデカイけど鉈だろ? なぜ爆発する!?
さらにさらにだ! まだ孔明接近中の予感!
まさにずっと孔明のターン!!
先ほど爆発したはずの鉈を握ったレナがゆっくりと迫ってくるのだ。
「一撃で叩き割ってあげるよ!!」

マジ勘弁してください。
何者ですか貴女? 孔明の生まれ変わりですか?
それともドSの友人の親戚か何かですか?
仕方が無い、レナには悪いが足を攻撃して一時撤退しよう。

「食らえ!」
メタルブレードを一発だけ発射する。
ざくっ! と短い音がして右足にメタルブレードが突き刺さった。これでしばらくは歩くことも……って、ええええええええええ!!

レナの移動スピードは全然変わらない。
「本気で怒った」

ごめんなさい、ごめんなさい。少しは痛がってください。思いっきりメタルブレード突き刺さってるのに、なんで痛がってくれないんですか?
アレですか? 電波麻薬って奴ですか?

「いい加減にするんだ!!同志レナ!!」
「外山さん!」

外山さんがレナを羽交い絞めにした。女の子がそう簡単に振りほどけるはず無い。

「放せぇぇぇえええ!!!」

っと思ったほど簡単では無かったよ。
目にも留まらぬ高速肘打ちで外山さんは後ろに吹き飛ばされた。
もうレナが女の子だということを忘れそうになる。
「仲間は嘘だったのかな?」
「最初に裏切ったのはレナだろ!?」

「嘘だ!!宇宙人の癖に」

もう会話不能!! 電波濃度高すぎるよ。
そもそもなんでこんなに宇宙人にこだわるのだ? 何ですぐ仲間を疑うのだ?


―――疑心暗鬼

疑心暗鬼という言葉、それは記憶の鍵だった。
雛見沢症候群、そして、疑心暗鬼。

二つが繋がった。

「外山さん!!起きてますか?」
「起きている!腹部が痛いが動けるぞ」
「よく聞いて下さい。レナは雛見沢症候群という病気にかかっています」

なに? っと外山が返した。キバはレナから距離をとりながら雛見沢症候群の説明を大雑把に説明する。

「そんな病があるとは」
「早くしないとレナは症状が重くなって死んでしまいます。今はレナを気絶してもらいます」

「作戦はあるのか?」
「ありません」
「…………」





外山が諦めかけたその時だった。終わりは突然訪れた。
とうとう雛見沢症候群末期の病魔がレナの体を蝕んだのだ。
「ぐっ…あぁぁあああ…うぅう」
レナは鉈を落とし、両手で自分の首をがりがりと掻き毟り始めた。

L5になったのか!?。
俺はすぐにレナに飛び掛りその手を首から放そうとする。
レナは激しく抵抗する。途中外山さんも手伝ってくれて、二人がかりで抑えることに成功した。

レナはロープで手を縛られている。それでもレナは自分の首を掻き毟しろうと暴れまわっている。
このまま放っておくとたとえ掻き毟らなくても雛見沢症候群そのもので死んでしまうかもしれない。

「どうすればいいんだ」
怪我人が3人……運ぶにも治療するにも人手が足りなさ過ぎる。

俺はただアニメのように突然正義の味方が現れてくれることを願うしかなかった。


【E-4 塔のすぐ近く/一日目・日中】

【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:右手に切り傷、雛見沢症候群発症(L5)、かゆいかゆいかゆい
[装備]:鉄塊鉈@ひぐらしデイブレイク、縛られてたロープ(自殺用ロープ@さよなら絶望先生)
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
1.雛見沢症候群発症中のため何も考えられない

※竜宮レナは他の部活メンバーは宇宙人だと確信ました。八意永琳が何か知っているのかだと思っています。
※時期は大体罪滅し編後半、学校占領直前です。
雛見沢症候群を発症しています。
末期に至り無条件で首を掻き毟ろうとします。

【友人@自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】
[状態]:全身に軽い切り傷、左肩切り傷、あごに切り傷
[装備]:リアルメガバスター(269/300)@デッドライジング、メタルブレードのチップ(装着済み)
[道具]:支給品一式 、PS3(60GB)@現実
[思考・状況]
1.どうすればいいんだ?
2.キョンの妹を守って見せる!
3.この世界から脱出したい。
4. 宇宙人とかありえない。え、マジで宇宙人?
5.作者に会ったら説明を求めた後ぶん殴る(いないし、関係ないかもと思ってきてます)
6. なんか妙なデジャブが多い。

【キョンの妹@涼宮ハルヒの憂鬱&愛しの兄が振り向かない】
[状態]:多少の疲労、精神的疲労(やや回復) 、頬に軽い切り傷、複雑な気分、頭部に打撲&出欠、かなりの恐怖、気絶中
[装備]:庭師の鋏@ローゼンメイデン
[道具]:なし
[思考・状況]
1.何も考えられないよ……
2.友人が憎い、殺してやりたい。でも…………
3.誰かに取り入り、漁夫の利を狙う
4.最終的には優勝し、キョンを生き返らせ、彼と結ばれる。

【外山恒一@現実】
[状態]:健康、多数派になってショック、腹部に軽い打撲
[装備]:サイレンサー付き拳銃(3/6)@サイレンサーを付けた時とry
[道具]:支給品一式*3(食料二食分+水一食分消費)、桃太郎印のきびだんご(24/25)、ロールバスター@ロックマンシリーズ、暗視ゴーグル@現実、携帯電話@現実、アイテム

2号のチップ@ロックマン2
DMカード(黒騎士の魔剣少女、セイバー、青眼の白龍)@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
(黒騎士の魔剣少女、セイバーは次の昼まで。青眼の白龍は次の午前まで使用不可)
[思考・状況]
1.同志レナを助けるためにはどうすればいいのだ?
2.ティアナを探す。
3.水銀燈の待つ民家に行き、合流したい。
4.同志レナの友人が宇宙人の手先かどうか確認する。
5.極力、殺人はしない。襲ってきた相手も殺さず捕らえたい。
6.志を共にする少数派(参加者)の同志を集める
7.多数派(主催者)はスクラップ&スクラップ!ゲームなど滅ぼしてしまえ!

※詩音が多数派だったと知りました。

【永井博之@永井先生】
[状態]:疲労、精神疲労、全身打撲、失明、顔面怪我、鼻骨折、肩部・太腿・脇腹銃傷、腹部強打(全負傷部位を薬草で治療中)
[装備]:金属バット、薬草(17/99)@勇者の代わりにry
[道具]:支給品一式*3(食料二食分消費)、座薬@東方project、鉈@ひぐらしのなく頃に、ヲタチ(残りHP65%)@ポケットモンスター
DMカード(強制脱出装置、青眼の白龍、死者蘇生)@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
(強制脱出装置は次の0時まで。青眼の白龍は次の午前まで。死者蘇生は次の昼まで使用不可)、
くうき砲@ドラえもん、ゴム@思い出はおくせんまん、
自動ぶんなぐりガス(残り1/5)@ドラえもん、ヴェルタースオリジナル*2@ヴェル☆オリ
[思考・状況]
1.目が見えないから状況がいまいちつかめない
2.目が見えないことに対するショック
3.ジーコ……大馬鹿野朗……
4.ティアナを見つけて、一緒に水銀燈の待つ家に。
4.目が見えない今、それからどうするか考えられない。

※塔内部に謎の空間をみつけました。



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sm102:両手に花  Flowers of the abyss 竜宮レナ sm115:罪滅しと、新たな罪と(前編)
sm102:両手に花  Flowers of the abyss 友人 sm115:罪滅しと、新たな罪と(前編)
sm102:両手に花  Flowers of the abyss キョンの妹 sm115:罪滅しと、新たな罪と(前編)
sm100:奇跡の価値は(後編) 外山恒一 sm115:罪滅しと、新たな罪と(前編)
sm100:奇跡の価値は(後編) 永井博之 sm115:罪滅しと、新たな罪と(前編)



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