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うさみみ少女と魔法少女 ◆aR.LrJ7HMw




 「まったく、悪い冗談だなぁ・・・・」

  そう呟きながら私は雪原の中を歩いていた。
  確か私は永遠亭で……何してたんだっけ。ああ、そう薬の調合してたんだっけ。
 暗い部屋で目が覚めて……そうしたら目の前で人が二人殺された。
 それで、殺し合いをしろって言われて……そういえば部屋の中に結構他の人も居たなぁ
 戦争みたいなのは昔に経験してるんだけど、殺し合えって言うのは・……

 しかし、少し寒いなぁ。幻想郷でも雪は降るけどさ、そもそも兎は寒さに弱いんだって。
 後、なぜか飛べない。どうやら何かの制限が掛かってるみたいだ。
 この分なら私の能力――人の波長を操る――も出来なさそうだ。
 そもそもスペルカードも奪われてしまっている。どうやら、私達を無力化したいらしい。
 それで今私が持っているのはあの時渡された、支給品が入っていると言う袋だけだ。

 「師匠や他の知り合いの人達はいるのかなぁ……」

  私の師匠や姫様、てゐに、あの永い夜の後出来た知り合いの紅白の巫女や黒白の魔女。
 その辺りが私の脳裏に浮かぶ。師匠や姫様は不死だから、この場には呼ばれない気もするけど。
 あの紅白や黒白がパパッといつもの様に解決しないだろうか。 
 そんな丁度よい事なんて起こる訳無いか。起こるなら越したことは無いんだけれど。




 「あ、袋の中身確認しておいた方がいいかな、何か役立ちそうな物が入ってるかも」

  少し立ち止まって、袋の中身を見て見る。
 真ん中ににEと大きく書かれた缶を2個見つけた。
 説明書を見るとこれはそのまんまE缶と言うらしく、体力を回復してくれる缶のようだ。
 これは有難い……んだけど、身を守るためのものも欲しいなぁ……


   「――動かないで」

  他の物を探している最中、突然後頭部に硬い物が当たった。動きが止まる。
 その直後に言われたこの言葉。もしかして、ホールドアップという奴ですか。
 ……じゃぁ、この頭に当たっているのは……嫌な想像が頭をよぎる。
  ああ、ごめんなさい師匠、姫様、どうやら私はここで終わりのようです。
 不甲斐ない兎でしたが永遠亭の生活は楽しかったです……
 「……驚かしてごめんね、でも一つだけ聞きたい事があるの」
 「な、何ですか?」
  ああ、自分じゃ見えないけれど私の耳はおそらくピーン、と固まっていることだろう。
 ちょっとガチガチになりながら、辛うじて言葉を返す。
 しかし、声のトーンからして女の子みたいなんだけど……やけに冷静だなぁ
 何処か雪の寒さとは違った、寒気もするし。……深く考えたくないけど。

 「あなたは、この殺し合いに乗っているの?」  
 「……いいえ、私は乗っていません……」
  殺し合いなんかする度胸なんて無い。あの、月から逃げ出した時のように。
 私は、あの時も怖くて逃げ出したんだ。
 「……信じても、いい?」
 「は、はい……」
  頭から硬い感触が消える。
 思わず振り返ると、そこには栗色の髪を片側で縛ってポニーテールにし、白い服を来た少女がいた。
 そして先程まで私に当たっていた物は・・・・

  か、傘ぁ!? ――銃ではなく傘の柄だった。
 銃じゃなかったんだという安心感、と想像していた物とのギャップに思わず腰が抜ける。



 「ごめんね、試すような事しちゃって」
  笑顔で私に向かってそう話す、女の子。
 「あ、はい……いや、でもこんな場所が場所ですし、ある意味仕方ないですよ」
 「私は、高町なのは。あなたの名前は?」
 「鈴仙・優曇華院・イナバ……です」
 「レイセン……ちゃんでいいのかな、よろしくね」

  なのはさんは笑顔で手を差し出してきて、私もそれにつかまり、雪から立ち上がる。
 どうやら悪い人じゃ無かったみたい。さっきの声の調子からじゃもっと恐ろしい人を想像してたんだけど。 
  とりあえず、私はなのはさんについて行く事にした。
 一人だと、心細いし。なのはさんも一緒に行こうと言ってくれたし。
 二人になった事で安心したのか、少し、心が温まる。


 「これから、どうしようか?」
  二人でマップを開いて、次の行き先を探す。
 とりあえず今のここがB-1だということ、近くに橋と祠があると言う事は分かった。
 「知り合いを探すんですよね。じゃ、人が集まりそうな所に行きません?」
 「それなら……ここからだとA-1の祠かな? 町はかなり遠いし……」
  町は正反対に近い方向
 「じゃ、祠に向かってから町に行くか、それとも祠で待つか……ですか?」
 「近いし、まずは祠の方に行こうか」
 「あ、はい。行きましょう」

  そして私達は祠に向かって歩き出した。
 どこから連れて来られたのか、その耳は本物なの? といった感じの軽い会話をしながら。
 ……なのはさんは、ミッドチルダという所から連れて来られたらしいけど、私は聞いた事は無い。
 多分、幻想郷の外の人なんだろうなぁ。

  ……本当に、優しい人で良かった。でも、さっきの時どことなく、感じてた冷たい感じ、あれって・・・・
 ……気のせいだよね。

【B-1 雪原/一日目・深夜】

【鈴仙・優曇華院・イナバ@東方project】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:E缶×2@ロックマンシリーズ 支給品一式、不明支給品0~2個
[思考・状況]
1.とりあえずなのはさんについていく
2.知り合いを探す

【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:健康
[装備]:傘@現実
[道具]:支給品一式、不明支給品 0~2個
[思考・状況]
1.この子と共に行動して、仲間を探す
2.最終的には主催者を倒して皆で脱出する


 *E缶@ロックマンシリーズ
 一回限りの使い捨てアイテム。使うことで体力を全回復する。
 傷が修復され、流血等も止まるが、
 四肢の損失といった、肉体的損失は修復出来ない。



sm11:黒い帽子はうさんくさい証拠 時系列順 sm14:オタクとアイドルの奇妙な遭遇 空気男が倒せない
sm11:黒い帽子はうさんくさい証拠 投下順 sm13:戦士、再び
  鈴仙・優曇華院・イナバ sm48:天地魔闘してすぐめい☆おー ~狂気の高町教導官~
  高町なのは sm48:天地魔闘してすぐめい☆おー ~狂気の高町教導官~



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