東方無職志~お手伝いロボットの憂鬱~ ◆jU59Fli6bM




太陽が西に傾き、あたりを赤く染めている頃。
あの巨乳を助けて、あの男に発症したというなんたら症候群を治すため(私は部下としてついていっ
てるだけだが)、
私達は富竹が去っていった方向に歩き続けていた…

はずだった。

「うはwwwもう無理wwww足痛いww
 そういやここまでこれたのはトミーがおんぶしてたからだったっけww
 マジでトミーカムバックwwwww」
追い始めてからあまり経ってないのに地面にへたりこむニート。
おんぶってこいつ…いつもこうなのか?そりゃああいつらもいなくなるわけだな…。

「何言ってるんですか!やっと町が見えてきたところなんですよ!
 富竹さんもハルヒさんも放っておけないから、今回は本当に置いて行きます!」
「ちょwww待ってwwせめてゆっくり歩いてwww」
「それじゃいつまで経っても追いつけないでしょう!」

いくらE缶で回復できたと言っても、元々の体力の無さに定評のあるニートの前では
全回復しても意味が無さそうに思えた。
ロールの奴もニートに出会ったばかりに・・って今は私も同じか。

「…どうしようもないな。私が担いでいくか?」
見ていられなくなって仕方なく口を挟む。

「そうしてほしいのは山々だけど、一日に何度もロリにおんぶされる俺ってwww」
こいつ、ロールにまで背負わせたのかよ。
「萃香さん!あまり甘やかしてダメですよ!それにニートさんを背負っていくことなら…私がやり
ます…」
「お前も苦労してるなあ…」
2人でため息をつく。

「分かった分かったww少し休んだらちゃんと自力で歩くからwww
 だからその為にもう一本うまい棒…
「…いっそのこと塊にくっつけて転がしていきましょうか。
 その方が私も萃香さんも、ニートさんも楽になれますよね」



――ニートが立って歩き始めた。

やっぱり私の目に狂いはない、ロールは私が求めていた強いつるぺただ。
お持ち帰りはできなくとも、見つけられたことに意味があるのだ。
これで私の夢に一歩近づいたという実感が沸く。

そう考えればこんな奴の部下だろうが、巨乳を助けるとか不満でもなくなってくるな。

私は、怒られてなお立ち止まったり愚痴を言ったりしているニートを掴み、肩に担いだ。

「うおわwwww今度は萃香ちゃんの制裁かwwwってあれ?」
「気にするな。部下として最善のことをしてるつもりだ」
「萃香さん?!いいんですか?」
「悪いことじゃないだろう。今はこいつをしつけるより、あいつらを追うことが優先なんだろ?」

それに、ニートにこれ以上立ち止まられるのも癪だしな。

「萃香さん…すみません」
「気にするなって言ってるだろう?ニート担いでへばるような私じゃあないよ。
 …ところで、あいつらの行く宛ては分かるか?これ以上暗くなると探せないぞ」
もう日は山の間に隠れ始め、あたりも鮮やかな赤に薄暗い色が重なってきている。

「それが…富竹さんが何を考えているか分からない以上、行き先も…」
「とりあえず町行こうぜwwwあいつらならそう簡単に死なないってwww」
本当、こいつは気楽でいいな。
「もう…。でも他にどこに行くか分からないし、まず町に行って探しましょうか」
「分かった、日が暮れないうちに行こう。町も危険かもしれないから気をつけなよ」

そういや阿部のやつ、ちゃんと町に着いたのかな…
あの状態だともしかしたら全然違うところに行ってそうだけど。
まぁ、どっちにしろあいつなら無事だよな。パソコンの充電とやらも事が終わってからにしよう。


夕日に照らされている3つの影は方向を変え、町に向かって歩き始める。
あの悪魔が流す放送が始まる少し前のことだった。






「ちょwwww萃香ちゃんwwwこの体勢苦しいんだがwww」
「そうかすまない、前言撤回だ。やっぱりお前を転がしていくことが最善らしい」
「それは無理wwwせめておんぶにしてくれwwww」
「そうしたら無防備になるじゃないか。何の為に片手を空けてると思ってるんだ?」
「萃香さん、敵が来たらニートさんのことは放り投げても大丈夫だと思いますよ」
「うはwwwww2人ともひどすぎるwwwwwロリハーレムこええよwwww」


【D-3 草原/一日目・夕方】

【ニート@現実&新世紀 東方三国志~ひぐらしの憂鬱~】
[状態]:疲労、SOS団名誉会員、萃香に担がれてる
[装備]:ケンジのカメラ@ポケットモンスター、塊@塊魂
[道具]:支給品一式(水無し)、うまい棒、津田英治ブロマイド(音声付き)@大変な途中下車シリーズ)
[思考・状況]
1.町に行くかwwwww
2.ハルヒとトミー探すかwwww
3.部下たちとか知り合いとかとっとと探すかwwwwww?
4.K1達と塔で待ち合わせすっかwwwww
5.マジでもう歩けないのにwwwこの2人こええwwwww
[備考]
※ニートは性能がへっぽこなので、技能はほとんど成功しませんが、楼船・教唆の技能は、能力に無関係な技能なので、通常通り発動します。
※海馬、外山に関しては「社長」「活動家」として名前を覚えている為、ニートには認知されていません。


【ロールちゃん@ロックマンシリーズ】
[状態]:健康、ニートマスター
[装備]: AK74(17/30)@現実、予備弾薬各100発@現実
[道具]:支給品一式(水一本消費)、バルサミコ酢@らき☆すた、グルメテーブルかけ(残り20回)@ドラえもん ノートパソコン(バッテリーほぼ消耗)@現実、マネキンの腕、傘@現実
[思考・状況]
1.町へ行ってハルヒさんと富竹さんを探す。
2.ハルヒさんを助けて、富竹さんを治す。
3.E-4の塔へ向かい、圭一達やスパイダーマンと合流する。
4.ニートさん?……あー、もう楽しむ感じで頑張ります。
5.遊戯達の知り合い(海馬他)も探す
6.ロックマンと再開したい
※ニートの扱いを何か悟ったようです。これからはあまり疲れることはないでしょう。
※萃香への信頼度が上がりました。


【伊吹萃香@東方Project(つるぺったん)】
[状態]:軽い怪我、体力中回復、妖力小回復、魔力再び枯渇(両方回復中)、夢の実現への希望、ちょっと服がボロボロ
[装備]:ミニ八卦炉@東方project
[道具]:支給品一式*2(食料、水1食分消費)、秘密の鍵@スーパーマリオワールド 日本酒(残り半分)、ワイン、A.C.E.3@現実(少し詩音の血がついている)、DMカード(エネミーコントローラー、融合)
[思考・状況]
1.町に向かう。
2.負けたからには、ニートに従うとするか
3.つるぺた保護。ついでにニート保護。
4.阿部のことは…あいつなら無事だろうから保留。
5.巨乳死すべし。でも仕方ないから中止。
6.せっかくなので腕試し。主催者と戦いたい
7.貧乳はステータスだ!希少価値だ!

※仕方ないのでニートを肩に担いでいます。ミニ八卦路を使ったり障壁を出すことはできます。



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最終更新:2010年03月18日 11:39