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ニコニコ最強の国技SUMOU ◆XuryVJUQ9Y




その男は、怒っていた。
伝統と格式を誇るはずのKAKUKAI、その堕落ぶりを目にしたからである。
全てのRIKISHIの中で最高の称号を持つ彼が負傷し、母国であるモンゴルで療養していたときのこと。
ふと戯れにサッカーをしていた、ただそれだけの理由で日本のマスコミ達は一斉に彼を批判した。
ただそれだけならまだいい。彼を怒らせ、そして失望させたのは、SUMOU-KYOUKAIがその世論を率いていたという事実である。
NIPPONのKAKUKAIの中心にいる者たちが、あろうことかサッカーのような球蹴り遊びと『世界最強の国技』を同列視するとは。
実際、彼が負った怪我というのはサッカーをやる分には一向に支障が出ないようなものだった。
しかし、サッカーと『SUMOU』は違う。SUMOUでは、ほんの僅かな動作の遅れが文字通りの致命傷になりかねないのだ。
だからこそRIKISHIは日頃からKEIKOを欠かさず、また負傷には細心の注意を払う。
だが彼は戦線離脱を余儀なくされた……それは彼自身のミスだ。彼も、それはよく理解している。
それだけではない。確かに彼はモンゴル人ではあるが、誰よりもNIPPONを、そしてSUMOUを愛していた。
しかし、よりにもよってKAKUKAI自体が、SUMOUを理解していない……!
かつては彼らも一角のRIKISHIであったはずだ。SUMOUのなんたるかを、人一倍身にしみて分かっていたはずだ。
前線から退くということは、人をここまで堕落させてしまうのか?

突如、周囲に轟音が響き渡った。
彼が行ったSUMOUの基本動作――SHIKO-HUMIである。
勢いよく振り下ろされたその足は岩盤をいとも簡単に粉砕し、大地に小規模なクレーターを作った。
彼の秘めた怒りが、ついに外へと溢れ出したのだ。

(……おかしい)

しかし、彼の怒りはすぐに疑問に変わった。
威力が小さすぎるのだ。RIKISHI渾身のSHIKO-HUMIが、この程度の破壊で収まるわけがない。
地表を覆うのは『ただの』岩石だ。RIKISHIの攻撃に耐えきることを前提に作られたDOHYOUとは違う。
……怪我の影響ではない。たとえ負傷中でも、彼はSHIKO一発でこの付近を壊滅させられるだろう。
試しに近くの岩肌に近寄ってみる。そして渾身の力をこめて……!


「ふんッ!!!」

彼はTUPPARIを放った。彼の掌からあふれ出すKIが、衝撃波となって岩盤を襲う。
壁は木っ端微塵に砕け散り、僅か一瞬で爆発事故でも起きたかのような惨状を呈していた。
しかし彼は満足しない。本来なら、岩山自体を丸ごと一つ吹き飛ばしてもおかしくないからだ。
彼は自分の掌を見つめる。その心には、ふつふつと燃え上がる何かがあった。

この訳の分からない殺し合い。最後の一人になるまで戦い続ける殺人ゲーム。
誰よりも強いものが勝つのか。誰よりも狡いものが勝つのか。それとも、誰よりも真っ直ぐなものが勝つのか。
そんなことはどうでもいい。
なぜ自分のSUMOUは弱くなっているのか。なぜKAKUKAIはああも堕落してしまったのか。なぜNIPPON-JINでない自分がSUMOUを究めようとしているのか。
そんなことすらもどうでもいい。
肝心なのは、この戦いがSUMOUの世界最強を――そして彼自身の進むべき道を取り戻すための、試練であるということだ。

(私の中の誇りを取り戻すため、あえてこの身をSHURAと化そう)

彼は歩き出した。
人類最強の格闘技を修めし者――人は彼を、"YOKODUNA"と呼ぶ。

【C-2 山岳/一日目・深夜】


【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、不明支給品0~3個
[思考・状況]
1:強者とTORIKUMIを行い、勝利する(相手の生死は問わない)
2:弱者には手を出さないが、向かってくる相手には容赦しない
3:SUMOUの世界最強を証明する



sm24:彼女にだって乙女は必要です 時系列順 sm27:そこらじゅうでハデにやったる
sm24:彼女にだって乙女は必要です 投下順 sm26:弾幕少女リリカルれいむ
  YOKODUNA sm35:ニアミス・ハピネス



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