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弾幕少女リリカルれいむ ◆lbhhgwAtQE




目的地を城廃墟に定めた腋巫女とスーパードラゴン。
だが、彼女らは今、その足を止めていた。
理由は簡単。

その行く手に一人の男の死体を見つけてしまったからだ。

「……ダメね、もう死んでる」

ヨッシーから降りた霊夢は、男の手を取り脈があるか調べるが、時既に遅し。
男の腕を地面に置くと、彼女は眉を潜めた。
亡霊少女やら半人半霊の庭師やら騒霊楽団やら、冥府の向こうの住人と交流を持つ彼女であったが、その目の前の死はやはり気分のいいものではなかった。
ヨッシーは、そんな霊夢の横で遺体の首に残る痕跡を見つける。

「首を絞められた痕があるってことは、孔明の罠で自爆したわけじゃ……なさそうだねぇ」

それは即ち、主催者らしきピエロと悪魔の誘いに乗った者がいるという事。

「ラスボス以外にも厄介な輩が少なからず存在するってわけね。……はぁ、面倒だわ」
「でも、そうなると、僕達もいつどこで襲われるか分からないってことかぁ」
「ま、そんな輩は私がちゃちゃっと追い払って…………といきたいところなんだけど」

陰陽玉もスペルカードもない状態では、心細いと言わざるを得ない。
もしこんな状態で、某スキマ妖怪クラスの力の持ち主が襲ってきたら、確実に人生オワタになるだろう。
――と、そこまで考えた時。
彼女はふと背負っていたデイパックの存在を思い出した。
それは、あの主催者が自分をこの地に飛ばす直前に渡してきたモノ。
彼らが殺し合いを望んでいるのならば、それを行うのに適した道具がもしかしたら――

「さぁて、何が出るかしらね」
「あ、それじゃ僕も調べておこっと!」

霊夢は早速その場に座ると、デイパックをひっくり返し、ヨッシーもそれに倣う。
すると、あっという間に地面には二つのデイパックの中身が溢れ返る。
だが、その中には彼女の望んだスペルカードや陰陽玉の類は見当たらない。

「コンパスにパンに冊子に筆記用具に…………何これ?」
「何かの鉢植えのオモチャみたいだ。食べられなさそうで残念」
「あんた、食べることしか頭にないの? でも、何でこんなものが……って、うわっ! 動いた!?」

興味本位にプラスチックで出来た葉の部分をつつくと、双葉はゆっくりと動き始めた。
しかし、逆を言ってしまえばそれだけ。
動いたからといって、何か自分に有利なイベントが起こるわけでもなかった。

「まったく……。あの道化師、何を考えてるのかしら。……で、あなたの方はどう? 何かあった?」
「ふぁんか、たふぇぼぼがはいっふぇまひた。ふゅん、ほいひいでふ(何か、食べ物が入ってました。うん、美味しいです)」

ヨッシーの方を見ると、彼は何やら包み紙に包まれた何かを食べていた。

「ふぇいむふぁんもひほつろうれす?(霊夢さんも一つどうです?)」
「またあなたは食べてばっかり……。どれどれ、そんなに美味し――――あら、中々。って、そうじゃなくって!」

霊夢は手渡されたパンの間に肉を挟んだ食物を片手に、ヨッシーの前にあったそれらを彼の目の前からどける。

「あぁっ、ひどい!」
「ひどい、じゃないわよ。折角の食料をそんなに一気に食べてどうするのよ。…………で、他に何かあったの?」
「えぇ、ありましたよ。食べれないものでしたけど」

ヨッシーはそう言って、棒状の物体を霊夢に差し出す。

「何これ? まさか魔法の杖とか言わないでしょうね?」
「僕にもよく分かりませんが、どうやらRPG-7とか言うものらしいです」

その物体に添えられていた説明書曰く、RPG-7と呼ばれるそれは引き金を引くことで高威力の炸裂弾を発射できる代物らしい。
更に『サンアンドレアスの市民御用達アイテム。農夫だってイチコロ!』と補足してあったようだが、霊夢はそれを華麗にスルーした。

「へぇ。中々良さそうな武器ね。弾幕が使えないのとちょっと扱いにくそうなのが欠点だけど」
「弾は五つしかないみたいですし、今は使わないでおきましょうか」

どうやら、彼に配られた個別アイテムはこの二つだけのようだった。
あとは、霊夢の持つ共通支給品と差はないようだ。

「ってことは……結局、私に合うアイテムはなかったって事かしらね。……はぁ」

期待はずれな結果に落胆しながら霊夢は、地面に撒いた道具を回収してゆく。
すると、ヨッシーがふとそんな彼女に声を掛ける。

「あれ? 霊夢さん、この紅い玉は何ですか?」
「え? 紅い玉? ……あ、本当だ。私のバックの中身かしら? 気付かなかったわ」
「う~ん、なんか美味しそうですねぇ。ちょっと味見をば」

ヨッシーは長い舌で、その玉を絡めとるを、それを一気に口内に――――

『No! I'm not foods! I'm intelligence devices!』
「う、うわぁっ! 飴玉が喋った!」
「な、何事!? ていうか、あんたも勝手に食べないでよ!」
『助けてください、そこの紅白の巫女!』

突如人語を発したその紅玉に驚きながらも、彼女は竜の口内からそれを救出、支給品の水を使って洗ってやった。

「ふぅ、間一髪だったわね」
『ありがとうございます。紅白の巫女』
「私には博麗霊夢って名前があるのよ。人を年末の歌番組みたいに言わないで」
『分かりました。改めて礼を言います。レイム』
「……で、とりあえず聞きたいんだけど、あなた何者?」
『そうでしたね、まだ自己紹介がまだでした。私は――――』

玉は喋る。
自らがレイジングハートという名のインテリジェンスデバイスであることを。
自らが魔法を行使する為の道具であることを。

「つまり、魔法の才能があればあなたを使える、と」
『そういうことです』
「魔法ねぇ……。魔理沙やアリスならともかく、私には無縁の話かしら」
『試してみてはどうですか?』
「へ? ――きゃ!」

そう言ってレイジングハートは小さな球体から一転、いかにもな魔法少女の杖へと姿を変えた。
そして、それと同時に彼女の格好は…………

「な、何よ、これぇええええ!!!!!」

そう、パロロワでデバイスを支給されたキャラの例に漏れず、彼女もまた奇抜なデザインのバリアジャケットの餌食に――――

「って、あまり変わってないような気も……」
「黙りなさい、そこの緑色の竜」

そう、そこにいたのはスカートはやや短く、袖口はやや広く……だが、それ以外は殆ど変わらない巫女服姿の霊夢であった。

……いや、腋が隠された今の姿をかつてのその姿と大差ないと呼んでいいのかどうかは分からないわけだが。

【D-1 草原(道下の遺体のすぐ傍)/一日目・早朝】
【博麗霊夢@東方project】
[状態]:健康、動揺
[装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ、巫女風バリアジャケット@巫女みこナース
[道具]:支給品一式、フリップフラップ@ニコニコキッチン
[思考・状況]
1.何よ、この格好……。
2.が収まり次第、とりあえず廃墟の城に行ってみる。
3.怪しそうな場所をしらみつぶしに調べる
4.怪しい人には無理のない程度に接触、無害なら適当に交渉
5.今回の事件の解決(主催者の打倒)
6.時間があるなら、目の前の男を弔おうかしら。
[備考]
※道下正樹の支給品は放置されたままです。
※霊力と魔力の互換性があるかどうかは次の書き手氏に任せます。

【ヨッシー@スーパーマリオワールド(スーパーマリオくん)】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、RPG-7(残弾5)@GTASA、ハンバーガー(個数不明)@マクドナルド
[思考・状況]
1.とりあえず霊夢さんに協力
2.マリオさんやルイージさんを探す
3.ボスを倒す
4.ハンバーガー食べたい……
[備考]
※ハンバーガーは各種取り揃えております。



sm58GO MY WAY……? 時系列順 sm32:運が良いのは彼女なのか?
sm25:ニコニコ最強の国技SUMOU 投下順 sm27:そこらじゅうでハデにやったる
sm09:東方夢殺竜 博麗霊夢 sm67:歪んでいます!おかしい!何かが!KASさんの!
sm09:東方夢殺竜 ヨッシー sm67:歪んでいます!おかしい!何かが!KASさんの!



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