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黒い帽子はうさんくさい証拠 ◆qwglOGQwIk




何故私がこんな所にいなければいけないのか。
どちらかと言えばインドア派の私としては、こんな風情の無い遊戯どころか動く気すら起きない。
だって、私のお気に入りの仏蘭西人形も阿蘭陀人形も倫敦人形も露西亜人形も蓬莱人形も京人形もなければ上海人形も無い。
おまけに私の魔道書、グリモワールオブアリスも無い。
別に無くてもそんな困らないが、やる気は無くなる。
やはり悪魔は魔界人と違って、気が回らないようだ。吸血鬼のほうがマシとさえ思える。
魔法の力もかなり封印されている。別に全力は出さないから無いから関係ないのだが、全力を出せないのはちょっと困る。
なので私が出した結論は何もしないと言うことだ。
どうせ私が本気を出さなくても霊夢か魔理沙が大体24時間以内に異変を解決してくれることだろう。
別に私が何かをする必要なんて何も無い。しょうがないから花でも眺めて落ち着こうというわけだ。
周りには桜向日葵鈴蘭胡蝶蘭、おまけにラフレシアなどと、国際的にも季節的にも節操が無い。
でもこれぐらい種類が豊富ならば、24時間暇を潰すには十分だろう。



「はぁ……疲れたぁ」



思わず溜息をついてみせる。せっかくだから袋の中身でも見てみよう。



「これは、何かの魔道器か何かかしら?」



紅白に彩られ、中心にまた白い円がデザインされた球状の物体。
添付されている説明書によると、モンスターボールという道具らしい。
なんでもポケットモンスターという怪物やら何やらを中に閉じ込めて使役する程度の能力を持っているらしい。
幻想郷にこの道具があれば、騒がしい妖怪がいなくなって実に平和になるだろう。
少しばかり興味を持った私は、モンスターボールの中身を見てみることにした。
ポンと音がして、中から何かが出てきた。



出てきたのは、ビチビチ跳ねる鯉のような生き物だった。正確にはポケモンだが。
名前はたいやき、薬付けらしい。とてもじゃないがまともなポケモンとは思えない。
わざははねる・たいあたり・じたばたで、技名を叫べばいいらしい。スペルカードのようなものだろうか。



「たいやき、はねる!」



たいやきはその場で結構な高さに飛んで見せた。10尺(約3mぐらい)ぐらいは飛んでみただろうか。
魚類なのに陸でもたくましく跳ねるあたり、やはりモンスターというだけはあるらしい。
たいやきはそれなりに使える気もしないでもないが、人形と違って面白みが無い。
だからたいやきはモンスターボールに戻すことにした。もうたいやきはモンスターボールから出ることは無いだろう。
もう一つの道具はプラスパワー、力を増幅させる程度の能力があるらしい。
別に増やしたい力も無いし、これも使うことは無いだろう。
他に出てきたのは地図にコンパス筆記用具に水と食料に時計、そして幻想郷にはまだ無い不思議な明かりだ。
スイッチを入れると白くて明るい光が一面に広がった。中々便利だ。
これだけ便利と言うことはしばらく幻想入りは無いだろう。せっかくだからお土産にでも持って帰るとしよう。



一通りやることを終えた私は草むらに寝転がりながら花見を始める。
何種類か見ているうちに思い出すのも疲れてきたので、星空でも眺めることにした。
とおもったら、星空が急に消えた?
私はとっさに身構えて距離を取り、ランタンを灯す。



目の前には、陰陽師が居た。



「ぷるぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」
「は、はぁ……」



目の前の男は、突然叫びだしたではないか。
残念だが私は戦う気は無い、適当に逃走でもさせてもらおう。
と思ったら、手をがっしりとつかまれた。
一瞬しまったと思うが、なんと男はニコニコ笑って話しかけてくるではないか。



「何、お前に元気が無かったようでな。渇を入れさせてもらっただけだ」
「余計なお世話よ」
「私は矢部野彦麿、陰陽師だ」
「私はアリス、七色の人形遣いアリス・マーガトロイドよ」



相手が名乗ったのだからこちらも名乗るべきだろう。最低限の礼儀を果たさなければいけない。
やることもやったので私は座り込むことにする。
相手にはどうやら敵意は無いらしい。ならばこちらから関わる理由は無い。



「アリス、一緒にあの悪霊どもを除霊しようではないか!」
「ほっといてよ、私は妖怪退治なんて柄じゃないのよ」



私も何度か異変騒ぎには関わったことがあるが、月の異変の時は皆があまりにも無関心だから魔理沙にやらせただけだ。
私はたまたまついていっただけで、主に頑張ったのは魔理沙のほうであって私ではない。
誰も動かないなら私が動くしかないが、目の前に動く人間がいるんだからそいつに任せればいい。



「アリス、落ち込むな!くじけるな!ぷよぷよするな!」



励ましなんだろうか。別にどうでもいいのだが。



「さあアリス、一緒に行くぞ!」
「きゃ、手を引っ張らないでよ!」
「アリス、辛い時は無理にでも頑張るものなのだ、そうでないと悪霊が身に入ってきてしまうからな」
「は、はぁ……」



勢いで押し切られてしまった。結局私は彦麿に引っ張られて歩かされている。
魔理沙といい、彦麿といい、黒い帽子を被った人間はどうしてこうも自分勝手なんだろうか。



【D-3 花畑/一日目・深夜】
【矢部野彦麿@新・豪血寺一族 -煩悩解放 - レッツゴー!陰陽師】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式、不明支給品
[思考・状況]
1.仲間を探す
2.悪霊退散(マルク)



【アリス・マーガトロイド@東方Project】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、たいやき@ポケモン金コイキングだけでクリアに挑戦、プラスパワー*6@ポケットモンスター
[思考・状況]
1.諦めて彦麿についていく
2.しょうがないので異変解決
3.お気に入りの人形とグリモワールオブアリスを探す



※たいやき(コイキング)
ポケモン金 コイキングだけでクリアに挑戦の主人公、おやはつりオヤジ。
最終回後より登場、Lvは80。コイキングだがそんじょそこらのポケモンよりはよっぽど強い。
それでもコイキングなので攻撃力は微妙。
わざリスト
はねる:しかし何も起こらない
たいあたり:ポケモンの基本技、PPが多い以外の取り得は無い。技威力35、ちなみに十万ボルトは技威力95。
じたばた:たいやきの生命線、体力が少ないほど威力上昇。
     体力が5%を切ると攻撃力がたいあたりの約8倍(技威力200、ちなみに破壊光線は150)になる。
わるあがき:全てのわざを使い切ると使える。威力は50。どんなタイプにも普通に効くが反動で体力が減る。



※プラスパワー*6
ポケモン縛りプレイで大活躍(必須)のアイテム。攻撃力を一段階(+50%)上昇させる。
ロワ仕様なので、1個につき持続時間は1時間。ポケモン以外でも使えます。
攻撃が上がるのであって、魔法やレーザーなどの特殊攻撃には全く効果が無い。
たいやきにフルドーピングしてMAXじたばたすると、同レベルのミュウツーすら軽く消し飛ぶ威力。



sm10:あくのはどう 時系列順 sm12:うさみみ少女と魔法少女
sm10:あくのはどう 投下順 sm12:うさみみ少女と魔法少女
  矢部野彦麿 sm45:ぴこまろ不思議のダンジョン 闇の探検隊
  アリス・マーガトロイド sm45:ぴこまろ不思議のダンジョン 闇の探検隊



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