ニコニコ動画バトルロワイアル@wikiまとめ内検索 / 「第七十二話⇔第七十三話」で検索した結果

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    ...画バトルロワイアル 第七十二話⇔第七十三話 第七十三話⇔第七十四話 「ふう……」 あの悪魔の放送が終了するとともに、私は溜息を吐く。 ゆめにっきでぼやけていた頭でも、なんとか放送を聞き取ることが出来た。 最も、一部は処理し切れなかったので軽いメモを取っておいた。 ゆめにっきのことは一旦忘れようという意味を込めて、まずは名簿の確認をする。 まず、とても意外だったのはあのニートが生き残っていること。 無能を絵に描いたようなニートが私のようなやる気ある参加者に出会えばその時点で終わりだろう。 もちろんその逆でたまたま誰とも会わずに生き延びれたということもあるが、その可能性は低い。 仮にそうであったとしても次の放送で分かるだろう。誰にもあっていないとしても、その状態は長くは続かずに死ぬだろう。 だがニートは運良くそうでない参加者に保護されたため、生き延びれる状...
  • それぞれの誓い~英雄の条件~
    それぞれの誓い~英雄の条件~ ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十話⇔第七十一話 第七十一話⇔第七十二話 英雄とは何なのか。その言葉だけが俺の頭の中を飛び回る。 英雄とは何なのか。 少なくとも俺は英雄ではない。それを名乗る資格すらない。 俺はただ、復讐に燃える男。決して正義の味方でも弱者の守護者でもない。 目の前で今にも死にゆこうとする男を救うこともできず、あまつさえ、それに安堵しかけている俺など……! 「スパイダーマ、くん」 「……ん? あ、ああ」 男の声で我に返った。どうやら考え込んでしまっていたようだ。 俺が男に目を向けると、男はゆっくりと口を開いた。 「……実はね、俺はあそこで歌い始めてからずっと、いつかはこうなるだろうと思っていたんだ」 「死が、恐ろしくなかったとでも言うつもりか...
  • 島根起動
    島根起動 ◆iZaN.t/1n. (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル デジモンアドベンチャー シマネモン 第二十一話⇔第二十二話 第二十二話⇔第二十三話 「「ここは一体何処なんだ?」」  二つの声が同時に発せられた。しかし辺りを見ても影は一つしかない。それも そのはず、その二つの声はその影の主から発したものだ。  白き体と炎を纏う剣と一体化している左腕、冷気を放つ大砲と融合している右 腕を持った聖騎士。しかしそれは人ではなく、デジタルモンスター、略してデジ モンと呼ばれるデジタル生命体だ。 (俺はさっきまでヤマトのハーモニカを聞いていたのに……) (確かに太一と一緒だったのに)  二つの事を同時に思考したそれは、オメガモンと呼ばれるデジモンでデジモン の中でもトップレベルの強さを誇る存在だ。 ((それに何故俺はオ...
  • 富竹は大変なハルヒを覗いていきました
    富竹は大変なハルヒを覗いていきました ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 盗んでいきましたシリーズ TOMITAKE☆FLASH! 第二十二話⇔第二十三話 第二十三話⇔第二十四話 悪夢のような出来事からしばらく。 僕こと、富竹ジロウは必死に駆け回っていた。 正直なところ僕一人じゃああんな化け物に勝てそうもない。だけど、希望を捨てたわけじゃないんだ。 人智を超えた悪人がいるのであれば人智を超えた善人だっているはず。 そんな人と協力すればきっと脱出だって出来るはずさ! 「周囲異常なし! 現在のところ危険は見当たらないであります!」 「ん! ありがと。でもここでずっと立ち止まってるわけにもいかないのよね」 ん? 人の声だ。一人は女の子で、もう一人は……子供? よく分からないな。 近づいて見ると、……目玉が探検を...
  • 第一回定時放送
    第一回定時放送 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第六十一話⇔第六十二話 第六十二話⇔第六十三話 地平線の彼方から日が昇り始め、空も空けてきた早朝。 何の前触れもなく空に玉乗りをする生き物を映す立体映像が浮かぶ。 巨大彗星の力を握る、悪夢の魔法使い。そして最悪の宇宙人・マルク。 彼が仮の姿に戻っているのはまず、あの姿を維持するのにも多少魔力が要ること。 そしてもう一つは単に──この小馬鹿にしたような態度で、愚者と見下す参加者を嘲るためである。 『キャハハハハハハハ!!!』 そしてその放送は、聞くもおぞましい笑い声を皮切りに始まりを告げた。 ◇ ──おはよう、参加者のみんな! まずは始めの六時間をよく生き残ったと褒めてつかわすのサ! それでは第一時定時放送、始まる...
  • ミナミヘミナミヘ
    ミナミヘミナミヘ ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十八話⇔第七十九話 第七十九話⇔第八十話 笑いながら消えてゆく立体映像を見ながら、サトシは舌打ちをした。 「ウザってぇ笑い方する野郎だ。後でぜってーぶち殺す」 彼はボソリと吐き捨てると、後ろの古泉に、振り返りつつ声をかけた。 「おい、これから──」 そこでサトシは言葉を止める。というのも、古泉の様子が変だったからだ。 彼、古泉は、その場に立ち尽くし、ピクリとも動かない。 鞘に収められた刀を持つ手は、白くなるほど強く握られている。 そして何よりも。常にその顔に張り付いていた、『笑み』がごっそり抜け落ちていた。 「…………」 固く引き結ばれた唇。これでもかと見開かれたその目。 何かに驚愕するような、何かに恐怖するような、そん...
  • しかし何も起こらなかった
    しかし何も起こらなかった ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十七話⇔第七十八話 第七十八話⇔第七十九話 早々に、ブルーアイズを手に入れることができた。 俺の輝くロードを阻むものなどありはしない! 「ふぅん…川か」 行く手を阻もうというのか。だがそれは不可能というもの。 「川など飛び越えるまで!出でよ、ブルーアイズホワイトドラゴン!!」 何も起こらない。 「馬鹿な…俺は、ブルーアイズを持つに相応しくないというのか?」 再びブルーアイズを呼ぶ。だが何も起こらない。 「そんなはずは…お、俺は…うおおおおおお!!!!」 俺の呼びかけに、ブルーアイズは…姿を現さない。 「…そうか。モクバを守れなかった俺を、主とは認めないということか」 あの男を認め、俺を認めない…なんという屈辱だ。 俺のロードは…輝...
  • イチローのレーザービームでバトロワ会場滅亡
    イチローのレーザービームでバトロワ会場滅亡 ◆LXe12sNRSs (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十三話⇔第七十四話 第七十四話⇔第七十五話  すべてのシリーズに言えたわけではないが、ロックマンはただ走らせるよりも、スライディングを連続させたほうが速い。というトリビアがある。  その時間差は0.1秒にも満たない些細なものだが、クリアタイム短縮を狙う上では、必須テクであるとも言えた。  小さいことからコツコツと。細かな動作の一つ一つが、最終的なクリアタイムの短縮に繋がる。  数々の最速プレイ動画を築き上げてきたTASは、その心得を胸に、今もなお現実で起こっているバトルロワイアルで、自らのスペックをフルに発揮させようとしていた。 「――クッ!」  舌打ちはするも、足は休めず突き進む――追っ手から逃げ延びるため、連続スライディング...
  • 戦士、再び
    戦士、再び ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十二話⇔第十三話 第十三話⇔第十四話  ありえない事に、見ず知らずの場所に連れ去られ生殺与奪権を振るわれている。 この主催者は今まで自分が相手してきた誰よりも強大。そう思わざるを得ない。 とすれば、この首輪だけでもなんとかするまではゲームに乗ったふりをすべきなのか。 幸い集められた参加者の多くは武器など持ったこともなさそうな少年少女のはず。 父の敵を討つことなく死ぬくらいなら修羅道に堕ちたほうがましだ。なれば殺る!  そこまで考えをまとめた俺は、正面の闇に気配があること気付いた。 自分に支給された道具は海外の人形と防毒マスクだけだったが、相手はそうではあるまい。 銃や刃物を持っていておかしくない以上奇襲をかけてでも倒しておくべきだ。  低い木立ちを抜けて現...
  • うさみみ少女と魔法少女
    うさみみ少女と魔法少女 ◆aR.LrJ7HMw (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 白い魔王 白い冥王 第十一話⇔第十二話 第十二話⇔第十三話  「まったく、悪い冗談だなぁ・・・・」   そう呟きながら私は雪原の中を歩いていた。   確か私は永遠亭で……何してたんだっけ。ああ、そう薬の調合してたんだっけ。  暗い部屋で目が覚めて……そうしたら目の前で人が二人殺された。  それで、殺し合いをしろって言われて……そういえば部屋の中に結構他の人も居たなぁ  戦争みたいなのは昔に経験してるんだけど、殺し合えって言うのは・……  しかし、少し寒いなぁ。幻想郷でも雪は降るけどさ、そもそも兎は寒さに弱いんだって。  後、なぜか飛べない。どうやら何かの制限が掛かってるみたいだ。  この分なら私の能力――人の波長を操る――も出来なさそうだ。  ...
  • 蒼い鳥
    ...十一話⇔第七十二話 第七十二話⇔第七十三話 互いに違う目的を持ちながらも共に歩む二人が放送を聞いたのは、 暗闇の中でおぼろげに見えていた城の入り口に到着した瞬間だった。 放送中はお互い何も言わずに黙って聞いていたのだが、 死者発表のくだりに入った時、日吉の眉が僅かに動いた。 「誰か知り合いが呼ばれたようだな」 「…………」 知り合い……確かに呼ばれた。 だが、別に仲間だった訳でもない。 一戦、戦いを交わした事がある相手。ただそれだけ。 知り合いが死んで悲しみは感じているが、そこまで深い悲しみという訳でもない。 日吉が放送を聞いて反応を示したのは越前リョーマの死による為のものではなく、呼ばれた人数の事に対してだ。 例の放送が正しいものだとするならば、このゲームが開始されて6時間という僅かな間に10名もの死者が出たという事になる。 10名――日...
  • とある道化師の回想録
    とある道化師の回想録 ◆dM8W53tn/s (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 143話 番外編なのに本編SS 第百四十二話⇔第百四十三話 第百四十三話⇔第百四十四話 ゲームも中盤に差し掛かった頃、そして放送が始まる少し前。 放送を間近にしながらピエモンはオペレータールームでふと昔を思い出していた。 忌々しいホーリーエンジェモンの作った異空間で消えることもなく、手下どもと 永遠の時間を過ごしていたピエモンだったが、ある時何の前触れもなく異空間に穴が 生じた。 その穴に導かれるように入ってみれば、そこはどこか貫禄のある西洋風の城。 しかし、内部に入っると途中までこそ侵入者を退ける罠を搭載した要塞のごとき 内装であったが、奥まで進むと急に勝手が変わりまるでSF映画に登場しそうな 未来基地のような風体に変わり始めるではないか。 ...
  • 人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA
    人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十一話⇔第百四十二話 第百四十二話⇔第百四十三話 脇に置いているデイパックをちらりと見る。その中には今までの戦いの戦利品が数多く入っている。 今までは、体力に余裕があった分、これらの武器を使う事など考えもしなかった。 しかし、これからは使う事になるかもしれない。それほどに私は消耗している。 無論、武器を使う事など裁定の神GYOJIと父親とも呼べるOYAKATAから固く禁じられている。 そのため武器など使わずSUMOUのみで戦う事が最良ではある。まあ、今となっては、OKITEを気にする必要などないかもしれないが……。 さて、行くか……。 足に力を入れて立ち上がる。体は相変わらず重いが放送前よりははるかに回復しているようだ。...

  • 蝕 ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十六話⇔第七十七話 第七十七話⇔第七十八話  どんな想定外のことがあろうと、目的は完遂するし私にはそれをするだけの力がある。 それを過信と言わせないだけの能力が私長門有希には備わっていた。 だがこの有様はどうだ。狙撃に失敗した結果得体の知れない裸の男に襲われている。 しかも……押されている。空間障壁と岩から生成した巨槍の二段構えがまた崩された。 いくら自分が力を大幅に制限されていようと人間風情にこんなことができるはずがない。 なのにこいつは首輪をしている。参加者なのだ。 「なぜ殺たし」  あまり流暢ではない日本語で質問する男。激昂ゆえか言語に支障が生じているようだ。 質問ではなく責めているだけなのだろう。こちらに返答する暇など与えてもくれない。 ほとんどの遠隔...
  • ロシアガールでJOJOまで
    ロシアガールでJOJOまで ◆Tfy/qV7Kts (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第五十二話⇔第五十三話 第五十三話⇔第五十四話 ボブ術 太陽が夜の闇を侵食して、永遠に続くかとさえ思われた黒をあっさりと白く濁らせた。 こんなクソッタレな殺し合いの会場にも光は供給されるんだな。1人佇む日吉若はそんなことを考えていた。 「しかし酷い有様だな……尤も俺が爆破したのだがな」 先ほどまで自分と戦闘をしていた青ダヌキの成れの果て、それを見下ろして呟く。 初めて見たC4爆弾の威力に日吉は驚いた。 生物のような精巧な動きを見せていたそれの残骸が鉄クズなのはもっと驚いたが。 「さて、爆発の規模がデカい。誰か来る前に退散しておくか」 別に誰かに合うのが怖いというわけではない。下克上を成功させるには協力者が必要だ。 しかしあれほどの爆発を聞いて喜んで...
  • 運が良いのは彼女なのか?
    運が良いのは彼女なのか? ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル UNオーエンは彼女なのか? マントマリサ TASさん 第三十一話⇔第三十二話 第三十二話⇔第三十三話 気がついたら見知らぬ平原に飛ばされていた。 あんな大量の人間を集めたことも考えるとあのピエロか悪魔には どうも空間を操る程度の能力があるのかもしれない。どっかのスキマ妖怪みたいだな。 「しっかし、今回ばかりは相当面倒だな」 勿論正面きって他の連中を殺しにかかるつもりなんて毛頭ない。 そもそも弾幕というものは決闘の手段であって人殺しの手段ではないのであって。 まあどさくさで死傷者が出ないこともないのだが。 というかその弾幕が自由に使える状況にない。 スペルカードがないのは状況が状況だから別にしても、箒がないから空が飛べない。一応。 ランダム支給...
  • 蟲以下のにおいがプンプンするぜ
    蟲以下のにおいがプンプンするぜ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第五十一話⇔第五十二話 第五十二話⇔第五十三話 夜が明け、湖畔沿いに歩き出した遊戯と琴姫はお互いの情報を交換していた。 矢部野彦麿という陰陽師がいれば、悪霊を払えるだろうということ。 始めに殺された少年の兄、海馬瀬人もこのゲームを打開できる力になるだろうこと。 琴姫は、彼は家族を殺された悲しみが闇に捕らわれているかもしれないと言った。 遊戯は考えた。 確かに海馬は過去に非道な行いを平気でやったこともある。 自分の祖父からブルーアイズホワイトドラゴンのカードを奪った頃の彼に戻っているかもしれな い。 だとすれば大変だ。海馬がこのゲームに乗る可能性があるだけではない。 悪い海馬は・・・小物臭がするのだ。彼が生き残れる可能性は激減する。 ふははは...
  • 彼女にだって乙女は必要です
    彼女にだって乙女は必要です ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル (・3・) ひぐらしのなく頃に 星のカービィ 第二十三話⇔第二十四話 第二十四話⇔第二十五話 「はぁ……これからどうしよ…………」 園崎魅音は途方にくれていた。オヤシロ様の祟りという現象もそれは摩訶不思議であったが、それをはるかに上回る異常事態のなのを肌で感じていた。 素直に殺し合いなんて魅音には出来るはずが無かった。園崎家は人には言えない罪を沢山抱えてきたし、魅音も例外ではない。 でも、人として殺人だけは犯さない。それが園崎家次期党首としての心構えであった。 それなのに、人が目の前で死んだ。 スプラッタには慣れているとはいえ、人が死ぬのを見たのは初めてだ。結局魅音はあの場でどうすることもできなかったのだ。 支給品とやらを確かめてみたが、小型の音楽プレ...
  • 最初の朝餉
    最初の朝餉 ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十二話⇔第六十三話 第六十三話⇔第六十四話  空に浮かぶ異形の高笑いがゆっくりと姿を消してゆく。 放送中から様子がおかしかった谷口に魅音はなるべく刺激しないよう声をかける。 「キョンさん……だったっけ。さっきの人に、その、殺されたのは」  殺人。聞きなれているようで自分やその周りとは無縁でしかなかった言葉。 しかしここでは殺戮が本当に行われている。それも一晩でこれほどの死者が出るほどに。 放送では園崎詩音の名前も挙がっていた。妹もここに連れて来られたのかとため息をつく。 聞き間違いの可能性もあるので名簿を確かめるまでははっきりしないが、確かめたくない。 今すぐにでも逃げ出したかった。けれど逃げ場所などどこにもない。  この首輪の重みを、我が身が感じている...
  • クロックタワー
    クロックタワー ◆tGnurJkvOw (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 暗黒妹 さっちゃん逃げてー! 第二十話⇔第二十一話 第二十一話⇔第二十二話 もし、あなたとあなたの『愛しい者』が『殺しあい』を強要されたとき、 あなたはどう行動するだろうか……『愛しい者』のための殺戮、それも有力な選択肢だ。 自らが犠牲になり『愛しい者』を生かすのだ。 しかし、今ここでわたしは考えねばならない。 ここに確実に居ると分かるのは『愛しい者』と『わたし』だけであり、もし『わたし』が『彼』の代わりに死亡すれば、 一人生き残った『彼』を『例の3人』が!『あの忌々しい三人』が!『彼』を迎えることにもなりかねない! 『痛々しいヒス女』や『マニア向けのクリーチャー』、『何度殺しても意味のない化け物』に『彼』を!!! ……『愛しい愛しいわたしの兄』を!ヤツラの『あの三人...
  • 勇気を受け継ぐ子供達へ
    勇気を受け継ぐ子供達へ ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十五話⇔第七十六話 第七十六話⇔第七十七話  耳障りな笑い声を残して立体映像が薄くなっていく。  その方向に驚きと憎しみを織り交ぜた視線を送っている圭一の足元で、 ピカチュウは複雑な表情で足元を見下ろした。 (もう、十人も死んでるなんて……)  命が懸かるような戦いを何度も経験してきたとはいえ、実際に死を目の当たりに したことは殆どない。その数少ない事例でさえ、誰かに殺されるといった悲惨な話は無かったはずだ。 「詩音……魅音……富竹さん……それに、レナ……!」  いつの間にか名簿を取り出していた圭一が苦虫を噛み潰すような表情で紙に目を走らせている。 まさか、という事態が現実になってしまったようだ。それに、詩音……という子はあの放送で呼ば...
  • 電撃戦/Blitzkrieg
    電撃戦/Blitzkrieg ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十二話⇔第百二十三話 第百二十三話⇔第百二十四話 相性の良い二人 「この辺でいいか……むっ…………」 「どうした、ロムスカ」 「見ろ、早速だが来客のようだ」 ムスカはエアーマンに首輪探知機の画面を見せる。 そこには北から猛スピードで迫ってくる点が一つと、二つ組の点と一つだけの点がまばらに表示されている。 ムスカが指し示しているのはこの猛スピードで迫る点のことだろう。 「我々に接触されるのは不味いのが分かるな、エアーマン」 「ああ、折角の奇襲がばれては水の泡だからな」 現在ムスカとエアーマンが隠れている岩場の裂け目の他、北部の山岳地帯は見渡す限り険しい斜面や岩山、裂け目だらけである。 その天然の要害ともいえる土地を発見し、首輪探知機で索敵を...
  • 浩二君です
    浩二君です ◆qRv35OWHJE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル  永井先生 愛媛のポイ捨て  第四十三話⇔第四十四話 第四十四話⇔第四十五話 「じゃさ。とりあえず至急品の確認しとかない?さっきみたいな事になるのはきついし」 「そうか、まあ、俺もそれには異存はないが」 永井先生は言われた通り、とりあえず支給品の確認をしようと思いました。 まず、始めに永井先生の注意を引いたのは、ビニールのようなもので厳重に包まれた何かでした。 ビニールの表面には、≪塩素二号の鍵≫とだけ書かれていました。 「塩素二号って何かしら…もっと何か書いてないの?」 「書いとらん」 書いてあるのはそれだけで、ビニールの端には、開けてくれと言わんばかりのささくれがつけられていました。 「とりあえず、開けてみましょうか」 ティアナがそう言ったので、永井先生は適当に、...
  • 英雄
    (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル つかさ妊娠 真っ赤な誓い 妊娠注意 第四十二話⇔第四十三話 第四十三話⇔第四十四話 英雄 ~足踏みしてるだけじゃ進まない~ 今は分からないことばかりだけど。 信じるこの道を進むだけさ。 一心不乱にギターを弾き続け、腹の底から声を出しつづける。 例え死ぬことになっても、俺は歌うのを辞めないだろう。 この生涯が閉じるその瞬間まで歌手でいられたら、ロッカーでいられたら。 それだけで、十分だ。 英雄 ~甘え尽くしの自分が本当は嫌いで~ 「さて、つかさちゃん。聞こえるか?」 つかさを抱きかかえたまま、いさじは顔で音のする方向を指す。 熱さでボーっとしていたつかさだが、耳に入り込んでくるその音を聞き取る事は出来た。 「……はい、すごいギターの音と……かすかな声が聞こえます」 ボーットしている原因は...
  • 幸か不幸か
    幸か不幸か ◆BRxsUzTn5A (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十二話⇔第百十三話 第百十三話⇔第百十四話 全速☆前進DA! ツンデレ 「お兄ちゃん、あそこ!」 「ふぅん、どうやら目的地が見えてきたようだな」 霊夢たちと別れた後、カイバーマンこと海馬瀬人、高槻やよい、そしてことのはは 橋の手前の地点から歩みを進め、町から目と鼻の先までの距離まで到達していた 「あの場所ならば医療道具の一つや二つくらいは置いてあるだろう、それまでもう少しの辛抱だ」 「お兄ちゃん、ありがとう……」 「俺はただお前のような兄弟を持つ者に死なれてもらっては困るというだけだ、誤解されてもらっては困る」 頬を赤らめて感謝を述べたやよいに対し、海馬は一瞬顔を逸らす。 「うっうー、これっていわゆるツンデレってやつですかー?」 「……何だ、その「ツンデレ」...
  • 刺激・ぶらっく・パックン♪
    刺激・ぶらっく・パックン♪ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 黒い花シリーズ 第百十一話⇔第百十二話 第百十二話⇔第百十三話 私は決めた。ゲームに乗らず、しかし願いを叶えてみせると。 人を生き返らせる……それは、どんなロストロギアでも実現できない奇跡。 伝説のアルハザードの技術でもなければ、不可能なこと。 「なんだ、私……犯罪者になるんだ」 P.T事件。かつての大魔導師、プレシア・テスタロッサが目指した死者蘇生。 ロストロギア以上の力を私利私欲に使って、許されるはずがない。 時空管理局をクビになるだけでは済まない……極刑すらありえる。 「とりあえず、なのはさんにはうまく言って……騙すようで悪いけど」 願いを叶えられれば、後はどうなってもいい。 さあ、早く出かけようと支度を済ませる。 そして、悪魔の放...
  • 第二回定時放送
    第二回定時放送 ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第百三話⇔第百四話 第百四話⇔第百五話 時計の針が重なる時間、陽光が真南に輝くその時。 会場を包んでいた闇は、もう物陰の片隅にある日陰としてしか存在できなかった。 燦々と輝く太陽が照らすその場所は、殺し合いという言葉が似つかわしくないほどに美しい光景を醸し出していた。 その太陽が輝く青空を覆い隠すようにして、道化師の男が中空に現れた。 『こんにちはみんな、元気に殺し合いをしているかな?』 第一声は、心底人を小馬鹿にした声から始まった。 ――いきなり挨拶されても困るかな? マルクから聞かされているとは思うけど自己紹介しておくよ。 私の名前はピエモン、よく覚えておくといいよ。だって君らの中の一人はまた私達と会うんだからね。 ――...
  • ケラモンいっぱいTAS軍団
    ケラモンいっぱいTAS軍団 ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十二話⇔第百三十三話 第百三十三話⇔第百三十四話 かわいいケラモン 草むらに伏せ橋の様子をうかがう。かなり大きい橋であったがその上を歩いている者は誰も居ない。 橋の周りには何の障害物も無く、考え無しにその上を歩けばまず見つかってしまうので、 誰も居ないのはある意味当然と言えるのかもしれない。 もう太陽は沈みかけている。B-1が禁止エリアになるのは午後二時であったから、おそらく待ち伏せしていても誰も来ないだろう。 この事実は参加者を駆逐していきたいTASとしては非常に残念な事であった。 橋には行かず別の所へ行き人数減らしをするという事も考えたのだが、彼は結局、橋にやって来た。 理由は単純なことだ。休息を取るためである。参加者があまり立ち寄らないので...
  • 行く先は
    行く先は ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十八話⇔第六十九話 第六十九話⇔第七十話 「くっそぉ……」 園崎詩音を埋葬した後、永井博之と水銀燈の二人は、仲間を探すためE-4の市街地エリアに来ていた。 しかし今の彼、博之にとっては仲間探しなどよりも先に煙草を補給することが重要であった。 先程からイライラしてたまらない。一刻も早くニコチンを摂取せねばならない。 だがこの辺り一帯に存在する建物と言えば、いかにもRPGとかに出てきそうな塔くらいで、煙草屋はおろかコンビニすら無い。 「煙草の吸いすぎは健康に悪いわよぉ? 血圧上がっちゃうし。乳酸菌摂ったらぁ?」 「うるさいの、ちょっと黙っとけ! ……ん?」 傍でからかう水銀燈を一蹴し、必死に煙草を探す作業を続けようとする博之の動きが止まった。 彼の目はある一点に釘付けにな...
  • 月のネズミ
    月のネズミ ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第154話 第百五十三話⇔第百五十四話 第百五十四話⇔第百五十五話 「エリアサーチも大分制限されちゃってるね、このエリア内ですらサーチできないよ」 「面倒ですねぇ、隠れながら進むしかないですか」 チューモンは物陰に隠れながら、進化するための養分になりそうなものを探し進んでいく。 その間に自身の能力についてより詳しく調べてみるが、その結果は散々なものだった、ローザミスティカなしでは魔力球一つ制御するのもやっとである。 参加者と接触する前に、何とかもう一段階ぐらいは進化しておきたいところだ、 もうクリサリモンになることはできないかもしれないが、少なくとも使用できる能力の幅はできるはず。 そんなことを考えながら物陰を進んでいると、突然派手な音が鳴り響く。 「な、な...
  • モクバ死す 海馬の涙
    モクバ死す 海馬の涙 ◆BRxsUzTn5A (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 社長覚醒 社長のカッコよさは異常 第三十話⇔第三十一話 第三十一話⇔第三十二話 海馬瀬人はあの忌まわしき部屋から飛ばされた後、一人孤独の中にいた。 「モクバ……モクバ……モクバ……俺の………俺の………大切な弟……」 彼の顔は生気がまったくなく、目は泥沼のように濁っていた。手はだらりとぶらさがったままで体はその場で一本のくたびれた棒のように突っ立っていた 弟、モクバは死んだ。 嘘だと思いたかった。すぐに部屋の隅から出て来て無邪気な姿を見せてくれるということを想像したかった。 しかし、それは自分の今まで全否定していたオカルトを肯定するのに等しかった。 そうだ、モクバは死んだ。俺に降りかかった生温かい血、間違いなくモクバのもの...
  • VS.動かない大森林(EASY)
    VS.動かない大森林(EASY) ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第九十二話⇔第九十三話 第九十三話⇔第九十四話 「……ここまで来れば大丈夫かな」 「「だと、いいんだけどな」」  お覇王の助けで辛くも魔理沙から逃げ切った二人は、いつしか見たこともない街へと紛れ込んでいた。 『ガブモン、やっぱりさっきの人を助けに行った方が……』 『いや、俺達は行かない方がいいと思う。どんな事情があるにしろ、俺達を敵視してるみたいだしな。 もしかしたらあの人が上手くやり込めてるかもしれないよ』 『そうかなあ……』  それにしても、とオメガモンは辺りを見回し不審そうな表情(傍目では分からないが)を作る。  亜美の方もこの街の違和感に気付いているらしい。 「なんか嫌な所だなあ……なんでこんな気味悪いんだろ」 「「街なのに...
  • 外山恒一のなく頃に 友人悲惨編
    外山恒一のなく頃に 友人悲惨編 ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル ひぐらしのなく頃に 外山のカッコよさは異常 名探偵レナン バトロワでも友人は悲惨 第三十二話⇔第三十三話 第三十三話⇔第三十四話 スクラップ&スクラップ 最初からクライマックス 諸君、やはりこの国は腐りきっている! このような人殺しをゲームと言い切る道化師や正体不明の生物をのさばらせておいていいはずがなぁいッ! 仮にこの事象を見逃しているだけだとしても、それ即ち政府の怠慢という事に他ならない! あれこれ改革だとか、そういう事を言っている甘っつぉろい段階では最早無いのだ! しかし、それを今ここでどれだけ声を荒げて言ってみてもまるで意味は無い! 我々のような迫害された少数派が幾ら吠えたところで負け犬の遠吠えになるより他無いからだ! ならばどうするか。 ...
  • 才能の無駄遣い
    才能の無駄遣い ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 才能の無駄遣い. 第九十一話⇔第九十二話 第九十二話⇔第九十三話 「ふーん、やる気は無いっていう訳?」 「モロチン! このKASを捕まえて殺人鬼と間違えるとはなんたる事でしょう!?  俺はTASよりも難易度神な男! ならこんな殺し合いに乗る訳ないっていう!」 この男と会話が成立するまでかかった時間は小一時間。 最初は何を話しているか全くわからなかったが、よく聞いて暗号を解読するようにして話を聞きどうにかここまでこぎつけた。 話を聞いてみるとこの男、KASはあの主催者達と戦うべく『バグ』というものを探しているらしい。 そうなるとこの男も一応は私の仲間という事になるのだが……。 それにしても頭が痛い、ここにはこんな奴らばかりなのだろうか。 「ふぁあふぁあ、ふ...
  • 私が弾幕を始めた理由
    私が弾幕を始めた理由 ◆Dx4H1/XR2o (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十九話⇔第八十話 第八十話⇔第八十一話 亜美とオメガモンは自分たちを落ち着けてから、見慣れない人影に近づいてみた。 白と黒を基調にした服を纏っている彼女は、まるで空想の世界の魔女のようだった。 「こんな所で寝てるなんて……危ないなあ。  それにしても本当にオメガモンといいコスプレの人が多いよねー……レイヤーさんに恨みでもあるのかな?」 オメガモンはいい機会と思いコスプレではないことを説明しようと思ったのだが、まずは目の前の彼女の介抱が先だ。 ゴマモンのパートナーの丈がこういう事には慣れていたが……どうすればいいのだろう? あれこれ考えているうちに亜美は白黒の彼女に水をかけ始めたのだ。 「もしもーし、大丈夫ですかー?」 亜美は彼女の頬を軽く叩きながら、返事を...
  • Cry for me, cry for you
    Cry for me, cry for you ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十九話⇔第七十話 第七十話⇔第七十一話 「そんな……」 まさか、とは思ったが…やっぱり参加している 放送の後、紙に浮かび上がった参加者の名前の中に、かがみは妹と友人の名前を見つけてしまった。 「つかさ…こなた…」 でも無事でよかった…ほっと胸をなでおろし、同じように名簿を眺めているゴマモンを見る。 「ゴマモン、その…知り合いは、いた?」 参加者…それとも死者の中に?しかしゴマモンの声は明るかった。 「ダイジョーブ、オイラの知り合いは1人だけだったよ」 オメガモンって言うんだけど、とゴマモン。 「デジモンって良い奴も悪い奴もいるけど、オメガモンは安心だよ。なんたってオイラ達の仲間で最強のウォーグレイモンとメタルガルルモンが合体した...
  • それぞれの誓い~天海突破~
    それぞれの誓い~天海突破~ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 白春香 第七十四話⇔第七十五話 第七十五話⇔第七十六話 「わぁ、やっと見つけた!」 これでやっと活躍できる。私の胸は高鳴っていた。 男の人と、その後ろに掴まった私と同い年くらいの女の子。 いけない、この距離だと逃げられるかもしれない。 「疲れるけど…行っくぞー!」 目の前の二人がどんな武器を持ってるかわからない。 殺さないと…このアイスソードなら一発のはず! 「つかさちゃん!逃げるんだ!」 あの少女を説得しよう。危険な相手でもあの剣を振るうには距離がある。 そう思い、足を止めた…それが間違いだった。 女の子は、大剣を天高く掲げている。 まだ十分に距離はある。いくらなんでも届くはずはない。 だが…俺の直感が告げている。死ぬぞ、早く逃げろ、と。...
  • 黒い帽子はうさんくさい証拠
    黒い帽子はうさんくさい証拠 ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 東方 盗んでいきましたシリーズ 陰陽師は大変なものを盗んでいきました 第十話⇔第十一話 第十一話⇔第十二話 ぷよぷよするな! 何故私がこんな所にいなければいけないのか。 どちらかと言えばインドア派の私としては、こんな風情の無い遊戯どころか動く気すら起きない。 だって、私のお気に入りの仏蘭西人形も阿蘭陀人形も倫敦人形も露西亜人形も蓬莱人形も京人形もなければ上海人形も無い。 おまけに私の魔道書、グリモワールオブアリスも無い。 別に無くてもそんな困らないが、やる気は無くなる。 やはり悪魔は魔界人と違って、気が回らないようだ。吸血鬼のほうがマシとさえ思える。 魔法の力もかなり封印されている。別に全力は出さないから無いから関係ないのだが、全力を出せないのは...
  • 楽太郎(ラピュタ王)の陰謀
    楽太郎(ラピュタ王)の陰謀 ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 楽太郎 第四十話⇔第四十一話 第四十一話⇔第四十二話 ツンデレ 「ちょっと待って」 すぐ横を歩いているゴマモンがかがみに言い、止まった。 二人は仲間を探すために、まずは人の多く集まりそうな中央部や市街地に向かおうと決め、 地図上で言うA-3北西から出発し、現在はA-4を移動中だった。 ゴマモンが水場が得意ということもあり、湖沿いに進んで来たのだが、彼がその途中で何かを感じ取ったらしい。 「ゴマモン? どうし……」 「シッ。静かにして。誰かが近くにいるよ」 その言葉に、かがみは胸の鼓動が一瞬だけ早くなるのを感じた。 耳を澄ますと、左手、つまり森の奥の方から確かに人の声が聞こえる。恐らくは男性の声だ。 しかし声が小さすぎて何を言っているのかはよく分からない...
  • 黒の預言書
    黒の預言書 ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十話⇔第百三十一話 第百三十一話⇔第百三十二話 若本 阿部さん最強伝説 「ご苦労……なんだ、まだあるのか?」 ピエモンの部屋に、一体のデジモンが立っている。 「はあ、その……なぁんといいますくぁ」 そのデジモン、アイスデビモンは、ピエモンに対してかなり言いにくそうに口を開く。 アイスデビモンは、ピエモンの片腕であり、完全体以下の全デジモンを仕切っている。 実力は完全体に劣るが、それ以上に優れた頭脳を持つため、この地位にいるのだ。 ……少し、声と口調が独特なのが気にはなるが。 「監視役のデジモンどもからぁ、不満の声が」 「不満、だと?」 ピエモンは疑問の声をあげたが、すぐに理解する。 「あれかね、喰われたくないと?」 「ぶるぁ、その通りですってヴぁ」 ...
  • おじいちゃんのアイスクライマー
    おじいちゃんのアイスクライマー ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十三話⇔第百三十四話 第百三十四話⇔第百三十五話 孔明の罠 ストーム1は橋を渡っていた。 その足取りはスタスタと軽快である。しかし、心の中の自分の足取りは重たかった。 心が自分ではない体に入っているためだろう。 じゃがうじうじしていても仕方が無い! わしは今地球防衛軍のストーム1じゃ。地球を守る正義のひーろーなんじゃ! さぁ、みっしょん開始じゃ! ストーム1の目の前には橋の終わりが見え始めていた。 ストーム1は歩むスピードを落とす。このまま橋をそのまま進めば禁止エリアに入ってしまい首輪が爆発してしまう。 橋の手すりに近づくと確かに陸地があった。 2~3メートルの高低さがあったが、飛び降りてもまた帰ってくることが出来そうだ。 ...
  • 落ち着け前原K!
    落ち着け前原K! ◆lbhhgwAtQE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル エアーマンは倒せない バックブレーダー殉職 口先の魔術師 第四十一話⇔第四十二話 第四十二話⇔第四十三話 『オタク』そして『魔法使い』。 それらは、エアーマンのコンピュータと照合しても一致するデータがない存在。 つまり、彼女らはエアーマンにとって、そしてワイリーにとってはイレギュラーな存在だ。 世界征服を目指す彼らにとって、イレギュラーはあってはならない事態。 「……そうだ。ワイリー様の世界征服にイレギュラーなどあってはならない……!」 エアーマンは一人心地に呟く。 新たなデータ――獲物を求めて。 そして、そんな彼が見つけたのは――――   ▽  ▽  ▽  ▽ 「はぁ、なるほど。ポケモンねぇ……」 目の前にいる黄色い生...
  • 歌、覚えていますか
    歌、覚えていますか (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十八話⇔第十九話 第十九話⇔第二十話 真っ赤な誓い と、言う訳で彼は今ココに居る。 ここで殺し合いをしろと言われているが、彼にとってはそんなこと冗談じゃない。 ギターを弾いて、歌を歌って、叫んで。昔はバンドを組み、今はユニットに入り。 ソロで比較的ひっそりと活動している自分が、何故ここにいるのか? 彼は、知らなかった。 いや、知っていたかもしれないが知らなかった。 自分の曲が、ひっそりと、しかし大胆に。 数々の人に愛され、MADが作られ、歌われ。 着々とその人気を伸ばしていたことを。 ――――――ニコニコ動画で。 ともかく、そんなことを知る由も無い彼は、ここで何をすべきか考えていた。 自分の支給されたデイパックは妙に膨らんでいる。 降ろしてみると……何の因果か一本...
  • 身体は子供、頭脳も子供
    身体は子供、頭脳も子供 ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十一話⇔第百二十二話 第百二十二話⇔第百二十三話 迷探偵うっうー  ことのはがゆっくりと甲板の先に落ちた生首に歩み寄った。 そして拾い上げ、さもそれが愛おしいものであるかのように頬擦りを始める。 「どどど、どうしちゃったの? ことのはさん」  死体、それも血のついた生首を大事そうに抱える姿はほとんど狂人のそれ。 元気になったのは間違いないがこの方向性はよくない。というか論外にも程がある。 だがやよいは混乱しそうな頭で必死で考える。きっとこれにも理由があるはずだと。 ことのはは優しい子だと信じたい、信じさせて欲しい。そのためにも理由を探さないと! 懸命に嫌悪感を抑えつつ、思いついたことから問いかけてゆく。 「本物……じゃないよね?」  こん...
  • ピタゴラ……
    ピタゴラ…… ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 永井先生 いもうとのなく頃に 鋏殺し編 第五十話⇔第五十一話 第五十一話⇔第五十二話 (つかみはずしたが問題ない! だいじょぶ。まだ、まだ盛り返せる!) そう思ってから数十分。 「ほほほおぅ、お嬢ちゃんには兄貴がいるんだぁ~」 「う、うん……」 幼女は相変わらず引きっぱなしだった。 ††††† 今俺たちがいる場所は、幼女と一緒に見つけた小部屋だ。もっとも、『休めるとこでも探さね?』といったのは俺だが。 部屋の中には木のテーブルがあって、椅子が四つほどあって、本棚がある。 例えるなら……そう、あれだな。なんつーか中世っぽいっつーか。壁もレンガがむき出しだし。 でも、なんで蛍光灯がついてるんだろうな? 部屋の雰囲気にあわねぇだろ。 まあ、おかげ...
  • そこらじゅうでハデにやったる
    そこらじゅうでハデにやったる ◆Dx4H1/XR2o (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル レーザービーム イチロー お覇王 第二十六話⇔第二十七話 第二十七話⇔第二十八話 全自動卵割機 イチローは猛烈に野球がしたかった。 自分は内野安打が打ちたかった。 レーザービームで一度人類を壊滅させたこともあった(自身が時を飛び越え再生させたが)。 自分がやりたいのは人の頭を内野安打じゃない、野球のボールを内野安打なんだ。 こんなことに付き合ってる暇は無い。 目の前から、胴着を着た一人の男性が迫ってくる。 「こんにちわ、貴方はこの殺し合いに乗っていますか?」 嘗て、とある俳優すらも唸らせた演技力を微妙に使い(本気を出せば相手が感動で泣いてしまうため)話しを持ちかける。 しかし、目の前の男性が取った構えは……。 「覇王! 翔吼拳!」 とてつもな...
  • クレフェアリーの憂鬱
    クレフェアリーの憂鬱 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十七話⇔第十八話 第十八話⇔第十九話 目が覚めたら殺し合いだった。 しんどいリーグを制覇したと思ったら何この冗談。ふざけてるの? とかぼやいても仕方ない。でもこれからどうしたらいいんだろう。 どうやらここは花畑であるらしい。うわ、ラフレシア!? ……と思ったらただの花か。 辺りは暗いし人の気配もしない。何だか急に心細くなってきた。 だいたい運の悪さには定評のある僕がなんでこんなものに呼ばれたんだ。 ……ご主人やみんなはどうしてるだろう。無事ならいいんだけどな。 さて、これからどうするか。 とりあえず別に制限を指令されてるわけでもなし、 まあゆびをふるはもしもの時までに封印しとこう。 ポケモンバトルとは違うんだ。むしろちいさくなるの方が確実で役...
  • 自信か慢心か?
    自信か慢心か? ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十話⇔第六十一話 第六十一話⇔第六十二話 「ふう……」 ロックマンは森の中を駆けていた。 スパイダーマンと別れた後、彼は仲間を集めるべく森林地帯を探索する。 ロックマンはかれこれ数時間ほど森林地帯を駆け巡るが、にも拘らず人影は今の所誰も見えてこない。 もしやロックマンの姿を見た誰かが、彼のことを危険と判断して隠れているから誰も見つけられないのではと考えてしまう。 彼は戦闘用ロボットであり、その気になれば人を傷つけ殺めるのは簡単だ。 しかしロボットにはロボット三原則というものがあり、人を傷つけることは本来出来ないようになっている。 彼より先の世代のレプリロイドという新型のロボットは、ロボット三原則を"悩む"ことで人間への反乱を引き起こした。...
  • ウッドマン?が倒せない
    ウッドマン?が倒せない ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第八十一話⇔第八十二話 第八十二話⇔第八十三話 友人大活躍 下水道からようやく脱出し、一息つく。 敵が来ない可能性が高いのはいいけどあんな臭い場所はやっぱりゴメンだ。 深呼吸をして久しぶりの綺麗な空気を胸一杯に吸う。 ふぅ……生き返った。 「ふむ、やはりかなり話し込んでしまったようだな。  既に太陽が燦々と輝いている」 その滑らかな頭部に日光を反射させながら、外山さんが言う。 それにしてもこの人、イメージと大分違うというか……。 もっと破天荒なキャラだと思ってたけど話してみると案外常人でビックリした。 ……いや、まぁそれでもおかしいところは多々あったんだが。 スクラップ&スクラップとか、やたらポスターを気にする所とか。 「同志レナ、こ...
  • 愛しの彼が見つからない
    愛しの彼が見つからない ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 愛しの彼が振り向かないシリーズ 暗黒長門 第五十四話⇔第五十五話 第五十五話⇔第五十六話 先刻、自分を襲ってきた変態野郎が追ってこないのを確認し、長門は足を緩めた。 腹立たしい。ああ、腹立たしい、腹立たしい。 あんな奴如きに指を持っていかれたことは勿論だが、何よりも自分の能力に制限が掛かっていたという事実が怒りを増大させる。 変態野郎から逃走しながら、切断された指の修復を試みたが、傷口を塞ぎ出血を止めるのが精一杯で失われた指先は再生しなかった。 修復能力には特に強力な制限が掛けられているらしい。 情報統合思念体にアクセスできないことも含めて考えると、どうやらこのゲームの主催者共はかなり強力な力を持っているようだ。 自身に掛けられた制限が果たして首輪によるものなの...
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