ニコニコ動画バトルロワイアル@wikiまとめ内検索 / 「第六十話⇔第六十一話」で検索した結果

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  • 第一回定時放送
    第一回定時放送 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第六十一話⇔第六十二話 第六十二話⇔第六十三話 地平線の彼方から日が昇り始め、空も空けてきた早朝。 何の前触れもなく空に玉乗りをする生き物を映す立体映像が浮かぶ。 巨大彗星の力を握る、悪夢の魔法使い。そして最悪の宇宙人・マルク。 彼が仮の姿に戻っているのはまず、あの姿を維持するのにも多少魔力が要ること。 そしてもう一つは単に──この小馬鹿にしたような態度で、愚者と見下す参加者を嘲るためである。 『キャハハハハハハハ!!!』 そしてその放送は、聞くもおぞましい笑い声を皮切りに始まりを告げた。 ◇ ──おはよう、参加者のみんな! まずは始めの六時間をよく生き残ったと褒めてつかわすのサ! それでは第一時定時放送、始まる...
  • 自信か慢心か?
    ...画バトルロワイアル 第六十話⇔第六十一話 第六十一話⇔第六十二話 「ふう……」 ロックマンは森の中を駆けていた。 スパイダーマンと別れた後、彼は仲間を集めるべく森林地帯を探索する。 ロックマンはかれこれ数時間ほど森林地帯を駆け巡るが、にも拘らず人影は今の所誰も見えてこない。 もしやロックマンの姿を見た誰かが、彼のことを危険と判断して隠れているから誰も見つけられないのではと考えてしまう。 彼は戦闘用ロボットであり、その気になれば人を傷つけ殺めるのは簡単だ。 しかしロボットにはロボット三原則というものがあり、人を傷つけることは本来出来ないようになっている。 彼より先の世代のレプリロイドという新型のロボットは、ロボット三原則を"悩む"ことで人間への反乱を引き起こした。 それがイレギュラーというものであり、イレギュラーを狩るハンター達が活躍せ...
  • 歪んでいます!おかしい!何かが!KASさんの!
    歪んでいます!おかしい!何かが!KASさんの! ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十六話⇔第六十七話 第六十七話⇔第六十八話 たまくだき 嫌でも耳に残る笑い声と共に立体映像が消え去ってからすぐ。 どうやら一応霊力も魔力に通ずるものがあるとかなんとか、索敵魔法がどうだの、 ちゃんと使いこなせば空も飛べるようになるやらなにやらと魔法の杖から講義を受けていた 途中で放送にあった霊夢は例のバリアジャケットのまま取り出した名簿に目を走らせた。 男を埋葬した後、ヨッシーはと言うとなし崩し的に始まった霊夢とレイジングハートの講義開始から放送終了に至るまで、 ずっとそこらをきょろきょろしたり(一応監視を命ぜられていた)、美味しそうな機械を頂いたり (偶然ステルス迷彩の壊れたダクーガを食しただけだが本人は気付いてない。バカだか...
  • 最初の朝餉
    最初の朝餉 ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十二話⇔第六十三話 第六十三話⇔第六十四話  空に浮かぶ異形の高笑いがゆっくりと姿を消してゆく。 放送中から様子がおかしかった谷口に魅音はなるべく刺激しないよう声をかける。 「キョンさん……だったっけ。さっきの人に、その、殺されたのは」  殺人。聞きなれているようで自分やその周りとは無縁でしかなかった言葉。 しかしここでは殺戮が本当に行われている。それも一晩でこれほどの死者が出るほどに。 放送では園崎詩音の名前も挙がっていた。妹もここに連れて来られたのかとため息をつく。 聞き間違いの可能性もあるので名簿を確かめるまでははっきりしないが、確かめたくない。 今すぐにでも逃げ出したかった。けれど逃げ場所などどこにもない。  この首輪の重みを、我が身が感じている...
  • クロックタワー
    クロックタワー ◆tGnurJkvOw (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 暗黒妹 さっちゃん逃げてー! 第二十話⇔第二十一話 第二十一話⇔第二十二話 もし、あなたとあなたの『愛しい者』が『殺しあい』を強要されたとき、 あなたはどう行動するだろうか……『愛しい者』のための殺戮、それも有力な選択肢だ。 自らが犠牲になり『愛しい者』を生かすのだ。 しかし、今ここでわたしは考えねばならない。 ここに確実に居ると分かるのは『愛しい者』と『わたし』だけであり、もし『わたし』が『彼』の代わりに死亡すれば、 一人生き残った『彼』を『例の3人』が!『あの忌々しい三人』が!『彼』を迎えることにもなりかねない! 『痛々しいヒス女』や『マニア向けのクリーチャー』、『何度殺しても意味のない化け物』に『彼』を!!! ……『愛しい愛しいわたしの兄』を!ヤツラの『あの三人...
  • 歪んでいます!おかしい!何かが!TASさんの!
    歪んでいます!おかしい!何かが!TASさんの! ◆OZbjG1JuJM sm66←時列順に見たい人はコチラ→sm68 sm66←投下順に見たい人はコチラ→sm68 キャラ順に見たい人はコチラ↓ sm26←博麗霊夢→ sm26←ヨッシー→ sm58←KAS→ (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十六話⇔第六十七話 第六十七話⇔第六十八話 嫌でも耳に残る笑い声と共に立体映像が消え去ってからすぐ。 どうやら一応霊力も魔力に通ずるものがあるとかなんとか、索敵魔法がどうだの、 ちゃんと使いこなせば空も飛べるようになるやらなにやらと魔法の杖から講義を受けていた 途中で放送にあった霊夢は例のバリアジャケットのまま取り出した名簿に目を走らせた。 男を埋葬した後、ヨッシーはと言うとなし崩し的に始まった霊夢とレイジングハートの講義開始から放...
  • 行く先は
    行く先は ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十八話⇔第六十九話 第六十九話⇔第七十話 「くっそぉ……」 園崎詩音を埋葬した後、永井博之と水銀燈の二人は、仲間を探すためE-4の市街地エリアに来ていた。 しかし今の彼、博之にとっては仲間探しなどよりも先に煙草を補給することが重要であった。 先程からイライラしてたまらない。一刻も早くニコチンを摂取せねばならない。 だがこの辺り一帯に存在する建物と言えば、いかにもRPGとかに出てきそうな塔くらいで、煙草屋はおろかコンビニすら無い。 「煙草の吸いすぎは健康に悪いわよぉ? 血圧上がっちゃうし。乳酸菌摂ったらぁ?」 「うるさいの、ちょっと黙っとけ! ……ん?」 傍でからかう水銀燈を一蹴し、必死に煙草を探す作業を続けようとする博之の動きが止まった。 彼の目はある一点に釘付けにな...
  • モクバ死す 海馬の涙
    モクバ死す 海馬の涙 ◆BRxsUzTn5A (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 社長覚醒 社長のカッコよさは異常 第三十話⇔第三十一話 第三十一話⇔第三十二話 海馬瀬人はあの忌まわしき部屋から飛ばされた後、一人孤独の中にいた。 「モクバ……モクバ……モクバ……俺の………俺の………大切な弟……」 彼の顔は生気がまったくなく、目は泥沼のように濁っていた。手はだらりとぶらさがったままで体はその場で一本のくたびれた棒のように突っ立っていた 弟、モクバは死んだ。 嘘だと思いたかった。すぐに部屋の隅から出て来て無邪気な姿を見せてくれるということを想像したかった。 しかし、それは自分の今まで全否定していたオカルトを肯定するのに等しかった。 そうだ、モクバは死んだ。俺に降りかかった生温かい血、間違いなくモクバのもの...
  • ぺったんぺったんつるぺったん ~五十歩百歩~
    ぺったんぺったんつるぺったん ~五十歩百歩~ ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル つるぺったん 暗黒長門 第十九話⇔第二十話 第二十話⇔第二十一話 長門有希は情報統合思念体へとコンタクトを試みるも、やはりコンタクトを取ることは出来なかった。 十分な試行回数を試したにも拘らずコンタクト不能であったため、ここは情報統合思念体が観測できない別空間と判断し試行を打ち切った。 その後は周りの風景を眺め、この殺し合いの主犯格と見られる悪魔について考察し、涼宮ハルヒ絡みでもなく、SOS団内関係者によるものでも無いと推察した。 一通りの状況把握を終えた後、長門は第一にすべきことを考える。 それは、愛しの彼の早急な保護に異ならない。 いや、できれば絶体絶命のピンチの時に颯爽と助けに入るほうが美しいだろう。 そうなれば、まずは彼の座標...
  • 黒い帽子はうさんくさい証拠
    黒い帽子はうさんくさい証拠 ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 東方 盗んでいきましたシリーズ 陰陽師は大変なものを盗んでいきました 第十話⇔第十一話 第十一話⇔第十二話 ぷよぷよするな! 何故私がこんな所にいなければいけないのか。 どちらかと言えばインドア派の私としては、こんな風情の無い遊戯どころか動く気すら起きない。 だって、私のお気に入りの仏蘭西人形も阿蘭陀人形も倫敦人形も露西亜人形も蓬莱人形も京人形もなければ上海人形も無い。 おまけに私の魔道書、グリモワールオブアリスも無い。 別に無くてもそんな困らないが、やる気は無くなる。 やはり悪魔は魔界人と違って、気が回らないようだ。吸血鬼のほうがマシとさえ思える。 魔法の力もかなり封印されている。別に全力は出さないから無いから関係ないのだが、全力を出せないのは...
  • 楽太郎(ラピュタ王)の陰謀
    楽太郎(ラピュタ王)の陰謀 ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 楽太郎 第四十話⇔第四十一話 第四十一話⇔第四十二話 ツンデレ 「ちょっと待って」 すぐ横を歩いているゴマモンがかがみに言い、止まった。 二人は仲間を探すために、まずは人の多く集まりそうな中央部や市街地に向かおうと決め、 地図上で言うA-3北西から出発し、現在はA-4を移動中だった。 ゴマモンが水場が得意ということもあり、湖沿いに進んで来たのだが、彼がその途中で何かを感じ取ったらしい。 「ゴマモン? どうし……」 「シッ。静かにして。誰かが近くにいるよ」 その言葉に、かがみは胸の鼓動が一瞬だけ早くなるのを感じた。 耳を澄ますと、左手、つまり森の奥の方から確かに人の声が聞こえる。恐らくは男性の声だ。 しかし声が小さすぎて何を言っているのかはよく分からない...
  • 黒の預言書
    黒の預言書 ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十話⇔第百三十一話 第百三十一話⇔第百三十二話 若本 阿部さん最強伝説 「ご苦労……なんだ、まだあるのか?」 ピエモンの部屋に、一体のデジモンが立っている。 「はあ、その……なぁんといいますくぁ」 そのデジモン、アイスデビモンは、ピエモンに対してかなり言いにくそうに口を開く。 アイスデビモンは、ピエモンの片腕であり、完全体以下の全デジモンを仕切っている。 実力は完全体に劣るが、それ以上に優れた頭脳を持つため、この地位にいるのだ。 ……少し、声と口調が独特なのが気にはなるが。 「監視役のデジモンどもからぁ、不満の声が」 「不満、だと?」 ピエモンは疑問の声をあげたが、すぐに理解する。 「あれかね、喰われたくないと?」 「ぶるぁ、その通りですってヴぁ」 ...
  • それぞれの誓い~英雄の条件~
    それぞれの誓い~英雄の条件~ ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十話⇔第七十一話 第七十一話⇔第七十二話 英雄とは何なのか。その言葉だけが俺の頭の中を飛び回る。 英雄とは何なのか。 少なくとも俺は英雄ではない。それを名乗る資格すらない。 俺はただ、復讐に燃える男。決して正義の味方でも弱者の守護者でもない。 目の前で今にも死にゆこうとする男を救うこともできず、あまつさえ、それに安堵しかけている俺など……! 「スパイダーマ、くん」 「……ん? あ、ああ」 男の声で我に返った。どうやら考え込んでしまっていたようだ。 俺が男に目を向けると、男はゆっくりと口を開いた。 「……実はね、俺はあそこで歌い始めてからずっと、いつかはこうなるだろうと思っていたんだ」 「死が、恐ろしくなかったとでも言うつもりか...
  • ひろくんのローゼン☆テンセイ
    ...五十九話⇔第六十話 第六十話⇔第六十一話 グギャリオン まさかの対主催 「あー、重ないけど問題は俺の体力やったか」 地図の通り町に向かって直進してきたけど、まだ遠いわ。 タバコの吸いすぎかちょっとの荷物担いどるだけで息切れや。 遠くに見えるのが塔やから・・・なんや、まだD-5の外れやないか。 目の前に草原があるってことは、ここから南西に歩けば町やな。 「いいなあ・・・その人形」 うお、びびった!いつの間にか後ろに女の子がおる! なんや、服が焦げてるし濡れてるし、ちょっとエロ過ぎやな 「お前・・・なんぞあtt」 「どうして・・・どうして皆人形を持ってるの・・・悟史君は取りにいけなかったのに・・・!」 誰?悟史くんて誰ぞ? 「その人形、渡してください。そしたら逃がしてあげても良いですよ?」 「人形てエンジェルのことか。何しよる気や」 ガツン! 俺涙目。...
  • 島根起動
    島根起動 ◆iZaN.t/1n. (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル デジモンアドベンチャー シマネモン 第二十一話⇔第二十二話 第二十二話⇔第二十三話 「「ここは一体何処なんだ?」」  二つの声が同時に発せられた。しかし辺りを見ても影は一つしかない。それも そのはず、その二つの声はその影の主から発したものだ。  白き体と炎を纏う剣と一体化している左腕、冷気を放つ大砲と融合している右 腕を持った聖騎士。しかしそれは人ではなく、デジタルモンスター、略してデジ モンと呼ばれるデジタル生命体だ。 (俺はさっきまでヤマトのハーモニカを聞いていたのに……) (確かに太一と一緒だったのに)  二つの事を同時に思考したそれは、オメガモンと呼ばれるデジモンでデジモン の中でもトップレベルの強さを誇る存在だ。 ((それに何故俺はオ...
  • 「薔薇大戦 ~ 混世魔王 VS 白い魔王」(前編)
    「薔薇大戦 ~ 混世魔王 VS 白い魔王」(前編) (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十七話⇔第六十八話 第六十七話⇔第六十八話 カオス 『…──それじゃあ今回はここまで! 次回の放送担当はピエモン君が担当してくれるのサ。 それまでせいぜい生き残るのサ! キャハハハハハハハハハハハハ!!! 』 「10人かぁ……」 この殺し合いの場に放り込まれてから早6時間、どうにか私鈴仙・優曇華院・イナバは無事生き残ることが出来ました。 幸運なことに私の知り合いやてゐに師匠、姫様の名前は呼ばれませんでした。ある程度予想していたとはいえ、ホッとしました。 あの悪魔の言っていた紙を見たところ、本当に紙の上に名前が浮かんできました。 その紙を確認した所、紅白に黒白に人形遣いもこんなところに呼ばれちゃったみたいです。 やっぱりというか...
  • ピタゴラ……
    ピタゴラ…… ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 永井先生 いもうとのなく頃に 鋏殺し編 第五十話⇔第五十一話 第五十一話⇔第五十二話 (つかみはずしたが問題ない! だいじょぶ。まだ、まだ盛り返せる!) そう思ってから数十分。 「ほほほおぅ、お嬢ちゃんには兄貴がいるんだぁ~」 「う、うん……」 幼女は相変わらず引きっぱなしだった。 ††††† 今俺たちがいる場所は、幼女と一緒に見つけた小部屋だ。もっとも、『休めるとこでも探さね?』といったのは俺だが。 部屋の中には木のテーブルがあって、椅子が四つほどあって、本棚がある。 例えるなら……そう、あれだな。なんつーか中世っぽいっつーか。壁もレンガがむき出しだし。 でも、なんで蛍光灯がついてるんだろうな? 部屋の雰囲気にあわねぇだろ。 まあ、おかげ...
  • 人が動かないと書いて「働かない」と読む
    人が動かないと書いて「働かない」と読む ◆lbhhgwAtQE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十三話⇔第六十四話 第六十四話⇔第六十五話 自重しないニートミー 「ニートさん、もう元気になったでしょ? 下に下りましょう!」 「だめwwwwwまだ動きたくないwwwww」 「そんなぁ……」 「ていうか動いたら負けかなって思ってるwwwwww」 大樹の上方、巨大な枝の上。 ニートは依然、動こうとせずその場に座り込んでいた。 そして、それを見てロールは呆れ半分諦め半分といった表情をする。 「……ねぇ、ニートさん。いい加減にしないと私、置いてっちゃいますよ?」 「うはwwwwwwもちつけロールちゃんwwww」 背を向け、一人先へ進もうとするロールを見て、さすがのニートも焦る。 ……いや、その発言や表情からは全くそのような素振りは見え...
  • オメガとかちは大変な魔理沙を巻き込んでいきました
    オメガとかちは大変な魔理沙を巻き込んでいきました ◆LXe12sNRSs (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第五十八話⇔第五十九話 第五十九話⇔第六十話 盗んでいきましたシリーズ 「「それじゃあ、君はあの子の……」」 「うん。真美は、亜美の双子の妹だったの」  突如として復活を遂げた、少女の死体。それは死霊でもゾンビでもなく、本当に、太一やヤマトとなんら変わらない、普通の女の子だった。  彼女の名は双海亜美。序幕の際に見せしめとして殺された、双海真美そっくりの少女……その姉だった。  亜美は、とても悲しんだという。突然の殺戮劇、殺された肉親、そして次は自分の身が危険に置かれ、死にたくなったのだと。  オメガモンは、改めてこの殺戮劇に憤慨した。いたいけな二人の姉妹を引き離し、その心をボロボロにしてしまった所業……遊びなどでは済まされない。 ...
  • 「薔薇大戦 ~ 混世魔王 VS 白い魔王」(後編)
    「薔薇大戦 ~ 混世魔王 VS 白い魔王」(後編) ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル うどんげの受難  第六十七話⇔第六十八話 第六十七話⇔第六十八話 阿部となのはの睨み合いが終わると同時、両者はお互いに突撃を仕掛ける。 「おらぁ!」 阿部は突進から跳躍し、大股を広げてなのはの顔面目掛けて飛び掛る。 一方のなのははぶつぶつと詠唱を続けながら、体躯を下げて前転による回避行動を取る。 互いの突撃はすれ違いに終わるが、飛び終わりとともに阿部は軸足を回転させることですばやくターンし、回避行動を取ったなのはに二撃目を叩き込むべく疾走する。 だがなのはは前転からさらに勢いを付けて跳躍する。阿部はチャンスとばかりに手元のAK74の標準を付ける。 しかし標準をつけ、三点バーストの発砲音の瞬間、回転運動で静止するはずのなのは...
  • 無限大な思いのあとの
    無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十九話⇔第百五十話 第百五十話⇔第百五十一話 カワイソス 驚きの黒さ オイラは、何回も謝って、涙をながし続けて、いさじの体を食べ続けた。 最後にその頭を飲み込んで…直後、背中が弾け飛んだ。 目の前が真っ白になった。 しばらくしてまっくらになって、ちのにおいと、じぶんが、tおくにはなれて、いクyおな、カんzい、ダけ、ガ―――― 戦いが終わり、いつもの静けさを取り戻した岩山。 つかさは前まで洞窟の一部であった岩に寄りかかって座り、爆発で瓦礫の下敷きとなったティロモンを前に夕食を食べていた。 「うん?おかしいなあ…」 手にあるのはまだ半分も食べていないパンが一つ。 「お腹空いてないのかな?」 夕食の時間なのに、つかさの身体は空腹を忘れて...
  • 貴女は奈落の花じゃない
    貴女は奈落の花じゃない ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十四話⇔第六十五話 第六十五話⇔第六十六話 嘘だッ! KOOL 夢を、夢を、見ていました。 夢に中のその人は、力を求め続けています。 守りたい人が居るから、守りたいものがあるから、自分である事を掴みたいから。 だからこそその人は、強大な孔明に立ち向かっていくのです。 やっべ、寝ちまったか。 いくらドM・・・いや、マゾゲーマーだからっていきなりあれはキツイ。 残機1でコンティニュー不可能じゃ孔明の一つも越せないっつーの。 どんだけ寝てたかわからないけど、そろそろここを出よう。 きっと電波なお姉さんもいなくなってるだろう。 ………あれ? なんだ、体がうごかねええええ!!! 罠か!?いきなり孔明の罠なのか!? 「抵抗しないで下さい。抵抗するなら...
  • 十一色の誓い
    十一色の誓い ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十五話⇔第六十六話 第六十六話⇔第六十七話 真っ赤な誓い スパイダーマッ! 「成る程……なれば朝倉、お主は人を探しているというのだな?」 「はい。キョン君は死んでしまいましたけれど、  残ってしまった涼宮さんだけでも無事に保護をしないと」 叫ぶような歌声がする方向へと足を進めていた私とアリスの前に、 この婦女子・朝倉涼子が接触をしてきたのはつい先刻の放送があった後だった。 あの悪鬼悪霊による禍々しいまでの邪気を臭わせる放送。 幸い、とでも言うべきか奴の言う戯言を信じるならば、 私とアリスの知り合い連中はまだ死亡をしておらぬようだった。 しかし、まだ安心するのは早い。 奴らの言う通り不可思議な術によって文字が出現した名簿には我らの仲間の名が浮かびあがっておっ...
  • 涼宮ハルヒの懐柔
    涼宮ハルヒの懐柔 ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百五十話⇔第百五十一話 第百五十一話⇔第百五十二話 「逃げろ……ですか」 地下に戻った後、僕はずっとさっきの八意さんのセリフを思い返していた。 前に言われた『逃げる準備をしろ』なら解る、その言葉には『ピンチになったら私も一緒に逃げるからその準備をして』と言うニュアンスがあるからだ。しかし、彼女は『逃げろ』と言った。 僕と彼女はさっき出会ったばかり――いや、彼女の方は前に僕に出会っているんでしたね。 でも、この殺し合いの場において、尚且つ僕ら二人は優勝を目的としているのにも関わらず――彼女は『逃げる準備をしろ』とは言わなかった。 『逃げろ』とは明らかに『僕独りで』という事。もう合流できないかもしれないのに、折角出来た仲間と。彼女は薄情な奴では無い、僕が彼女を信用してい...
  • 歌、覚えていますか
    歌、覚えていますか (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十八話⇔第十九話 第十九話⇔第二十話 真っ赤な誓い と、言う訳で彼は今ココに居る。 ここで殺し合いをしろと言われているが、彼にとってはそんなこと冗談じゃない。 ギターを弾いて、歌を歌って、叫んで。昔はバンドを組み、今はユニットに入り。 ソロで比較的ひっそりと活動している自分が、何故ここにいるのか? 彼は、知らなかった。 いや、知っていたかもしれないが知らなかった。 自分の曲が、ひっそりと、しかし大胆に。 数々の人に愛され、MADが作られ、歌われ。 着々とその人気を伸ばしていたことを。 ――――――ニコニコ動画で。 ともかく、そんなことを知る由も無い彼は、ここで何をすべきか考えていた。 自分の支給されたデイパックは妙に膨らんでいる。 降ろしてみると……何の因果か一本...
  • びっこびこうしてやんよ
    びっこびこうしてやんよ ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十九⇔第百三十話 第百三十話⇔第百三十一話 (どうしたもんだろう……)  山道を歩きながら、僕は心の中で頭を抱えていた。  先ほど、性癖がアレな男に襲われてから遊戯の様子がおかしいことに 僕は気付いていた。  どうも、彼の中の二人の人格がお互い距離を置いていように見えるのだ。  僕が吹っ飛ばされた後、いつの間にか遊戯の人格が変わっていたことから 原因は推して量れる。  恐らく表の遊戯君だって闇の遊戯君を完全に憎んでるわけではないだろうと思う。 裏切られたとはいえ、あの状況では致し方のない要素があったことも分かっているはずだ。  ただ、分かるだけに繋がりの深い相手とはいえ……いや、だからこそ簡単に許せないんだ。  当の僕としてはなん...
  • うさみみ少女と魔法少女
    うさみみ少女と魔法少女 ◆aR.LrJ7HMw (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 白い魔王 白い冥王 第十一話⇔第十二話 第十二話⇔第十三話  「まったく、悪い冗談だなぁ・・・・」   そう呟きながら私は雪原の中を歩いていた。   確か私は永遠亭で……何してたんだっけ。ああ、そう薬の調合してたんだっけ。  暗い部屋で目が覚めて……そうしたら目の前で人が二人殺された。  それで、殺し合いをしろって言われて……そういえば部屋の中に結構他の人も居たなぁ  戦争みたいなのは昔に経験してるんだけど、殺し合えって言うのは・……  しかし、少し寒いなぁ。幻想郷でも雪は降るけどさ、そもそも兎は寒さに弱いんだって。  後、なぜか飛べない。どうやら何かの制限が掛かってるみたいだ。  この分なら私の能力――人の波長を操る――も出来なさそうだ。  ...
  • 私が弾幕を始めた理由
    私が弾幕を始めた理由 ◆Dx4H1/XR2o (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十九話⇔第八十話 第八十話⇔第八十一話 亜美とオメガモンは自分たちを落ち着けてから、見慣れない人影に近づいてみた。 白と黒を基調にした服を纏っている彼女は、まるで空想の世界の魔女のようだった。 「こんな所で寝てるなんて……危ないなあ。  それにしても本当にオメガモンといいコスプレの人が多いよねー……レイヤーさんに恨みでもあるのかな?」 オメガモンはいい機会と思いコスプレではないことを説明しようと思ったのだが、まずは目の前の彼女の介抱が先だ。 ゴマモンのパートナーの丈がこういう事には慣れていたが……どうすればいいのだろう? あれこれ考えているうちに亜美は白黒の彼女に水をかけ始めたのだ。 「もしもーし、大丈夫ですかー?」 亜美は彼女の頬を軽く叩きながら、返事を...
  • 人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA
    人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十一話⇔第百四十二話 第百四十二話⇔第百四十三話 脇に置いているデイパックをちらりと見る。その中には今までの戦いの戦利品が数多く入っている。 今までは、体力に余裕があった分、これらの武器を使う事など考えもしなかった。 しかし、これからは使う事になるかもしれない。それほどに私は消耗している。 無論、武器を使う事など裁定の神GYOJIと父親とも呼べるOYAKATAから固く禁じられている。 そのため武器など使わずSUMOUのみで戦う事が最良ではある。まあ、今となっては、OKITEを気にする必要などないかもしれないが……。 さて、行くか……。 足に力を入れて立ち上がる。体は相変わらず重いが放送前よりははるかに回復しているようだ。...
  • 蝶々と薔薇と乙女
    蝶々と薔薇と乙女 ◆7d53oKGJP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十話⇔第百二十一話 第百二十一話⇔第百二十二話 銀様かわいいよ銀様 蝶と薔薇と乙女 二重極域乙女 蝶々とは言っても何故か糸を吐き、硬くなることが出来る寸胴体型の紋白蝶。 薔薇とは言っても片方の腕を失ったのに幸福な状態のボロボロな呪い人形。 乙女とは言っても完全に秋葉原色に染まったオタッキーな一般少女。 これは彼女達の愛と葛藤と物語り…かどうかは判断できない。 この殺戮のゲームの中にあるにしては意味がわからないチーム。 放送の少し前になればE-4の塔に向かうのだが… それにはまだ、時間が残りまくっているのである。 周囲にマーダーがいるかもしれない状況で迂闊に動くわけにもいかず、 とりあえずコロネに見張りをしてもらっているのだが。 「クンクン、あ...
  • ナイトメア
    ナイトメア ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 闇サトシ 千早無残 なんという鬼畜 第二十九話⇔第三十話 第三十話⇔第三十一話 「次はいよいよ、あのトップアイドルにして歌姫の如月千早さんの登場だー!」 まるで夢を見ているみたいだった。 舞台裏で慣れない大舞台に珍しく緊張している私、こうなることをずっとずっと夢見てきたと言うのに。 そう、私は長い夢を見ていたのかもしれない。長いといってもたいした長さではないが、とても変な夢だった。 むしろ、こうして私がとても大きな舞台で歌手としても、アイドルとしても活躍していることの方がよっぽど夢のように感じる。 「おやおや、千早にしては珍しく緊張しているな、何か変なものでも食べたか?」 「……ちょっと違いますね」 「んー? 一体どうしたんだい」 「あの、プロデューサ...
  • スネークイーター作戦
    スネークイーター作戦 ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十九話⇔第百四十話 第百四十話⇔第百四十一話 MGS3 美味すぎるッ!!! ゆとり教育 食欲。それはどんな生物だって抗うことのできない究極の欲求の一つである。 伝説のスパイでも最強のRIKISIでも柱に埋まっている男達でも最終的にそれに打ち勝つ事はできない。  「お腹減りすぎて腹いて~~~」  無論辛抱等とは無縁のこの男に、そんな我慢なんてできるはずも無い。 もうこうなればここにある花でも食おうか、食用菊とかもあるし別に食っても平気だろう。と真剣に悩んでいた時、第三回放送が始まった。 「ピ、 ピ、 ピ、 ポーン。 『午後六時をお知らせします』」 突然空に浮かび上がった巨大な立体映像。しかしKASはこれと同じものをもう二回程見てしまった...
  • 彼女にだって乙女は必要です
    彼女にだって乙女は必要です ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル (・3・) ひぐらしのなく頃に 星のカービィ 第二十三話⇔第二十四話 第二十四話⇔第二十五話 「はぁ……これからどうしよ…………」 園崎魅音は途方にくれていた。オヤシロ様の祟りという現象もそれは摩訶不思議であったが、それをはるかに上回る異常事態のなのを肌で感じていた。 素直に殺し合いなんて魅音には出来るはずが無かった。園崎家は人には言えない罪を沢山抱えてきたし、魅音も例外ではない。 でも、人として殺人だけは犯さない。それが園崎家次期党首としての心構えであった。 それなのに、人が目の前で死んだ。 スプラッタには慣れているとはいえ、人が死ぬのを見たのは初めてだ。結局魅音はあの場でどうすることもできなかったのだ。 支給品とやらを確かめてみたが、小型の音楽プレ...
  • 第二回定時放送
    第二回定時放送 ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第百三話⇔第百四話 第百四話⇔第百五話 時計の針が重なる時間、陽光が真南に輝くその時。 会場を包んでいた闇は、もう物陰の片隅にある日陰としてしか存在できなかった。 燦々と輝く太陽が照らすその場所は、殺し合いという言葉が似つかわしくないほどに美しい光景を醸し出していた。 その太陽が輝く青空を覆い隠すようにして、道化師の男が中空に現れた。 『こんにちはみんな、元気に殺し合いをしているかな?』 第一声は、心底人を小馬鹿にした声から始まった。 ――いきなり挨拶されても困るかな? マルクから聞かされているとは思うけど自己紹介しておくよ。 私の名前はピエモン、よく覚えておくといいよ。だって君らの中の一人はまた私達と会うんだからね。 ――...
  • 愛しの彼が見つからない
    愛しの彼が見つからない ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 愛しの彼が振り向かないシリーズ 暗黒長門 第五十四話⇔第五十五話 第五十五話⇔第五十六話 先刻、自分を襲ってきた変態野郎が追ってこないのを確認し、長門は足を緩めた。 腹立たしい。ああ、腹立たしい、腹立たしい。 あんな奴如きに指を持っていかれたことは勿論だが、何よりも自分の能力に制限が掛かっていたという事実が怒りを増大させる。 変態野郎から逃走しながら、切断された指の修復を試みたが、傷口を塞ぎ出血を止めるのが精一杯で失われた指先は再生しなかった。 修復能力には特に強力な制限が掛けられているらしい。 情報統合思念体にアクセスできないことも含めて考えると、どうやらこのゲームの主催者共はかなり強力な力を持っているようだ。 自身に掛けられた制限が果たして首輪によるものなの...
  • 戦士、再び
    戦士、再び ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十二話⇔第十三話 第十三話⇔第十四話  ありえない事に、見ず知らずの場所に連れ去られ生殺与奪権を振るわれている。 この主催者は今まで自分が相手してきた誰よりも強大。そう思わざるを得ない。 とすれば、この首輪だけでもなんとかするまではゲームに乗ったふりをすべきなのか。 幸い集められた参加者の多くは武器など持ったこともなさそうな少年少女のはず。 父の敵を討つことなく死ぬくらいなら修羅道に堕ちたほうがましだ。なれば殺る!  そこまで考えをまとめた俺は、正面の闇に気配があること気付いた。 自分に支給された道具は海外の人形と防毒マスクだけだったが、相手はそうではあるまい。 銃や刃物を持っていておかしくない以上奇襲をかけてでも倒しておくべきだ。  低い木立ちを抜けて現...
  • 浩二君です
    浩二君です ◆qRv35OWHJE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル  永井先生 愛媛のポイ捨て  第四十三話⇔第四十四話 第四十四話⇔第四十五話 「じゃさ。とりあえず至急品の確認しとかない?さっきみたいな事になるのはきついし」 「そうか、まあ、俺もそれには異存はないが」 永井先生は言われた通り、とりあえず支給品の確認をしようと思いました。 まず、始めに永井先生の注意を引いたのは、ビニールのようなもので厳重に包まれた何かでした。 ビニールの表面には、≪塩素二号の鍵≫とだけ書かれていました。 「塩素二号って何かしら…もっと何か書いてないの?」 「書いとらん」 書いてあるのはそれだけで、ビニールの端には、開けてくれと言わんばかりのささくれがつけられていました。 「とりあえず、開けてみましょうか」 ティアナがそう言ったので、永井先生は適当に、...
  • 富竹は大変なハルヒを覗いていきました
    富竹は大変なハルヒを覗いていきました ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 盗んでいきましたシリーズ TOMITAKE☆FLASH! 第二十二話⇔第二十三話 第二十三話⇔第二十四話 悪夢のような出来事からしばらく。 僕こと、富竹ジロウは必死に駆け回っていた。 正直なところ僕一人じゃああんな化け物に勝てそうもない。だけど、希望を捨てたわけじゃないんだ。 人智を超えた悪人がいるのであれば人智を超えた善人だっているはず。 そんな人と協力すればきっと脱出だって出来るはずさ! 「周囲異常なし! 現在のところ危険は見当たらないであります!」 「ん! ありがと。でもここでずっと立ち止まってるわけにもいかないのよね」 ん? 人の声だ。一人は女の子で、もう一人は……子供? よく分からないな。 近づいて見ると、……目玉が探検を...
  • 運が良いのは彼女なのか?
    運が良いのは彼女なのか? ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル UNオーエンは彼女なのか? マントマリサ TASさん 第三十一話⇔第三十二話 第三十二話⇔第三十三話 気がついたら見知らぬ平原に飛ばされていた。 あんな大量の人間を集めたことも考えるとあのピエロか悪魔には どうも空間を操る程度の能力があるのかもしれない。どっかのスキマ妖怪みたいだな。 「しっかし、今回ばかりは相当面倒だな」 勿論正面きって他の連中を殺しにかかるつもりなんて毛頭ない。 そもそも弾幕というものは決闘の手段であって人殺しの手段ではないのであって。 まあどさくさで死傷者が出ないこともないのだが。 というかその弾幕が自由に使える状況にない。 スペルカードがないのは状況が状況だから別にしても、箒がないから空が飛べない。一応。 ランダム支給...
  • なにもかも なにもかも
    なにもかも なにもかも ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百九話⇔第百十話 第百十話⇔第百十一話  前門の触手、肛門……じゃなくて後門のいい男。  普通であれば危惧すべき状況かもしれないが、俺にとってはむしろ夢のような状況だ。  とはいえよく考えたらやっぱり少し面倒な状況だな。  素晴らしそうなあのマリンデビモン君はメインディッシュを取っておくように最後に残して起きたいがあのヤル気ではどうやら最初の食事にせざるを得なさそうだ。  そして背後の二人のいい男もまたヤル気だ。このまま4Pと洒落込めるなら良いのだが、流石の俺でもこのメンバーでは複数人プレイは少々難がありそうだということは分かる。道下が生きていればあるいは上手くいったかもしれんのだがな。残念だ。  とはいえ一人一人頂いていくというのだって嫌いじゃない...
  • 蟲以下のにおいがプンプンするぜ
    蟲以下のにおいがプンプンするぜ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第五十一話⇔第五十二話 第五十二話⇔第五十三話 夜が明け、湖畔沿いに歩き出した遊戯と琴姫はお互いの情報を交換していた。 矢部野彦麿という陰陽師がいれば、悪霊を払えるだろうということ。 始めに殺された少年の兄、海馬瀬人もこのゲームを打開できる力になるだろうこと。 琴姫は、彼は家族を殺された悲しみが闇に捕らわれているかもしれないと言った。 遊戯は考えた。 確かに海馬は過去に非道な行いを平気でやったこともある。 自分の祖父からブルーアイズホワイトドラゴンのカードを奪った頃の彼に戻っているかもしれな い。 だとすれば大変だ。海馬がこのゲームに乗る可能性があるだけではない。 悪い海馬は・・・小物臭がするのだ。彼が生き残れる可能性は激減する。 ふははは...
  • そこらじゅうでハデにやったる
    そこらじゅうでハデにやったる ◆Dx4H1/XR2o (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル レーザービーム イチロー お覇王 第二十六話⇔第二十七話 第二十七話⇔第二十八話 全自動卵割機 イチローは猛烈に野球がしたかった。 自分は内野安打が打ちたかった。 レーザービームで一度人類を壊滅させたこともあった(自身が時を飛び越え再生させたが)。 自分がやりたいのは人の頭を内野安打じゃない、野球のボールを内野安打なんだ。 こんなことに付き合ってる暇は無い。 目の前から、胴着を着た一人の男性が迫ってくる。 「こんにちわ、貴方はこの殺し合いに乗っていますか?」 嘗て、とある俳優すらも唸らせた演技力を微妙に使い(本気を出せば相手が感動で泣いてしまうため)話しを持ちかける。 しかし、目の前の男性が取った構えは……。 「覇王! 翔吼拳!」 とてつもな...
  • カイバーマン、夜を往く
    カイバーマン、夜を往く ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 自重しない社長 エージェント、夜を往く 第三十九話⇔第四十話 第四十話⇔第四十一話 「も、萌え要素?」 「そうだよ~、ボクっ子でアイドルだなんて萌え要素の塊みたいなものだよ~。  コアな層には大人気だね、きっと」 そ、そうなのかな。 僕としては女の子らしいアイドルになりたいと思ってるんだけど、 褒められるのはやっぱり悪い気はしないかも。 それにしても萌え要素かぁ……律子ならそういう事に詳しいのかもしれないなぁ。 「そういえばあのロボット、追ってこないみたいだね」 「ん~、諦めてくれたんなら好都合だよね。  こっちはもうカードが使えないんだし、そういえば真は何か武器になりそうなものとか持ってるの?」 「いや、まだ支給品を調べる前にあのロボットに...
  • 闇サトシが中学生を虐待して爆笑するSS
    闇サトシが中学生を虐待して爆笑するSS ◆LXe12sNRSs (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 闇サトシ 変態&鬼畜 病魔カワイソス 第四十九話⇔第五十話 第五十話⇔第五十一話  東の空に、眩い白の情景が差し掛かってきている。そろそろ太陽が顔を出す時刻のようだ。  この殺し合いに連れてこられたのが、深夜零時のこと。  黒の帳は朝焼けに散らされ、確かな時間の経過を示していた。 「ってことは……もうかれこれ、二時間以上も追い回されてるのかよ……」  膝に手をつき、越前リョーマは息を切らしながらそう愚痴る。  変態――古泉一樹の意――に絞殺されそうになり、逃れ逃れてここまで辿り着いた。  あるときは茂みに隠れ、あるときは身を伏せ、見つかれば全力で遁走した。  中学生とはいえ、リョーマは全国区のテニスプレイヤーだ。体力と脚力には自身が...
  • クレフェアリーの憂鬱
    クレフェアリーの憂鬱 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十七話⇔第十八話 第十八話⇔第十九話 目が覚めたら殺し合いだった。 しんどいリーグを制覇したと思ったら何この冗談。ふざけてるの? とかぼやいても仕方ない。でもこれからどうしたらいいんだろう。 どうやらここは花畑であるらしい。うわ、ラフレシア!? ……と思ったらただの花か。 辺りは暗いし人の気配もしない。何だか急に心細くなってきた。 だいたい運の悪さには定評のある僕がなんでこんなものに呼ばれたんだ。 ……ご主人やみんなはどうしてるだろう。無事ならいいんだけどな。 さて、これからどうするか。 とりあえず別に制限を指令されてるわけでもなし、 まあゆびをふるはもしもの時までに封印しとこう。 ポケモンバトルとは違うんだ。むしろちいさくなるの方が確実で役...
  • ミナミヘミナミヘ
    ミナミヘミナミヘ ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十八話⇔第七十九話 第七十九話⇔第八十話 笑いながら消えてゆく立体映像を見ながら、サトシは舌打ちをした。 「ウザってぇ笑い方する野郎だ。後でぜってーぶち殺す」 彼はボソリと吐き捨てると、後ろの古泉に、振り返りつつ声をかけた。 「おい、これから──」 そこでサトシは言葉を止める。というのも、古泉の様子が変だったからだ。 彼、古泉は、その場に立ち尽くし、ピクリとも動かない。 鞘に収められた刀を持つ手は、白くなるほど強く握られている。 そして何よりも。常にその顔に張り付いていた、『笑み』がごっそり抜け落ちていた。 「…………」 固く引き結ばれた唇。これでもかと見開かれたその目。 何かに驚愕するような、何かに恐怖するような、そん...
  • ぴこまろ不思議のダンジョン 闇の探検隊
    ぴこまろ不思議のダンジョン 闇の探検隊 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 孔明の罠 パンツ赤いッス! 第四十四話⇔第四十五話 第四十五話⇔第四十六話 私の名は矢部野彦麿、人の心の闇に付け入る悪霊共を退治することを生業とする陰陽師だ。 あの奇抜な格好をした悪霊と、それに加担もしくは操られているらしい仮面の男の悪しき陰謀を崩すため、この地にて最初に遭遇した西洋の少女・アリスと行動を共にしている。 しかしこやつ、どうにもやる気ない。既に悪霊に侵されているかと思ったのだが本人は『最初からこうなんだから放っといてよ』と言うのみだ。 まあいつ生死が問われるとも知らぬ悪質な遊戯に放り込まれてはやる気が萎縮するような者がいてもおかしくはないだろう。 しかし彼女はやる女だ。いずれその本気を見せてくれることを期待しているぞ。 そ...
  • テメーの敗因は・・・たった一つだぜ・・・富竹・・・
    テメーの敗因は・・・たった一つだぜ・・・富竹・・・ ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第八十話⇔第八十一話 第八十一話⇔第八十二話 ゆめにっき 僕は富竹、フリーのカメラマン。 今僕は眼が眩むほど高い樹の頂上でニート君と共に、梯子に上っている二人のカワイイ女の子の スカートの中という聖域へカメラを向け、かつて無いまでに酷使しながら鼻の下を伸ばしている。 今まで僕は色々な写真を撮ってきたが今日ほど写真を撮るということを幸せだと感じたことは無いなぁ。 「うほっ!今のwww連写連写wwwww」 「おっ、ニート君、カメラマンとしての才能あるよ。」 「当然wwww俺、ニート軍の大将軍wwwwまあカメラマンになんてなる気ないけどwwwww 働いたら負けかなって思ってるwwwwww」 「はっはっは、ニート君も言うねぇ・・・...
  • チープトリック
    チープトリック ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第八十九話⇔第九十話 第九十話⇔第九十一話 糞、糞、糞、糞。 忌々しい、忌々しい、忌々しいッ! 走れば走るほど巻き起こる木の葉が憎らしいッ! 扇風機に絡まってくる木の葉がおぞましくてしょうがないッ! もうこんな場所には居たくないと懸命に走るのに、逆に木を揺らしてしまうミスが憎らしいッ! こんな木は全部焼き払ってやりたい気持ちでいっぱいだが、ヒートマンと違って俺の竜巻では木の葉を撒き散らすのが精一杯だ。 糞、糞、糞おおおおおおおお!!!! 「はぁ……はぁ……糞ッ……!」 ようやく森を抜けた俺は腕に抱えていた男をその辺に投げ捨てると、膝を付く。 悔しい、後もう一息でロックマンを倒せたと言うのにッ! それが頭の中に浮かんだ瞬間、何故か俺は地面をその腕で猛烈...
  • Cry for me, cry for you
    Cry for me, cry for you ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十九話⇔第七十話 第七十話⇔第七十一話 「そんな……」 まさか、とは思ったが…やっぱり参加している 放送の後、紙に浮かび上がった参加者の名前の中に、かがみは妹と友人の名前を見つけてしまった。 「つかさ…こなた…」 でも無事でよかった…ほっと胸をなでおろし、同じように名簿を眺めているゴマモンを見る。 「ゴマモン、その…知り合いは、いた?」 参加者…それとも死者の中に?しかしゴマモンの声は明るかった。 「ダイジョーブ、オイラの知り合いは1人だけだったよ」 オメガモンって言うんだけど、とゴマモン。 「デジモンって良い奴も悪い奴もいるけど、オメガモンは安心だよ。なんたってオイラ達の仲間で最強のウォーグレイモンとメタルガルルモンが合体した...
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