ニコニコ動画バトルロワイアル@wikiまとめ内検索 / 「第十一話⇔第十二話」で検索した結果

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  • うさみみ少女と魔法少女
    ...白い魔王 白い冥王 第十一話⇔第十二話 第十二話⇔第十三話  「まったく、悪い冗談だなぁ・・・・」   そう呟きながら私は雪原の中を歩いていた。   確か私は永遠亭で……何してたんだっけ。ああ、そう薬の調合してたんだっけ。  暗い部屋で目が覚めて……そうしたら目の前で人が二人殺された。  それで、殺し合いをしろって言われて……そういえば部屋の中に結構他の人も居たなぁ  戦争みたいなのは昔に経験してるんだけど、殺し合えって言うのは・……  しかし、少し寒いなぁ。幻想郷でも雪は降るけどさ、そもそも兎は寒さに弱いんだって。  後、なぜか飛べない。どうやら何かの制限が掛かってるみたいだ。  この分なら私の能力――人の波長を操る――も出来なさそうだ。  そもそもスペルカードも奪われてしまっている。どうやら、私達を無力化したいらしい。  それで今私が持って...
  • 黒い帽子はうさんくさい証拠
    ... 第十話⇔第十一話 第十一話⇔第十二話 ぷよぷよするな! 何故私がこんな所にいなければいけないのか。 どちらかと言えばインドア派の私としては、こんな風情の無い遊戯どころか動く気すら起きない。 だって、私のお気に入りの仏蘭西人形も阿蘭陀人形も倫敦人形も露西亜人形も蓬莱人形も京人形もなければ上海人形も無い。 おまけに私の魔道書、グリモワールオブアリスも無い。 別に無くてもそんな困らないが、やる気は無くなる。 やはり悪魔は魔界人と違って、気が回らないようだ。吸血鬼のほうがマシとさえ思える。 魔法の力もかなり封印されている。別に全力は出さないから無いから関係ないのだが、全力を出せないのはちょっと困る。 なので私が出した結論は何もしないと言うことだ。 どうせ私が本気を出さなくても霊夢か魔理沙が大体24時間以内に異変を解決してくれることだろう。 別に私...
  • クロックタワー
    クロックタワー ◆tGnurJkvOw (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 暗黒妹 さっちゃん逃げてー! 第二十話⇔第二十一話 第二十一話⇔第二十二話 もし、あなたとあなたの『愛しい者』が『殺しあい』を強要されたとき、 あなたはどう行動するだろうか……『愛しい者』のための殺戮、それも有力な選択肢だ。 自らが犠牲になり『愛しい者』を生かすのだ。 しかし、今ここでわたしは考えねばならない。 ここに確実に居ると分かるのは『愛しい者』と『わたし』だけであり、もし『わたし』が『彼』の代わりに死亡すれば、 一人生き残った『彼』を『例の3人』が!『あの忌々しい三人』が!『彼』を迎えることにもなりかねない! 『痛々しいヒス女』や『マニア向けのクリーチャー』、『何度殺しても意味のない化け物』に『彼』を!!! ……『愛しい愛しいわたしの兄』を!ヤツラの『あの三人...
  • 島根起動
    島根起動 ◆iZaN.t/1n. (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル デジモンアドベンチャー シマネモン 第二十一話⇔第二十二話 第二十二話⇔第二十三話 「「ここは一体何処なんだ?」」  二つの声が同時に発せられた。しかし辺りを見ても影は一つしかない。それも そのはず、その二つの声はその影の主から発したものだ。  白き体と炎を纏う剣と一体化している左腕、冷気を放つ大砲と融合している右 腕を持った聖騎士。しかしそれは人ではなく、デジタルモンスター、略してデジ モンと呼ばれるデジタル生命体だ。 (俺はさっきまでヤマトのハーモニカを聞いていたのに……) (確かに太一と一緒だったのに)  二つの事を同時に思考したそれは、オメガモンと呼ばれるデジモンでデジモン の中でもトップレベルの強さを誇る存在だ。 ((それに何故俺はオ...
  • 第一回定時放送
    第一回定時放送 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第六十一話⇔第六十二話 第六十二話⇔第六十三話 地平線の彼方から日が昇り始め、空も空けてきた早朝。 何の前触れもなく空に玉乗りをする生き物を映す立体映像が浮かぶ。 巨大彗星の力を握る、悪夢の魔法使い。そして最悪の宇宙人・マルク。 彼が仮の姿に戻っているのはまず、あの姿を維持するのにも多少魔力が要ること。 そしてもう一つは単に──この小馬鹿にしたような態度で、愚者と見下す参加者を嘲るためである。 『キャハハハハハハハ!!!』 そしてその放送は、聞くもおぞましい笑い声を皮切りに始まりを告げた。 ◇ ──おはよう、参加者のみんな! まずは始めの六時間をよく生き残ったと褒めてつかわすのサ! それでは第一時定時放送、始まる...
  • 戦士、再び
    戦士、再び ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十二話⇔第十三話 第十三話⇔第十四話  ありえない事に、見ず知らずの場所に連れ去られ生殺与奪権を振るわれている。 この主催者は今まで自分が相手してきた誰よりも強大。そう思わざるを得ない。 とすれば、この首輪だけでもなんとかするまではゲームに乗ったふりをすべきなのか。 幸い集められた参加者の多くは武器など持ったこともなさそうな少年少女のはず。 父の敵を討つことなく死ぬくらいなら修羅道に堕ちたほうがましだ。なれば殺る!  そこまで考えをまとめた俺は、正面の闇に気配があること気付いた。 自分に支給された道具は海外の人形と防毒マスクだけだったが、相手はそうではあるまい。 銃や刃物を持っていておかしくない以上奇襲をかけてでも倒しておくべきだ。  低い木立ちを抜けて現...
  • モクバ死す 海馬の涙
    モクバ死す 海馬の涙 ◆BRxsUzTn5A (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 社長覚醒 社長のカッコよさは異常 第三十話⇔第三十一話 第三十一話⇔第三十二話 海馬瀬人はあの忌まわしき部屋から飛ばされた後、一人孤独の中にいた。 「モクバ……モクバ……モクバ……俺の………俺の………大切な弟……」 彼の顔は生気がまったくなく、目は泥沼のように濁っていた。手はだらりとぶらさがったままで体はその場で一本のくたびれた棒のように突っ立っていた 弟、モクバは死んだ。 嘘だと思いたかった。すぐに部屋の隅から出て来て無邪気な姿を見せてくれるということを想像したかった。 しかし、それは自分の今まで全否定していたオカルトを肯定するのに等しかった。 そうだ、モクバは死んだ。俺に降りかかった生温かい血、間違いなくモクバのもの...
  • 人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA
    人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十一話⇔第百四十二話 第百四十二話⇔第百四十三話 脇に置いているデイパックをちらりと見る。その中には今までの戦いの戦利品が数多く入っている。 今までは、体力に余裕があった分、これらの武器を使う事など考えもしなかった。 しかし、これからは使う事になるかもしれない。それほどに私は消耗している。 無論、武器を使う事など裁定の神GYOJIと父親とも呼べるOYAKATAから固く禁じられている。 そのため武器など使わずSUMOUのみで戦う事が最良ではある。まあ、今となっては、OKITEを気にする必要などないかもしれないが……。 さて、行くか……。 足に力を入れて立ち上がる。体は相変わらず重いが放送前よりははるかに回復しているようだ。...
  • 歌、覚えていますか
    歌、覚えていますか (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十八話⇔第十九話 第十九話⇔第二十話 真っ赤な誓い と、言う訳で彼は今ココに居る。 ここで殺し合いをしろと言われているが、彼にとってはそんなこと冗談じゃない。 ギターを弾いて、歌を歌って、叫んで。昔はバンドを組み、今はユニットに入り。 ソロで比較的ひっそりと活動している自分が、何故ここにいるのか? 彼は、知らなかった。 いや、知っていたかもしれないが知らなかった。 自分の曲が、ひっそりと、しかし大胆に。 数々の人に愛され、MADが作られ、歌われ。 着々とその人気を伸ばしていたことを。 ――――――ニコニコ動画で。 ともかく、そんなことを知る由も無い彼は、ここで何をすべきか考えていた。 自分の支給されたデイパックは妙に膨らんでいる。 降ろしてみると……何の因果か一本...
  • クレフェアリーの憂鬱
    クレフェアリーの憂鬱 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十七話⇔第十八話 第十八話⇔第十九話 目が覚めたら殺し合いだった。 しんどいリーグを制覇したと思ったら何この冗談。ふざけてるの? とかぼやいても仕方ない。でもこれからどうしたらいいんだろう。 どうやらここは花畑であるらしい。うわ、ラフレシア!? ……と思ったらただの花か。 辺りは暗いし人の気配もしない。何だか急に心細くなってきた。 だいたい運の悪さには定評のある僕がなんでこんなものに呼ばれたんだ。 ……ご主人やみんなはどうしてるだろう。無事ならいいんだけどな。 さて、これからどうするか。 とりあえず別に制限を指令されてるわけでもなし、 まあゆびをふるはもしもの時までに封印しとこう。 ポケモンバトルとは違うんだ。むしろちいさくなるの方が確実で役...
  • 楽太郎(ラピュタ王)の陰謀
    楽太郎(ラピュタ王)の陰謀 ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 楽太郎 第四十話⇔第四十一話 第四十一話⇔第四十二話 ツンデレ 「ちょっと待って」 すぐ横を歩いているゴマモンがかがみに言い、止まった。 二人は仲間を探すために、まずは人の多く集まりそうな中央部や市街地に向かおうと決め、 地図上で言うA-3北西から出発し、現在はA-4を移動中だった。 ゴマモンが水場が得意ということもあり、湖沿いに進んで来たのだが、彼がその途中で何かを感じ取ったらしい。 「ゴマモン? どうし……」 「シッ。静かにして。誰かが近くにいるよ」 その言葉に、かがみは胸の鼓動が一瞬だけ早くなるのを感じた。 耳を澄ますと、左手、つまり森の奥の方から確かに人の声が聞こえる。恐らくは男性の声だ。 しかし声が小さすぎて何を言っているのかはよく分からない...
  • 黒の預言書
    黒の預言書 ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十話⇔第百三十一話 第百三十一話⇔第百三十二話 若本 阿部さん最強伝説 「ご苦労……なんだ、まだあるのか?」 ピエモンの部屋に、一体のデジモンが立っている。 「はあ、その……なぁんといいますくぁ」 そのデジモン、アイスデビモンは、ピエモンに対してかなり言いにくそうに口を開く。 アイスデビモンは、ピエモンの片腕であり、完全体以下の全デジモンを仕切っている。 実力は完全体に劣るが、それ以上に優れた頭脳を持つため、この地位にいるのだ。 ……少し、声と口調が独特なのが気にはなるが。 「監視役のデジモンどもからぁ、不満の声が」 「不満、だと?」 ピエモンは疑問の声をあげたが、すぐに理解する。 「あれかね、喰われたくないと?」 「ぶるぁ、その通りですってヴぁ」 ...
  • それぞれの誓い~英雄の条件~
    それぞれの誓い~英雄の条件~ ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十話⇔第七十一話 第七十一話⇔第七十二話 英雄とは何なのか。その言葉だけが俺の頭の中を飛び回る。 英雄とは何なのか。 少なくとも俺は英雄ではない。それを名乗る資格すらない。 俺はただ、復讐に燃える男。決して正義の味方でも弱者の守護者でもない。 目の前で今にも死にゆこうとする男を救うこともできず、あまつさえ、それに安堵しかけている俺など……! 「スパイダーマ、くん」 「……ん? あ、ああ」 男の声で我に返った。どうやら考え込んでしまっていたようだ。 俺が男に目を向けると、男はゆっくりと口を開いた。 「……実はね、俺はあそこで歌い始めてからずっと、いつかはこうなるだろうと思っていたんだ」 「死が、恐ろしくなかったとでも言うつもりか...
  • ぶれ☆いぶ
    ぶれ☆いぶ ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル かがみは俺の嫁 ゴマモンに嫉妬 第十四話⇔第十五話 第十五話⇔第十六話 人は非常識な出来事に巻き込まれてもそれはそれで 割と順応しやすいって聞いたことある気がする。 かくいう私も、多分その一人になるのかもしれない。 ようやく動悸の収まった胸を撫でながら、ここで出会ったあいつの帰りを待つ。 ちなみにこの動悸の要因は二つ。 一つはあのピエロみたいな奴と、化け物の起こした惨劇を目の当たりにしたこと。 交通事故に遭遇することはあれど、人が殺されるのを目の前で見ることになるなんて思わなかった。 自分とあまり年の変わらない少女が。まだ小学生ぐらいの少年が。 この辺りに飛ばされた時だって、自分や友人達が殺されるかもしれないという恐怖に押しつぶされそうだった。 そし...
  • ピタゴラ……
    ピタゴラ…… ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 永井先生 いもうとのなく頃に 鋏殺し編 第五十話⇔第五十一話 第五十一話⇔第五十二話 (つかみはずしたが問題ない! だいじょぶ。まだ、まだ盛り返せる!) そう思ってから数十分。 「ほほほおぅ、お嬢ちゃんには兄貴がいるんだぁ~」 「う、うん……」 幼女は相変わらず引きっぱなしだった。 ††††† 今俺たちがいる場所は、幼女と一緒に見つけた小部屋だ。もっとも、『休めるとこでも探さね?』といったのは俺だが。 部屋の中には木のテーブルがあって、椅子が四つほどあって、本棚がある。 例えるなら……そう、あれだな。なんつーか中世っぽいっつーか。壁もレンガがむき出しだし。 でも、なんで蛍光灯がついてるんだろうな? 部屋の雰囲気にあわねぇだろ。 まあ、おかげ...
  • 運が良いのは彼女なのか?
    運が良いのは彼女なのか? ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル UNオーエンは彼女なのか? マントマリサ TASさん 第三十一話⇔第三十二話 第三十二話⇔第三十三話 気がついたら見知らぬ平原に飛ばされていた。 あんな大量の人間を集めたことも考えるとあのピエロか悪魔には どうも空間を操る程度の能力があるのかもしれない。どっかのスキマ妖怪みたいだな。 「しっかし、今回ばかりは相当面倒だな」 勿論正面きって他の連中を殺しにかかるつもりなんて毛頭ない。 そもそも弾幕というものは決闘の手段であって人殺しの手段ではないのであって。 まあどさくさで死傷者が出ないこともないのだが。 というかその弾幕が自由に使える状況にない。 スペルカードがないのは状況が状況だから別にしても、箒がないから空が飛べない。一応。 ランダム支給...
  • 蟲以下のにおいがプンプンするぜ
    蟲以下のにおいがプンプンするぜ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第五十一話⇔第五十二話 第五十二話⇔第五十三話 夜が明け、湖畔沿いに歩き出した遊戯と琴姫はお互いの情報を交換していた。 矢部野彦麿という陰陽師がいれば、悪霊を払えるだろうということ。 始めに殺された少年の兄、海馬瀬人もこのゲームを打開できる力になるだろうこと。 琴姫は、彼は家族を殺された悲しみが闇に捕らわれているかもしれないと言った。 遊戯は考えた。 確かに海馬は過去に非道な行いを平気でやったこともある。 自分の祖父からブルーアイズホワイトドラゴンのカードを奪った頃の彼に戻っているかもしれな い。 だとすれば大変だ。海馬がこのゲームに乗る可能性があるだけではない。 悪い海馬は・・・小物臭がするのだ。彼が生き残れる可能性は激減する。 ふははは...
  • 自信か慢心か?
    自信か慢心か? ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十話⇔第六十一話 第六十一話⇔第六十二話 「ふう……」 ロックマンは森の中を駆けていた。 スパイダーマンと別れた後、彼は仲間を集めるべく森林地帯を探索する。 ロックマンはかれこれ数時間ほど森林地帯を駆け巡るが、にも拘らず人影は今の所誰も見えてこない。 もしやロックマンの姿を見た誰かが、彼のことを危険と判断して隠れているから誰も見つけられないのではと考えてしまう。 彼は戦闘用ロボットであり、その気になれば人を傷つけ殺めるのは簡単だ。 しかしロボットにはロボット三原則というものがあり、人を傷つけることは本来出来ないようになっている。 彼より先の世代のレプリロイドという新型のロボットは、ロボット三原則を"悩む"ことで人間への反乱を引き起こした。...
  • 富竹は大変なハルヒを覗いていきました
    富竹は大変なハルヒを覗いていきました ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 盗んでいきましたシリーズ TOMITAKE☆FLASH! 第二十二話⇔第二十三話 第二十三話⇔第二十四話 悪夢のような出来事からしばらく。 僕こと、富竹ジロウは必死に駆け回っていた。 正直なところ僕一人じゃああんな化け物に勝てそうもない。だけど、希望を捨てたわけじゃないんだ。 人智を超えた悪人がいるのであれば人智を超えた善人だっているはず。 そんな人と協力すればきっと脱出だって出来るはずさ! 「周囲異常なし! 現在のところ危険は見当たらないであります!」 「ん! ありがと。でもここでずっと立ち止まってるわけにもいかないのよね」 ん? 人の声だ。一人は女の子で、もう一人は……子供? よく分からないな。 近づいて見ると、……目玉が探検を...
  • ぺったんぺったんつるぺったん ~五十歩百歩~
    ぺったんぺったんつるぺったん ~五十歩百歩~ ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル つるぺったん 暗黒長門 第十九話⇔第二十話 第二十話⇔第二十一話 長門有希は情報統合思念体へとコンタクトを試みるも、やはりコンタクトを取ることは出来なかった。 十分な試行回数を試したにも拘らずコンタクト不能であったため、ここは情報統合思念体が観測できない別空間と判断し試行を打ち切った。 その後は周りの風景を眺め、この殺し合いの主犯格と見られる悪魔について考察し、涼宮ハルヒ絡みでもなく、SOS団内関係者によるものでも無いと推察した。 一通りの状況把握を終えた後、長門は第一にすべきことを考える。 それは、愛しの彼の早急な保護に異ならない。 いや、できれば絶体絶命のピンチの時に颯爽と助けに入るほうが美しいだろう。 そうなれば、まずは彼の座標...
  • 削除下克上
    削除下克上 ◆CUG3z3uZ1o (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 猫駆除 あいつこそがテニスの王子様 第十六話⇔第十七話 第十七話⇔第十八話 突然集められた舞台での殺し合い。 それは正常な人間が聞いたら頭が可笑しいと思われてしまうだろう。 どこの作り話だと失笑されてしまうかもしれない。 だが、これは勿論作り話でも妄想でもなく、現実に起こっている話だ。 俺も何が起こっているか分からないが、自分が狂っているわけではない事くらいわかる。 気がついた時には既にこんな状況になっていた。 見も知らぬ少年少女が無残に殺された事に憤る暇も無くワープは始まっていて、あの悪魔に向かって行く事も叶わなかった。 なぜ彼らが殺されなければならなかったのか。 なぜ俺はあの時彼らを助ける事ができなかったのか。 確かにあの時俺が立ち向かって行った所で、死体が一つ増...
  • 涼宮ハルヒの懐柔
    涼宮ハルヒの懐柔 ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百五十話⇔第百五十一話 第百五十一話⇔第百五十二話 「逃げろ……ですか」 地下に戻った後、僕はずっとさっきの八意さんのセリフを思い返していた。 前に言われた『逃げる準備をしろ』なら解る、その言葉には『ピンチになったら私も一緒に逃げるからその準備をして』と言うニュアンスがあるからだ。しかし、彼女は『逃げろ』と言った。 僕と彼女はさっき出会ったばかり――いや、彼女の方は前に僕に出会っているんでしたね。 でも、この殺し合いの場において、尚且つ僕ら二人は優勝を目的としているのにも関わらず――彼女は『逃げる準備をしろ』とは言わなかった。 『逃げろ』とは明らかに『僕独りで』という事。もう合流できないかもしれないのに、折角出来た仲間と。彼女は薄情な奴では無い、僕が彼女を信用してい...
  • 刺激・ぶらっく・パックン♪
    刺激・ぶらっく・パックン♪ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 黒い花シリーズ 第百十一話⇔第百十二話 第百十二話⇔第百十三話 私は決めた。ゲームに乗らず、しかし願いを叶えてみせると。 人を生き返らせる……それは、どんなロストロギアでも実現できない奇跡。 伝説のアルハザードの技術でもなければ、不可能なこと。 「なんだ、私……犯罪者になるんだ」 P.T事件。かつての大魔導師、プレシア・テスタロッサが目指した死者蘇生。 ロストロギア以上の力を私利私欲に使って、許されるはずがない。 時空管理局をクビになるだけでは済まない……極刑すらありえる。 「とりあえず、なのはさんにはうまく言って……騙すようで悪いけど」 願いを叶えられれば、後はどうなってもいい。 さあ、早く出かけようと支度を済ませる。 そして、悪魔の放...
  • チハヤム、大地に……立てない
    チハヤム、大地に……立てない ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル メカ千早 千早いじめ 闇サトシ 第十五話⇔第十六話 第十六話⇔第十七話 今は……何時くらいだろう。 ここに連れて来られてしばらく、呆然としていたから時間の感覚が曖昧だ。 もう何時間も経ってしまったかもしれないし、本当は五分ほどしか経ってないのかもしれない。 ……それにしても、こんな夜中に呼び出すだなんて非常識だ。 睡眠不足は喉にも悪いというのに。 「それにしても、ここは一体どこかしら……」 南に塔がある事から考えて地図上ではD-4かC-4辺りだろうか。 でも、私が言っている事はそういう事ではない。 この全体のフィールドが、一体日本のどこなのかという事だ。 「地図を見るからに……雪原があるという事は北の方かしら?  山も多いし、田舎...
  • 悲しみの向こうへ
    悲しみの向こうへ ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百話⇔第百一話 第百一話⇔第百二話 「この…」 ティアナは部屋の中で自分の足を動けなくしている氷と格闘していた。 この氷付けになった足を冷静になって見てみると、不自然だということに気がついた。 普通こんなカチカチに氷付けにされてしまったら、とてもじゃないが血行の悪い足なんてすぐに腐り落ちてしまう。 しかし、実際足の先まで感覚はあったし、少し冷たいなぁとぐらいにしか感じない。 (もしかしたら…) と思って足に力を入れていたのだ 「ふぅんのぉお………えぇい!!」 今、ここにある全ての力を足に回す。 するとバキン!!と音を立てて足に纏わり付いていた氷が砕け散った。 「やった!」 すぐにティアナは立ち上がる。あれだけ凍り付いていたのに足は自由に動いた...
  • 第二回定時放送
    第二回定時放送 ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第百三話⇔第百四話 第百四話⇔第百五話 時計の針が重なる時間、陽光が真南に輝くその時。 会場を包んでいた闇は、もう物陰の片隅にある日陰としてしか存在できなかった。 燦々と輝く太陽が照らすその場所は、殺し合いという言葉が似つかわしくないほどに美しい光景を醸し出していた。 その太陽が輝く青空を覆い隠すようにして、道化師の男が中空に現れた。 『こんにちはみんな、元気に殺し合いをしているかな?』 第一声は、心底人を小馬鹿にした声から始まった。 ――いきなり挨拶されても困るかな? マルクから聞かされているとは思うけど自己紹介しておくよ。 私の名前はピエモン、よく覚えておくといいよ。だって君らの中の一人はまた私達と会うんだからね。 ――...
  • 才能の無駄遣い
    才能の無駄遣い ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 才能の無駄遣い. 第九十一話⇔第九十二話 第九十二話⇔第九十三話 「ふーん、やる気は無いっていう訳?」 「モロチン! このKASを捕まえて殺人鬼と間違えるとはなんたる事でしょう!?  俺はTASよりも難易度神な男! ならこんな殺し合いに乗る訳ないっていう!」 この男と会話が成立するまでかかった時間は小一時間。 最初は何を話しているか全くわからなかったが、よく聞いて暗号を解読するようにして話を聞きどうにかここまでこぎつけた。 話を聞いてみるとこの男、KASはあの主催者達と戦うべく『バグ』というものを探しているらしい。 そうなるとこの男も一応は私の仲間という事になるのだが……。 それにしても頭が痛い、ここにはこんな奴らばかりなのだろうか。 「ふぁあふぁあ、ふ...
  • オタクとアイドルの奇妙な遭遇 空気男が倒せない
    オタクとアイドルの奇妙な遭遇 空気男が倒せない ◆BRxsUzTn5A (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル エアーマンが倒せない まこまこ動画(RC) ブラックマジシャンガールは俺の嫁 第十三話⇔第十四話 第十四話⇔第十五話 「何で…何でボクがこんなめに……」 一人、森林を奇妙な格好をした少年がを走っていた。 いや、少年と言うにはあまりにも格好が「奇妙」である。 何故なら肩を露出させ、ヒラヒラなスカートのまるでどこかテレビでダンスを披露するような衣装は どう見ても少年が着るのにはふさわしくない。 菊地真。 彼……いや、彼女は戦慄に一触に染まっていた。 最初、あのピエロみたいな人物を見ていた時は何かテレビの企画だと思って楽観的に見ていたが、 知り合いである真美が自分の目の前で殺され、暖かい鮮血を浴びた時は顔面が蒼白...
  • 落ち着け前原K!
    落ち着け前原K! ◆lbhhgwAtQE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル エアーマンは倒せない バックブレーダー殉職 口先の魔術師 第四十一話⇔第四十二話 第四十二話⇔第四十三話 『オタク』そして『魔法使い』。 それらは、エアーマンのコンピュータと照合しても一致するデータがない存在。 つまり、彼女らはエアーマンにとって、そしてワイリーにとってはイレギュラーな存在だ。 世界征服を目指す彼らにとって、イレギュラーはあってはならない事態。 「……そうだ。ワイリー様の世界征服にイレギュラーなどあってはならない……!」 エアーマンは一人心地に呟く。 新たなデータ――獲物を求めて。 そして、そんな彼が見つけたのは――――   ▽  ▽  ▽  ▽ 「はぁ、なるほど。ポケモンねぇ……」 目の前にいる黄色い生...
  • 蝶々と薔薇と乙女
    蝶々と薔薇と乙女 ◆7d53oKGJP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十話⇔第百二十一話 第百二十一話⇔第百二十二話 銀様かわいいよ銀様 蝶と薔薇と乙女 二重極域乙女 蝶々とは言っても何故か糸を吐き、硬くなることが出来る寸胴体型の紋白蝶。 薔薇とは言っても片方の腕を失ったのに幸福な状態のボロボロな呪い人形。 乙女とは言っても完全に秋葉原色に染まったオタッキーな一般少女。 これは彼女達の愛と葛藤と物語り…かどうかは判断できない。 この殺戮のゲームの中にあるにしては意味がわからないチーム。 放送の少し前になればE-4の塔に向かうのだが… それにはまだ、時間が残りまくっているのである。 周囲にマーダーがいるかもしれない状況で迂闊に動くわけにもいかず、 とりあえずコロネに見張りをしてもらっているのだが。 「クンクン、あ...
  • 彼女にだって乙女は必要です
    彼女にだって乙女は必要です ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル (・3・) ひぐらしのなく頃に 星のカービィ 第二十三話⇔第二十四話 第二十四話⇔第二十五話 「はぁ……これからどうしよ…………」 園崎魅音は途方にくれていた。オヤシロ様の祟りという現象もそれは摩訶不思議であったが、それをはるかに上回る異常事態のなのを肌で感じていた。 素直に殺し合いなんて魅音には出来るはずが無かった。園崎家は人には言えない罪を沢山抱えてきたし、魅音も例外ではない。 でも、人として殺人だけは犯さない。それが園崎家次期党首としての心構えであった。 それなのに、人が目の前で死んだ。 スプラッタには慣れているとはいえ、人が死ぬのを見たのは初めてだ。結局魅音はあの場でどうすることもできなかったのだ。 支給品とやらを確かめてみたが、小型の音楽プレ...
  • テメーの敗因は・・・たった一つだぜ・・・富竹・・・
    テメーの敗因は・・・たった一つだぜ・・・富竹・・・ ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第八十話⇔第八十一話 第八十一話⇔第八十二話 ゆめにっき 僕は富竹、フリーのカメラマン。 今僕は眼が眩むほど高い樹の頂上でニート君と共に、梯子に上っている二人のカワイイ女の子の スカートの中という聖域へカメラを向け、かつて無いまでに酷使しながら鼻の下を伸ばしている。 今まで僕は色々な写真を撮ってきたが今日ほど写真を撮るということを幸せだと感じたことは無いなぁ。 「うほっ!今のwww連写連写wwwww」 「おっ、ニート君、カメラマンとしての才能あるよ。」 「当然wwww俺、ニート軍の大将軍wwwwまあカメラマンになんてなる気ないけどwwwww 働いたら負けかなって思ってるwwwwww」 「はっはっは、ニート君も言うねぇ・・・...
  • 英雄
    (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル つかさ妊娠 真っ赤な誓い 妊娠注意 第四十二話⇔第四十三話 第四十三話⇔第四十四話 英雄 ~足踏みしてるだけじゃ進まない~ 今は分からないことばかりだけど。 信じるこの道を進むだけさ。 一心不乱にギターを弾き続け、腹の底から声を出しつづける。 例え死ぬことになっても、俺は歌うのを辞めないだろう。 この生涯が閉じるその瞬間まで歌手でいられたら、ロッカーでいられたら。 それだけで、十分だ。 英雄 ~甘え尽くしの自分が本当は嫌いで~ 「さて、つかさちゃん。聞こえるか?」 つかさを抱きかかえたまま、いさじは顔で音のする方向を指す。 熱さでボーっとしていたつかさだが、耳に入り込んでくるその音を聞き取る事は出来た。 「……はい、すごいギターの音と……かすかな声が聞こえます」 ボーットしている原因は...
  • 身体は子供、頭脳も子供
    身体は子供、頭脳も子供 ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十一話⇔第百二十二話 第百二十二話⇔第百二十三話 迷探偵うっうー  ことのはがゆっくりと甲板の先に落ちた生首に歩み寄った。 そして拾い上げ、さもそれが愛おしいものであるかのように頬擦りを始める。 「どどど、どうしちゃったの? ことのはさん」  死体、それも血のついた生首を大事そうに抱える姿はほとんど狂人のそれ。 元気になったのは間違いないがこの方向性はよくない。というか論外にも程がある。 だがやよいは混乱しそうな頭で必死で考える。きっとこれにも理由があるはずだと。 ことのはは優しい子だと信じたい、信じさせて欲しい。そのためにも理由を探さないと! 懸命に嫌悪感を抑えつつ、思いついたことから問いかけてゆく。 「本物……じゃないよね?」  こん...
  • 愛しの彼が見つからない
    愛しの彼が見つからない ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 愛しの彼が振り向かないシリーズ 暗黒長門 第五十四話⇔第五十五話 第五十五話⇔第五十六話 先刻、自分を襲ってきた変態野郎が追ってこないのを確認し、長門は足を緩めた。 腹立たしい。ああ、腹立たしい、腹立たしい。 あんな奴如きに指を持っていかれたことは勿論だが、何よりも自分の能力に制限が掛かっていたという事実が怒りを増大させる。 変態野郎から逃走しながら、切断された指の修復を試みたが、傷口を塞ぎ出血を止めるのが精一杯で失われた指先は再生しなかった。 修復能力には特に強力な制限が掛けられているらしい。 情報統合思念体にアクセスできないことも含めて考えると、どうやらこのゲームの主催者共はかなり強力な力を持っているようだ。 自身に掛けられた制限が果たして首輪によるものなの...
  • とある道化師の回想録
    とある道化師の回想録 ◆dM8W53tn/s (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 143話 番外編なのに本編SS 第百四十二話⇔第百四十三話 第百四十三話⇔第百四十四話 ゲームも中盤に差し掛かった頃、そして放送が始まる少し前。 放送を間近にしながらピエモンはオペレータールームでふと昔を思い出していた。 忌々しいホーリーエンジェモンの作った異空間で消えることもなく、手下どもと 永遠の時間を過ごしていたピエモンだったが、ある時何の前触れもなく異空間に穴が 生じた。 その穴に導かれるように入ってみれば、そこはどこか貫禄のある西洋風の城。 しかし、内部に入っると途中までこそ侵入者を退ける罠を搭載した要塞のごとき 内装であったが、奥まで進むと急に勝手が変わりまるでSF映画に登場しそうな 未来基地のような風体に変わり始めるではないか。 ...
  • 浩二君です
    浩二君です ◆qRv35OWHJE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル  永井先生 愛媛のポイ捨て  第四十三話⇔第四十四話 第四十四話⇔第四十五話 「じゃさ。とりあえず至急品の確認しとかない?さっきみたいな事になるのはきついし」 「そうか、まあ、俺もそれには異存はないが」 永井先生は言われた通り、とりあえず支給品の確認をしようと思いました。 まず、始めに永井先生の注意を引いたのは、ビニールのようなもので厳重に包まれた何かでした。 ビニールの表面には、≪塩素二号の鍵≫とだけ書かれていました。 「塩素二号って何かしら…もっと何か書いてないの?」 「書いとらん」 書いてあるのはそれだけで、ビニールの端には、開けてくれと言わんばかりのささくれがつけられていました。 「とりあえず、開けてみましょうか」 ティアナがそう言ったので、永井先生は適当に、...
  • ロシアガールでJOJOまで
    ロシアガールでJOJOまで ◆Tfy/qV7Kts (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第五十二話⇔第五十三話 第五十三話⇔第五十四話 ボブ術 太陽が夜の闇を侵食して、永遠に続くかとさえ思われた黒をあっさりと白く濁らせた。 こんなクソッタレな殺し合いの会場にも光は供給されるんだな。1人佇む日吉若はそんなことを考えていた。 「しかし酷い有様だな……尤も俺が爆破したのだがな」 先ほどまで自分と戦闘をしていた青ダヌキの成れの果て、それを見下ろして呟く。 初めて見たC4爆弾の威力に日吉は驚いた。 生物のような精巧な動きを見せていたそれの残骸が鉄クズなのはもっと驚いたが。 「さて、爆発の規模がデカい。誰か来る前に退散しておくか」 別に誰かに合うのが怖いというわけではない。下克上を成功させるには協力者が必要だ。 しかしあれほどの爆発を聞いて喜んで...
  • 対象n
    対象n ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十二話⇔第七十三話 第七十三話⇔第七十四話 「ふう……」 あの悪魔の放送が終了するとともに、私は溜息を吐く。 ゆめにっきでぼやけていた頭でも、なんとか放送を聞き取ることが出来た。 最も、一部は処理し切れなかったので軽いメモを取っておいた。 ゆめにっきのことは一旦忘れようという意味を込めて、まずは名簿の確認をする。 まず、とても意外だったのはあのニートが生き残っていること。 無能を絵に描いたようなニートが私のようなやる気ある参加者に出会えばその時点で終わりだろう。 もちろんその逆でたまたま誰とも会わずに生き延びれたということもあるが、その可能性は低い。 仮にそうであったとしても次の放送で分かるだろう。誰にもあっていないとしても、その状態は長くは続かずに死ぬだろう。 ...
  • 最初の朝餉
    最初の朝餉 ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十二話⇔第六十三話 第六十三話⇔第六十四話  空に浮かぶ異形の高笑いがゆっくりと姿を消してゆく。 放送中から様子がおかしかった谷口に魅音はなるべく刺激しないよう声をかける。 「キョンさん……だったっけ。さっきの人に、その、殺されたのは」  殺人。聞きなれているようで自分やその周りとは無縁でしかなかった言葉。 しかしここでは殺戮が本当に行われている。それも一晩でこれほどの死者が出るほどに。 放送では園崎詩音の名前も挙がっていた。妹もここに連れて来られたのかとため息をつく。 聞き間違いの可能性もあるので名簿を確かめるまでははっきりしないが、確かめたくない。 今すぐにでも逃げ出したかった。けれど逃げ場所などどこにもない。  この首輪の重みを、我が身が感じている...
  • そこらじゅうでハデにやったる
    そこらじゅうでハデにやったる ◆Dx4H1/XR2o (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル レーザービーム イチロー お覇王 第二十六話⇔第二十七話 第二十七話⇔第二十八話 全自動卵割機 イチローは猛烈に野球がしたかった。 自分は内野安打が打ちたかった。 レーザービームで一度人類を壊滅させたこともあった(自身が時を飛び越え再生させたが)。 自分がやりたいのは人の頭を内野安打じゃない、野球のボールを内野安打なんだ。 こんなことに付き合ってる暇は無い。 目の前から、胴着を着た一人の男性が迫ってくる。 「こんにちわ、貴方はこの殺し合いに乗っていますか?」 嘗て、とある俳優すらも唸らせた演技力を微妙に使い(本気を出せば相手が感動で泣いてしまうため)話しを持ちかける。 しかし、目の前の男性が取った構えは……。 「覇王! 翔吼拳!」 とてつもな...
  • ふたりはヤルキュア
    ふたりはヤルキュア ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第九十話⇔第九十一話 第九十一話⇔第九十二話 うどんげ哀れ 「ああーっ!……いいぜ、次は俺の番……」 悩ましい声と寝言を言いながら眠る阿部さん。 「世界は貧乳から生まれた……」 良くわからない夢を見ているらしい萃香。 青空の下、眠りこける二人。すぐそばに死体×2 どう見てもやばいです。 そんな状況の中、先に起きたのは、阿部だった。 「ん……うおっまぶしっ……太陽が、もう真上か」 結構寝ていたようだな、と阿部さんは起き上がろうとする。 「ぐぅ!……やれやれ、体の悲鳴が聞こえるようだ」 数時間の睡眠では、体の回復は無理らしい。 体力はもちろん、深い傷が疼く。 咽が渇いたな、と水を取り出そうとディバックを開く 「ん、こっちは萃香ちゃんのだったか」 間...
  • ぴこまろ不思議のダンジョン 闇の探検隊
    ぴこまろ不思議のダンジョン 闇の探検隊 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 孔明の罠 パンツ赤いッス! 第四十四話⇔第四十五話 第四十五話⇔第四十六話 私の名は矢部野彦麿、人の心の闇に付け入る悪霊共を退治することを生業とする陰陽師だ。 あの奇抜な格好をした悪霊と、それに加担もしくは操られているらしい仮面の男の悪しき陰謀を崩すため、この地にて最初に遭遇した西洋の少女・アリスと行動を共にしている。 しかしこやつ、どうにもやる気ない。既に悪霊に侵されているかと思ったのだが本人は『最初からこうなんだから放っといてよ』と言うのみだ。 まあいつ生死が問われるとも知らぬ悪質な遊戯に放り込まれてはやる気が萎縮するような者がいてもおかしくはないだろう。 しかし彼女はやる女だ。いずれその本気を見せてくれることを期待しているぞ。 そ...
  • 電撃戦/Blitzkrieg
    電撃戦/Blitzkrieg ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十二話⇔第百二十三話 第百二十三話⇔第百二十四話 相性の良い二人 「この辺でいいか……むっ…………」 「どうした、ロムスカ」 「見ろ、早速だが来客のようだ」 ムスカはエアーマンに首輪探知機の画面を見せる。 そこには北から猛スピードで迫ってくる点が一つと、二つ組の点と一つだけの点がまばらに表示されている。 ムスカが指し示しているのはこの猛スピードで迫る点のことだろう。 「我々に接触されるのは不味いのが分かるな、エアーマン」 「ああ、折角の奇襲がばれては水の泡だからな」 現在ムスカとエアーマンが隠れている岩場の裂け目の他、北部の山岳地帯は見渡す限り険しい斜面や岩山、裂け目だらけである。 その天然の要害ともいえる土地を発見し、首輪探知機で索敵を...
  • ニコニコ最強の国技SUMOU
    ニコニコ最強の国技SUMOU ◆XuryVJUQ9Y (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 世界最強の国技SUMOU 朝○竜 第二十四話⇔第二十五話 第二十五話⇔第二十六話モンゴル出身横綱 その男は、怒っていた。 伝統と格式を誇るはずのKAKUKAI、その堕落ぶりを目にしたからである。 全てのRIKISHIの中で最高の称号を持つ彼が負傷し、母国であるモンゴルで療養していたときのこと。 ふと戯れにサッカーをしていた、ただそれだけの理由で日本のマスコミ達は一斉に彼を批判した。 ただそれだけならまだいい。彼を怒らせ、そして失望させたのは、SUMOU-KYOUKAIがその世論を率いていたという事実である。 NIPPONのKAKUKAIの中心にいる者たちが、あろうことかサッカーのような球蹴り遊びと『世界最強の国技』を同列視するとは。 実際、彼が負った怪我と...
  • ウッドマン?が倒せない
    ウッドマン?が倒せない ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第八十一話⇔第八十二話 第八十二話⇔第八十三話 友人大活躍 下水道からようやく脱出し、一息つく。 敵が来ない可能性が高いのはいいけどあんな臭い場所はやっぱりゴメンだ。 深呼吸をして久しぶりの綺麗な空気を胸一杯に吸う。 ふぅ……生き返った。 「ふむ、やはりかなり話し込んでしまったようだな。  既に太陽が燦々と輝いている」 その滑らかな頭部に日光を反射させながら、外山さんが言う。 それにしてもこの人、イメージと大分違うというか……。 もっと破天荒なキャラだと思ってたけど話してみると案外常人でビックリした。 ……いや、まぁそれでもおかしいところは多々あったんだが。 スクラップ&スクラップとか、やたらポスターを気にする所とか。 「同志レナ、こ...
  • 鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事
    鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事 ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十話⇔第百十一話 第百十一話⇔第百十二話 L5発症 狂気の優曇華院シリーズ ――ダメだめダメ!! 私は今とても不味い状況にいる。 あの私のことを殺人者と思っている人たちがいる塔に向かっているのだ。 その人とレナさんたちが出会ってしまったら…それだけで終わりだ。 まず誤魔化すという方法を思いついた。 だが無理だろう… 人を殺すところを見られた訳ではないが、状況的に言って私があの変な女を殺したという答えに達するのは容易い。警察で言うなら『重要参考人』と言う立場だろう。 レナさんを見ていてわかった。 この人はかなり疑心暗鬼に陥っている。まず、私たちをあの目は仲間として見ていない。今は心を許しているみたいだが、戦闘になれば平気で捨て駒...
  • びっこびこうしてやんよ
    びっこびこうしてやんよ ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十九⇔第百三十話 第百三十話⇔第百三十一話 (どうしたもんだろう……)  山道を歩きながら、僕は心の中で頭を抱えていた。  先ほど、性癖がアレな男に襲われてから遊戯の様子がおかしいことに 僕は気付いていた。  どうも、彼の中の二人の人格がお互い距離を置いていように見えるのだ。  僕が吹っ飛ばされた後、いつの間にか遊戯の人格が変わっていたことから 原因は推して量れる。  恐らく表の遊戯君だって闇の遊戯君を完全に憎んでるわけではないだろうと思う。 裏切られたとはいえ、あの状況では致し方のない要素があったことも分かっているはずだ。  ただ、分かるだけに繋がりの深い相手とはいえ……いや、だからこそ簡単に許せないんだ。  当の僕としてはなん...
  • 月のネズミ
    月のネズミ ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第154話 第百五十三話⇔第百五十四話 第百五十四話⇔第百五十五話 「エリアサーチも大分制限されちゃってるね、このエリア内ですらサーチできないよ」 「面倒ですねぇ、隠れながら進むしかないですか」 チューモンは物陰に隠れながら、進化するための養分になりそうなものを探し進んでいく。 その間に自身の能力についてより詳しく調べてみるが、その結果は散々なものだった、ローザミスティカなしでは魔力球一つ制御するのもやっとである。 参加者と接触する前に、何とかもう一段階ぐらいは進化しておきたいところだ、 もうクリサリモンになることはできないかもしれないが、少なくとも使用できる能力の幅はできるはず。 そんなことを考えながら物陰を進んでいると、突然派手な音が鳴り響く。 「な、な...
  • 私が弾幕を始めた理由
    私が弾幕を始めた理由 ◆Dx4H1/XR2o (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十九話⇔第八十話 第八十話⇔第八十一話 亜美とオメガモンは自分たちを落ち着けてから、見慣れない人影に近づいてみた。 白と黒を基調にした服を纏っている彼女は、まるで空想の世界の魔女のようだった。 「こんな所で寝てるなんて……危ないなあ。  それにしても本当にオメガモンといいコスプレの人が多いよねー……レイヤーさんに恨みでもあるのかな?」 オメガモンはいい機会と思いコスプレではないことを説明しようと思ったのだが、まずは目の前の彼女の介抱が先だ。 ゴマモンのパートナーの丈がこういう事には慣れていたが……どうすればいいのだろう? あれこれ考えているうちに亜美は白黒の彼女に水をかけ始めたのだ。 「もしもーし、大丈夫ですかー?」 亜美は彼女の頬を軽く叩きながら、返事を...
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