ニコニコ動画バトルロワイアル@wikiまとめ内検索 / 「第百十一話⇔第百十二話」で検索した結果

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  • 刺激・ぶらっく・パックン♪
    ...ル 黒い花シリーズ 第百十一話⇔第百十二話 第百十二話⇔第百十三話 私は決めた。ゲームに乗らず、しかし願いを叶えてみせると。 人を生き返らせる……それは、どんなロストロギアでも実現できない奇跡。 伝説のアルハザードの技術でもなければ、不可能なこと。 「なんだ、私……犯罪者になるんだ」 P.T事件。かつての大魔導師、プレシア・テスタロッサが目指した死者蘇生。 ロストロギア以上の力を私利私欲に使って、許されるはずがない。 時空管理局をクビになるだけでは済まない……極刑すらありえる。 「とりあえず、なのはさんにはうまく言って……騙すようで悪いけど」 願いを叶えられれば、後はどうなってもいい。 さあ、早く出かけようと支度を済ませる。 そして、悪魔の放送は始まった。 「う、そ……」 高町なのは、永井けいこ、永井浩二 なのはさんが、死んだ? ...
  • 人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA
    人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十一話⇔第百四十二話 第百四十二話⇔第百四十三話 脇に置いているデイパックをちらりと見る。その中には今までの戦いの戦利品が数多く入っている。 今までは、体力に余裕があった分、これらの武器を使う事など考えもしなかった。 しかし、これからは使う事になるかもしれない。それほどに私は消耗している。 無論、武器を使う事など裁定の神GYOJIと父親とも呼べるOYAKATAから固く禁じられている。 そのため武器など使わずSUMOUのみで戦う事が最良ではある。まあ、今となっては、OKITEを気にする必要などないかもしれないが……。 さて、行くか……。 足に力を入れて立ち上がる。体は相変わらず重いが放送前よりははるかに回復しているようだ。...
  • 幸か不幸か
    幸か不幸か ◆BRxsUzTn5A (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十二話⇔第百十三話 第百十三話⇔第百十四話 全速☆前進DA! ツンデレ 「お兄ちゃん、あそこ!」 「ふぅん、どうやら目的地が見えてきたようだな」 霊夢たちと別れた後、カイバーマンこと海馬瀬人、高槻やよい、そしてことのはは 橋の手前の地点から歩みを進め、町から目と鼻の先までの距離まで到達していた 「あの場所ならば医療道具の一つや二つくらいは置いてあるだろう、それまでもう少しの辛抱だ」 「お兄ちゃん、ありがとう……」 「俺はただお前のような兄弟を持つ者に死なれてもらっては困るというだけだ、誤解されてもらっては困る」 頬を赤らめて感謝を述べたやよいに対し、海馬は一瞬顔を逸らす。 「うっうー、これっていわゆるツンデレってやつですかー?」 「……何だ、その「ツンデレ」...
  • 黒の預言書
    黒の預言書 ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十話⇔第百三十一話 第百三十一話⇔第百三十二話 若本 阿部さん最強伝説 「ご苦労……なんだ、まだあるのか?」 ピエモンの部屋に、一体のデジモンが立っている。 「はあ、その……なぁんといいますくぁ」 そのデジモン、アイスデビモンは、ピエモンに対してかなり言いにくそうに口を開く。 アイスデビモンは、ピエモンの片腕であり、完全体以下の全デジモンを仕切っている。 実力は完全体に劣るが、それ以上に優れた頭脳を持つため、この地位にいるのだ。 ……少し、声と口調が独特なのが気にはなるが。 「監視役のデジモンどもからぁ、不満の声が」 「不満、だと?」 ピエモンは疑問の声をあげたが、すぐに理解する。 「あれかね、喰われたくないと?」 「ぶるぁ、その通りですってヴぁ」 ...
  • クロックタワー
    クロックタワー ◆tGnurJkvOw (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 暗黒妹 さっちゃん逃げてー! 第二十話⇔第二十一話 第二十一話⇔第二十二話 もし、あなたとあなたの『愛しい者』が『殺しあい』を強要されたとき、 あなたはどう行動するだろうか……『愛しい者』のための殺戮、それも有力な選択肢だ。 自らが犠牲になり『愛しい者』を生かすのだ。 しかし、今ここでわたしは考えねばならない。 ここに確実に居ると分かるのは『愛しい者』と『わたし』だけであり、もし『わたし』が『彼』の代わりに死亡すれば、 一人生き残った『彼』を『例の3人』が!『あの忌々しい三人』が!『彼』を迎えることにもなりかねない! 『痛々しいヒス女』や『マニア向けのクリーチャー』、『何度殺しても意味のない化け物』に『彼』を!!! ……『愛しい愛しいわたしの兄』を!ヤツラの『あの三人...
  • 鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事
    ...百十話⇔第百十一話 第百十一話⇔第百十二話 L5発症 狂気の優曇華院シリーズ ――ダメだめダメ!! 私は今とても不味い状況にいる。 あの私のことを殺人者と思っている人たちがいる塔に向かっているのだ。 その人とレナさんたちが出会ってしまったら…それだけで終わりだ。 まず誤魔化すという方法を思いついた。 だが無理だろう… 人を殺すところを見られた訳ではないが、状況的に言って私があの変な女を殺したという答えに達するのは容易い。警察で言うなら『重要参考人』と言う立場だろう。 レナさんを見ていてわかった。 この人はかなり疑心暗鬼に陥っている。まず、私たちをあの目は仲間として見ていない。今は心を許しているみたいだが、戦闘になれば平気で捨て駒にするだろう…… 一回でも疑われたらこの場所では信用を取り戻すことはできない。 それが良くわかった。 だ...
  • Dive to the unknown
    Dive to the unknown ◆7d53oKGJP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十五話⇔第百十六話 第百十六話⇔第百十七話 「WAPPA……まだ生きていたか」 D-2の草原を歩いている途中、丁度正午に放送が始まった。 OTENNTOを覆い隠すように空に浮かび上がったDOUKEの放送を聴き、YOKODUNAの心は二つの感情に揺れていた。 なんと、自分と死合い、確実に殺したと判断したTENINUプレイヤーが生きていたのだ。 YOKODUNAと呼ばれる前にも幾度となく死線を乗り越え、なった後でもそれは全く変わらなかった。 だが、自分の心にある感情は今までにないものである。 激しい悔しさと、それに劣らぬ強い悦びと。 自らをSHURAにしたにも関わらず殺し損ねた。 だが、また戦える。 あのTORIKU...
  • 島根起動
    島根起動 ◆iZaN.t/1n. (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル デジモンアドベンチャー シマネモン 第二十一話⇔第二十二話 第二十二話⇔第二十三話 「「ここは一体何処なんだ?」」  二つの声が同時に発せられた。しかし辺りを見ても影は一つしかない。それも そのはず、その二つの声はその影の主から発したものだ。  白き体と炎を纏う剣と一体化している左腕、冷気を放つ大砲と融合している右 腕を持った聖騎士。しかしそれは人ではなく、デジタルモンスター、略してデジ モンと呼ばれるデジタル生命体だ。 (俺はさっきまでヤマトのハーモニカを聞いていたのに……) (確かに太一と一緒だったのに)  二つの事を同時に思考したそれは、オメガモンと呼ばれるデジモンでデジモン の中でもトップレベルの強さを誇る存在だ。 ((それに何故俺はオ...
  • Unlocked room
    Unlocked room ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十三話⇔第百十四話 第百十四話⇔第百十五話 私、八意永琳が二回目の放送を聞いたのは、ちょうど服に袖を通しているときのことだった。 ちなみに古泉は、念のためデイパックに押し込んでおいた。 着替え中は無防備になるとはいえ、仮にも文明人として、裸でいるのは居心地が悪い。 それに結局のところ、古泉が目覚めても動けないのならば、まったく問題はないのである。 そのため、今古泉は袋から顔を出した状態で眠っている。 もっとも、少し乱暴にしたにもかかわらず、一向に目を覚ます気配がないので心配は杞憂だったようだが。 私が思わず呟いたのは、ちょうどそんなときだった。。 「鈴仙……」 声が漏れたのは、予想外の名前が読み上げられたからである。 鈴仙・優曇華院・イナバ。...
  • 第一回定時放送
    第一回定時放送 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第六十一話⇔第六十二話 第六十二話⇔第六十三話 地平線の彼方から日が昇り始め、空も空けてきた早朝。 何の前触れもなく空に玉乗りをする生き物を映す立体映像が浮かぶ。 巨大彗星の力を握る、悪夢の魔法使い。そして最悪の宇宙人・マルク。 彼が仮の姿に戻っているのはまず、あの姿を維持するのにも多少魔力が要ること。 そしてもう一つは単に──この小馬鹿にしたような態度で、愚者と見下す参加者を嘲るためである。 『キャハハハハハハハ!!!』 そしてその放送は、聞くもおぞましい笑い声を皮切りに始まりを告げた。 ◇ ──おはよう、参加者のみんな! まずは始めの六時間をよく生き残ったと褒めてつかわすのサ! それでは第一時定時放送、始まる...
  • なにもかも なにもかも
    なにもかも なにもかも ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百九話⇔第百十話 第百十話⇔第百十一話  前門の触手、肛門……じゃなくて後門のいい男。  普通であれば危惧すべき状況かもしれないが、俺にとってはむしろ夢のような状況だ。  とはいえよく考えたらやっぱり少し面倒な状況だな。  素晴らしそうなあのマリンデビモン君はメインディッシュを取っておくように最後に残して起きたいがあのヤル気ではどうやら最初の食事にせざるを得なさそうだ。  そして背後の二人のいい男もまたヤル気だ。このまま4Pと洒落込めるなら良いのだが、流石の俺でもこのメンバーでは複数人プレイは少々難がありそうだということは分かる。道下が生きていればあるいは上手くいったかもしれんのだがな。残念だ。  とはいえ一人一人頂いていくというのだって嫌いじゃない...
  • 第二回定時放送
    第二回定時放送 ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第百三話⇔第百四話 第百四話⇔第百五話 時計の針が重なる時間、陽光が真南に輝くその時。 会場を包んでいた闇は、もう物陰の片隅にある日陰としてしか存在できなかった。 燦々と輝く太陽が照らすその場所は、殺し合いという言葉が似つかわしくないほどに美しい光景を醸し出していた。 その太陽が輝く青空を覆い隠すようにして、道化師の男が中空に現れた。 『こんにちはみんな、元気に殺し合いをしているかな?』 第一声は、心底人を小馬鹿にした声から始まった。 ――いきなり挨拶されても困るかな? マルクから聞かされているとは思うけど自己紹介しておくよ。 私の名前はピエモン、よく覚えておくといいよ。だって君らの中の一人はまた私達と会うんだからね。 ――...
  • 涼宮ハルヒの懐柔
    涼宮ハルヒの懐柔 ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百五十話⇔第百五十一話 第百五十一話⇔第百五十二話 「逃げろ……ですか」 地下に戻った後、僕はずっとさっきの八意さんのセリフを思い返していた。 前に言われた『逃げる準備をしろ』なら解る、その言葉には『ピンチになったら私も一緒に逃げるからその準備をして』と言うニュアンスがあるからだ。しかし、彼女は『逃げろ』と言った。 僕と彼女はさっき出会ったばかり――いや、彼女の方は前に僕に出会っているんでしたね。 でも、この殺し合いの場において、尚且つ僕ら二人は優勝を目的としているのにも関わらず――彼女は『逃げる準備をしろ』とは言わなかった。 『逃げろ』とは明らかに『僕独りで』という事。もう合流できないかもしれないのに、折角出来た仲間と。彼女は薄情な奴では無い、僕が彼女を信用してい...
  • さよなら絶望黒花
    さよなら絶望黒花 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 黒い花シリーズ 第百十八話⇔第百十九話 第百十九話⇔第百二十話 スーパーハイテンション グロ注意 「ワッちゃねーーーー!!!!!!! ……ぜぇ、ぜぇ」  この島に呼ばれたその時から変わることのなかったテンションも、流石に半日も暴れては下がらざるを得なくなった ……というよりはどうやら少々の疲れが出てきたようである。  おまけに現在のKASはチビマリオ状態ゆえ、身体能力がやや下がっているのだ。無理もないといえよう。  そして彼は今現在何をしてるのかと言えば、何のことはない。相変わらず走り続けているのである。  ……ただし、花畑の周囲を、延々と。それもジャンプしながら。常人たったら間違いなくすぐへばるだろう。 「くっそー!! ブラックパックンといえばAIBOの...
  • 悲しみの向こうへ
    悲しみの向こうへ ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百話⇔第百一話 第百一話⇔第百二話 「この…」 ティアナは部屋の中で自分の足を動けなくしている氷と格闘していた。 この氷付けになった足を冷静になって見てみると、不自然だということに気がついた。 普通こんなカチカチに氷付けにされてしまったら、とてもじゃないが血行の悪い足なんてすぐに腐り落ちてしまう。 しかし、実際足の先まで感覚はあったし、少し冷たいなぁとぐらいにしか感じない。 (もしかしたら…) と思って足に力を入れていたのだ 「ふぅんのぉお………えぇい!!」 今、ここにある全ての力を足に回す。 するとバキン!!と音を立てて足に纏わり付いていた氷が砕け散った。 「やった!」 すぐにティアナは立ち上がる。あれだけ凍り付いていたのに足は自由に動いた...
  • うさみみ少女と魔法少女
    うさみみ少女と魔法少女 ◆aR.LrJ7HMw (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 白い魔王 白い冥王 第十一話⇔第十二話 第十二話⇔第十三話  「まったく、悪い冗談だなぁ・・・・」   そう呟きながら私は雪原の中を歩いていた。   確か私は永遠亭で……何してたんだっけ。ああ、そう薬の調合してたんだっけ。  暗い部屋で目が覚めて……そうしたら目の前で人が二人殺された。  それで、殺し合いをしろって言われて……そういえば部屋の中に結構他の人も居たなぁ  戦争みたいなのは昔に経験してるんだけど、殺し合えって言うのは・……  しかし、少し寒いなぁ。幻想郷でも雪は降るけどさ、そもそも兎は寒さに弱いんだって。  後、なぜか飛べない。どうやら何かの制限が掛かってるみたいだ。  この分なら私の能力――人の波長を操る――も出来なさそうだ。  ...
  • モクバ死す 海馬の涙
    モクバ死す 海馬の涙 ◆BRxsUzTn5A (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 社長覚醒 社長のカッコよさは異常 第三十話⇔第三十一話 第三十一話⇔第三十二話 海馬瀬人はあの忌まわしき部屋から飛ばされた後、一人孤独の中にいた。 「モクバ……モクバ……モクバ……俺の………俺の………大切な弟……」 彼の顔は生気がまったくなく、目は泥沼のように濁っていた。手はだらりとぶらさがったままで体はその場で一本のくたびれた棒のように突っ立っていた 弟、モクバは死んだ。 嘘だと思いたかった。すぐに部屋の隅から出て来て無邪気な姿を見せてくれるということを想像したかった。 しかし、それは自分の今まで全否定していたオカルトを肯定するのに等しかった。 そうだ、モクバは死んだ。俺に降りかかった生温かい血、間違いなくモクバのもの...
  • おじいちゃんの憂鬱
    おじいちゃんの憂鬱 ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十六⇔第百四十七話 第百四十七話⇔第百四十八話 「なんということじゃ……」 ストーム1は放送を聞いて愕然とする。 スパイダーマッといさじ、彼の仲間であった人間がまたも失われてしまったのだ。 「……つかさちゃんは無事なんじゃろうか」 共に歌い続けた仲間の中で、後名前を呼ばれていないのはつかさだけだ。 一緒にいるはずのいさじ、更に助けに向かったはずのスパイダーマッがやられて彼女だけが無事という可能性は低い。 いさじ達が身を呈してつかさを逃がしたという可能性もあるが、その場合も彼女の精神を考えるとあまりいい状況とは言えなかった。 「福山に姉、続いていさじまで死んでしまっては……あの子を支えられる人間がいなくなってしまう」 つかさはご...
  • 震える山~侵食汚染~
    震える山~侵食汚染~ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十六話⇔第百十七話 第百十七話⇔第百十八話 闇つかさ 「あ……ぶ、え……」 結論から言えば、ゴマモンは生き残った。 真が死んだことで、退化した際に、傷ついた細胞も戻ったのだ。 それでも、ディバインバスターの衝撃はすさまじく、山の上のほうまで飛ばされた。 全身を焦がし、プカモンまで退化しても、何とか死ななかった。 だが、ゴマモンは体力を完全に使いきり、危険な状態だった。 (真が、死んだ……おいらを、庇って) 最後まで、あのクリサリモンに抵抗して、死んでいった。 全身を突き刺された真が、かがみの死に様と重なる。 かがみにしたことが、どういうことなのか……見せ付けられた。 「おいら、悪くない。おいらは、悪くない」 死にかけの体で、自分の過ちを否...
  • 罪滅しと、新たな罪と(後編)
    罪滅しと、新たな罪と(後編) ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十四話⇔第百十五話 第百十五話⇔第百十六話 覚醒祭り ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ キバ達が屋上に到着した時、全ては終わっていた。 脱力したように一緒にいる二人を見つめる魔法使い、泣きそうな顔をしながらも涙を流さない妖精。 そして……激しい嗚咽混じりの声で顔をぐしゃぐしゃにしながら泣き腫らしている少女と、倒れ伏した禿頭の革命家。 少女はキバの方を見ると、一度安堵したような顔を浮かべたが、すぐに再び泣き出す。 キバは……その光景を見て、全てを悟った。 「ピッピと……ティアナさん、ですよね?」 「あんたは……そっか、外山さんの仲間ね。 博之さんを守ってくれてたみたいで、ありがとう」 声をかけたキバに応対し、なるべく冷静に受...
  • とある道化師の回想録
    とある道化師の回想録 ◆dM8W53tn/s (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 143話 番外編なのに本編SS 第百四十二話⇔第百四十三話 第百四十三話⇔第百四十四話 ゲームも中盤に差し掛かった頃、そして放送が始まる少し前。 放送を間近にしながらピエモンはオペレータールームでふと昔を思い出していた。 忌々しいホーリーエンジェモンの作った異空間で消えることもなく、手下どもと 永遠の時間を過ごしていたピエモンだったが、ある時何の前触れもなく異空間に穴が 生じた。 その穴に導かれるように入ってみれば、そこはどこか貫禄のある西洋風の城。 しかし、内部に入っると途中までこそ侵入者を退ける罠を搭載した要塞のごとき 内装であったが、奥まで進むと急に勝手が変わりまるでSF映画に登場しそうな 未来基地のような風体に変わり始めるではないか。 ...
  • 楽太郎(ラピュタ王)の陰謀
    楽太郎(ラピュタ王)の陰謀 ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 楽太郎 第四十話⇔第四十一話 第四十一話⇔第四十二話 ツンデレ 「ちょっと待って」 すぐ横を歩いているゴマモンがかがみに言い、止まった。 二人は仲間を探すために、まずは人の多く集まりそうな中央部や市街地に向かおうと決め、 地図上で言うA-3北西から出発し、現在はA-4を移動中だった。 ゴマモンが水場が得意ということもあり、湖沿いに進んで来たのだが、彼がその途中で何かを感じ取ったらしい。 「ゴマモン? どうし……」 「シッ。静かにして。誰かが近くにいるよ」 その言葉に、かがみは胸の鼓動が一瞬だけ早くなるのを感じた。 耳を澄ますと、左手、つまり森の奥の方から確かに人の声が聞こえる。恐らくは男性の声だ。 しかし声が小さすぎて何を言っているのかはよく分からない...
  • それぞれの誓い~英雄の条件~
    それぞれの誓い~英雄の条件~ ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第七十話⇔第七十一話 第七十一話⇔第七十二話 英雄とは何なのか。その言葉だけが俺の頭の中を飛び回る。 英雄とは何なのか。 少なくとも俺は英雄ではない。それを名乗る資格すらない。 俺はただ、復讐に燃える男。決して正義の味方でも弱者の守護者でもない。 目の前で今にも死にゆこうとする男を救うこともできず、あまつさえ、それに安堵しかけている俺など……! 「スパイダーマ、くん」 「……ん? あ、ああ」 男の声で我に返った。どうやら考え込んでしまっていたようだ。 俺が男に目を向けると、男はゆっくりと口を開いた。 「……実はね、俺はあそこで歌い始めてからずっと、いつかはこうなるだろうと思っていたんだ」 「死が、恐ろしくなかったとでも言うつもりか...
  • 月のネズミ
    月のネズミ ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第154話 第百五十三話⇔第百五十四話 第百五十四話⇔第百五十五話 「エリアサーチも大分制限されちゃってるね、このエリア内ですらサーチできないよ」 「面倒ですねぇ、隠れながら進むしかないですか」 チューモンは物陰に隠れながら、進化するための養分になりそうなものを探し進んでいく。 その間に自身の能力についてより詳しく調べてみるが、その結果は散々なものだった、ローザミスティカなしでは魔力球一つ制御するのもやっとである。 参加者と接触する前に、何とかもう一段階ぐらいは進化しておきたいところだ、 もうクリサリモンになることはできないかもしれないが、少なくとも使用できる能力の幅はできるはず。 そんなことを考えながら物陰を進んでいると、突然派手な音が鳴り響く。 「な、な...
  • 黒い帽子はうさんくさい証拠
    黒い帽子はうさんくさい証拠 ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 東方 盗んでいきましたシリーズ 陰陽師は大変なものを盗んでいきました 第十話⇔第十一話 第十一話⇔第十二話 ぷよぷよするな! 何故私がこんな所にいなければいけないのか。 どちらかと言えばインドア派の私としては、こんな風情の無い遊戯どころか動く気すら起きない。 だって、私のお気に入りの仏蘭西人形も阿蘭陀人形も倫敦人形も露西亜人形も蓬莱人形も京人形もなければ上海人形も無い。 おまけに私の魔道書、グリモワールオブアリスも無い。 別に無くてもそんな困らないが、やる気は無くなる。 やはり悪魔は魔界人と違って、気が回らないようだ。吸血鬼のほうがマシとさえ思える。 魔法の力もかなり封印されている。別に全力は出さないから無いから関係ないのだが、全力を出せないのは...
  • びっこびこうしてやんよ
    びっこびこうしてやんよ ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十九⇔第百三十話 第百三十話⇔第百三十一話 (どうしたもんだろう……)  山道を歩きながら、僕は心の中で頭を抱えていた。  先ほど、性癖がアレな男に襲われてから遊戯の様子がおかしいことに 僕は気付いていた。  どうも、彼の中の二人の人格がお互い距離を置いていように見えるのだ。  僕が吹っ飛ばされた後、いつの間にか遊戯の人格が変わっていたことから 原因は推して量れる。  恐らく表の遊戯君だって闇の遊戯君を完全に憎んでるわけではないだろうと思う。 裏切られたとはいえ、あの状況では致し方のない要素があったことも分かっているはずだ。  ただ、分かるだけに繋がりの深い相手とはいえ……いや、だからこそ簡単に許せないんだ。  当の僕としてはなん...
  • ピタゴラ……
    ピタゴラ…… ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 永井先生 いもうとのなく頃に 鋏殺し編 第五十話⇔第五十一話 第五十一話⇔第五十二話 (つかみはずしたが問題ない! だいじょぶ。まだ、まだ盛り返せる!) そう思ってから数十分。 「ほほほおぅ、お嬢ちゃんには兄貴がいるんだぁ~」 「う、うん……」 幼女は相変わらず引きっぱなしだった。 ††††† 今俺たちがいる場所は、幼女と一緒に見つけた小部屋だ。もっとも、『休めるとこでも探さね?』といったのは俺だが。 部屋の中には木のテーブルがあって、椅子が四つほどあって、本棚がある。 例えるなら……そう、あれだな。なんつーか中世っぽいっつーか。壁もレンガがむき出しだし。 でも、なんで蛍光灯がついてるんだろうな? 部屋の雰囲気にあわねぇだろ。 まあ、おかげ...
  • さよならフシギダネ! かことのけつべつ!
    さよならフシギダネ! かことのけつべつ! ◆LXe12sNRSs (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四話⇔第百五話 第百五話⇔第百六話  人間は勝手だ。いつだって自分たちの都合でオレたちを捨てていく。  面倒になった、経済的余裕がなくなった、飽きた、嫌いになった、etc.……。  理由なんて、オレたちには関係ない。  奴らはみんな、オレたちの声なんかには耳も傾けない。  オレは、そんな捨てポケモンたちの嘆きの声をたくさん聞いてきた。  昨日可愛がってくれたご主人が、明日には蹴飛ばしてくる。  いつもはもらえたごはんが、永遠にもらえなくなる。  いくら鳴いても、主人は迎えに来てくれない……。  その苦しみが、奴らにわかるか? ……いや、わかりゃしないさ。  じゃなきゃ、誰だって幸せにやっていける。  奴らが俺たちを裏切らなきゃ、こん...
  • 蝶々と薔薇と乙女
    蝶々と薔薇と乙女 ◆7d53oKGJP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十話⇔第百二十一話 第百二十一話⇔第百二十二話 銀様かわいいよ銀様 蝶と薔薇と乙女 二重極域乙女 蝶々とは言っても何故か糸を吐き、硬くなることが出来る寸胴体型の紋白蝶。 薔薇とは言っても片方の腕を失ったのに幸福な状態のボロボロな呪い人形。 乙女とは言っても完全に秋葉原色に染まったオタッキーな一般少女。 これは彼女達の愛と葛藤と物語り…かどうかは判断できない。 この殺戮のゲームの中にあるにしては意味がわからないチーム。 放送の少し前になればE-4の塔に向かうのだが… それにはまだ、時間が残りまくっているのである。 周囲にマーダーがいるかもしれない状況で迂闊に動くわけにもいかず、 とりあえずコロネに見張りをしてもらっているのだが。 「クンクン、あ...
  • 運が良いのは彼女なのか?
    運が良いのは彼女なのか? ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル UNオーエンは彼女なのか? マントマリサ TASさん 第三十一話⇔第三十二話 第三十二話⇔第三十三話 気がついたら見知らぬ平原に飛ばされていた。 あんな大量の人間を集めたことも考えるとあのピエロか悪魔には どうも空間を操る程度の能力があるのかもしれない。どっかのスキマ妖怪みたいだな。 「しっかし、今回ばかりは相当面倒だな」 勿論正面きって他の連中を殺しにかかるつもりなんて毛頭ない。 そもそも弾幕というものは決闘の手段であって人殺しの手段ではないのであって。 まあどさくさで死傷者が出ないこともないのだが。 というかその弾幕が自由に使える状況にない。 スペルカードがないのは状況が状況だから別にしても、箒がないから空が飛べない。一応。 ランダム支給...
  • 電撃戦/Blitzkrieg
    電撃戦/Blitzkrieg ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十二話⇔第百二十三話 第百二十三話⇔第百二十四話 相性の良い二人 「この辺でいいか……むっ…………」 「どうした、ロムスカ」 「見ろ、早速だが来客のようだ」 ムスカはエアーマンに首輪探知機の画面を見せる。 そこには北から猛スピードで迫ってくる点が一つと、二つ組の点と一つだけの点がまばらに表示されている。 ムスカが指し示しているのはこの猛スピードで迫る点のことだろう。 「我々に接触されるのは不味いのが分かるな、エアーマン」 「ああ、折角の奇襲がばれては水の泡だからな」 現在ムスカとエアーマンが隠れている岩場の裂け目の他、北部の山岳地帯は見渡す限り険しい斜面や岩山、裂け目だらけである。 その天然の要害ともいえる土地を発見し、首輪探知機で索敵を...
  • 蟲以下のにおいがプンプンするぜ
    蟲以下のにおいがプンプンするぜ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第五十一話⇔第五十二話 第五十二話⇔第五十三話 夜が明け、湖畔沿いに歩き出した遊戯と琴姫はお互いの情報を交換していた。 矢部野彦麿という陰陽師がいれば、悪霊を払えるだろうということ。 始めに殺された少年の兄、海馬瀬人もこのゲームを打開できる力になるだろうこと。 琴姫は、彼は家族を殺された悲しみが闇に捕らわれているかもしれないと言った。 遊戯は考えた。 確かに海馬は過去に非道な行いを平気でやったこともある。 自分の祖父からブルーアイズホワイトドラゴンのカードを奪った頃の彼に戻っているかもしれな い。 だとすれば大変だ。海馬がこのゲームに乗る可能性があるだけではない。 悪い海馬は・・・小物臭がするのだ。彼が生き残れる可能性は激減する。 ふははは...
  • 身体は子供、頭脳も子供
    身体は子供、頭脳も子供 ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十一話⇔第百二十二話 第百二十二話⇔第百二十三話 迷探偵うっうー  ことのはがゆっくりと甲板の先に落ちた生首に歩み寄った。 そして拾い上げ、さもそれが愛おしいものであるかのように頬擦りを始める。 「どどど、どうしちゃったの? ことのはさん」  死体、それも血のついた生首を大事そうに抱える姿はほとんど狂人のそれ。 元気になったのは間違いないがこの方向性はよくない。というか論外にも程がある。 だがやよいは混乱しそうな頭で必死で考える。きっとこれにも理由があるはずだと。 ことのはは優しい子だと信じたい、信じさせて欲しい。そのためにも理由を探さないと! 懸命に嫌悪感を抑えつつ、思いついたことから問いかけてゆく。 「本物……じゃないよね?」  こん...
  • 東方無職志~お手伝いロボットの憂鬱~
    東方無職志~お手伝いロボットの憂鬱~ ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十四話⇔第百三十五話 第百三十五話⇔第百三十六話 太陽が西に傾き、あたりを赤く染めている頃。 あの巨乳を助けて、あの男に発症したというなんたら症候群を治すため(私は部下としてついていっ てるだけだが)、 私達は富竹が去っていった方向に歩き続けていた… はずだった。 「うはwwwもう無理wwww足痛いww  そういやここまでこれたのはトミーがおんぶしてたからだったっけww  マジでトミーカムバックwwwww」 追い始めてからあまり経ってないのに地面にへたりこむニート。 おんぶってこいつ…いつもこうなのか?そりゃああいつらもいなくなるわけだな…。 「何言ってるんですか!やっと町が見えてきたところなんですよ!  富竹さん...
  • 第三回定時放送
    第三回定時放送 ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第百三十七話⇔第百三十八話 第百三十八話⇔第百三十九話 田代 ピ、 ピ、 ピ、 ポーン。 『午後六時をお知らせします』 突如、会場にチャイムが響く。 そして、それに続くようにして笑い声が聞こえた。 『キャハ、キャハハハハハハハハハッ!!』 日が落ち、徐々に暗くなっていく空。 その夕焼け空をバックに巨大な立体映像が現れる。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 『キャハハ! 参加者のみんな、こんにちわ! 三回目の放送の時間なのサ。 いや、こんばんは、なのかな? まあいいサ。 前のボクの放送から十二時間。またボクの声を聞けてるみんなは幸運サ! ちなみに、今回から時間がわかりやすいように時報を入れてみたよ。喜んでもらえるかナ? ...
  • おじいちゃんのアイスクライマー
    おじいちゃんのアイスクライマー ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十三話⇔第百三十四話 第百三十四話⇔第百三十五話 孔明の罠 ストーム1は橋を渡っていた。 その足取りはスタスタと軽快である。しかし、心の中の自分の足取りは重たかった。 心が自分ではない体に入っているためだろう。 じゃがうじうじしていても仕方が無い! わしは今地球防衛軍のストーム1じゃ。地球を守る正義のひーろーなんじゃ! さぁ、みっしょん開始じゃ! ストーム1の目の前には橋の終わりが見え始めていた。 ストーム1は歩むスピードを落とす。このまま橋をそのまま進めば禁止エリアに入ってしまい首輪が爆発してしまう。 橋の手すりに近づくと確かに陸地があった。 2~3メートルの高低さがあったが、飛び降りてもまた帰ってくることが出来そうだ。 ...
  • 無限大な思いのあとの
    無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十九話⇔第百五十話 第百五十話⇔第百五十一話 カワイソス 驚きの黒さ オイラは、何回も謝って、涙をながし続けて、いさじの体を食べ続けた。 最後にその頭を飲み込んで…直後、背中が弾け飛んだ。 目の前が真っ白になった。 しばらくしてまっくらになって、ちのにおいと、じぶんが、tおくにはなれて、いクyおな、カんzい、ダけ、ガ―――― 戦いが終わり、いつもの静けさを取り戻した岩山。 つかさは前まで洞窟の一部であった岩に寄りかかって座り、爆発で瓦礫の下敷きとなったティロモンを前に夕食を食べていた。 「うん?おかしいなあ…」 手にあるのはまだ半分も食べていないパンが一つ。 「お腹空いてないのかな?」 夕食の時間なのに、つかさの身体は空腹を忘れて...
  • 最速の道を生き、ケラモンを司る男
    最速の道を生き、ケラモンを司る男 ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十八⇔第百四十九話 第百四十九話⇔第百五十話 「……やっかいだな」 休息を終え、記憶している地図を思い出しながら――最速プレイをする者にとって、MAPの把握など基本にすらならない――TASは毒づく。 A-1が禁止エリアにされることで、それまでA-1、A-2にいた人間が禁止エリアに囲まれることを恐れ離れる可能性が高くなる、 そしてそのルートだが――このB-2の橋を超える以外に道はない。 この先に参加者がいるかどうかの確証が持てない以上、最速を目指すTASに取って待ち伏せは論外だ、 だが、逆に参加者がいた場合、ここを見逃すという手もまた惜しい。 「……」 そこで『五匹』のケラモンを見る。 休息を終えても電池の容量にしようと動かな...
  • 後戻りはもう、できない
    後戻りはもう、できない ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十八⇔第百二十九話 第百二十九話⇔第百三十話 「あ、光が差してるよ!ここを壊せば出られる!」 「わかりました!ちょっと待ってて…」 バコン! 派手な音がして、岩が崩れる。中から現れたのは2人の少女。 「おぉ~!シルバースキンって凄いもんだねぇ~」 日も少しずつ傾きかけてきた頃、魅音と春香の2人はようやく山の内部から抜け出した。 山の内部の神社から繋がる道は、予想していたよりも細く長く続いていて、 出るまでに結構な時間がかかってしまった。 「ふぅ…よかった…やっと外に出れた…」 「途中でトンネルみたいな道になったときはどうなるかと思ったよ~」 「真っ暗だったけど、私たちよく出れたね…」 「きっと、ゲーマーとしての勘が冴えてたんだよ!」 ...
  • 富竹は大変なハルヒを覗いていきました
    富竹は大変なハルヒを覗いていきました ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 盗んでいきましたシリーズ TOMITAKE☆FLASH! 第二十二話⇔第二十三話 第二十三話⇔第二十四話 悪夢のような出来事からしばらく。 僕こと、富竹ジロウは必死に駆け回っていた。 正直なところ僕一人じゃああんな化け物に勝てそうもない。だけど、希望を捨てたわけじゃないんだ。 人智を超えた悪人がいるのであれば人智を超えた善人だっているはず。 そんな人と協力すればきっと脱出だって出来るはずさ! 「周囲異常なし! 現在のところ危険は見当たらないであります!」 「ん! ありがと。でもここでずっと立ち止まってるわけにもいかないのよね」 ん? 人の声だ。一人は女の子で、もう一人は……子供? よく分からないな。 近づいて見ると、……目玉が探検を...
  • ヒゲ☆パチ
    ヒゲ☆パチ ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百七話⇔第百八話 第百八話⇔第百九話 このバトル・ロワイヤルという悲劇の舞台においてもかまわず核融合を黙々と行っている太陽が 空高く上ったころ、青い草原で青い作業着を来た少女はまさに真っ青になっていた。 わっ、ど…どうしよう、この本!!持ってきちゃったよ! 返しに行こうかな…アイドルが泥棒しちゃったなんて……こんなの大スキャンダルだよ……… こんなのバレたら謹慎か、ヘタをすれば芸能界追放されちゃうよう…… 彼女の頭の中ではタバコを吸って追放された某モーニングな娘さんや倉庫荒らしをした 某アイドルの事件の始終がリピートされていた。 冷たい汗が亜美の頬を伝う。 「あぁ~~~~~!やっぱりかえし――――」 『こんにちはみんな、元気に殺し合いをしているかな...
  • 自信か慢心か?
    自信か慢心か? ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第六十話⇔第六十一話 第六十一話⇔第六十二話 「ふう……」 ロックマンは森の中を駆けていた。 スパイダーマンと別れた後、彼は仲間を集めるべく森林地帯を探索する。 ロックマンはかれこれ数時間ほど森林地帯を駆け巡るが、にも拘らず人影は今の所誰も見えてこない。 もしやロックマンの姿を見た誰かが、彼のことを危険と判断して隠れているから誰も見つけられないのではと考えてしまう。 彼は戦闘用ロボットであり、その気になれば人を傷つけ殺めるのは簡単だ。 しかしロボットにはロボット三原則というものがあり、人を傷つけることは本来出来ないようになっている。 彼より先の世代のレプリロイドという新型のロボットは、ロボット三原則を"悩む"ことで人間への反乱を引き起こした。...
  • スネークイーター作戦
    スネークイーター作戦 ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十九話⇔第百四十話 第百四十話⇔第百四十一話 MGS3 美味すぎるッ!!! ゆとり教育 食欲。それはどんな生物だって抗うことのできない究極の欲求の一つである。 伝説のスパイでも最強のRIKISIでも柱に埋まっている男達でも最終的にそれに打ち勝つ事はできない。  「お腹減りすぎて腹いて~~~」  無論辛抱等とは無縁のこの男に、そんな我慢なんてできるはずも無い。 もうこうなればここにある花でも食おうか、食用菊とかもあるし別に食っても平気だろう。と真剣に悩んでいた時、第三回放送が始まった。 「ピ、 ピ、 ピ、 ポーン。 『午後六時をお知らせします』」 突然空に浮かび上がった巨大な立体映像。しかしKASはこれと同じものをもう二回程見てしまった...
  • ケラモンいっぱいTAS軍団
    ケラモンいっぱいTAS軍団 ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十二話⇔第百三十三話 第百三十三話⇔第百三十四話 かわいいケラモン 草むらに伏せ橋の様子をうかがう。かなり大きい橋であったがその上を歩いている者は誰も居ない。 橋の周りには何の障害物も無く、考え無しにその上を歩けばまず見つかってしまうので、 誰も居ないのはある意味当然と言えるのかもしれない。 もう太陽は沈みかけている。B-1が禁止エリアになるのは午後二時であったから、おそらく待ち伏せしていても誰も来ないだろう。 この事実は参加者を駆逐していきたいTASとしては非常に残念な事であった。 橋には行かず別の所へ行き人数減らしをするという事も考えたのだが、彼は結局、橋にやって来た。 理由は単純なことだ。休息を取るためである。参加者があまり立ち寄らないので...
  • 悲鳴、ハック、Boatにて
    悲鳴、ハック、Boatにて ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十七話⇔第百十八話 第百十八話⇔第百十九話 自重しない社長 社長は大変なコマンド入力をしていきました Nice boat. ツンデレ ふふふふふぅん 「ふぅん、声が聞こえたのはこの辺りか」 声が聞こえてから早歩きで向かったためもうE-2のエリア内には入っているはずだ。 草や木の枝をよけながら進んで行く。 「あれ? お兄ちゃん!急に草とかが無くなってる」 「近いな……」 奇妙なコスプレをした男、その名はカイバーマン(海馬)は木の陰から荒地を見渡した。 荒野の真ん中で3つ人影が見える。一人は金髪で大柄な男、そしてもう一人はマジシャンガールのような格好をした女、そして一人は緑色のツナギの倒れている男。 見たところ女はマジシャンガールの格好をした奴しかいない。...
  • 震える山~君想フ声~
    震える山~君想フ声~ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 自重しないレバ剣 第百十六話⇔第百十七話 第百十七話⇔第百十八話 WAWAWAマーダー化 私達は、山の中を捜し歩いていた。 「春香よ、見つかったか?」 「彦麿さん! いえ、どこにも……」 「春香、一人で探すのは危険よ。どこに、ゲームに乗った人間がいるのかもわからないのに」 私の言葉を聞いて、それはあの子も同じだと反論された。 「つかさちゃん、どこに行ったの……!」 あのピエロの放送は、一瞬で絶望を届けた。 鈴仙・優曇華院・イナバの名前に、私は少しだけショックを受けた。 琴姫の名前に、彦麿が雄たけびを上げて、孔明ブロックを壁に投げた。 福山芳樹の名前に、いさじとつかさは顔を伏せた。 イチローの名前に、いさじは少しだけ反応して 暗黒長門の名...
  • 戦士、再び
    戦士、再び ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第十二話⇔第十三話 第十三話⇔第十四話  ありえない事に、見ず知らずの場所に連れ去られ生殺与奪権を振るわれている。 この主催者は今まで自分が相手してきた誰よりも強大。そう思わざるを得ない。 とすれば、この首輪だけでもなんとかするまではゲームに乗ったふりをすべきなのか。 幸い集められた参加者の多くは武器など持ったこともなさそうな少年少女のはず。 父の敵を討つことなく死ぬくらいなら修羅道に堕ちたほうがましだ。なれば殺る!  そこまで考えをまとめた俺は、正面の闇に気配があること気付いた。 自分に支給された道具は海外の人形と防毒マスクだけだったが、相手はそうではあるまい。 銃や刃物を持っていておかしくない以上奇襲をかけてでも倒しておくべきだ。  低い木立ちを抜けて現...
  • 罪滅しと、新たな罪と(中編)
    罪滅しと、新たな罪と(中編) ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十四話⇔第百十五話 第百十五話⇔第百十六話 かっこ良すぎる外山 覚醒K1 「前原圭一、只今参上!!  博之さんは……ティアナさんはどこだ!?」 「妖精ポケモンピッピ、只今参上!!  ……ってうわぁ! やっぱりオタチがいるよ……あわわわわ」 二人の戦士の内、一人は右手に鋸を持ち辺り一面を見渡しこの場にいる人間の顔を順々に見ていった。 そして、もう一人の戦士は博之の足元にいるヲタチに勝手にビビり一緒にいた男の影に隠れようとするが寸前で思いなおしたように対峙する。 一方、少女は突然現れた二人組に警戒の目を寄せ博之は再び状況がわからず不安そうにヲタチの影に隠れる。 だが、キバは二人にそれを止めるよう促して言う。 「安心して妹ちゃん、博之さん。 ...
  • 震える山~悪性変異~
    震える山~悪性変異~ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十六話⇔第百十七話 第百十七話⇔第百十八話 「なんで、こんなことに……」 谷口は、目の前で起きたことが信じられなかった。 何か、でかいサナギ? みたいなモノが通ったと思ったら……魅音が落ちた。 つかさだけ殺したはずなのに、死んだのは3人。 少なくても、つかさと魅音は死んだ。 「なんでだよ……俺は、仲間の為に!」 危ない芽を摘んで、仲間を守ろうと思った。 それは言い訳で、本当は武器が欲しかっただけなのかもしれない。 「はっ、そうだよ……魅音が銃を渡してくれたら、こんなことには……」 完全な責任転嫁だが、谷口は自分を正当化することを第一とした。 もしかしたら、魅音も俺をいつか殺すつもりだったかもしれない。 「そ、そうだよ。だから、...
  • Sheep counts
    Sheep counts ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十九話⇔第百二十話 第百二十話⇔第百二十一話 やあ、僕は富竹、フリーのカメラマンさ。 ……本当は不正規部隊の元銃撃教官だったり秘密結社の連絡係だったりするけど、心の中ではいつでもカメラマン! 僕のカメラは美しか追求しないのさ! と、意気込んでみたはいいが今はふざけた殺し合いの真っ最中、そればかりも言ってられないのが実情なのさ……。 でも、僕のカメラに沢山の写真が収められているのは内緒だよ! 「ちょwwwwwお前ら待ってwwww歩くの速過ぎwwww」 おやおや、ニート君はまた休憩かい。僕としてはソウルブラザーの体調を気遣ってあげたいがそうもいかない。 「ニート、いくらなんでもあんた体力無さすぎ」 「ちょwwwこれが俺の全力全快だしwwwwロールちゃ...
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