ニコニコ動画バトルロワイアル@wikiまとめ内検索 / 「第百四十五話⇔第百四十六話」で検索した結果

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  • おじいちゃんの憂鬱
    おじいちゃんの憂鬱 ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十六⇔第百四十七話 第百四十七話⇔第百四十八話 「なんということじゃ……」 ストーム1は放送を聞いて愕然とする。 スパイダーマッといさじ、彼の仲間であった人間がまたも失われてしまったのだ。 「……つかさちゃんは無事なんじゃろうか」 共に歌い続けた仲間の中で、後名前を呼ばれていないのはつかさだけだ。 一緒にいるはずのいさじ、更に助けに向かったはずのスパイダーマッがやられて彼女だけが無事という可能性は低い。 いさじ達が身を呈してつかさを逃がしたという可能性もあるが、その場合も彼女の精神を考えるとあまりいい状況とは言えなかった。 「福山に姉、続いていさじまで死んでしまっては……あの子を支えられる人間がいなくなってしまう」 つかさはご...
  • 人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA
    人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十一話⇔第百四十二話 第百四十二話⇔第百四十三話 脇に置いているデイパックをちらりと見る。その中には今までの戦いの戦利品が数多く入っている。 今までは、体力に余裕があった分、これらの武器を使う事など考えもしなかった。 しかし、これからは使う事になるかもしれない。それほどに私は消耗している。 無論、武器を使う事など裁定の神GYOJIと父親とも呼べるOYAKATAから固く禁じられている。 そのため武器など使わずSUMOUのみで戦う事が最良ではある。まあ、今となっては、OKITEを気にする必要などないかもしれないが……。 さて、行くか……。 足に力を入れて立ち上がる。体は相変わらず重いが放送前よりははるかに回復しているようだ。...
  • 第二回定時放送
    第二回定時放送 ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第百三話⇔第百四話 第百四話⇔第百五話 時計の針が重なる時間、陽光が真南に輝くその時。 会場を包んでいた闇は、もう物陰の片隅にある日陰としてしか存在できなかった。 燦々と輝く太陽が照らすその場所は、殺し合いという言葉が似つかわしくないほどに美しい光景を醸し出していた。 その太陽が輝く青空を覆い隠すようにして、道化師の男が中空に現れた。 『こんにちはみんな、元気に殺し合いをしているかな?』 第一声は、心底人を小馬鹿にした声から始まった。 ――いきなり挨拶されても困るかな? マルクから聞かされているとは思うけど自己紹介しておくよ。 私の名前はピエモン、よく覚えておくといいよ。だって君らの中の一人はまた私達と会うんだからね。 ――...
  • 最速の道を生き、ケラモンを司る男
    最速の道を生き、ケラモンを司る男 ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十八⇔第百四十九話 第百四十九話⇔第百五十話 「……やっかいだな」 休息を終え、記憶している地図を思い出しながら――最速プレイをする者にとって、MAPの把握など基本にすらならない――TASは毒づく。 A-1が禁止エリアにされることで、それまでA-1、A-2にいた人間が禁止エリアに囲まれることを恐れ離れる可能性が高くなる、 そしてそのルートだが――このB-2の橋を超える以外に道はない。 この先に参加者がいるかどうかの確証が持てない以上、最速を目指すTASに取って待ち伏せは論外だ、 だが、逆に参加者がいた場合、ここを見逃すという手もまた惜しい。 「……」 そこで『五匹』のケラモンを見る。 休息を終えても電池の容量にしようと動かな...
  • とある道化師の回想録
    とある道化師の回想録 ◆dM8W53tn/s (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 143話 番外編なのに本編SS 第百四十二話⇔第百四十三話 第百四十三話⇔第百四十四話 ゲームも中盤に差し掛かった頃、そして放送が始まる少し前。 放送を間近にしながらピエモンはオペレータールームでふと昔を思い出していた。 忌々しいホーリーエンジェモンの作った異空間で消えることもなく、手下どもと 永遠の時間を過ごしていたピエモンだったが、ある時何の前触れもなく異空間に穴が 生じた。 その穴に導かれるように入ってみれば、そこはどこか貫禄のある西洋風の城。 しかし、内部に入っると途中までこそ侵入者を退ける罠を搭載した要塞のごとき 内装であったが、奥まで進むと急に勝手が変わりまるでSF映画に登場しそうな 未来基地のような風体に変わり始めるではないか。 ...
  • さよならフシギダネ! かことのけつべつ!
    さよならフシギダネ! かことのけつべつ! ◆LXe12sNRSs (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四話⇔第百五話 第百五話⇔第百六話  人間は勝手だ。いつだって自分たちの都合でオレたちを捨てていく。  面倒になった、経済的余裕がなくなった、飽きた、嫌いになった、etc.……。  理由なんて、オレたちには関係ない。  奴らはみんな、オレたちの声なんかには耳も傾けない。  オレは、そんな捨てポケモンたちの嘆きの声をたくさん聞いてきた。  昨日可愛がってくれたご主人が、明日には蹴飛ばしてくる。  いつもはもらえたごはんが、永遠にもらえなくなる。  いくら鳴いても、主人は迎えに来てくれない……。  その苦しみが、奴らにわかるか? ……いや、わかりゃしないさ。  じゃなきゃ、誰だって幸せにやっていける。  奴らが俺たちを裏切らなきゃ、こん...
  • スネークイーター作戦
    スネークイーター作戦 ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十九話⇔第百四十話 第百四十話⇔第百四十一話 MGS3 美味すぎるッ!!! ゆとり教育 食欲。それはどんな生物だって抗うことのできない究極の欲求の一つである。 伝説のスパイでも最強のRIKISIでも柱に埋まっている男達でも最終的にそれに打ち勝つ事はできない。  「お腹減りすぎて腹いて~~~」  無論辛抱等とは無縁のこの男に、そんな我慢なんてできるはずも無い。 もうこうなればここにある花でも食おうか、食用菊とかもあるし別に食っても平気だろう。と真剣に悩んでいた時、第三回放送が始まった。 「ピ、 ピ、 ピ、 ポーン。 『午後六時をお知らせします』」 突然空に浮かび上がった巨大な立体映像。しかしKASはこれと同じものをもう二回程見てしまった...
  • 生き残るんだどんな手段を使っても
    生き残るんだどんな手段を使っても ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十五⇔第百四十六話 第百四十六話⇔第百四十七話 ネットワークに侵入したインフェルモンは、データというデータを食い漁った。 そのデータは、インフェルモンの力となり、必要な情報を与えてくれる。 「あはっ、見つけたよ! そんなところに隠れてたんだぁ!」 「ハッキング、開始」 「この波長をどうにかすればいいんですねー?」 すぐさま、ハッキングを仕掛ける。 元々の能力に、長門の情報改変能力、うどんげの波長、位相を操る力が加わっている。 インフェルモンに進化したことで、この能力を使い分けがたやすくなった今…… もはや、主催陣の用意した防壁など、突破することも可能となったのだ。 「ぐぎゃぎゃ! 楽勝すぎてあくびが出ますねぇ?」 「油断しちゃ...
  • 東方無職志~お手伝いロボットの憂鬱~
    東方無職志~お手伝いロボットの憂鬱~ ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十四話⇔第百三十五話 第百三十五話⇔第百三十六話 太陽が西に傾き、あたりを赤く染めている頃。 あの巨乳を助けて、あの男に発症したというなんたら症候群を治すため(私は部下としてついていっ てるだけだが)、 私達は富竹が去っていった方向に歩き続けていた… はずだった。 「うはwwwもう無理wwww足痛いww  そういやここまでこれたのはトミーがおんぶしてたからだったっけww  マジでトミーカムバックwwwww」 追い始めてからあまり経ってないのに地面にへたりこむニート。 おんぶってこいつ…いつもこうなのか?そりゃああいつらもいなくなるわけだな…。 「何言ってるんですか!やっと町が見えてきたところなんですよ!  富竹さん...
  • ぴこまろ不思議のダンジョン 闇の探検隊
    ぴこまろ不思議のダンジョン 闇の探検隊 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 孔明の罠 パンツ赤いッス! 第四十四話⇔第四十五話 第四十五話⇔第四十六話 私の名は矢部野彦麿、人の心の闇に付け入る悪霊共を退治することを生業とする陰陽師だ。 あの奇抜な格好をした悪霊と、それに加担もしくは操られているらしい仮面の男の悪しき陰謀を崩すため、この地にて最初に遭遇した西洋の少女・アリスと行動を共にしている。 しかしこやつ、どうにもやる気ない。既に悪霊に侵されているかと思ったのだが本人は『最初からこうなんだから放っといてよ』と言うのみだ。 まあいつ生死が問われるとも知らぬ悪質な遊戯に放り込まれてはやる気が萎縮するような者がいてもおかしくはないだろう。 しかし彼女はやる女だ。いずれその本気を見せてくれることを期待しているぞ。 そ...
  • Dive to the unknown
    Dive to the unknown ◆7d53oKGJP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十五話⇔第百十六話 第百十六話⇔第百十七話 「WAPPA……まだ生きていたか」 D-2の草原を歩いている途中、丁度正午に放送が始まった。 OTENNTOを覆い隠すように空に浮かび上がったDOUKEの放送を聴き、YOKODUNAの心は二つの感情に揺れていた。 なんと、自分と死合い、確実に殺したと判断したTENINUプレイヤーが生きていたのだ。 YOKODUNAと呼ばれる前にも幾度となく死線を乗り越え、なった後でもそれは全く変わらなかった。 だが、自分の心にある感情は今までにないものである。 激しい悔しさと、それに劣らぬ強い悦びと。 自らをSHURAにしたにも関わらず殺し損ねた。 だが、また戦える。 あのTORIKU...
  • OVERLAP
    ...十四⇔第百四十五話 第百四十五話⇔第百四十六話 闇AIBO 道化師の笑い声が沈む日と一緒に消えていく。 日は落ちて暗くなっている。しかし、空は相変わらず無表情だった。 遠くの雪山を除けば、雲も無く鳥もいない空。天気予報が当たらないほうがおかしい空。 日が落ちた変わりに、月が辺りを照らし始める。 殺し合いに支障が無いようにする、主催の嫌らしい気遣いでもあった。 「もう日が沈む時間だったか」 残った静寂の中でエアーマンが呟く。 残り半数と言ったか、また結構な人数が死んだらしい。 いい調子だが、まだ残っている奴らはTASのような強者や、仲間同士で固まっているような弱者だろう。 どちらにせよこれからは面倒になってくるな…。 横のロムスカを見ると、何かを期待しているような目で首輪探知機を見ている。 どうやら今残っている参加者の三分の一近くがこの山...
  • ニコニコ最強の国技SUMOU
    ニコニコ最強の国技SUMOU ◆XuryVJUQ9Y (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 世界最強の国技SUMOU 朝○竜 第二十四話⇔第二十五話 第二十五話⇔第二十六話モンゴル出身横綱 その男は、怒っていた。 伝統と格式を誇るはずのKAKUKAI、その堕落ぶりを目にしたからである。 全てのRIKISHIの中で最高の称号を持つ彼が負傷し、母国であるモンゴルで療養していたときのこと。 ふと戯れにサッカーをしていた、ただそれだけの理由で日本のマスコミ達は一斉に彼を批判した。 ただそれだけならまだいい。彼を怒らせ、そして失望させたのは、SUMOU-KYOUKAIがその世論を率いていたという事実である。 NIPPONのKAKUKAIの中心にいる者たちが、あろうことかサッカーのような球蹴り遊びと『世界最強の国技』を同列視するとは。 実際、彼が負った怪我と...
  • 最速vs最速
    最速vs最速 ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル イチローの疾走で世界記録更新 脅威のスピンジャンプ 第四十五話⇔第四十六話 第四十六話⇔第四十七話 お覇王君と一緒に行動をする事になった僕が次に決めたのは当面の方針だ。 本来ならあの悪魔のような人たちの所に行って、彼らを懲らしめるのが妥当なんだろうけれど、 この首輪のせいで僕たちの力は弱まっているらしい。 「お覇王君、首輪の外し方はわかるかい?」 「わからないといわざるをえない」 うん、多分そうだろう。 僕はよく盗塁途中に暇な事があって本などを漁って読んでいて、 野球関係だけではなく機械などの資料を読んでいた事もあった。 だけれどこの首輪の形状も何もかも資料で読んだそれとまるで一致しない。 「機械を専門とする人に聞くのが一番かもしれないね。  僕...
  • 月のネズミ
    月のネズミ ◆c92qFeyVpE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第154話 第百五十三話⇔第百五十四話 第百五十四話⇔第百五十五話 「エリアサーチも大分制限されちゃってるね、このエリア内ですらサーチできないよ」 「面倒ですねぇ、隠れながら進むしかないですか」 チューモンは物陰に隠れながら、進化するための養分になりそうなものを探し進んでいく。 その間に自身の能力についてより詳しく調べてみるが、その結果は散々なものだった、ローザミスティカなしでは魔力球一つ制御するのもやっとである。 参加者と接触する前に、何とかもう一段階ぐらいは進化しておきたいところだ、 もうクリサリモンになることはできないかもしれないが、少なくとも使用できる能力の幅はできるはず。 そんなことを考えながら物陰を進んでいると、突然派手な音が鳴り響く。 「な、な...
  • 愛しの彼が見つからない
    愛しの彼が見つからない ◆2VgTRcP6n6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 愛しの彼が振り向かないシリーズ 暗黒長門 第五十四話⇔第五十五話 第五十五話⇔第五十六話 先刻、自分を襲ってきた変態野郎が追ってこないのを確認し、長門は足を緩めた。 腹立たしい。ああ、腹立たしい、腹立たしい。 あんな奴如きに指を持っていかれたことは勿論だが、何よりも自分の能力に制限が掛かっていたという事実が怒りを増大させる。 変態野郎から逃走しながら、切断された指の修復を試みたが、傷口を塞ぎ出血を止めるのが精一杯で失われた指先は再生しなかった。 修復能力には特に強力な制限が掛けられているらしい。 情報統合思念体にアクセスできないことも含めて考えると、どうやらこのゲームの主催者共はかなり強力な力を持っているようだ。 自身に掛けられた制限が果たして首輪によるものなの...
  • ぶれ☆いぶ
    ぶれ☆いぶ ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル かがみは俺の嫁 ゴマモンに嫉妬 第十四話⇔第十五話 第十五話⇔第十六話 人は非常識な出来事に巻き込まれてもそれはそれで 割と順応しやすいって聞いたことある気がする。 かくいう私も、多分その一人になるのかもしれない。 ようやく動悸の収まった胸を撫でながら、ここで出会ったあいつの帰りを待つ。 ちなみにこの動悸の要因は二つ。 一つはあのピエロみたいな奴と、化け物の起こした惨劇を目の当たりにしたこと。 交通事故に遭遇することはあれど、人が殺されるのを目の前で見ることになるなんて思わなかった。 自分とあまり年の変わらない少女が。まだ小学生ぐらいの少年が。 この辺りに飛ばされた時だって、自分や友人達が殺されるかもしれないという恐怖に押しつぶされそうだった。 そし...
  • 浩二君です
    浩二君です ◆qRv35OWHJE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル  永井先生 愛媛のポイ捨て  第四十三話⇔第四十四話 第四十四話⇔第四十五話 「じゃさ。とりあえず至急品の確認しとかない?さっきみたいな事になるのはきついし」 「そうか、まあ、俺もそれには異存はないが」 永井先生は言われた通り、とりあえず支給品の確認をしようと思いました。 まず、始めに永井先生の注意を引いたのは、ビニールのようなもので厳重に包まれた何かでした。 ビニールの表面には、≪塩素二号の鍵≫とだけ書かれていました。 「塩素二号って何かしら…もっと何か書いてないの?」 「書いとらん」 書いてあるのはそれだけで、ビニールの端には、開けてくれと言わんばかりのささくれがつけられていました。 「とりあえず、開けてみましょうか」 ティアナがそう言ったので、永井先生は適当に、...
  • 無限大な思いのあとの
    無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十九話⇔第百五十話 第百五十話⇔第百五十一話 カワイソス 驚きの黒さ オイラは、何回も謝って、涙をながし続けて、いさじの体を食べ続けた。 最後にその頭を飲み込んで…直後、背中が弾け飛んだ。 目の前が真っ白になった。 しばらくしてまっくらになって、ちのにおいと、じぶんが、tおくにはなれて、いクyおな、カんzい、ダけ、ガ―――― 戦いが終わり、いつもの静けさを取り戻した岩山。 つかさは前まで洞窟の一部であった岩に寄りかかって座り、爆発で瓦礫の下敷きとなったティロモンを前に夕食を食べていた。 「うん?おかしいなあ…」 手にあるのはまだ半分も食べていないパンが一つ。 「お腹空いてないのかな?」 夕食の時間なのに、つかさの身体は空腹を忘れて...
  • おじいちゃんのアイスクライマー
    おじいちゃんのアイスクライマー ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十三話⇔第百三十四話 第百三十四話⇔第百三十五話 孔明の罠 ストーム1は橋を渡っていた。 その足取りはスタスタと軽快である。しかし、心の中の自分の足取りは重たかった。 心が自分ではない体に入っているためだろう。 じゃがうじうじしていても仕方が無い! わしは今地球防衛軍のストーム1じゃ。地球を守る正義のひーろーなんじゃ! さぁ、みっしょん開始じゃ! ストーム1の目の前には橋の終わりが見え始めていた。 ストーム1は歩むスピードを落とす。このまま橋をそのまま進めば禁止エリアに入ってしまい首輪が爆発してしまう。 橋の手すりに近づくと確かに陸地があった。 2~3メートルの高低さがあったが、飛び降りてもまた帰ってくることが出来そうだ。 ...
  • どうあがいても絶望~夢の国のアリス
    どうあがいても絶望~夢の国のアリス ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十三話⇔第百四十四話 第百四十四話⇔第百四十五話 キャラ崩壊 驚きの黒さ nice pair. うふふ…… あははは…… ケタケタケタケタケタケタケタ…… 何も考えてない状態の顔がこのニコニコになってから何時間経っただろうか? 撃った拳銃の衝撃は―― 人を拳銃で撃った時は―― 『人を殺してしまった』という後悔よりも面白さのほうが上であった。 狩猟を趣味にしている人の気持ちが分かった気がするよ。 さて、どうしようかな? この殺されても仕方が無い、もはや水呑百姓以下の存在のコレと私の道に立ちふさがる石ころ……いや旧ピンクボールかな。 ラッチ部を引いて弾倉を開放する。ぼこっと膨らんだ黄銅製の薬莢が2つ、そしてまだ先端に銃弾が付いてい...
  • ニアミス・ハピネス
    ニアミス・ハピネス ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル YOKODUNA 春閣下 第三十四話⇔第三十五話 第三十五話⇔第三十六話  人が、落ちていた。 薄暗い中でも事切れているとはっきりとわかる変わり果てた姿で。 (・・・・・・どうしたものか。ここまできて穢れを拾ってしまった)  YOKODUNAが山頂を目指したのは日の出とともに神事を行うため。 兵と腕試しをするのはそれからでもよいと思い道なき道を猛進してきたのだ。 そのせいか誰とも遭遇せずにここまできたのに、山頂まであと一息のところでこれだ。 「死」を直視してしまった以上神事は諦めるべきなのだろう。  NIPPON-JINではないから自信はないが、先達ならそうしたろうから。  SUMOUの起源は豊穣を祈り神社で行われた奉納儀式の一種であり、 “...
  • 静かなる古城
    静かなる古城 ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四話⇔第百五話 第百五話⇔第百六話 『信じられません』 「信じるしかないじゃない。あの道化師がそう言ったんなら」  レイジングハートの本来のマスター、高町なのはは亡くなったらしい。 こちらに迷惑ばかりかけてくれた月の兎も昼までの間に命を落としたようだ。 あいつに師匠と呼ばれていた八意永琳はこの放送を聞いて何を思っているだろうか。 「霊夢さんは人がたくさん死んでいても冷静ですよね。慣れっこなんですか?」 「別に。あんまり興味ないし」 「へー。確かに神社の人が他人のお葬式でもらい泣きしちゃったら困りますもんねー」  饒舌なのが少し癇に障るけれどヨッシーの乗り心地は相変わらず悪くない。 背中に軽い怪我をしていたはずだけど私が普通に乗る分には痛みも伴わ...
  • 弾幕少女リリカルれいむ
    弾幕少女リリカルれいむ ◆lbhhgwAtQE (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 腋巫女 巫女巫女ナース でっていう自重 第二十五話⇔第二十六話 第二十六話⇔第二十七話 目的地を城廃墟に定めた腋巫女とスーパードラゴン。 だが、彼女らは今、その足を止めていた。 理由は簡単。 その行く手に一人の男の死体を見つけてしまったからだ。 「……ダメね、もう死んでる」 ヨッシーから降りた霊夢は、男の手を取り脈があるか調べるが、時既に遅し。 男の腕を地面に置くと、彼女は眉を潜めた。 亡霊少女やら半人半霊の庭師やら騒霊楽団やら、冥府の向こうの住人と交流を持つ彼女であったが、その目の前の死はやはり気分のいいものではなかった。 ヨッシーは、そんな霊夢の横で遺体の首に残る痕跡を見つける。 「首を絞められた痕があるってことは、孔明の罠で自...
  • 海☆馬☆王
    海☆馬☆王 ◆2kGkudiwr6 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル カイバーマン 自重しない社長 グギャリオン 第三十五話⇔第三十六話 第三十六話⇔第三十七話 強靭!無敵!最強! 粉砕!玉砕!大喝采! 月明かりに照らされた草木が風にそよぐ。それをここで感じているのは、海馬瀬人ただ一人。 周囲に誰もいない、というのは彼にとって好都合だった。 周りからとやかく言われずに済む。海馬にとって、必要以上に人の助けを借りるのは好ましいことではない。 支給品でも確認するか……そう思いデイパックを探る手は、一着の服を取り出していた。 「これは……正義の味方カイバーマンの!」 何の因果か。 海馬が取り出した支給品はデュエルモンスターズのモンスター、 「正義の味方 カイバーマン」が着用している服だった。 ブルーアイズをあしらったヘルメット。海馬...
  • SECRET AMBITION(前編)
    SECRET AMBITION(前編) ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十話⇔第百四十一話 第百四十一話⇔第百四十二話 名探偵レナン 前後編まで分かれた大推理大会 『―――午後六時をお知らせします』 一時の休息を得、大して美味しくもない食事をしていた一行の耳に入り込んできた悪魔の声。 談笑をピタリと止め、八人はその言葉の端々に注意しながら聞き入った。数少ない主催者の状況がわかる放送、何気ない言葉の中に何かのヒントがあるのかもしれない。 そう思いながら聞き入るが……次第に、その顔に悲しみの色が浮かぶ者が数名いた。 「そんな……真が……それに、フシギダネってピカチュウが言ってた仲間じゃ……」 「谷口君……」 「……外山さん、圭一くん」 思わず放送で呼ばれた名前を繰り返し呟く。 これで三回目...
  • 罪滅しと、新たな罪と(後編)
    罪滅しと、新たな罪と(後編) ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十四話⇔第百十五話 第百十五話⇔第百十六話 覚醒祭り ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ キバ達が屋上に到着した時、全ては終わっていた。 脱力したように一緒にいる二人を見つめる魔法使い、泣きそうな顔をしながらも涙を流さない妖精。 そして……激しい嗚咽混じりの声で顔をぐしゃぐしゃにしながら泣き腫らしている少女と、倒れ伏した禿頭の革命家。 少女はキバの方を見ると、一度安堵したような顔を浮かべたが、すぐに再び泣き出す。 キバは……その光景を見て、全てを悟った。 「ピッピと……ティアナさん、ですよね?」 「あんたは……そっか、外山さんの仲間ね。 博之さんを守ってくれてたみたいで、ありがとう」 声をかけたキバに応対し、なるべく冷静に受...
  • 彼女にだって乙女は必要です
    彼女にだって乙女は必要です ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル (・3・) ひぐらしのなく頃に 星のカービィ 第二十三話⇔第二十四話 第二十四話⇔第二十五話 「はぁ……これからどうしよ…………」 園崎魅音は途方にくれていた。オヤシロ様の祟りという現象もそれは摩訶不思議であったが、それをはるかに上回る異常事態のなのを肌で感じていた。 素直に殺し合いなんて魅音には出来るはずが無かった。園崎家は人には言えない罪を沢山抱えてきたし、魅音も例外ではない。 でも、人として殺人だけは犯さない。それが園崎家次期党首としての心構えであった。 それなのに、人が目の前で死んだ。 スプラッタには慣れているとはいえ、人が死ぬのを見たのは初めてだ。結局魅音はあの場でどうすることもできなかったのだ。 支給品とやらを確かめてみたが、小型の音楽プレ...
  • TAMASHIIのルフラン
    TAMASHIIのルフラン ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル ねんがんのアイスソードを手に入れたぞ! 魂のルフラン 第五十五話⇔第五十六話 第五十六話⇔第五十七話 YOKODUNAは水辺で体を清めていた。目の前は谷底まで続く滝となっている。 穢れを落としながら、先ほど弔った者について考えていた。 (戦いと無縁の者だったのだろう。あまりにも鍛えが足りなかった) その遺骸の体は細く、BANZUKEにも載らぬRIKISHIにすら遠く及ばないことは明らかだった。 (あのような弱者を殺したのは、同じ弱者か・・・それとも・・・) もし自分と同様に力を持つ者であるなら、それはSUMOUにおいて暗黒面に落ちた者の所業である。 RIKISHIであり続けながら、JIHIを忘れ、力のみを追求する者。 RIKISHIの負の力・・・暗黒面に堕...
  • Unlocked room
    Unlocked room ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十三話⇔第百十四話 第百十四話⇔第百十五話 私、八意永琳が二回目の放送を聞いたのは、ちょうど服に袖を通しているときのことだった。 ちなみに古泉は、念のためデイパックに押し込んでおいた。 着替え中は無防備になるとはいえ、仮にも文明人として、裸でいるのは居心地が悪い。 それに結局のところ、古泉が目覚めても動けないのならば、まったく問題はないのである。 そのため、今古泉は袋から顔を出した状態で眠っている。 もっとも、少し乱暴にしたにもかかわらず、一向に目を覚ます気配がないので心配は杞憂だったようだが。 私が思わず呟いたのは、ちょうどそんなときだった。。 「鈴仙……」 声が漏れたのは、予想外の名前が読み上げられたからである。 鈴仙・優曇華院・イナバ。...
  • 黒の預言書
    黒の預言書 ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十話⇔第百三十一話 第百三十一話⇔第百三十二話 若本 阿部さん最強伝説 「ご苦労……なんだ、まだあるのか?」 ピエモンの部屋に、一体のデジモンが立っている。 「はあ、その……なぁんといいますくぁ」 そのデジモン、アイスデビモンは、ピエモンに対してかなり言いにくそうに口を開く。 アイスデビモンは、ピエモンの片腕であり、完全体以下の全デジモンを仕切っている。 実力は完全体に劣るが、それ以上に優れた頭脳を持つため、この地位にいるのだ。 ……少し、声と口調が独特なのが気にはなるが。 「監視役のデジモンどもからぁ、不満の声が」 「不満、だと?」 ピエモンは疑問の声をあげたが、すぐに理解する。 「あれかね、喰われたくないと?」 「ぶるぁ、その通りですってヴぁ」 ...
  • 悲しみの向こうへ
    悲しみの向こうへ ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百話⇔第百一話 第百一話⇔第百二話 「この…」 ティアナは部屋の中で自分の足を動けなくしている氷と格闘していた。 この氷付けになった足を冷静になって見てみると、不自然だということに気がついた。 普通こんなカチカチに氷付けにされてしまったら、とてもじゃないが血行の悪い足なんてすぐに腐り落ちてしまう。 しかし、実際足の先まで感覚はあったし、少し冷たいなぁとぐらいにしか感じない。 (もしかしたら…) と思って足に力を入れていたのだ 「ふぅんのぉお………えぇい!!」 今、ここにある全ての力を足に回す。 するとバキン!!と音を立てて足に纏わり付いていた氷が砕け散った。 「やった!」 すぐにティアナは立ち上がる。あれだけ凍り付いていたのに足は自由に動いた...
  • SECRET AMBITION(後編)
    SECRET AMBITION(後編) ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十話⇔第百四十一話 第百四十一話⇔第百四十二話 「つまり、別次元から俺の世界に来た奴が犯人――宇宙人って事か」 「……改めて聞くと無茶苦茶な話ねぇ」 水銀燈の言う通り到底信じられない話だ。 この場にいる者達の殆どがキバの世界ではアニメとなっているものの登場人物であり、全てが別世界にいる存在。 そして、その者達を次元を超える事の出来る者――レナの言い方ならば宇宙人がキバの世界にあるニコニコ動画というものを参考に集め、殺し合いをさせた。 動機も何もかもが見えない今では、ただの与太話よりもタチが悪い。 「でも……信じられない事はないわ。 実際に、似たような事件なら私も知っているもの」 ティアナが思い出したのは、己の上官たちが...
  • Encount "Modern or Ancient"
    Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四十七⇔第百四十八話 第百四十八話⇔第百四十九話 ゴリ……ゴリ…… 何かをすりつぶすような、そんな断続的に響く音で古泉は目を覚ました。 せっかくいい夢を見ていたのに、と思いながら目を開くと、すり鉢で何かを磨り潰している八意永琳が見えた。 なぜか彼女は、座布団の敷いてある正面の位置ではなく、机の横の位置で作業をしている。 「あら、目が覚めた? 古泉一樹。まったく、もう少し静かに眠ってほしいものだわ。おかげで睡眠薬を使うはめになったじゃない」 「えーと、おはようございます、八意さん。あの、そのすり鉢は?」 「すり鉢じゃなくて乳鉢ね。いえ、最近どうにも火力不足だと思ったから、薬を作っているのよ」 彼女の持つ鉢の...
  • チハヤム、大地に……立てない
    チハヤム、大地に……立てない ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル メカ千早 千早いじめ 闇サトシ 第十五話⇔第十六話 第十六話⇔第十七話 今は……何時くらいだろう。 ここに連れて来られてしばらく、呆然としていたから時間の感覚が曖昧だ。 もう何時間も経ってしまったかもしれないし、本当は五分ほどしか経ってないのかもしれない。 ……それにしても、こんな夜中に呼び出すだなんて非常識だ。 睡眠不足は喉にも悪いというのに。 「それにしても、ここは一体どこかしら……」 南に塔がある事から考えて地図上ではD-4かC-4辺りだろうか。 でも、私が言っている事はそういう事ではない。 この全体のフィールドが、一体日本のどこなのかという事だ。 「地図を見るからに……雪原があるという事は北の方かしら?  山も多いし、田舎...
  • ヒゲ☆パチ
    ヒゲ☆パチ ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百七話⇔第百八話 第百八話⇔第百九話 このバトル・ロワイヤルという悲劇の舞台においてもかまわず核融合を黙々と行っている太陽が 空高く上ったころ、青い草原で青い作業着を来た少女はまさに真っ青になっていた。 わっ、ど…どうしよう、この本!!持ってきちゃったよ! 返しに行こうかな…アイドルが泥棒しちゃったなんて……こんなの大スキャンダルだよ……… こんなのバレたら謹慎か、ヘタをすれば芸能界追放されちゃうよう…… 彼女の頭の中ではタバコを吸って追放された某モーニングな娘さんや倉庫荒らしをした 某アイドルの事件の始終がリピートされていた。 冷たい汗が亜美の頬を伝う。 「あぁ~~~~~!やっぱりかえし――――」 『こんにちはみんな、元気に殺し合いをしているかな...
  • 解呪/Disenchant
    解呪/Disenchant ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第八十四話⇔第八十五話 第八十五話⇔第八十六話 自重しないクロスミラージュ YOKODUNAは空を駆ける。 RIKISIにとっての戦場は基本的にDOHYOUの上であるが、あくまで基本的である。 一流のRIKISI同士のTORIKUMIでは、DOHYOUの上は狭すぎるのだ。 ゆえに己のKIを纏って双肩に両翼を羽ばたかせ、飛翔する。 本来の力ならば地球の裏側まで飛翔することができたはずのYOKODUNAであったが、力の制限によってうまく飛翔することができない。 制限ゆえに何度も地面に着地し、その足を汚しながらも湿地帯を抜けついに城へとたどり着いた。 目の前にそびえる城は半ば朽ち掛けているが、立派にその姿を残していた。 (おや……?) 空に何かを感...
  • 後戻りはもう、できない
    後戻りはもう、できない ◆jU59Fli6bM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十八⇔第百二十九話 第百二十九話⇔第百三十話 「あ、光が差してるよ!ここを壊せば出られる!」 「わかりました!ちょっと待ってて…」 バコン! 派手な音がして、岩が崩れる。中から現れたのは2人の少女。 「おぉ~!シルバースキンって凄いもんだねぇ~」 日も少しずつ傾きかけてきた頃、魅音と春香の2人はようやく山の内部から抜け出した。 山の内部の神社から繋がる道は、予想していたよりも細く長く続いていて、 出るまでに結構な時間がかかってしまった。 「ふぅ…よかった…やっと外に出れた…」 「途中でトンネルみたいな道になったときはどうなるかと思ったよ~」 「真っ暗だったけど、私たちよく出れたね…」 「きっと、ゲーマーとしての勘が冴えてたんだよ!」 ...
  • 対照k
    対照k ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百四話⇔第百五話 第百五話⇔第百六話 ブラックパックン 山道の手前、隠れるようにして座り込んでいるTASは息を殺して二回目の放送を聴いていた。 死者の名前や主催者の挑発はどうでもいいが、今までの間で死んだ人数と禁止エリアだけは知っておかなければならない。 特に後者に関しては重要だ。 最速クリアを目指す余りに禁止エリアに侵入してしまって首輪を破壊され、ゲームオーバー……。 などという事になってしまっては目も当てられない。 「しかし、その心配はあまり無さそうだな」 禁止エリアに指定されたのは何れも端のエリアのみ。 特にC-1など辺境地で訪れる可能性も殆ど無い場所だろう。 それよりも今TASが気にしている事は死者の数がこれで合計二十四人になった事だ。 十二時間で二...
  • 第三回定時放送
    第三回定時放送 ◆KJJLTUDBrA (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 定時放送SS 第百三十七話⇔第百三十八話 第百三十八話⇔第百三十九話 田代 ピ、 ピ、 ピ、 ポーン。 『午後六時をお知らせします』 突如、会場にチャイムが響く。 そして、それに続くようにして笑い声が聞こえた。 『キャハ、キャハハハハハハハハハッ!!』 日が落ち、徐々に暗くなっていく空。 その夕焼け空をバックに巨大な立体映像が現れる。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 『キャハハ! 参加者のみんな、こんにちわ! 三回目の放送の時間なのサ。 いや、こんばんは、なのかな? まあいいサ。 前のボクの放送から十二時間。またボクの声を聞けてるみんなは幸運サ! ちなみに、今回から時間がわかりやすいように時報を入れてみたよ。喜んでもらえるかナ? ...
  • とかちシスターズ
    とかちシスターズ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル スーパーとかちワールド  第百二話⇔第百三話 第百三話⇔第百四話 おかしいな……また、ふわふわしてる。 「亜美ちゃん、起きて……起きて……」 「あ、ほら……目を覚ますよ」 誰だろう……ううん、それよりどうして寝てたんだっけ? 「オメガモンっ!!!」 「ッ……オメガモン!?」 そうだ、オメガモンは怪我してないの!? ……あれ? 「おはよー、亜美ちゃん」 「アグモン、もう朝じゃないよ」 え、誰?というか何? 大きなトカゲ?と大きな犬?みたいなのが二人いるだけ。 「ど、動物が喋ってる!?超かわいい~、けど誰?」 「酷いなあ、亜美ちゃん」 「少しの間だけど、ずっと一緒だったじゃないか?」 ずっと、一緒? 亜美がここでずっと一緒に居たのっ...
  • そこらじゅうでハデにやったる
    そこらじゅうでハデにやったる ◆Dx4H1/XR2o (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル レーザービーム イチロー お覇王 第二十六話⇔第二十七話 第二十七話⇔第二十八話 全自動卵割機 イチローは猛烈に野球がしたかった。 自分は内野安打が打ちたかった。 レーザービームで一度人類を壊滅させたこともあった(自身が時を飛び越え再生させたが)。 自分がやりたいのは人の頭を内野安打じゃない、野球のボールを内野安打なんだ。 こんなことに付き合ってる暇は無い。 目の前から、胴着を着た一人の男性が迫ってくる。 「こんにちわ、貴方はこの殺し合いに乗っていますか?」 嘗て、とある俳優すらも唸らせた演技力を微妙に使い(本気を出せば相手が感動で泣いてしまうため)話しを持ちかける。 しかし、目の前の男性が取った構えは……。 「覇王! 翔吼拳!」 とてつもな...
  • ケラモンいっぱいTAS軍団
    ケラモンいっぱいTAS軍団 ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十二話⇔第百三十三話 第百三十三話⇔第百三十四話 かわいいケラモン 草むらに伏せ橋の様子をうかがう。かなり大きい橋であったがその上を歩いている者は誰も居ない。 橋の周りには何の障害物も無く、考え無しにその上を歩けばまず見つかってしまうので、 誰も居ないのはある意味当然と言えるのかもしれない。 もう太陽は沈みかけている。B-1が禁止エリアになるのは午後二時であったから、おそらく待ち伏せしていても誰も来ないだろう。 この事実は参加者を駆逐していきたいTASとしては非常に残念な事であった。 橋には行かず別の所へ行き人数減らしをするという事も考えたのだが、彼は結局、橋にやって来た。 理由は単純なことだ。休息を取るためである。参加者があまり立ち寄らないので...
  • 電撃戦/Blitzkrieg
    電撃戦/Blitzkrieg ◆qwglOGQwIk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十二話⇔第百二十三話 第百二十三話⇔第百二十四話 相性の良い二人 「この辺でいいか……むっ…………」 「どうした、ロムスカ」 「見ろ、早速だが来客のようだ」 ムスカはエアーマンに首輪探知機の画面を見せる。 そこには北から猛スピードで迫ってくる点が一つと、二つ組の点と一つだけの点がまばらに表示されている。 ムスカが指し示しているのはこの猛スピードで迫る点のことだろう。 「我々に接触されるのは不味いのが分かるな、エアーマン」 「ああ、折角の奇襲がばれては水の泡だからな」 現在ムスカとエアーマンが隠れている岩場の裂け目の他、北部の山岳地帯は見渡す限り険しい斜面や岩山、裂け目だらけである。 その天然の要害ともいえる土地を発見し、首輪探知機で索敵を...
  • 『殲滅計画YOKODUNA』
    『殲滅計画YOKODUNA』(前編) ◆irB6rw04uk (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第155話 1/2 第百五十四話⇔第百五十五話 第百五十五話⇔第百五十六話 生ぬるい風が左から右に流れている。 その風はかすかに湿っている……一雨くるのかしら? 私は前からゆっくりと歩いてくる相撲取りの一つ一つの動作を注意深く観察しながら上唇をなめた。 頬には一筋の汗が流れている。何汗だろうか? 冷汗? 戦汗か? そんなことはどうでもいい。 今はこの場をどうやり過ごすかによって今後の戦場が変わる。 気合を入れなくては…… 向こうもこちらに気が付いたようだ。ずしずしと大きな足を大地に踏み鳴らし近づいてくる。そして…… ドォン! 足を振り下ろした相撲取りの周りの大地が悲鳴を上げながらへこんだ。 SH...
  • びっこびこうしてやんよ
    びっこびこうしてやんよ ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百二十九⇔第百三十話 第百三十話⇔第百三十一話 (どうしたもんだろう……)  山道を歩きながら、僕は心の中で頭を抱えていた。  先ほど、性癖がアレな男に襲われてから遊戯の様子がおかしいことに 僕は気付いていた。  どうも、彼の中の二人の人格がお互い距離を置いていように見えるのだ。  僕が吹っ飛ばされた後、いつの間にか遊戯の人格が変わっていたことから 原因は推して量れる。  恐らく表の遊戯君だって闇の遊戯君を完全に憎んでるわけではないだろうと思う。 裏切られたとはいえ、あの状況では致し方のない要素があったことも分かっているはずだ。  ただ、分かるだけに繋がりの深い相手とはいえ……いや、だからこそ簡単に許せないんだ。  当の僕としてはなん...
  • 涼宮ハルヒの懐柔
    涼宮ハルヒの懐柔 ◆IU4EWEf33I (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百五十話⇔第百五十一話 第百五十一話⇔第百五十二話 「逃げろ……ですか」 地下に戻った後、僕はずっとさっきの八意さんのセリフを思い返していた。 前に言われた『逃げる準備をしろ』なら解る、その言葉には『ピンチになったら私も一緒に逃げるからその準備をして』と言うニュアンスがあるからだ。しかし、彼女は『逃げろ』と言った。 僕と彼女はさっき出会ったばかり――いや、彼女の方は前に僕に出会っているんでしたね。 でも、この殺し合いの場において、尚且つ僕ら二人は優勝を目的としているのにも関わらず――彼女は『逃げる準備をしろ』とは言わなかった。 『逃げろ』とは明らかに『僕独りで』という事。もう合流できないかもしれないのに、折角出来た仲間と。彼女は薄情な奴では無い、僕が彼女を信用してい...
  • 刺激・ぶらっく・パックン♪
    刺激・ぶらっく・パックン♪ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 黒い花シリーズ 第百十一話⇔第百十二話 第百十二話⇔第百十三話 私は決めた。ゲームに乗らず、しかし願いを叶えてみせると。 人を生き返らせる……それは、どんなロストロギアでも実現できない奇跡。 伝説のアルハザードの技術でもなければ、不可能なこと。 「なんだ、私……犯罪者になるんだ」 P.T事件。かつての大魔導師、プレシア・テスタロッサが目指した死者蘇生。 ロストロギア以上の力を私利私欲に使って、許されるはずがない。 時空管理局をクビになるだけでは済まない……極刑すらありえる。 「とりあえず、なのはさんにはうまく言って……騙すようで悪いけど」 願いを叶えられれば、後はどうなってもいい。 さあ、早く出かけようと支度を済ませる。 そして、悪魔の放...
  • 幸か不幸か
    幸か不幸か ◆BRxsUzTn5A (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十二話⇔第百十三話 第百十三話⇔第百十四話 全速☆前進DA! ツンデレ 「お兄ちゃん、あそこ!」 「ふぅん、どうやら目的地が見えてきたようだな」 霊夢たちと別れた後、カイバーマンこと海馬瀬人、高槻やよい、そしてことのはは 橋の手前の地点から歩みを進め、町から目と鼻の先までの距離まで到達していた 「あの場所ならば医療道具の一つや二つくらいは置いてあるだろう、それまでもう少しの辛抱だ」 「お兄ちゃん、ありがとう……」 「俺はただお前のような兄弟を持つ者に死なれてもらっては困るというだけだ、誤解されてもらっては困る」 頬を赤らめて感謝を述べたやよいに対し、海馬は一瞬顔を逸らす。 「うっうー、これっていわゆるツンデレってやつですかー?」 「……何だ、その「ツンデレ」...
  • さよなら絶望黒花
    さよなら絶望黒花 ◆OZbjG1JuJM (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 黒い花シリーズ 第百十八話⇔第百十九話 第百十九話⇔第百二十話 スーパーハイテンション グロ注意 「ワッちゃねーーーー!!!!!!! ……ぜぇ、ぜぇ」  この島に呼ばれたその時から変わることのなかったテンションも、流石に半日も暴れては下がらざるを得なくなった ……というよりはどうやら少々の疲れが出てきたようである。  おまけに現在のKASはチビマリオ状態ゆえ、身体能力がやや下がっているのだ。無理もないといえよう。  そして彼は今現在何をしてるのかと言えば、何のことはない。相変わらず走り続けているのである。  ……ただし、花畑の周囲を、延々と。それもジャンプしながら。常人たったら間違いなくすぐへばるだろう。 「くっそー!! ブラックパックンといえばAIBOの...
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