キノウツン藩国 方針表明

キノウツン藩国にお住まいの皆様、また、他藩国にお住まいの皆様に、
本日はキノウツン藩国の今後の方針に関するお知らせをさせていただきます。

藩国方針

私たちキノウツン藩国は、共和国全土を見舞った災禍から、ようやく立ち直りつつ段階にあります。
そのため私たち藩国政府は、何よりもまず
「藩国民生活の安定」 及び 「国力の充填」 を大目標に掲げて参ります。

病人が病から立ち直ったとき、いきなり全力疾走は出来ません。
まずは、強く健全な心身を取り戻すこと。
そして、次なる病に罹患しないための、確かな免疫力を身につける必要があります。

そこで本政策では、上記2点の大目標に対する藩国の取り組みについて、
項目ごとに述べさせていただきたく思います。

藩国民生活の安定

治安力の強化

藩国民の皆様が日々の暮らしを安心して送れるようにするためには、
治安の向上・維持が不可欠です。

キノウツン藩国では、治安力の強化を図るべく、
職業「警官」を藩国職業として採用し、
藩国施設・交通等の警備強化を進めています。

また、藩国で猛威を振るった職業「ムラマサ」についても、
語り部侍による徹底した指導、ガイドラインによる法整備に加え、
ムラマサの悲劇を、親しき人々に凶刃を向けることの恐ろしさ、
悲しさを忘れないための施策の実施を、これからも継続していくことにより、
二度と同じ過ちを繰り返さぬよう、努めて参ります。

「有事」に強い国を目指して

私たちキノウツン藩国は、平時には非常に住みよい国でした。
かつては帝國宰相府の内政評価において、
共和国でありながら帝國諸国を抑えて内政優秀国評価第1位に選出されたこともあります。

しかし有事への対応では、正直な所後手後手に回っていたと言わざるを得ません。
その結果、藩国民の皆様に苦労を強いることとなってしまったことにつき、
私たち藩国政府の不徳を悔いること限りありません。

こうして復興の兆しが見え始めてきた今、
私たちキノウツン藩国は、平時だけではなく有事においても、
これまでの苦汁から学んだ知識、得られた経験を最大限発揮し、
藩国民の皆様の生命、権利、財産等をお守りしていかねばなりません。

そのための施策として、「初動時間の短縮」が挙げられます。
有事の際に、その原因対応にかかるまでの時間が早ければ早いほど、
被害を限定し、最小限に抑えることが可能となります。

私たちキノウツン藩国では、
藩国内で問題が起こった際に緊急出動する部隊を歩兵のみで構成することにより、
迅速な初期対応を可能としました。

また、キノウツン藩国の新型機であるhin-にゅーうささんは、
持ち前の機動性に加え、海上艦への垂直離着陸が可能なほどの即応力を備えていることから、
こうした有事の際の緊急出動能力で、大きな前進を見ることが出来ました。

藩国間連携の強化

そして、そうした有事への対応能力を語る上で外せないのが、
他藩国との強固な連携体制の構築です。

一国の対応能力を上回る事象(例えば外敵の侵入など)が発生した場合、
他藩国、特に周辺国との連携対応が必要不可欠です。

共和国では、各国が自国の得意分野を活かし、短所を補い合うことにより、
全体としての防衛力の強化を行っています。

例を挙げるならば、私たちキノウツン藩国の聯合国で、
復興の際には多大なるご助力をいただいたレンジャー連邦様は、
共和国の空を守るために日夜鉄壁の警戒態勢を敷いています。

また、各藩国で異変が起こった際には、大統領府及び藩王議会が中心となり、
情報収集、戦力派遣を含めた総合的な作戦立案・遂行を行う体制が構築されています。
キノウツン藩国もこの体制に基づき、臨時出動が可能な藩国空軍の編成を行いました。

そして、私たちが生きる北海島の防衛において最も欠かせないのが、
隣国であり、レンジャー連邦様と同じく復興支援に全面的なご協力をいただいた、
フィーブル藩国様との協力体制です。

フィーブル藩国様には、優れた陸上戦闘支援システムに加え、
私たちキノウツン藩国にも名の轟く孔明先生の戦術を根底に敷いた、
独自の防衛体系が存在します。
そして私たちキノウツン藩国には、前述のように対応能力の高い歩兵に加え、
経験豊富なパイロット達が積み重ねてきた、I=D戦のノウハウがあります。

これらの特色を、お互いがお互いを活かす形で発揮することにより、
北海島の守備はより強固なものへと成長することが出来るでしょう。

最近、クーリンガンの配下により、NW各地が襲撃されるという事件がありました。
しかしNW各国は、これまで築いてきた協力体制の下、
これら軍勢を退けることに成功しています。
北海島においても、フィーブル・キノウツンの両国民の協力により、
敵軍を撃退することが出来ました。

今後も有事に強い国家体制を構築していくために、
藩国内・藩国外を問わず、広い視野を持って防衛力の強化をして参ります。

国力の充填

移民誘致による人手不足への対応

現在キノウツン藩国が抱える問題として最も大きいとみられているものが、
「人手不足」です。

度重なる災禍により、多くのかけがえのない命が失われた結果、
共和国全体の人口は大きく減少してしまいました。

キノウツン藩国もその例外ではなく、
労働人口の不足による経済の停滞や、それがもたらす負の循環への危惧が高まっています。

キノウツン藩国では、復興初期からこの人手不足問題は将来的に深刻化すると予期し、
まずはNWの各藩国向けに各種移民誘致・融和政策を整備して参りました。

そして、今後はその誘致政策の範囲を拡大し、
「レムーリア」の方々にも、保護先統括である帝國宰相府との協議・協力のもと、
キノウツン藩国で共に生きてみてはいただけないか、
というご案内をさせていただいております。

ここで注意すべきは、彼らはあくまでも「私たちと共に生きる新たな仲間」であり、
単なる労働力では断じてない、ということです。
この点につきましては、誘致に先んじて行いました藩国内での告知においても、
何度も述べさせていただいております。

また、ご案内させていただくレムーリアの方々に対しても、
私たちの国で共に暮らし、共に生きる仲間として、(移民時の補償は無論行いますが、)
差別も特別扱いもしない藩国方針である、ということをあらかじめお伝えし、
各種藩国保障を享受するため、
また移民時の混乱や敵性勢力のなり済ましから移民希望の方々の身体・名誉をお守りするため、
藩国民登録等の各種入国・帰化手続をしていただくことにご賛同頂けるよう
誠心誠意ご案内をさせていただきます。

レムーリアの方々と共に生きていく上で難点となりうる「言葉・文化」の問題についても、
各種教育施策の実施や、
藩国民全体での代表者レベルでの会談に加え、
野外会食や町内会の結成等、地域住民同士の交流促進を藩国として実施することにより、
「まずは互いに興味を持ち、知る」ことから、相互の理解を深めて参ります。

教育政策の充実による担い手育成

また、藩国の将来を担う子供達にとって住みよい藩国を造ることを、
キノウツン藩国では長期目標として掲げて参ります。

上記教育政策の充実に加え、
経験豊かなパイロットによる指導、
主幹産業である観光産業の次代の担い手たちの育成等、
子供達が自らの将来を自ら選択できる藩国を目指し、
キノウツン藩国では今後も教育政策の重点強化を図ってまいります。

子供達にとって住みよい藩国にするためには、
他ならぬ私たち大人の努力が欠かせません。
子供達に頼れる父の背中、優しき母の懐と共に育ってもらえるよう、
藩国を上げて取り組む所存でございます。

おわりに ~信頼ある政府を目指して~

以上が、キノウツン藩国の方針表明となります。

本政策は、これだけではただの文字の羅列です。

この政策を、他の誰でもない、私たち藩国政府が先頭に立って実施し、
皆様のご理解をいただいてこそ、政策は政策として効力を発揮します。

これまでの災禍で、私たち政府は多くの信頼を失いました。
その失った信頼は、一朝一夕には戻ってきません。

それでも、私たち藩国政府は、
皆様の暮らしが少しでも良い方向へ行くよう、今後も先陣を切って参ります。
そうして誰よりも最初に傷を受け、誰よりも多くの人を守るもの、
それが政府でなくてはならないのです。

藩国民の皆様におかれましては、どうか忌憚のない意見をお聞かせ下さい。
皆様の声こそが、私たちの、そしてキノウツン藩国の明日を動かす原動力となるのです。
それが不満であっても構いません。
不満は不満として確かに聞き届け、それが満足へと変わるよう努めて参ります。

皆様が家のベッドで眠りに着く直前にぽつりと漏らす一日の思い、
それが幸せに満ちたものになった時こそが、藩国政府に「信頼」が戻ったときです。

藩国民の皆様が明日に希望を抱き、
わくわくとした気分で就寝前のミルクティーを飲める日が訪れるよう、
藩国政府は今後も精勤させていただきます。
藩国民の皆様、あるいは他藩国の皆様におかれましても、
これからのキノウツン藩国を、どうぞよろしくお願いいたします。


(政策草案・キノウツン藩国政府一同)
(認可:藩王・キノウ=ツン、摂政・アシタスナオ、摂政・浅田)