養子縁組の増加について

藩国戸籍課の調査により、
現在キノウツン藩国では芥辺境藩国の子供を
養子として引き取る事例が多々見受けられるとの報告が出されました。

このこと自体は国と国との友好関係強化につながる、
非常に喜ばしいことだと思われますが、
調査の結果いくつかの問題点も浮かび上がったため、
藩国政府は養子縁組の増加に政策として対応していくことを発表しました。

児童数増加に伴う教育機関の規模拡大

養子縁組が増加しているということは、
単純に考えてもそれだけ児童の数が増えているということであり、
現状のままでは教員1人に対する生徒数の割合が増し、
生徒1人1人に十分な教育が行き渡らないことが考えられます。

また、国内における小児科、
あるいは児童遊戯施設の許容量に問題が生じることも考えられます。

そのため、藩国政府は学校等の教育機関の建設数増加、
病院における小児科医師の受け入れ拡大、
児童遊戯施設の十分な確保等を行っていくことを計画しています。

養子縁組制度を悪用した犯罪の防止

その一方、「いくら養子縁組が盛んとはいえ、
異常とも思えるほどの数の養子縁組が行われている」との報告も上がっており、
藩国政府は、犯罪等に養子縁組が利用されることのないよう、
虚偽の養子縁組を規制・取り締まる施策を発表しました。

まず、養子としてキノウツン藩国に新しく入国した児童は、
戸籍管理課により藩国戸籍に新規登録されます。
登録内容は扶養者名・扶養先住所・連絡先・(判明している場合は)縁組元の実両親等で、
登録は無料で行われ、登録と同時に新規藩国民としての藩国民IDが付与されます。
登録情報・IDは公共機関の利用にも使われるため、
この登録は全ての養子縁組において義務となっています。
守られない場合には罰則規定も設けられています。
登録情報・IDは厳しく管理され、偽造や複製をした場合は厳しく処罰されます。

調査に関しては、藩国警察機関・ISSとの協力の元行われ、
犯罪行為があった場合にはこれら機関との共同捜査も視野に入れた制度づくりが進められています。

また、扶養能力を超える養子縁組がされることがないよう、
1人の扶養者のもとに大量の養子縁組がなされるような場合には、
戸籍課に認可を受けた保護司が実際に扶養者を訪問し、
経済状況・養育環境等のチェックを行い、
実際に養育を行えるだけの能力があるかを確認します。

また、扶養先には養子に対する健康診断が義務付けられ、
定期的に藩国指定の医院による健康診断を受けさせる必要があります。
この健康診断は藩国の援助により無料で実施されます。
この際に児童の健康状態に著しい問題があると認められる場合には、
扶養者としての資格をはく奪、また、実刑を含む刑罰も課されることがあります。

実際には養育を行わないにもかかわらず、
名義のみを貸し出し、名義上の養育者となる行為は厳しく罰せられます。

また、養子としてキノウツン藩国に入国した全ての児童には、
普通教育を受ける権利があります。
逆に言えば、働き手として利用するために養子縁組をしたり、
売買春その他性的行為の対象とするために養子縁組を行ったり、
その他児童が社会的文化的に暮らす権利を害するような養子縁組は、
全て藩国法により厳しく罰せられます。

養子縁組により入国した児童の元へは、
定期的に戸籍課に認可を受けた保護司が派遣され、
学習できる環境にあるか、虐待を受けていないか等がチェックされます。

この保護司は、通常は藩国職員が任務にあたりますが、
この度の養子縁組の増加に伴い、
引退したメイド・怪我により除隊を余儀なくされた軍人等、
適切な教育を受けた人材の再就職先としても知られています。

また、残念なことに扶養者が犯罪目的で養子縁組を行った場合、
養子となるはずだった児童は調査の後、元の藩国へ送り返されます。
ただし、「元の藩国での居住先がわからない」、
「元の居住先での扶養者が送還を望んでいない」、
「元の藩国での扶養者が犯罪に加担していた」等の場合、
送り返すことはかえってその児童の権益を損なうことになりかねません。
そのため、キノウツン藩国ではこうした養子縁組犯罪の被害児童を保護する保護施設の建設も進めています。
保護施設の管理者も、上記のメイドや軍人等の再就職先として門戸を開いていますので、
子ども好きな方、まだまだ働けるという意欲のある方は、
藩国戸籍課の試験センターまでお越しください。