キノウツン合同慰霊祭について

#本ページでは、E145におけるキノウツン藩国の政策、
「合同慰霊祭」について記述していきます。


合同慰霊祭実行前段階に行うこと

現在、キノウツン藩国民は皆ムラマサ・夢の剣・黒い塊と
度重なる危機に見舞われた結果、心に深い傷を負ってしまっています。

そのため、いつもの政策告知のように
ただ「合同慰霊祭をやるので来て下さい」と告知するだけでは、
藩国民の方々に私たち政府の想いを伝えることはできません。

また、藩国内には今も亡くなられた方々の遺体が野ざらしになっており、
このような状況下では慰霊祭を行っても「形式的だ」という印象を与え、
かえって大勢の心を痛めることとなってしまうでしょう。

よって、合同慰霊祭を行う前段階として、
まずは国内に遺されたままの人々を丁重に埋葬し、
埋葬が終了した段階で、慰霊祭を執り行って参ります。

埋葬は、私達が直接体を動かして行います。
埋葬をします、と口で言うのは簡単ですが、
言うだけ言って後は人任せ、では藩国民の皆様の信頼を取り戻すことなど到底かないません。
それでなくとも現在私たち第7世界人の政府は、
度重なる事件の対応の不手際から、藩国民の皆様の信頼を大きく失っています。
そして、一度失われた信頼を取り戻すことは、非常に困難です。
そう簡単に信頼を取り戻せるとは、勿論思っていません。

しかしながら、いま私たちキノウツン藩国政府に出来ることは、
実際に現地に赴き、汗と泥に塗れ、自らの手足を動かすこと、それだけです。

今は不信と恐怖の目で見られるかもしれません。
それでも、藩国民の皆様と同じ環境、目線で行動し、
同じキノウツン藩国に生きる者として、
キノウツン藩国とそこに生きる人々にとって住みよい国になるよう、
自らの行動を通してその意志と決意を示していかなければなりません。

慰霊祭前段階の行動

r:キノウツン藩国のPC達で藩国の現場に出、藩国民達に向けて合同慰霊祭開催の告知をしつつ、自分たちの手で丁重に死者の埋葬を行います。
#行動によるマイル消費は
#23:キノウツン藩国:-10
#から消費いたします。(提出の際に金庫番さんに消費申請を行います。)

#行動するPCは、http://www4.atpages.jp/kinoutun/t14_23_hensei.htmlの<キノウツン治安維持部隊>から分割・降車した<降車部隊>の藩国民PCです。
#ムラマサ着用者を1名含むため、藩国民に不安感を与えぬよう細心の注意を払います。
#具体的には、
#1:必ずイアイドはるの監視下で埋葬に携わり、はるの管轄外では行動しない。
#2:帯刀せず、また変装をすることで傍目にはムラマサと見えないよう気を払う。
#3:更に念を入れ、ムラマサ着用者が埋葬に携わる際には、藩国民が見ていない地域、時間帯を中心に行う。

#また、PLACEのいるPCは、PLACEの行動圏から離れた場所で埋葬を行い、鉢合わせしないよう気をつけます。

#埋葬に燃料の消費が必要な場合は、国庫より消費を行います。

#行動している段階で、藩国民の方々と会話する機会がありましたら、「これまでの事件に対する謝罪」「死者の埋葬を行っていること」「亡くなられた方々の安息を祈念するため、藩国合同慰霊祭を行うので、出来れば参加してもらいたいこと」を心を込めて誠心誠意説明します。
#埋葬のために藩国を回る際、可能であれば張り紙等により慰霊祭の告知を行います。

#他藩国からの支援部隊の方々の中に、埋葬をお手伝いして頂ける方がいらっしゃいましたら、こちらからの感謝の気持ちをお伝えした上で、協力して埋葬を行います。
#しかし、あくまでも「自分たちが主体となって行動する」ことを忘れず、他藩国の方々のご厚意に甘えるばかりにはならぬよう心掛けた上で埋葬を行います。

合同慰霊祭

合同慰霊祭は、藩国慰霊碑付近に祭礼台を設け、大勢が参列できる場所で行い、
大きく分けて「黙祷・死者鎮魂の儀」「藩国声明」「特別講話」の3部からなります。

黙祷・死者鎮魂の儀

死者鎮魂の儀では、
まず最初に参列者全員による黙祷を行い、故人の死後の安息を祈念します。
その後、摂政両名による献饌、神職による祭詞奏上を行い、
最後に藩王による誓詞奏上が行われ、儀式を終えます。

儀式においてはもちろん作法を守ることは大切ですが、
参列者の方々には、亡くなられた方々を悼み、
死後、あるいは来世が安らかなものになるように心から祈る気持ちが何よりも肝要です。

藩国声明

冒頭

キノウ=ツン:
「皆様、本日はキノウツン藩国合同慰霊祭にご参列いただき、誠にありがとうございます。
先ほどの鎮魂の儀では、参列者の皆様それぞれの、
亡くなられた方々への大切な想いをお伝えいただけたのではないかと思います。

私たちキノウツン藩国は、これまで様々な災禍に見舞われて参りました。
ムラマサ騒乱に始まり、夢の剣、黒い塊事件と、
藩国民の皆様の生活を脅かす事象に対し、
私たちキノウツン藩国政府は皆様を脅威からお守りすることが出来ず、
多くのかけがえのない命を失わせることとなってしまったことは、
痛恨の極みでございます。

その結果、多くの皆様はキノウツン藩国政府に対し、失望の念を感じられたことと思います。
私たちといたしましても、それに関して弁解の余地は全くないと思っております。
藩国民の皆様の暮らしと安全を守るのは国家の義務であり、
それが果たせなかった以上、私たちはどのような弁明も行う資格はありません。
誠に、申し訳ございませんでした。

皆様の受けた傷は深く、失った信頼は、すぐには戻ってきません。
では、私たち藩国政府は「信頼がなくてはやっていけない。もうだめだ」
と全てを放棄することが許されるのでしょうか。

答えは、勿論否、です。
なぜなら私たち藩国政府は、皆様の信頼を得るために藩国を運営しているのではないからです。
信頼を目的にしてはならない、と言い換えてもいいかもしれません。

藩国にとって、藩国民の皆様は等しく大切な存在です。
それはいわば皆様は誰もが『家族』、藩国にとっての『子供』とも言えるでしょう。
全ての生きとし生けるものにおいて、親が子供を守るのは、
子供の愛を得ようとするからではありません。子供が愛しいからです。
我が子が健やかに、朗らかにその笑顔を向けてくれるためにこそ、
世の親は働きに出、あるいは外敵から子供を守るために死をも恐れぬ戦いに向かうのです。

で、あるならば。
我が子の絶望を取り払うためにその親が出来ることを、
私たち藩国政府は行っていかなければなりません。

そのためには、まず子供が心身ともに健全に成長できる環境を整えることが必要です。
子供を健やかに育てるためには、何よりも常に親の愛情を、すぐ傍で注ぐことが欠かせません。

これを藩国政府と藩国民の皆様に置き換えますと、
藩国民の皆様のために、私たち藩国政府は「常に、すぐ傍で愛情を注ぐ」、
つまり「常に藩国民の皆様の傍で、皆様の視点に立って政治を行う」ことが求められていると言えます。

これまで、多くの悲劇において私たち藩国政府が事態を感知するのが遅れたために、
災禍の拡大を招くことが多々ありました。
それを防ぐためにも、
また、実際に藩国民の皆様との交流を通じた藩国運営を行うことにより、
藩国民の皆様が求めていること、必要とされていることを速やかに察知し、
逆に私たち藩国政府が何を考え、その結果どのような施政を行うのかという意思を、
皆様に向けて細やかにお伝えしていかねばなりません。

皆様に全てを信じていただくことは困難であるということは、
私たちも重々承知しております。
しかし、先ほども申し上げましたように、
私たち藩国政府は、キノウツン藩国を、そこで生きる全ての人々を、
我が子の如く想い、愛しております。

愛情が押し付けにならぬよう、しかし決して愛に飢える子供がおらぬよう、
藩国政府はまずは自らの手足を動かし、
皆様への気持ちが本心であることを、その行動で示して参りたいと思います。
口でどれだけ申しても信じられぬかもしれません。
「またか」と思われるかもしれません。
それでも、構いません。
どうか、今一度私たちに親としての姿を見せる機会をお与えくださいますよう、
よろしくお願い申し上げます。

各藩国との連携

私たちキノウツン藩国にとって、
此度の一連の災禍による傷はあまりに大きく、深く残っています。
特に人口面では、藩国としての健常運営を継続することが困難なほどにまで問題が露呈しています。

藩国民の皆様の暮らしと安全を守る上でこうした人手不足問題は看過できません。
よって藩国政府では、共和国の各藩国・組織・企業との連携の下、
各種問題の解決を目指して参ります。

まず、NWの建築関連事業で大きな役割を果たし、
また、教育・育児へのNGO出資も行われている企業、A&S様にご協力をいただき、
藩国内におけるインフラ環境の向上、
建設事業関連の技術指導受領、
並びに藩国の子供たちへの教育支援、
育児支援施設の建設等、
各種支援政策を行って参ります。

食糧支援につきましては、
NAC様、FROG様の両食糧支援組織にご協力いただき、
藩国民の皆様に安全な食料を安定してお届けできるよう、努めて参ります。

聯合国であるレンジャー連邦様には、
炊き出し等の人手が必要な各種事象に関し、支援スタッフの派遣等にご協力をいただき、
また、「愛の民」の名の通り、
災禍で心身に傷を負った人々に対して話し相手になっていただくなど、
心の面で各種ケアサポートをしていただけるよう、お願いをさせていただきました。
レンジャー連邦様にはその他にも、共和国の安全を空から守るべく、
航空機部隊による上空哨戒を行っていただいています。

そして、同じ北海島の同胞として、隣国であるフィーブル藩国様からも、
各種支援政策を実施していただけることになりました。
フィーブル藩国様からの人員支援により、
キノウツン藩国における人手不足の問題に対応していく一方、
同じ北海島に生きる者同士、
フィーブル藩国とキノウツン藩国の二国の結びつきを強固なものとすることにより、
互いの国の長所を活かし、短所を補う、総合的な成長を目指して参ります。

最後になりましたが、キノウツン藩国に数々のご協力をいただいております
各藩国、組織、企業の皆様に対し、厚く御礼を申し上げます。

藩国民の皆様におかれましては、
このように多くの人々から支援をいただいていることからも分かりますように、
「私たちは1人ではないのだ」ということを、
胸に留めていただけましたら幸いでございます。

私たちキノウツン藩国は、古くから人と人との交流によって成立してきました。
そしてそれは、こうして国が危機に瀕している時にも変わることはありません。
困難に直面し、自分一人ではどうしようもない。
そのような時には、こちらから手を伸ばせば必ず誰かがその手を取ってくれます。

支援をいただいている期間中は、藩国内に多種多様な民族・国家の方々がいらっしゃることになります。
それらの方々と手と手を取り力を合わせ、
ゆくゆくは将来に渡っての友人を見つけられるほど交流が進められることを
目指して参りたいと思いますので、
ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

孔明先生の教え ~ムラマサと雷雨~

このように、多くの方々のご助力により、キノウツン藩国の復興体制は整いつつあります。
しかし、キノウツン藩国における傷跡、
特にムラマサによる刀傷は、今も癒えることなく多くの人々の心を痛め続けています。

ムラマサの数自体はかつての騒乱時よりはるかに減少しており、
また、匿名希望の語り部侍による剣士職者への指導が行われていることにより、
ムラマサ騒乱は外面上は終結を見たと言っても過言ではありません。

けれども、皆様もご存じのように、藩国にはかつての活気はなく、
いまだにムラマサの恐怖は消え去っていないことが伺えます。

このような事態を、「ムラマサの影」と評した方がいます。
かつてはフィーブル藩国で善政を敷き、
また、多くのキノウツン藩国民の命を救ってくださった、孔明先生その人です。

孔明先生はこうも語られました。
雷雨を恐れる人々が、それが止んだ後も雷雨を恐れ外に出られずにいる。
それが今の状態である、と。

そして孔明先生はこう問いかけました。
「どうしますか? あなたなら」 、と。

孔明先生の問いにどう答えるか、それは人それぞれ異なるかもしれません。

しかし、ある人はこの問いに対し
「外に出て大声で大丈夫だと呼びかけます。自らで範をとります」
という答えを導き出しました。

そして彼と、彼を愛する人々は、今も声を上げ続けています。
彼の行動を、愚かだ、と一蹴する人々もいるかもしれません。
無駄なことだ、と一笑に付す人々もいるかもしれません。
しかしそれでも、私は彼らから一途な心、強い信念を感じました。

初めは数も少なく、風が吹けばかき消されるような小さな声かもしれません。
けれども、彼らは最早雷雨に怯えることはないでしょう。
そうして、小さな声が集まり藩国を揺るがした時、
その時こそ、キノウツン藩国はムラマサの影を克服できるはずです。

いきなり「声を出してくれ」と言われても、最初は戸惑いを感じることと思います。
そこで、まずは私たち藩国政府の人員が彼らの後に続き、率先して声を上げて参ります。

藩国民の皆様におかれましては、
こちらから声を出すように命令することは決してございません。
私たちの声が聞こえましても、「ああ、馬鹿なことをしているな」と笑ってくださっても構いません。
ですが、「もうムラマサの影に怯えるのは嫌だ」「家に閉じこもって震えて過ごすのは嫌だ」
そうお考えの皆様にもし私たちの声が届きましたら、
どれほど小さくても、声を出すのが嫌ならば拍手でも、足音でも結構です。

かつてのキノウツンの賑わいを取り戻し、雷雨の後に来る晴天を呼ぶために、
いずこかの地にいらっしゃる孔明先生に「キノウツンはもう大丈夫だ」とお伝えできるほどの
大声を高らかに上げていただけましたら幸いでございます。

最後に

藩王声明は以上となりますが、
最後に藩国民の皆様に1つお話をさせていただきたいことがございます。

現在、NWの各地では特殊な能力や肉体を備えた子供たちが
次々に発見されているとの報告が寄せられています。

そうした子供達が徐々に「人」としての形質を失いつつあるのではないか、
ということが共和国・帝國の研究者の間で問題となっています。
研究の結果によると、
そうした特殊な子供たちが生まれた原因は「環境への適応」にあるそうです。
つまり、子供がこのまま生まれたのでは生きていけない。
そのため、生まれる先の環境により適するよう「進化」した結果
特殊な子供たちが生まれるに至った、ということです。

そうした「進化」の何が問題か、ということについてはまだ結論は出ていません。
しかしながら、進化とは本来何代、何十代という命の螺旋の中で徐々に徐々に行われます。
そうした過程を急激に縮めることは、
他ならぬ子供達自身の体に大きな負担をかけてしまいかねません。

親が生きる環境に子供が合わせようとした結果、
子供達はただ生きようと、そして両親を苦しみから救おうと懸命になっているだけなのに、
それがかえって子供の命を危険に晒してしまう。
そのようなことは決して許されるべきことではありません。
子を持つ親であれば、誰もがそう思うことでしょう。

そしてそれは、私たち藩国政府にとっても同様です。
私は先ほど、藩国にとって藩国民の皆様は子供のようなものであると申し上げました。
藩国の環境が悪いために、藩国民の皆様が苦しむ。
藩国民の皆様が苦しんでいるために、生まれてくる子供達を危険に晒してしまう。
このような負の連鎖は、何としても断ち切らねばなりません。
では、一体どのようにすればこの連鎖を途切れさせることが出来るのでしょうか。

ここに、1つのデータがあります。
「幸せな家庭で愛情を注がれて育った子供ほど、特殊能力が発現しにくい」というものです。

つまりは、単純なことなのです。
皆さんがもしお子様を持たれることがあるならば、
あるいはもう既にお子様がいらっしゃるならば、
その子に愛情を注いであげてください。親らしい姿を見せてあげてください。
子供に特殊な力があるかないかは関係ありません。
好き嫌いなく食事をできたら優しく褒め、悪さを何度注意しても聞かなければ厳しく叱り、
友達が出来るか緊張しながら見守り、寝る前に古い物語を聞かせ、
寝顔にそっとキスをして明日も健やかであるよう祈ってあげてください。

私たちキノウツン藩国政府は、そのためならば、そのためにこそ、無限の責務を負います。
全ての子供と親が笑顔で団らん出来る家庭を護るため、
私たちキノウツン藩国は全力を挙げて藩国運営を行って参ります。

困難は多く、課題は山積みかもしれません。
しかし、積もりに積もり山となった塵も、休まず掻き出し続ければ、いずれは平たくなります。
一人では、あるいは一国の力では困難なことも、大勢の力を合わせれば乗り越えられるはずです。
「まずはキノウツンから始めよ」という精神の下、
藩国政府は皆様が当たり前の幸せを得られる藩国を目指し、
まずは1人1人が行動することから始めて参ります。

私たちに対して、不信感を抱いている方々もいらっしゃることと思います。
しかしそれでも、行動しなければ物事は変わりません。
私たちの行動全てを妄信し、協力を惜しむななどとは決して申しません。
ただ、もしもいつの日か「もう1回信じてみるか」
というお気持ちになられた方がいらっしゃいましたら、
藩国民であるか否か、あるいは元藩国民であるかなどは一切関係ありません。
お気軽に藩国政府人員にお声をかけていただけますよう、
どうかよろしくお願い申し上げます。

これで藩王声明を終えさせていただきます。
長時間の御清聴、誠にありがとうございました。」


以上で、キノウツン藩国合同慰霊祭を終了いたします。
ご参列の皆様、本日はありがとうございました。