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 あんなものが服についてしまったら、普通は嫌な顔のひとつでもしそうなものなのに、えりかちゃんは全然そんなことはない。 驚いてはみせるものの、指でゼリーを触って光にあてて観察している。 うぅんと唸りながら、これがちさとからねぇと意外そうな反応を今度はした。 まだ僕が男の子なことが受け入れられないってわけじゃないのだし、だとすると何だろうか。 やっぱり僕がこういうのが出せる体なのが意外ということかな。 でも、それだと今こうやって僕にエッチな事をしていることがおかしいとなってしまう。 では、えりかちゃんが不思議そうにするのは何故なんだ。 「ちさと、あんたは最近一人でやってないでしょ? 違う?」  訊くまでもなくわかりきっているという口調でえりかちゃんは質問を投げ掛けてきた。 何で僕のオナニーをする回数がわかるんだろう、ぽかんとした顔でえりかちゃんをみつめ返した。 女の子であるえりかちゃんがまるで見てきたみたいに詳しいのが信じられない。 そんな僕の顔を見て、不思議でも何でもないとにっこり笑っている。 「あのね、オナニーは間が空くと濃いのが出るんだよ。今みたいにどろっとしたものがね」 「どうして?」 「どうしてかっていわれると見て、聞いて覚えたこととしかいいようがないけれどさ。まぁそういうことよ」  驚かされた点が二つ。 男の子である僕よりも断然詳しいのがまず一つ、二つめはそれを恥ずかしくもない言える堂々とした態度。 えりかちゃんって、彼氏とかいた経験が、いや、もしかしたら今もいるのかもしれない。 だとしても、えりかちゃんの大胆さには驚かされっぱなしだ。 「ちさともいじられてるばっかりじゃつまらないだろうし、今度は触ってみる?」 「ど、どこを?」 「おっぱいとここ」  えりかちゃんの手が僕の腕を掴み、そっと女の人の大事な部分を触らせる。 そこは足と足の付け根にある、男の人と違って妙なふくらみのない部分だ。 えりかちゃんのを触るまでもなく女の人のここは誰もが同じものをもっているけれど、触ってみて改めてそうなんだと思った。 女の人のここってこんなものなのか、冷静に分析を始める自分と、触ったことでパニックになる自分がいる。 どっちも僕なのに、冷静に分析を始めるなんてちょっと僕らしくない。 僕は触ったら驚いて何も出来なくなるタイプの人間だと思っていたから、ちょっと寂しさを覚える。 おいおい、僕ったらどうしたっていうんだ。 「ちさと、触ってみたいでしょ?」 「千聖、触らせてもらいなよ。えりかちゃんみたいな美人がいいって言ってるんだから」  甘い誘惑って言葉を聞いたことはあった僕も、その時点ではどんなものか理解できなかった。 今はその甘い誘惑がどんなものかわかった気がするんだ。 それがいけない誘いだと知っていながら僕が乗ってしまっても、誰が責められるっていうんだ。 えりかちゃんみたいな美人が触っていいって言ってきたら、皆好きな人がいても揺らぐくらいあるはずだ。 僕は舞美ちゃんを好きなのに、この誘いを受け入れそうになっている。 何度も舞美ちゃんの顔がよぎるのに、心の中ではえりかちゃんが寂しいのを良いことに受け入れろって言ってくる。 手を離そう、そうすれば僕はまだ冷静な判断が出来るはずだ。 冷静になれば、こんな誘いもはね返せるはずだ。 「お姉さんもここもう濡れてるの。本当かどうか知りたくない? 私は舞美みたいに拒否したりしないよ」  舞美みたいに拒否したりしないよ、その一言が持つ意味は大きかった。 その言葉こそ出なければ、僕はえりかちゃんを何とか拒否できたはずだ。 それが出来なかったのは他でもない、この一言が揺らぐ僕の気持ちを完全にえりかちゃん側へ倒してしまったからだ。 僕には未だに舞美ちゃんに寝るのを拒否されたことへの不安が強い。 強がってはいても、あれはトラウマになりかけたくらいの悲しみがあった。 「見たいならお姉さんのジャージ脱がせてみて」  もうすっかりお姉さんと名乗るのが当たり前みたいなえりかちゃん。 そのえりかちゃんのジャージを恐る恐る掴み、僕はえいとばかりに勢いをつけておろした。 おろすと、今まで見たこともない大人の女の人がつける下着がみえた。 えりかちゃん、レッスンなのにこんな下着をしているんだ。 ショックよりも納得の方が上回るのもまた、えりかちゃんが色気のある女の子だからなんだろう。 ちょっと派手な色をした布が小さい下着をつけたえりかちゃんは「さぁ、下着も脱がせて」と先を促した。 その先はビデオでも見たことがない領域だった。  僕はえりかちゃんの下着の端を摘んで、いつ下へと下ろそうかと緊張していた。 摘んだのはいいけれど、今度はなかなか気持ちが固まらない。 この一枚を下ろしてしまえば、えりかちゃんはよく言う生まれたての姿になるんだ。 (厳密にいえば、えりかちゃんは上半身にはTシャツを着ているから違うのかもしれない)。 生まれたての姿になるとは言っても、成長しているからその時とは随分と違う形になっているんだ。 嫌な汗が噴き出して、その先に進むことが一向に出来そうにない僕を見るや、えりかちゃんは僕の手首を掴んできた。 「何をそんなに躊躇ってるの。実物見たことないから怖いの?」 「だってさ、僕、お母さんとか妹いるけれど見たことないんだよ。そんなのいきなり見れるわけないじゃん」 「あのね、お母さんの見ても家族なんだから小さいときはあってもおかしくないでしょ。でも、今はダメ。  そのかわり、私が見せてあげるって言ってるんじゃん」 「そうだよ、あんたはもう流れに身を任せるだけでいいんだから。後はお姉さんたちに任せなさい」  雅ちゃんもいた事を忘れそうになるくらい、僕はえりかちゃんの下着をまじまじとみつめていた。 普段なら着替えを恥ずかしくて見もしないけど、今はもう瞬きを忘れて見入ってしまっている。 こんなエッチなのを穿いてるなんて、えりかちゃんくらいの年なら当たり前なのかな。 桃ちゃんや舞美ちゃん、あとあっちの佐紀ちゃんも同じなのかな。 でも、あの三人がこんなエッチな下着を身につけているのは、僕にはとても想像なんか出来ない。 持っていること自体、想像できないし、持っているとしても身につけないでほしい気がする。 こういうのって色気のあるえりかちゃんがつけてこそ、マッチするというか自然なんだと思うし。 それを脱がすとなると、僕には躊躇いがある。 なので、本当に脱がすのか本人にこんな土壇場で思わず訊いてしまった。 「じゃ、じゃあ脱がすの?」 「当然。ほら、ちゃんと下ろすんだよ」と言ったえりかちゃんは、笑顔でそう返してきた。 「ビビるなんて男らしくないぞ。早くしなよ。それとも自分から脱いでほしいかい? 待ってな」 「待って待って、それは勘弁して。僕が脱がせます。脱がせるからそれはやめて」 「はいはい。なら、一、二、の三でいこうか。いくよ。一、二の三」  躊躇う時間もくれないえりかちゃんのカウントを聞き、僕はやるしかないとまたも一気に下ろした。 脱がした途端、びっくりするようなものが見えた。 当たり前に僕にはついているおちんちんが、えりかちゃんにはないことに何故か酷く驚かされた。 普段ないものがない、それだけで僕にはとんでもない驚きがあった。 まだまだ驚くところがいっぱいあるけれど、もう言葉にならない。 「どうしたの、あんた。もしもし。ちさと君? あれ、ちさとったらおちんちんだけじゃなくて体ごとカチンカチンだよ」 「初めてなんだし、ちょっと驚いちゃったんじゃないの。ほら、じっとみてるよ。えりかちゃんのあそこ」 「みやは見ないでよ。恥ずかしいじゃん」 「今更ここで言うことじゃなくない。それ言うなら最初から誘わなくてもよかったじゃんってなるよ」  あれ、この二人何をそんなに明るく楽しく会話しているんだろうな。 僕が今見ているものがどれほどのものか二人にはわかっていないんだ、きっとそうに違いない。 だって、ないんだよ。 ないのはないんだけど、別のものはあるんだ、しっかりと。 びっしりとワカメが生えているみたいに、えりかちゃんのあそこからやたら生えてきているんだ。 DVDだけじゃなくて、本当に生えているんだね。 これはえりかちゃんの体から生えているものなのか気になった僕はちょっと引っ張ってみた。 「いたっ、何するんだよ。痛いじゃん。馬鹿」 「本当にえりかちゃんの体から生えているんだね」 「ちょっと~あんたね~そんなの引っ張るまでもなくわかるでしょ。私の体の一部です」と、目の端に涙を溜めていってきた。  僕が引っ張ったことがそんなにも面白かったか、雅ちゃんがケラケラ笑い出した。 それも今まで見たことがないすごく下品な笑い方だった。 「チョ~ウケるんですけど。あんた、いきなり引っ張るとかありえなくない。マジ面白いから」 「面白くないから。チョ~痛かったんだからね。みや、あんたも引っ張ってもらいなよ」 「私はいいから。千聖、女の子のあそこはデリケートなんだから、無茶しないようにね。私も脱いであげよっか」  僕の目を覗き込んで今にも見たいんだろ、と言わんばかりの目で雅ちゃんが見てくる。 僕はいつの間にかカラカラに乾いた喉を潤そうと、唾を飲み込んでからゆっくりと頷いた。 一人みて何かが吹っ切れたのか、あっさりと頷けてしまったことにショックはあったけど、僕は見たかった。 雅ちゃんも同じものがあるのかどうか、それがすごく知りたくなってしまった。 つまらないところで僕は好奇心が旺盛で、見て触る経験をしたくなってしまう。 エッチな気分だから見たいのではなく、単純に好奇心が僕を完全に支配してしまったということなのだ。 「千聖は紐パンは知ってる? 紐パン。ないなら、紐引っ張ってみる?」 「し、知らない。それってどんなパンなの? 僕、食べたことないよ」  僕は紐パンなんて言うから、紐みたいに細いパンの事だと思っていたけど、違うようだ。 だって、食べたことないという僕を見て、二人が顔を見合わせてまた爆笑しだしたからだ。 今日は色んな意味で恥ずかしい思いをさせられている。 「あのね、紐パンはパンツのこと。普通はゴムがあるから穿けているのが、紐パンは紐で穿いているの。  それだけだよ。詳しくは見た方が早いから、脱いであげる。それとも私のも脱がせてみる?」  雅ちゃんもまた誘うような口調なので、僕は一回やってついた度胸試しとまた頷いた。 もうなるようになれだ、紐パンがどんなものか知っておいて損はないと思う。 自分がどれだけ顔が真っ赤になっていようと、僕は最高潮に達した興奮で忘れることが出来る。 緊張なんてどっかに吹き飛んでいってしまった。 僕は歩きづらくて下げていたジャージをあげて、雅ちゃんのいる位置まで歩いて移動した。 「さぁ、紐パン見せてあげるね。その後は私のあそこ見れるから。私のは引っ張るなよ」 「うん・・・」  僕は二回目になったので、あっさりと雅ちゃんのジャージを脱がせた。 もう平気だと思っていた僕の興奮は、限界値を振り切ってまだまだあがるようだった。 雅ちゃんが言う紐パンの正体を見たとき、僕はこんなにも下を隠すのに頼りない下着は初めて見た。 でも、それがエッチな下着なことには僕以上におちんちんがわかっていた。
 あんなものが服についてしまったら、普通は嫌な顔のひとつでもしそうなものなのに、えりかちゃんは全然そんなことはない。 驚いてはみせるものの、指でゼリーを触って光にあてて観察している。 うぅんと唸りながら、これがちさとからねぇと意外そうな反応を今度はした。 まだ僕が男の子なことが受け入れられないってわけじゃないのだし、だとすると何だろうか。 やっぱり僕がこういうのが出せる体なのが意外ということかな。 でも、それだと今こうやって僕にエッチな事をしていることがおかしいとなってしまう。 では、えりかちゃんが不思議そうにするのは何故なんだ。 「ちさと、あんたは最近一人でやってないでしょ? 違う?」  訊くまでもなくわかりきっているという口調でえりかちゃんは質問を投げ掛けてきた。 何で僕のオナニーをする回数がわかるんだろう、ぽかんとした顔でえりかちゃんをみつめ返した。 女の子であるえりかちゃんがまるで見てきたみたいに詳しいのが信じられない。 そんな僕の顔を見て、不思議でも何でもないとにっこり笑っている。 「あのね、オナニーは間が空くと濃いのが出るんだよ。今みたいにどろっとしたものがね」 「どうして?」 「どうしてかっていわれると見て、聞いて覚えたこととしかいいようがないけれどさ。まぁそういうことよ」  驚かされた点が二つ。 男の子である僕よりも断然詳しいのがまず一つ、二つめはそれを恥ずかしくもない言える堂々とした態度。 えりかちゃんって、彼氏とかいた経験が、いや、もしかしたら今もいるのかもしれない。 だとしても、えりかちゃんの大胆さには驚かされっぱなしだ。 「ちさともいじられてるばっかりじゃつまらないだろうし、今度は触ってみる?」 「ど、どこを?」 「おっぱいとここ」  えりかちゃんの手が僕の腕を掴み、そっと女の人の大事な部分を触らせる。 そこは足と足の付け根にある、男の人と違って妙なふくらみのない部分だ。 えりかちゃんのを触るまでもなく女の人のここは誰もが同じものをもっているけれど、触ってみて改めてそうなんだと思った。 女の人のここってこんなものなのか、冷静に分析を始める自分と、触ったことでパニックになる自分がいる。 どっちも僕なのに、冷静に分析を始めるなんてちょっと僕らしくない。 僕は触ったら驚いて何も出来なくなるタイプの人間だと思っていたから、ちょっと寂しさを覚える。 おいおい、僕ったらどうしたっていうんだ。 「ちさと、触ってみたいでしょ?」 「千聖、触らせてもらいなよ。えりかちゃんみたいな美人がいいって言ってるんだから」  甘い誘惑って言葉を聞いたことはあった僕も、その時点ではどんなものか理解できなかった。 今はその甘い誘惑がどんなものかわかった気がするんだ。 それがいけない誘いだと知っていながら僕が乗ってしまっても、誰が責められるっていうんだ。 えりかちゃんみたいな美人が触っていいって言ってきたら、皆好きな人がいても揺らぐくらいあるはずだ。 僕は舞美ちゃんを好きなのに、この誘いを受け入れそうになっている。 何度も舞美ちゃんの顔がよぎるのに、心の中ではえりかちゃんが寂しいのを良いことに受け入れろって言ってくる。 手を離そう、そうすれば僕はまだ冷静な判断が出来るはずだ。 冷静になれば、こんな誘いもはね返せるはずだ。 「お姉さんもここもう濡れてるの。本当かどうか知りたくない? 私は舞美みたいに拒否したりしないよ」  舞美みたいに拒否したりしないよ、その一言が持つ意味は大きかった。 その言葉こそ出なければ、僕はえりかちゃんを何とか拒否できたはずだ。 それが出来なかったのは他でもない、この一言が揺らぐ僕の気持ちを完全にえりかちゃん側へ倒してしまったからだ。 僕には未だに舞美ちゃんに寝るのを拒否されたことへの不安が強い。 強がってはいても、あれはトラウマになりかけたくらいの悲しみがあった。 「見たいならお姉さんのジャージ脱がせてみて」  もうすっかりお姉さんと名乗るのが当たり前みたいなえりかちゃん。 そのえりかちゃんのジャージを恐る恐る掴み、僕はえいとばかりに勢いをつけておろした。 おろすと、今まで見たこともない大人の女の人がつける下着がみえた。 えりかちゃん、レッスンなのにこんな下着をしているんだ。 ショックよりも納得の方が上回るのもまた、えりかちゃんが色気のある女の子だからなんだろう。 ちょっと派手な色をした布が小さい下着をつけたえりかちゃんは「さぁ、下着も脱がせて」と先を促した。 その先はビデオでも見たことがない領域だった。  僕はえりかちゃんの下着の端を摘んで、いつ下へと下ろそうかと緊張していた。 摘んだのはいいけれど、今度はなかなか気持ちが固まらない。 この一枚を下ろしてしまえば、えりかちゃんはよく言う生まれたての姿になるんだ。 (厳密にいえば、えりかちゃんは上半身にはTシャツを着ているから違うのかもしれない)。 生まれたての姿になるとは言っても、成長しているからその時とは随分と違う形になっているんだ。 嫌な汗が噴き出して、その先に進むことが一向に出来そうにない僕を見るや、えりかちゃんは僕の手首を掴んできた。 「何をそんなに躊躇ってるの。実物見たことないから怖いの?」 「だってさ、僕、お母さんとか妹いるけれど見たことないんだよ。そんなのいきなり見れるわけないじゃん」 「あのね、お母さんの見ても家族なんだから小さいときはあってもおかしくないでしょ。でも、今はダメ。  そのかわり、私が見せてあげるって言ってるんじゃん」 「そうだよ、あんたはもう流れに身を任せるだけでいいんだから。後はお姉さんたちに任せなさい」  雅ちゃんもいた事を忘れそうになるくらい、僕はえりかちゃんの下着をまじまじとみつめていた。 普段なら着替えを恥ずかしくて見もしないけど、今はもう瞬きを忘れて見入ってしまっている。 こんなエッチなのを穿いてるなんて、えりかちゃんくらいの年なら当たり前なのかな。 桃ちゃんや舞美ちゃん、あとあっちの佐紀ちゃんも同じなのかな。 でも、あの三人がこんなエッチな下着を身につけているのは、僕にはとても想像なんか出来ない。 持っていること自体、想像できないし、持っているとしても身につけないでほしい気がする。 こういうのって色気のあるえりかちゃんがつけてこそ、マッチするというか自然なんだと思うし。 それを脱がすとなると、僕には躊躇いがある。 なので、本当に脱がすのか本人にこんな土壇場で思わず訊いてしまった。 「じゃ、じゃあ脱がすの?」 「当然。ほら、ちゃんと下ろすんだよ」と言ったえりかちゃんは、笑顔でそう返してきた。 「ビビるなんて男らしくないぞ。早くしなよ。それとも自分から脱いでほしいかい? 待ってな」 「待って待って、それは勘弁して。僕が脱がせます。脱がせるからそれはやめて」 「はいはい。なら、一、二、の三でいこうか。いくよ。一、二の三」  躊躇う時間もくれないえりかちゃんのカウントを聞き、僕はやるしかないとまたも一気に下ろした。 脱がした途端、びっくりするようなものが見えた。 当たり前に僕にはついているおちんちんが、えりかちゃんにはないことに何故か酷く驚かされた。 普段ないものがない、それだけで僕にはとんでもない驚きがあった。 まだまだ驚くところがいっぱいあるけれど、もう言葉にならない。 「どうしたの、あんた。もしもし。ちさと君? あれ、ちさとったらおちんちんだけじゃなくて体ごとカチンカチンだよ」 「初めてなんだし、ちょっと驚いちゃったんじゃないの。ほら、じっとみてるよ。えりかちゃんのあそこ」 「みやは見ないでよ。恥ずかしいじゃん」 「今更ここで言うことじゃなくない。それ言うなら最初から誘わなくてもよかったじゃんってなるよ」  あれ、この二人何をそんなに明るく楽しく会話しているんだろうな。 僕が今見ているものがどれほどのものか二人にはわかっていないんだ、きっとそうに違いない。 だって、ないんだよ。 ないのはないんだけど、別のものはあるんだ、しっかりと。 びっしりとワカメが生えているみたいに、えりかちゃんのあそこからやたら生えてきているんだ。 DVDだけじゃなくて、本当に生えているんだね。 これはえりかちゃんの体から生えているものなのか気になった僕はちょっと引っ張ってみた。 「いたっ、何するんだよ。痛いじゃん。馬鹿」 「本当にえりかちゃんの体から生えているんだね」 「ちょっと~あんたね~そんなの引っ張るまでもなくわかるでしょ。私の体の一部です」と、目の端に涙を溜めていってきた。  僕が引っ張ったことがそんなにも面白かったか、雅ちゃんがケラケラ笑い出した。 それも今まで見たことがないすごく下品な笑い方だった。 「チョ~ウケるんですけど。あんた、いきなり引っ張るとかありえなくない。マジ面白いから」 「面白くないから。チョ~痛かったんだからね。みや、あんたも引っ張ってもらいなよ」 「私はいいから。千聖、女の子のあそこはデリケートなんだから、無茶しないようにね。私も脱いであげよっか」  僕の目を覗き込んで今にも見たいんだろ、と言わんばかりの目で雅ちゃんが見てくる。 僕はいつの間にかカラカラに乾いた喉を潤そうと、唾を飲み込んでからゆっくりと頷いた。 一人みて何かが吹っ切れたのか、あっさりと頷けてしまったことにショックはあったけど、僕は見たかった。 雅ちゃんも同じものがあるのかどうか、それがすごく知りたくなってしまった。 つまらないところで僕は好奇心が旺盛で、見て触る経験をしたくなってしまう。 エッチな気分だから見たいのではなく、単純に好奇心が僕を完全に支配してしまったということなのだ。 「千聖は紐パンは知ってる? 紐パン。ないなら、紐引っ張ってみる?」 「し、知らない。それってどんなパンなの? 僕、食べたことないよ」  僕は紐パンなんて言うから、紐みたいに細いパンの事だと思っていたけど、違うようだ。 だって、食べたことないという僕を見て、二人が顔を見合わせてまた爆笑しだしたからだ。 今日は色んな意味で恥ずかしい思いをさせられている。 「あのね、紐パンはパンツのこと。普通はゴムがあるから穿けているのが、紐パンは紐で穿いているの。  それだけだよ。詳しくは見た方が早いから、脱いであげる。それとも私のも脱がせてみる?」  雅ちゃんもまた誘うような口調なので、僕は一回やってついた度胸試しとまた頷いた。 もうなるようになれだ、紐パンがどんなものか知っておいて損はないと思う。 自分がどれだけ顔が真っ赤になっていようと、僕は最高潮に達した興奮で忘れることが出来る。 緊張なんてどっかに吹き飛んでいってしまった。 僕は歩きづらくて下げていたジャージをあげて、雅ちゃんのいる位置まで歩いて移動した。 「さぁ、紐パン見せてあげるね。その後は私のあそこ見れるから。私のは引っ張るなよ」 「うん・・・」  僕は二回目になったので、あっさりと雅ちゃんのジャージを脱がせた。 もう平気だと思っていた僕の興奮は、限界値を振り切ってまだまだあがるようだった。 雅ちゃんが言う紐パンの正体を見たとき、僕はこんなにも下を隠すのに頼りない下着は初めて見た。 でも、それがエッチな下着なことには僕以上におちんちんがわかっていた。 [[←前のページ>37]]   [[次のページ→>39]]

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