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 りーちゃんと愛理の肌の温もりが感じられる。
意識しだしたら、急にさっきまでは気にならなかったことまでが気になりだしてきた。
お風呂からあがったのだから、二人はきっとブラジャーはつけていないだろう。
うちのお母さんが「女の人は寝るときはつけないのよ」と教えてくれたから、りーちゃんや愛理も同じはずだ。
二人とも素肌の上にパジャマ一枚だけを着ただけの状態で僕にくっついているってことになる。
そうなると、左腕に当たっている柔らかい感触はりーちゃんの胸で、右腕の方は愛理の胸になるのか。
うわぁ~どうしよう、僕ってばとんでもなく危険な場所にいるような気がしてきたぞ。

「ちっさー、顔が赤くなってるけど、何でだろうな」と、愛理がからかい始めれば、
りーちゃんが「真っ赤っ赤でポニョみたい」と、あまりに顔を赤くさせた僕を笑いだした。

 どうしてかなんて、愛理ならわかりそうなものなのに、わざととぼけて知らないふりをしているとしか思えない。
この状況で僕の性格を考えたら、二人に挟まれて顔がポニョみたいな色になるのは当然じゃないか。

「ケッケッケ、ポニョだって。確かにそっくりかも」

 指で僕の頬っぺたをつついて、愛理は得意げな顔でいる。
りーちゃんも、僕がうぅと唸るばかりなので笑いが止まらず、笑いながら僕の体をぺちぺちと叩いてくる。
二人ともちょっとからかいすぎだ。
もう少し、二対一で不利な僕に優しくしてほしいものだ。
これで僕がエッチな想像をしていると知られたらと思うと、えりかちゃんと雅ちゃんの時の二の舞になる心配がある。
ああいう目にあうのは、本当に勘弁してほしい。
あの時は舞ちゃんの声がしたからよかったけれど、今日はそんな助けが入るわけがない。

「ぽ、ポニョはないでしょ~ポニョは。酷いよ。それじゃあ、二人は自分を何に例えるのさ」
「顔の色が一緒だったんだもん。ポニョみたいだなって」

 詫びる気持ちがこれっぽっちもないのか、りーちゃんは開き直った言い方をする。
悔しいが、自分でもポニョ並みに真っ赤なのは認めざるを得ない。

「うぅ~ん、自分を例えるなら・・・あ、愛理はかっぱでしょ」
「まぁ、かっぱになるのかな。うん、かっぱ以外には考えられないかも。それくらい好き」
「愛理はかっぱとして、りーちゃんはどうなのさ? 自分だけ思いつかないはなしね」
「えぇ~わかんないよ。だって、動物でしょ。えぇと・・・犬とか?」
「自分だけ可愛い動物じゃん。どうせならもっとかわった動物にしてよ。かわったのにさ」

 僕は一時はエッチな状態にいたから、次はどうなるだろうなと思っていたけど、安心した。
だって、今のこの状況でエッチなことになることがあるだろうか。
ないとは言い切れないけれど、それでも可能性は低いだろう。
よかった、僕は二人に挟まれている状況でもエッチなことにならずにすんだよ、舞ちゃんに舞美ちゃん。
それでも、僕の妄想を刺激する状況には変わりないんだけどね。
とりあえずは大丈夫だろう。

「ねぇ、りーちゃん。おまじないはよくきいた?」

 私がそう訊ねると、りーちゃんはうん、とこっくり頷いてくれた。
真ん中の彼の頭のせいで、よくは見えなかったけれど、笑顔のりーちゃんを見たら満足そうで何よりだ。
ただ、不満な点が全くないわけでもない。
それは、少しは不純なことがあってもよさそうな状態にもっていったはずなのに、彼は何もせずにそのまま眠ろうとしていることだ。
しかも、口元は笑ったように形が変わっていて、まるで誘惑に勝ったといっているみたいなのが腹が立つ。
何が何でも誘惑して落としてやるつもりだった計画が、これで朝になってしまったら全部おじゃんではないか。
ならば仕方無い。
ここは私が直々にちっさーを刺激してあげよう。

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