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 外に出ると、熱くなった体に心地よい涼しい風が吹いてくる。
さっきまでエッチなことされていたせいで、体中がとても暑くてたまらなかったから丁度いい。
思わず、気持ちいいと一言呟いていた。

「んふふっ、そんなに風に当たって気持ちよかった?」
「うん。もう本当に暑くて大変だったんだよ」
「愛理がエコは大事だからって、エアコンつけてなかったしね。私も夜風に当たって気持ちいいなぁ」

 りーちゃんはその大きな胸いっぱいに空気を吸い込んで、ゆっくりと息を吐いた。
僕の頭の位置だと何と都合がいいのか、りーちゃんの胸が真横にある。
だから、りーちゃんが空気を吸い込んだ時は胸の動きを追ってしまったんだ。
別にりーちゃんの大きな胸が気になったからみてしまったわけじゃない・・・とは言い切れない。

 白状すれば、僕はりーちゃんの胸をちらちらと盗み見て、ちょっぴりエッチな気持ちになっていた。
℃-uteでえりかちゃんやなっきぃが大きくても、りーちゃんには負けてしまうだろうな。
学校でもこんなに膨らんだ胸をしている女の子はみたことがない。
エッチな本でみた指で胸を押してみたら、どんな感じがするのかな・・・
いけない。
せっかく、りーちゃんと話して和んだのが水の泡になっちゃった。

「ちょっと~。顔が赤いけど、どうしたの?」
「え、い、いやぁ~やだなぁ~自分でもいきなりだからわからないよ」
「熱があるわけじゃないよね? どれどれ」

 りーちゃんがぐっと顔を近づけてきて、ひんやりと冷えた手を僕のおでこに当ててきた。
赤くなった原因はわかっていても、りーちゃん本人には決していえるわけがない。
君の大きな胸を見ていたらこうなりました、って言われて嬉しい女の人っているのかな・・・
りーちゃんはたぶん嬉しいはずはない気がする。

「ん~熱はないみたいじゃん。どうしたんだろう。あっ、まさか私の胸を見てエッチなこと考えてたとか?」

 クスクスと笑いながら、答えそのものを言い当ててしまうりーちゃんは、やっぱり魔女みたいだ。
まるで僕の頭を覗いたみたいに、予想以上に答えを当ててくる。
小さい頃よりも勘は鈍ったなんて言っていたけど、鈍ってなんかいるもんか。
いっそのこと、冗談めいてりーちゃんの胸みてエッチなこと考えちゃった、と言えたらどれだけいいか。

「ねぇ、聞いてる? ちょっと~本当に考えてたの?」
「え、えっと・・・そんなわけないって。僕が・・・エッチなことを考えてるわけないじゃん」
「だよね。前に初めてしようって迫ったときだって、千聖は恥ずかしがってたもんね。安心した」

 りーちゃんと愛理の二人には、去年の暮れにもエッチなことを迫られたこともあったな。
あの時は僕も本当にウブだったって、自分でも思ってしまう。
それが今ではえりかちゃんや愛理とエッチなことをしているから、純粋じゃなくなっちゃった気がして、ショックだ。

「千聖とはね、急がず焦らず付き合おうと思うことにしたの。私たちってまだ中二じゃん」
「うん」
「焦ってキスより先に進もうとしたってあんまりいいことないかなって。へへん、意外と大人でしょ」

 りーちゃんがこの前と違って、変にキスしてきたりしてこなかったのはそういう訳があったからなんだ。
中二のすごくエッチに興味のある時期に、自分以外女の子だけの環境で我慢を続けるのは難しくなってきた。
年下でいつまでも妹みたいにみていた筈の舞ちゃんだって、ここ最近大人っぽい雰囲気をよく出している。
本人はまだ子供だなんて謙遜しても、僕からすれば十分すぎる色気を感じる。
いくら色気があるからって中学生になったばかりの舞ちゃんを相手にするのは気が引ける。
そのくせして、僕は舞ちゃんでこの間オナニーをしてしまったんだ。
した後、どっと押し寄せてきた後悔で僕はメンバーをエッチな目で見るのはやめようと誓ったばかりだ。
なのに、今はりーちゃんをそんな目で見ている。
馬鹿、もう誓いを破るなんてとんでもない馬鹿だ。

「もうさっきから顔が赤くなったり、落ち込んだり大変だね。落ち着け」
「あ、あ、う・・・うん・・・ごめん」

 ふぅ~そうだ、落ち着け落ち着け。
僕たちは夜景を見にベランダに出てきたんじゃないのか。
見るのは夜景でりーちゃんの胸じゃないはずだ。

「千聖、こっち向いて」
「えぇと・・・はい。向いたよ」

 キラキラと光る夜景がりーちゃんの綺麗な瞳に映って星みたいに輝いている。
少女マンガの主人公になったりーちゃんは、言葉に出来ない可愛さでじっとみつめてくる。
目と目を合わせてみていたら、胸がドキドキするのが止められないのに目を逸らすことができない。
逸らすことも逸らすことでりーちゃんの輝きを見逃してしまいそうで、それはそれで勿体ないんだ。

「元気になるおまじないかけてあげるね。じゃあ、目を瞑って下さい」
「はい。目を瞑ったよ。次はどうすればいいのかな?」

 僕は言われた通りに目を瞑った。
あのままみていたら、りーちゃんにまで恋しちゃいそうだったから助かった。

「次はないよ。そのまま大人しくしていてね。一瞬で終わるから」

 うん、と言おうとしたのに僕はそれは言葉にならなかった。
返事をする一瞬前、りーちゃんの柔らかい唇が僕から言葉も心も奪ってしまっていた。

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