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*CHRONOLOGY OF GRALE (グラール太陽系歴史年表) ログイン2006年12月号の特集記事より引用 A.C. (Allied Century) … 同盟締結後の暦 B.A. (Before Ally) … 同盟締結以前の暦 |年|内容|エピソード|参考| |BA11000~6000年頃|&bold(){旧文明滅亡(封印戦争終結)}&br()旧文明滅亡の原因は不明。&br()詳細な滅亡時期は不確定で意図的に撹乱されているとの説もある。&br()唯一生き延びたヒューマンは原始時代も同然の状態から少しずつその数を増やし、化石燃料から核エネルギーに至るまで文明を発展させた。| | | |BA1100年頃|&bold(){フォトン発見}&br()いつしかパルムと呼ばれるようになったその惑星でヒューマンは宇宙進出を果たす。&br()その頃、フォトン粒子が発見された。&br()大気中から宇宙空間まで偏在しているフォトン粒子は、ヒューマンをエネルギー問題から開放し、宇宙開発時代の救世主としてもてはやされた。&br()しかし、フォトン利用の研究は進まず、人の精神エネルギーに感応するフォトンの性質が発見された際も、ヒューマンの精神エネルギーではフォトンの潜在エネルギーのほとんどを活かせないことが判明して研究は一気に廃れた。| | | BA1000年頃|&bold(){ニューマン誕生(デザインヒューマン計画)}&br()100年にも渡るフォトン研究は行き詰まりを見せていた。&br()そこで研究に対して工学的な方法ではなく、生物学的なアプローチを用いて研究を行おうという流れが起きた。&br()すなわち、フォトンを利用する能力に特化した、新しいヒューマンを創造する研究が開始された(デザインヒューマン計画)。&br()研究はのちに結実し、ニューマンという新たな種族を誕生させた。&br()ニューマンの誕生と彼らの研究成果により、フォトンのエネルギー研究も飛躍的に進歩する。&br()また、研究が進み、大規模化されることで、フォトンのさまざまなエネルギー特性が解析されるようになる。&br()その結果、フォトン粒子をエネルギーとして利用可能な"フォトン・ドライブ"が実用化された。| | | |BA1000年頃|&bold(){キャストの原型が完成}&br()ヒューマンの生活や作業をサポートすることを目的とした、人を模した機械体が技術的に完成する。&br()この機械体がキャストの原型となっている。| | | |BA1000年頃|&bold(){第二惑星の開発開始}&br()フォトン技術の発展によりヒューマンの活動範囲は飛躍的に向上する。&br()その結果、ヒューマンは第二惑星(のちのニューデイズ)の開発に着手する。&br()しかし、封印戦争直後から1万年に渡って発生し続けていた。&br()植物の異常繁殖現象(旧文明テクノロジーによるバイオハザード)に阻まれて開発は困難を極めることとなる。&br()以後、開発は続くものの、ヒューマンは大きな成果を上げることができないまま開発を断念する。| | | |BA980年頃|&bold(){ニューマン保護が叫ばれる}&br()元来、フォトン研究目的で生み出されたニューマンだったが、外見的にも能力的にもヒューマンとの際が殆どなかったため、ヒューマンが配偶者や養子に迎えるケースが増えていた。&br()ニューマンはヒューマンと遺伝子的に近く生殖が可能で両者のハーフも多く生まれた。&br()ヒューマンとニューマンの混血児は、ニューマンの遺伝子が優勢になる場合が圧倒的に多く、ニューマンの人口は爆発的に増加し始める。&br()また、人口増加の一方で差別問題も表面化。&br()ニューマンに対する非人道的な研究やペット同然の処遇といった数々の問題が深刻化し、ニューマンだけでなくヒューマン側からもニューマンの人権を保護すべきだとの声が上がっていた。| | | |BA900年頃|&bold(){ニューマンの人権が確立}&br()ニューマンの人口増加と、一部のヒューマンのニューマン人権保護運動の結果、ニューマンの人権が確立された。&br()ニューマンに対する非人道的行為が禁止され、活動の自由が認められたため、さらなるニューマン人口増加に拍車がかかる。| | | |BA800年頃|&bold(){グラール教団設立}&br()ニューマンの人口が3000万人を数えるころ、ニューマンの精神とフォトンとの密接な関係性から、フォトンを神格化する一派が自然発生的に生まれ、その流れはやがてニューマン独自の巨大な宗教組織、グラール教団として結実する。| | | |BA750年頃|&bold(){ニューマン独立戦争勃発}&br()人口が1億人を超えると、ニューマンに独立を求める気運が高まる。&br()そしてニューマンはグラール教団を中心として、"ニューマンによる独立国家の創設"をパルムの連合政府に要求した。&br()その要求に対して賛否両論に分かれるヒューマン勢力だったが、近年台頭するニューマン勢力に不満を持っていた一派が突如暴発。&br()それをきっかけに、ヒューマンとニューマンによる種族間抗争は次第に激化していき、"ニューマン独立戦争"が勃発した。| | | |BA700年頃|&bold(){ニューデイズ建国}&br()半世紀にも渡る闘争の末、ほぼ放置されていた状態だった第二惑星をニューマンに割譲することが決定。&br()パルムのほぼすべてのニューマンがニューデイズと名づけられた第二惑星へと移住することになった。&br()ヒューマンが300年もの間開発に失敗し続けていた惑星だけあって、第二惑星への移住は困難を極めたが、ニューマンはフォトンを駆使したテクノロジーを独自に発展させ続け、ついにはニューデイズの建国を達成する。| | | |BA650年頃|&bold(){第三惑星の開発をスタート}&br()第三惑星は有望な始原惑星として、惑星の周囲を周回するサテライト・ベルトを中心に活用されてきていたが、第三惑星自体の表面はほとんど開発が手つかずだった。&br()その原因は、惑星表面を吹き荒れる嵐に含まれる微粒金属が、あらゆるメカニズムを不調にさせることにあった。&br()資源開発に要する機材のメンテナンスに費用と手間がかかり、商売にならないほどだった。&br()巨大な資源の山を目の前にしつつも、どうにもならなかったヒューマンだったが、一部の民間企業が機械の代わりに生命体を資源開発に利用することを思いつく。&br()そして資源開発に利用するのに最も適した生命体が研究された結果、行き着いた結論はやはり"人"だった。| | | |BA650年頃|&bold(){ビースト誕生}&br()この頃デザインヒューマン計画に類する研究の一切が法律によって禁止されていたが、秘密裏に再始動し、資源開発に適した新たな種族としてビーストが誕生。&br()第三惑星における資源開発規模は、ビースト投入により急速に拡大した。| | | |BA550年頃|&bold(){ヒューマンとニューマンの抗争勃発}&br()ニューマンの努力とフォトン技術によってニューデイズの惑星開発が進むと、パルムから征服欲にかられたヒューマン勢力が登場した。&br()そして、ニューマン勢力との間に武力衝突が頻発するようになり、またも両者の間に緊張が走る。| | | |BA500年頃|&bold(){ビースト独立闘争}&br()ビーストが武力蜂起し、第三惑星モトゥブにおける主権を獲得。&br()こうして3惑星を拠点に3種族が牽制し合う関係性が発生。&br()この後500年に渡ってお互いに争い続け、17回にも及ぶ"大戦"を繰り返すことになる。&br()ここからの500年はまさに"混乱の時代"となった。&br()しかし同時に、ベクタートラック敷設による流通革命が起こったり、戦乱の中でフォトン・テクノロジーが急激に進歩したりと、"発展の時代"とも言える。| | | |BA100年頃|&bold(){キャストが人権を獲得}&br()キャストの原型はBA1000年頃に完成していたが、ハードもソフトも1000年の間に飛躍的に発達し、この頃にはキャストはヒューマンらと変わりない機動性能と頭脳を持っていた。&br()だが、ヒューマンたちの側からキャストは"ただの機械"という意識が払拭されることはなかった。&br()"魂"の存在を科学的に立証することが不可能なように、キャストが他種族と変わらぬ"人"であることを立証するのが不可能である以上、キャストの人権問題については進展しなかった。&br()しかしこの頃、ヒューマン、ニューマン、ビーストの混成集団である某団体が、キャストの人権を認める運動を起こし、瞬く間に3惑星の各政府に対してこれを認めさせてしまう。| | | |BA90年頃|&bold(){キャスト、パルム政権を掌握}&br()某団体の後ろ盾で、パルムの自治権力の中枢全てにヒューマンに擬態したキャストが送り込まれ、キャストがパルム政権を掌握した。彼らがキャストであることが発覚するとヒューマン側から猛反発を受け、パルム各地で紛争が勃発する。| | | |BA10年頃|&bold(){ヒューマンがキャストにパルム行政権を委譲}&br()キャスト支配を妨害しようと抵抗するヒューマン勢力が、実は権力や利権に固執する一部のヒューマンでしかない事実が露呈。&br()皮肉にも戦乱を望まない大部分のヒューマンの一般市民たちから、キャストによる支配体制は歓迎された。| | | AC0000年|&bold(){タルカス三惑星同盟締結}&br()パルム行政権の完全委譲から10年で、パルムにおけるヒューマンの混乱も沈静化すると、キャストはニューデイズとモトゥブの各代表に和平を持ち込む。&br()戦乱の原因のほとんどがヒューマン側にあったため、双方とも和平に合意。&br()そして恒久的な平和を達成させる為の絶対中立の存在である"同盟軍"の設立と、そこに一定の戦力をそれぞれの種族が供出する内容にも賛同。&br()"タルカス三惑星同盟"を締結した。&br()3種族が中心となった条約によって、一方的に得るところのないヒューマンではあったが、ほとんどのヒューマンはキャストによる支配体制を受け入れることで、ようやく500年に渡る不毛な争いの歴史に終止符を打てたことを歓迎していた。&br()&br()&bold(){ガーディアンズ設立}&br()この年には、同盟締結の方にもうひとつ重要なできごとがある。&br()それがガーディアンズの設立だ。&br()これまで戦乱に明け暮れていたグラール太陽系に平和が訪れたが、いまだ不穏な勢力は太陽系の各地に残存していた。&br()大規模な争乱などは新設された同盟軍が武力で殲滅するが、小規模な混乱は無数に生じていた。&br()そのような、同盟軍では手が回らない事例に対して機動力を発揮して迅速に対処でき、人々の暮らしと安全を守ることが可能な組織として、ガーディアンズが設立された。&br()戦争終結で行き場を失っていた大量の元軍人たちに対する格好の雇用対策となり、ガーディアンズは組織として急速に発展していくこととなる。| | | AC0100年|&bold(){SEED事件が勃発}&br()タルカス三惑星同盟締結100周年を祝う記念式典の最中に、謎の宇宙生命体SEEDが突如襲来し、グラール太陽系に被害を与える。&br()SEEDによる汚染や原生生物の凶暴化が各惑星で広がり、同盟軍やガーディアンズが対応に追われている。| | |
*CHRONOLOGY OF GRALE (グラール太陽系歴史年表) ログイン2006年12月号の特集記事より引用 A.C. (Allied Century) … 同盟締結後の暦 B.A. (Before Ally) … 同盟締結以前の暦 |年|内容|エピソード|参考| |BA11000~6000年頃|&bold(){旧文明滅亡(封印戦争終結)}&br()旧文明滅亡の原因は不明。&br()詳細な滅亡時期は不確定で意図的に撹乱されているとの説もある。&br()唯一生き延びたヒューマンは原始時代も同然の状態から少しずつその数を増やし、化石燃料から核エネルギーに至るまで文明を発展させた。| | | |BA1100年頃|&bold(){フォトン発見}&br()いつしかパルムと呼ばれるようになったその惑星でヒューマンは宇宙進出を果たす。&br()その頃、フォトン粒子が発見された。&br()大気中から宇宙空間まで偏在しているフォトン粒子は、ヒューマンをエネルギー問題から開放し、宇宙開発時代の救世主としてもてはやされた。&br()しかし、フォトン利用の研究は進まず、人の精神エネルギーに感応するフォトンの性質が発見された際も、ヒューマンの精神エネルギーではフォトンの潜在エネルギーのほとんどを活かせないことが判明して研究は一気に廃れた。| | | |BA1000年頃|&bold(){ニューマン誕生(デザインヒューマン計画)}&br()100年にも渡るフォトン研究は行き詰まりを見せていた。&br()そこで研究に対して工学的な方法ではなく、生物学的なアプローチを用いて研究を行おうという流れが起きた。&br()すなわち、フォトンを利用する能力に特化した、新しいヒューマンを創造する研究が開始された(デザインヒューマン計画)。&br()研究はのちに結実し、ニューマンという新たな種族を誕生させた。&br()ニューマンの誕生と彼らの研究成果により、フォトンのエネルギー研究も飛躍的に進歩する。&br()また、研究が進み、大規模化されることで、フォトンのさまざまなエネルギー特性が解析されるようになる。&br()その結果、フォトン粒子をエネルギーとして利用可能な"フォトン・ドライブ"が実用化された。| | | |BA1000年頃|&bold(){キャストの原型が完成}&br()ヒューマンの生活や作業をサポートすることを目的とした、人を模した機械体が技術的に完成する。&br()この機械体がキャストの原型となっている。| | | |BA1000年頃|&bold(){第二惑星の開発開始}&br()フォトン技術の発展によりヒューマンの活動範囲は飛躍的に向上する。&br()その結果、ヒューマンは第二惑星(のちのニューデイズ)の開発に着手する。&br()しかし、封印戦争直後から1万年に渡って発生し続けていた。&br()植物の異常繁殖現象(旧文明テクノロジーによるバイオハザード)に阻まれて開発は困難を極めることとなる。&br()以後、開発は続くものの、ヒューマンは大きな成果を上げることができないまま開発を断念する。| | | |BA980年頃|&bold(){ニューマン保護が叫ばれる}&br()元来、フォトン研究目的で生み出されたニューマンだったが、外見的にも能力的にもヒューマンとの際が殆どなかったため、ヒューマンが配偶者や養子に迎えるケースが増えていた。&br()ニューマンはヒューマンと遺伝子的に近く生殖が可能で両者のハーフも多く生まれた。&br()ヒューマンとニューマンの混血児は、ニューマンの遺伝子が優勢になる場合が圧倒的に多く、ニューマンの人口は爆発的に増加し始める。&br()また、人口増加の一方で差別問題も表面化。&br()ニューマンに対する非人道的な研究やペット同然の処遇といった数々の問題が深刻化し、ニューマンだけでなくヒューマン側からもニューマンの人権を保護すべきだとの声が上がっていた。| | | |BA900年頃|&bold(){ニューマンの人権が確立}&br()ニューマンの人口増加と、一部のヒューマンのニューマン人権保護運動の結果、ニューマンの人権が確立された。&br()ニューマンに対する非人道的行為が禁止され、活動の自由が認められたため、さらなるニューマン人口増加に拍車がかかる。| | | |BA800年頃|&bold(){グラール教団設立}&br()ニューマンの人口が3000万人を数えるころ、ニューマンの精神とフォトンとの密接な関係性から、フォトンを神格化する一派が自然発生的に生まれ、その流れはやがてニューマン独自の巨大な宗教組織、グラール教団として結実する。| | | |BA750年頃|&bold(){ニューマン独立戦争勃発}&br()人口が1億人を超えると、ニューマンに独立を求める気運が高まる。&br()そしてニューマンはグラール教団を中心として、"ニューマンによる独立国家の創設"をパルムの連合政府に要求した。&br()その要求に対して賛否両論に分かれるヒューマン勢力だったが、近年台頭するニューマン勢力に不満を持っていた一派が突如暴発。&br()それをきっかけに、ヒューマンとニューマンによる種族間抗争は次第に激化していき、"ニューマン独立戦争"が勃発した。| | | |BA700年頃|&bold(){ニューデイズ建国}&br()半世紀にも渡る闘争の末、ほぼ放置されていた状態だった第二惑星をニューマンに割譲することが決定。&br()パルムのほぼすべてのニューマンがニューデイズと名づけられた第二惑星へと移住することになった。&br()ヒューマンが300年もの間開発に失敗し続けていた惑星だけあって、第二惑星への移住は困難を極めたが、ニューマンはフォトンを駆使したテクノロジーを独自に発展させ続け、ついにはニューデイズの建国を達成する。| | | |BA650年頃|&bold(){第三惑星の開発をスタート}&br()第三惑星は有望な始原惑星として、惑星の周囲を周回するサテライト・ベルトを中心に活用されてきていたが、第三惑星自体の表面はほとんど開発が手つかずだった。&br()その原因は、惑星表面を吹き荒れる嵐に含まれる微粒金属が、あらゆるメカニズムを不調にさせることにあった。&br()資源開発に要する機材のメンテナンスに費用と手間がかかり、商売にならないほどだった。&br()巨大な資源の山を目の前にしつつも、どうにもならなかったヒューマンだったが、一部の民間企業が機械の代わりに生命体を資源開発に利用することを思いつく。&br()そして資源開発に利用するのに最も適した生命体が研究された結果、行き着いた結論はやはり"人"だった。| | | |BA650年頃|&bold(){ビースト誕生}&br()この頃デザインヒューマン計画に類する研究の一切が法律によって禁止されていたが、秘密裏に再始動し、資源開発に適した新たな種族としてビーストが誕生。&br()第三惑星における資源開発規模は、ビースト投入により急速に拡大した。| | | |BA550年頃|&bold(){ヒューマンとニューマンの抗争勃発}&br()ニューマンの努力とフォトン技術によってニューデイズの惑星開発が進むと、パルムから征服欲にかられたヒューマン勢力が登場した。&br()そして、ニューマン勢力との間に武力衝突が頻発するようになり、またも両者の間に緊張が走る。| | | |BA500年頃|&bold(){ビースト独立闘争}&br()ビーストが武力蜂起し、第三惑星モトゥブにおける主権を獲得。&br()こうして3惑星を拠点に3種族が牽制し合う関係性が発生。&br()この後500年に渡ってお互いに争い続け、17回にも及ぶ"大戦"を繰り返すことになる。&br()ここからの500年はまさに"混乱の時代"となった。&br()しかし同時に、ベクタートラック敷設による流通革命が起こったり、戦乱の中でフォトン・テクノロジーが急激に進歩したりと、"発展の時代"とも言える。| | | |BA100年頃|&bold(){キャストが人権を獲得}&br()キャストの原型はBA1000年頃に完成していたが、ハードもソフトも1000年の間に飛躍的に発達し、この頃にはキャストはヒューマンらと変わりない機動性能と頭脳を持っていた。&br()だが、ヒューマンたちの側からキャストは"ただの機械"という意識が払拭されることはなかった。&br()"魂"の存在を科学的に立証することが不可能なように、キャストが他種族と変わらぬ"人"であることを立証するのが不可能である以上、キャストの人権問題については進展しなかった。&br()しかしこの頃、ヒューマン、ニューマン、ビーストの混成集団である某団体が、キャストの人権を認める運動を起こし、瞬く間に3惑星の各政府に対してこれを認めさせてしまう。| | | |BA90年頃|&bold(){キャスト、パルム政権を掌握}&br()某団体の後ろ盾で、パルムの自治権力の中枢全てにヒューマンに擬態したキャストが送り込まれ、キャストがパルム政権を掌握した。彼らがキャストであることが発覚するとヒューマン側から猛反発を受け、パルム各地で紛争が勃発する。| | | |BA10年頃|&bold(){ヒューマンがキャストにパルム行政権を委譲}&br()キャスト支配を妨害しようと抵抗するヒューマン勢力が、実は権力や利権に固執する一部のヒューマンでしかない事実が露呈。&br()皮肉にも戦乱を望まない大部分のヒューマンの一般市民たちから、キャストによる支配体制は歓迎された。| | | |AC0000年|&bold(){タルカス三惑星同盟締結}&br()パルム行政権の完全委譲から10年で、パルムにおけるヒューマンの混乱も沈静化すると、キャストはニューデイズとモトゥブの各代表に和平を持ち込む。&br()戦乱の原因のほとんどがヒューマン側にあったため、双方とも和平に合意。&br()そして恒久的な平和を達成させる為の絶対中立の存在である"同盟軍"の設立と、そこに一定の戦力をそれぞれの種族が供出する内容にも賛同。&br()"タルカス三惑星同盟"を締結した。&br()3種族が中心となった条約によって、一方的に得るところのないヒューマンではあったが、ほとんどのヒューマンはキャストによる支配体制を受け入れることで、ようやく500年に渡る不毛な争いの歴史に終止符を打てたことを歓迎していた。&br()&br()&bold(){ガーディアンズ設立}&br()この年には、同盟締結の方にもうひとつ重要なできごとがある。&br()それがガーディアンズの設立だ。&br()これまで戦乱に明け暮れていたグラール太陽系に平和が訪れたが、いまだ不穏な勢力は太陽系の各地に残存していた。&br()大規模な争乱などは新設された同盟軍が武力で殲滅するが、小規模な混乱は無数に生じていた。&br()そのような、同盟軍では手が回らない事例に対して機動力を発揮して迅速に対処でき、人々の暮らしと安全を守ることが可能な組織として、ガーディアンズが設立された。&br()戦争終結で行き場を失っていた大量の元軍人たちに対する格好の雇用対策となり、ガーディアンズは組織として急速に発展していくこととなる。| | | |AC0100年|&bold(){SEED事件が勃発}&br()タルカス三惑星同盟締結100周年を祝う記念式典の最中に、謎の宇宙生命体SEEDが突如襲来し、グラール太陽系に被害を与える。&br()SEEDによる汚染や原生生物の凶暴化が各惑星で広がり、同盟軍やガーディアンズが対応に追われている。| | |

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