ガレット

  • フランスの料理、菓子の名称
  • クレープ生地で肉や魚介類を巻いた料理、アーモンドクリームの入ったパイ菓子、アーモンドプードル入りのクッキーなどいくつかの料理の総称
  • 高橋が光井と駅のホームで初めて出会ったとき、自殺のイメージに捉われていた光井に対して、「美味しいガレットの作り方、教えてあげる。料理・・・得意なんでしょ?」 という言葉で、喫茶リゾナントに誘った。
  • 光井は予知能力によって、リゾナントに行くこと無く、ガレットの作り方を知った。
    高橋との出会いによって、自分の未来が変わったことも。

考察

高橋が光井に作り方を教えてあげると言ったガレットは、どのタイプのものなのだろうか。
ガレットという名称が、作品上に初めて登場したのは、『予知能力者』 でのことだったが、その際はその正体を推測させる具体的な表現は皆無に等しかった。
>料理・・・得意なんでしょ? という言葉からは、肉のクレープ巻きではないかという推測も成り立つが、初対面の女の子にいきなりそんな料理を教えるという言葉が口から出てくるだろうか。
リゾナントが喫茶店だということも考慮して、円型のクッキーであるガレット・ブルトンヌを教えるつもりだったのではないだろうか。
上記の作品の完成形といっていい 『愛佳 ─ Aika ─』にはこんな記述がある。

 >美味しいガレットの作り方、教えてあげる。料理・・・得意なんでしょ?」
ガレット? はじめて聞く言葉にとまどいを覚える 
この人の話は要点が掴めない。会話の内容がころころと変わる 
発車のベルが鳴り扉が閉まる。電車が動き出すのをじっと眺めていた 
この人を信用していいものかどうか悩んでいると、いつもの感覚が襲ってきた 
わたしが笑いながらあの人とクッキーを焼いてる 

これで判明した。
駅のホームで高橋が光井に教えてあげると言ったガレットの正体は、直径5センチ程度の少し厚めのクッキー、ガレット・ブルトンヌであると推測される。
それにしても後にリゾナントの新メニューに悲しみハンバーグ定食やクライクライエビフライ定食、遊びじゃキスしないパスタ、うええおええ丼などというとんでもないラインナップを加えて、新垣を困らせることになる高橋の口から、ガレットという言葉が出てくるとは。
もしも初対面の際、「うええおええ丼の作り方、教えてあげるがし」と言われていたら、光井は喫茶リゾナントに赴いたであろうか。