「リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第10話」



「リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第10話」は2008年7月4日から、2008年7月7日の間、インターネットの掲示板2ちゃんねるのモ娘(狼)板に開設されていたスレッドである。
そのスレタイの示す通り、モーニング娘。の36枚目のシングル「リゾナントブルー」のPVのAnother Versionからストーリーを想像した小説を中心に投稿していくスレである。
期間が指し示すように、1000レスに達することなく過去最短の期間でdat落ちしてしまった。



目次


胸囲の脅威

第1スレが立てられたときは、誰もが予想だにしなかったであろう10レス目への突入に、新スレへの移行を寿ぐ数々のコメントも、テンションが高目だった。
そしてガキさんの胸ネタの割合も。
第10話に最初の作品が投下されるまでに63レスを要しているが、その内テンプレに17レスを消費しているから、残り47レス。
その47レス中、実に20レスがガキさんの胸囲に関する話題だった。
この時期のリゾスレの勢いを支えていたのは、ガキさんの胸ネタだったと言っても、間違いではない。
但し可憐な乙女の身体の一部をネタにした代償は、やがて払うことになるのだが。



フグと金魚

記念すべき第10話の巻頭を飾ったのは、『邂逅~長雨の合間に~』 だった。
リゾナンターの治癒能力者、道重さゆみとダークネスの科学者、DRマルシェこと紺野あさ美。
リゾスレ創生期に上げられた『黄昏のDR.マルシェ』 において、二人は師弟関係を結んでいたいう設定だったが、本作での二人は面識が無いという設定で描かれている。
さゆみの通う大学に、短期入学してきたマルシェ。
二人はお互いの名前すら知らない。
事故に遭った男性を助ける為に能力を使ったことで、初めてさゆみの素性に気付いたマルシェだったが、彼女がさゆみにかけた言葉は意外にも優しくて、さゆみはかつて愛に同じような言葉をかけられた時の感情を思い出す。
題名の指し示すとおりに長梅雨の間の晴れ間にも似た一瞬の邂逅を描いた本作に、晴れやかな感情を抱いた読者も多かった。
本作のようにリゾナンターとダークネスのメンバーが偶然の邂逅を果たし、正体を明かさぬままに再会を期して別れるという設定で書かれた作品に、第21話に投下された『青い争い』がある。



蒼とぁぉ

リゾスレに投下された作品に対しては、読者からは暖かいレスが付くことが多いが、決してお座なりに好意的なレスをしているわけではない。
『邂逅~長雨の合間に~』に次いで投下された『Comrades』に対する反応は、それを証明している。
ガキさん、れいな、小春が胡散臭い豊胸エクササイズに汗を流す場面から始まった同作は、全13レスと単発作品としては多目の分量だったが、4時間以上の中休みを挟んだ事もあってか、投稿が終了してから3分と経たないうちに多くの感想が書き込まれたが、その大部分は作品の分りづらさを指摘したものだった。
作中で何度か行われる一人称と三人称の変換が混乱をもたらす点や、マルシェの策謀で喫茶リゾナントに送り込まれた“ぁぉ”こと雪野のえるに関する知識を持った人間がリゾスレには少なかったこと等。
ただしそれらのレスは作者を責めたり批判するものではなく、同作の面白さを認めた上でより面白い作品を書いてくれることを望む心情から為されたものであることは、過去ログを読んでも明らかである。
こうした作品を書いた作者に対する最低限のリスペクトがあればこそ、多くの作者がリゾスレを守る為に作品を創り出し、新しい作者を生んでいく。



幻のリゾナントブラック

『Comrades』に対する感想が続く中、ないやいのひとの『スパイの憂鬱』シリーズの新作が投下された。
前作『スパイの憂鬱4』で開催された“第259回目くらい、リゾナンター会議”における里沙の熱い主張がいまだ続いている。
戦隊と名乗るからには、実戦に出るメンバーは5人まで。 もしも願いが叶うなら私にブラックをやらせて、っていう主張を尽く却下された里沙は挫けることなく自己主張第2弾をぶつけるが…。
戦隊モノにおけるブラックに対するこだわりやリゾナンカーと称するゴーカートへの視線。
里沙の燃え滾る戦隊物魂は、『スパイの憂鬱』シリーズのバックボーンと言えよう。
同作に寄せられた感想でリゾナンカーに関する雑談が盛り上がり、2人乗りのリゾナンカーに登場した里沙の受難劇が、ないやいの人によって語られている。
小春と登場した場合とカメと登場した場合。
同乗者の違いによってどんな悲劇が里沙を見舞うのか。
その顛末は以下の通り。

180 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/07/07(月) 01:30:28.26 0
「新垣さん、行きますよ!」

「行くのはいいけど、何なのよこれ」

「見た目はゴーカート、性能はF1クラス、その名もリゾナンカー!ですよ」

「へー…」

「時間ないんですよ、早く行かないと街が大変なことに!
さ、乗ってください」

「え、小春、あんたが運転なの?」

「小春、こう見えても○リカー得意なんです、だから安心してください!」

「そういう問題じゃないからー!てか、勝手にシートベルトつけないで!」

「小春、いっきまーす!」

「え、ちょ、いやああああああああああああああああああ!」


現場に着いた頃、戦いは既に終わっていた。

―――その場に残されたのは、やたら楽しそうな小春と白目向いてヒクヒクする里沙だけであった。


185 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/07/07(月) 02:13:11.41 0
「ガキさーん。絵里ちゃん準備オッケーですよ?」
「はーい。じゃ、リゾナンカー発進!」
「ナビもバッチリです」
「かめ、曲がり角あるよ。次どっち?」
「右です」
「次はどっち?三叉路になってるよ」
「真ん中です」
「かめ、今度は?」
「・・・」
「かめってば!黙ってないで、ナビしてよ」
「えーと、今どこらへん走ってるのかなって」
「はぁ?さっきナビバッチリって言ったじゃん」
「バッチリなんですけどぉ、若干問題があってー」
「問題って何よ」
「はい。地図って上が北ですよね?」
「まあ、普通はそうだね」
「絵里、曲がったとき地図回してなかったから、今どこかわからなくなっちゃったんですけどー」
「コラー!笑い事じゃないでしょ!」
「走ってればそのうちどこか着きますって。どっしり構えていきましょうよ、ガキさーん」
「もう!あんたは余裕すぎ。地図見てて、目印に近づいたら教えなさい!いいわね」
「ふぁーい」

「ガキさーん」
「なーに」
「あのー、この線、さっきから見つかんないんですけどー」
「線?何のこと?」
「○△市と■×市の間にある、この目印に決まってるじゃないですかー」
「・・・もしかしてかめ、この線探してたの?」
「えっへん。道路を目を皿のようにして見てたんですけどー。なかったですねー。ウヘヘ」
「誰よー!かめと私組ませたのはぁあああああ!」

 --新垣・亀井チーム:現場未到着。 燃料切れでリタイア。--


リゾスレにおけるガキさんの苦労人気質は伝統芸能である。(ないやいの人談)



なにそれ?あんみつの一種?

『スパイの憂鬱』に続いてリゾスレを賑わしたのは、『憂鬱な月曜日』 だった。
舞台は楽しい休日が終わりどこか気だるい空気が漂うリゾナント。
たまたま耳にした“ガキミツ”という言葉の意味を愛佳が里沙に尋ねている。
耳慣れぬ言葉にリゾナンターの新しい作戦かと少し憂鬱になる里沙だったが、その疑問は意外なメンバーによって解消される。
だがその結果、憂鬱が晴れることは無く、むしろ増すばかりで。
まとめサイトで作品の分類にも利用されているカップリングという言葉を巧みに話の中に盛り込んだ同作は、喫茶リゾナントの平和な日常を巧みに描いている。



ガキさんの呪い

ガキさんを中心としたメンバーの胸ネタは、あるときはスレを保全して、またあるときは雑談を盛り上げ、この時期のリゾスレには欠かせないものだった。
胸ネタを書き込んでいる人間も、皆ガキさんのことが好きだったことは間違いない。
ただ少しくどすぎる一面があったのも否めない。
時に作品の投下に割り込んだり、投下しづらい空気を作り出したりもした。
うら若き乙女の肉体の一部をネタにした報いを受ける時がやって来た。
あるいは順調なスレの伸びに少し慢心していた住人への警告だったのか。

216 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/07/07(月) 19:40:17.91 O
こっちは会社のエアコンが壊れた 暑いよー
絵里風を吹かせておくれ・・・
ガキさんは涼しそうでいいな 胸のサイズを規制されてるから

217 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/07/07(月) 20:14:38.44 0
   _, ,_
||c| ・e・)|<暑さを感じられないようにしてやろうか


 >>217を最後に1時間も経たない内に、第11話はdat落ちしてしまった。
PCの、携帯の画面の前の住人は背筋が凍る思いをした夏の夜の出来事だった。