1〜14(第106話)

7
14



1


「え?修行?」

そう! まさ 修行するの

「なんでそんなことを思ったと?」

え~なんでって言われてもわかんない

「わかんないのに修行ってまさきちゃんらしいんだろうね」

さっすが~すーずきさんはまさのこと分かってる

「それでどんなことするのかな?私でよかったら手伝うけど」

鞘師さん ありがとうございます。でも、いいです

「え?どうして鞘師さんと修行したらきっと強くなれるのに」

はるなん それはまさもわかってるよ

「そうだよ 鞘師さんが自分から相手をかってでてくれたのに勿体ないとおもうな」

あゆみんはだまってて!

「まあちゃん あゆみんに失礼でしょ、謝って」

イーだ!!どぅも嫌い

「それでどんなことするんです?佐藤さん」

 ・・・これから考える (続く




2


「なにしとうと?」

あ、生田さん おはようございます

「あ、うんおはよう。それ なに?」

いひひひ ひみつです

「もしかして それって昨日言ってた」

え~なんでわかったんですか?

「いや いくらなんでもわかるっちゃろ。 そんなにたくさん木の枝もってきたら」

近所の大掃除してると思わないですか

「いやいや ここらへんにそんな大木ないから いったいどこから取ってきたと」

あっちのほうです

「いやいやいや あっちってそんな適当に言われてもわからんし あっちってあの山?」

おーう、生田さん 大正解

「いやいやいやいや 山ってまさきちゃん! あの山からリゾナントどれだけ離れているかわかっとうと」

まさなら一瞬だよ

「いやいやいやいやいや まさきちゃんならできるかもしれんけど、そんな大きな木どこに置くと?」

あ、そっか、じゃあ返してきます (続く




3


「あれ? 佐藤さん 早いですね」

小田ちゃん おはよう

「おはようございます ?? その木どうしたんですか?」

ん~まさがね、修行用にあの山から拾ってきたら 生田さんに返してきなさいって怒られた

「まあ 確かに保管する倉庫なんてリゾナントにはありませんからね 譜久村さんに相談してみたらいかがです?」

ふくぬらさんは朝 遅いからまだあってないし、いいって言わなさそうだもん

「仕方ないですね これ返しに行きましょう」

小田ちゃん 手伝ってくれるの? いい子!

「やめてくださいよ 私も佐藤さんに協力したいって思っただけですから」

でも まさ まだ何も決めてないよ

「え? じゃあほんとうに拾ってきただけなんですか?」

そうだよ

「・・・ こんな枝じゃ何もできないかと思いますけどね よいしょ 重い」

小田ちゃん 大丈夫?

「大丈夫ですよ 暑くてちょっとふらっとしただけですから フフフ、スタミナ不足ですかね?」

!! それだ 小田ちゃん!! (続く




4


「譜久村さん その袋 なんですか?」

「あゆみん 丁度よかった こっちの買い物袋もってくれる?」

「ああ、はい いいですけど。 中身って 食材??」

「うん 人参でしょ たまねぎでしょ かぼちゃに ピーマン」

「あ おいしそうな牛肉もあるじゃないですか!! 今夜はカレーですか?」

「あ これは今日の分じゃないの ウフフ」

あ~ふくぬらさん おかえりなさい あゆみんも手伝ってくれたの?

「そうよ まーちゃん」

キュパッ あゆみん 大好きだよ~

「??? ちょっと待って 何が何だか?」

「ねえ あゆみちゃん 明日 何か予定ある?」

「え? 特に・・・ありませんが」

やっほーたい! じゃあ あゆみんも参加決定だね

「な、何が? 説明してくださいよ、譜久村さん」

イヒヒ 明日からまー達で合宿だよ! キャンプしよ!!  (続




5


「あのさ、香音ちゃん、荷物多すぎじゃない?」
「そうかな?せっかくのキャンプなんだよ。トランプに花火にお菓子・・・足りないくらいだよ」

あ~すずきさん、まさにもおかしください!!

「んふふ まさきちゃん 今食べたら 夜の楽しみなくなっちゃうんだろうね」
「・・・」

あれ? さやしさんは 楽しみじゃないんですか?

「え いやいや そんなことないんだけど キャンプ場までどうやって行くのかなと思って」

それなら まさがぴょーんと皆さんを送りますよ はーい こっち来てください
1、2、3・・・8 ! よし みなさん いますね~ とうっ

「イテッ 転んじゃったよ」
「もう 里保ちゃんは相変わらず転びやすいんだから。それにしても暗いね」
「あ、ありがとう香音ちゃん。まーちゃん、ずいぶん森の中に跳んだんだね」

え? さやしさん 何言ってるんです? ここ 草原ですよ

「そ、草原って こんなに暗いのに?なんだか 夜みたいな暗さなんだけど」

おーう そのとおりですよ 今は夜の0時です

「な、何言ってるの? ほら集合は 朝の9時だって聖ちゃんが教えてくれたんだよ」
(・・・ま、まさか、ここって)

すーずきさん 時差って知ってます? アフリカは日本が朝だと夜なんですよ

(キャ、キャンプゥゥゥゥ???)  (続く




6


「ア、アフリカァァ? なに まーちゃん ふざけてるの! 危険だから 辞めようよ」

あれ どぅー びびってるの?

「そ、そんなことないって だけど 色々と大変なことあるでしょ!」
「そうですよ、パスポートとかビザの関係とか」
「いや はるなん そんなことは 今 どうでもいい」
「どうでもよくないですよ 一国民として 国際情勢に影響を与えることは」

え~ なにいってるの~ まさ わかんない

「まーちゃん とにかく 今すぐ リゾナントに戻る・・なんか 今音 しなかった」
「うん あのあたり 懐中電灯が確かあの辺だよね」

ガオッ!!

「うわああああ~ 逃げろ~」
「ねえ あれ トラ?」
「ライオン」「ライオン!!」

イシシ 4人とも元気だね~

「何 落ち着いているの まさきちゃん! 早くリゾナントに戻りましょう」

え~ まさたち5人だけ帰るの?

「そう 帰る・・・へ??? 5人」

そーだよ 譜久村さん 生田さん 鞘師さん 鈴木さんは別のところに跳ばしたの
地図を渡しておいたから 印のところで合流するの
どうする 先にまさたちだけ 帰る(ニコニコ    (続




7


「みずき! まさきちゃんの計画知ってたと?」
「そうだよ! アフリカにキャンプなんて 危険なんだろうね」
「え? え? そんなこといわれても聖も知らなかったんだよ」

「はあ、まーちゃんが計画したことだから なんか嫌な予感はしてたんだよね」
「里保ちゃん 本当にそう思ってた?」
「な なにを言ってるんだ! 当たり前じゃろうが!」
「りほ 広島弁出てると」

「それよりも まず明かりをつけて朝までどうにかしないといけないと思うんだ
 ここにまさきちゃんからもらった地図があるんだけど」
「地図? じゃあ、ここのおおよその場所の目安がつくね
 貸して、香音が懐中電灯もってるから」

「「「・・・」」」」

「世界地図ぅぅぅぅ!?」
「こんなものでどうすればいいとよ! まずこの国どこよ」
「どっちが北とかわからないんだろうね。本当に安全なの?」
「・・・危険だ、まーちゃん 恐ろしい」

「と、とりあえず 洞窟とか身を守れそうなところを」
「いや、ここはサバンナっちゃろ?そんなものなかとよ
 とりあえず、今日はえりが糸で猛獣が近づいたらわかるように結界張るけん 3人は休んでいて」
「えりちゃん居てよかった。フクちゃんいるから怪我も治せるし」
「ウフフ、里保ちゃんもいるから猛獣もなんとかなるかもしれないんだろうね」
「香音ちゃんのお菓子もあるから食事もなんとかなるかな?」

「・・・あっちの5人は大丈夫かな?」
「さあ、なんとかなるんじゃない?」




8


「小田ちゃん、私の手つかんで!!」
「あゆみん、リオン全力で走らせて!大丈夫、はるが周り見渡しているから!」

うわ~ あゆみんのリオン 速いね~ まさ 久々にのったわず

「ふふふ、これは日々の鍛練の賜物よ。サバンナを走るリオンとか格好いい!!」
「石田さん、ターザンみたいです」
「な、なぬっ?」

小田ちゃん ターザンってなあに?

「まさきちゃん ジャングルの動物達と友達になった人のことよ。リオンを操っているからそう例えたのかな」
「ライオンとトラも区別つかないのにね」
「う、うるさいな!ちょっと間違えただけじゃない、ほんの少し」

ふ~ん それでリオンでどこにいくの?

「とりあえず朝になるまで安全なところにいるほうがいいと思うから。あの洞窟とかどうかな?」
「え~洞窟?」

Doどぅ 怖いの?

「こ、怖くなんかないって。ただ蛇とかいたらイヤだなって」
「私、蛇大好きですよ。かわいいじゃないですか」
「それより、譜久村さん達は大丈夫ですかね?こんな世界地図じゃなにもできませんからね。なんでこれ渡したの?」

こんなところ来たら地図なんて意味ないなう だから修行になるの!!
まさ達がふくぬらさん達を探す修行、ふくぬらさん達はまさ達が来るまで耐えるの!
 ・・・ところで、ここどこ?

「「「「アフリカ!!!」」」」  (続く




9


「・・・えりぽん、変わろうか?」
「あ、りほ。まだ大丈夫やけん、ここはエリに任せてほしいと」
「・・・嘘つき。眠くて仕方ないに決まっているのに」
「それは里保もやろ?あんなに寝てばかりの里保がこんな時間におきとうのが不思議やね」
「・・・別に、ただ目が覚めてえりちゃんと代わってもいいかな、なんて思っただけだし」
「はいはい、ありがとう
 でもエリは本当に大丈夫やから、無理してないから、里保は寝てて」
「・・・わかった」

「よいしょっと、生田、変わるよ、お隣失礼」
「なんね香音ちゃん。別にまだ寝てていいとよ」
「え?せっかくの私の好意を無駄にする気?」
「いやいやそういうわけやないけど、エリがしっかり3人守るから香音ちゃんは休んでていいとよ」
「ふ~ん、生田ってやっぱKY」
「な、なに言おうと!!」
「アハハ、怒った、怒った!あ~あ、元気そうだから、お言葉に甘えて香音は休むね」

「えりぽん、見張り変わるよ。私の寝袋使っていいから」
「ありがとう、みずき。でも、もう少しエリ頑張るけん」
「え~えりぽん、ずっと起きているじゃない」
「大丈夫、エリはいつも戦闘態勢がモットーやし、オールには慣れとうもん」
「そっか。じゃあ、聖はまた寝るから、えりぽん、頑張ってね」
「任しとき!!」

「・・・なんて言って寝てるのはどこの誰なんだろうね」
「まあ、えりぽんらしいですし、こんなに頑張ってくれたんだから、ね」
「少しはうちらにも甘えればいいのに、えりぽんは本当に強情者や」
「里保ちゃん、顔緩んでる」
「朝だから光がまぶしいだけだよ」
「ほら、二人ともえりぽんがおきちゃうよ。静かにして、ねぎらってあげましょう
 それに・・・どうするか考えないとね。こんな湖の浮島の上からどうやって帰るかを」  (続く




10


「なんとか朝を迎えましたね、おはようございます」
「・・・おはよう」「・・・」「・・・はよう」

おはよー! あれ はるなんにあゆみにどぅは声が小さいですよ!
あいさつしないと元気になれませんよ!はい、せーの

「「「「おはようございます」」」」

よくできましたっ さあっ 今日も元気に過ごしましょう

「ちょっとまって、まーちゃん さすがに一晩中 アフリカの洞窟で危険がないか視てたから疲れたよ」
「そうです まさきちゃん わたしも疲れたから すこし休みましょう」
「ごめん 休まないとリオンも動かせないから やすませて」

んもー みんな体力ないんだから! そのための修行でしょう

「・・・まあちゃんだけでよかったんだよ、はるは一言もするって言ってないのに」

ん? Doどぅ なんか言った?オダベチカを見習って、元気だよ

「いや、私も疲れてますよ。でもやるだけのことはしないといけませんし」
「小田ちゃん、何してるの?」
「携帯の設定いじってるんですよ。GPSついているから対応しているはず、と思いまして」

え~ つまんない

「つ、つまんないって、まーちゃん 遊びじゃないんだよ!」

じゃあ、ふくぬらさん達はどうするの? あ、さっき、まさ、iPadしたけど圏外だよ

「あ・・・本当ですね。ダメみたいです。大陸の98%対応なのに」   (続く




11


「・・・えっと、えりにもわかるように説明して」
「はい。荷物はここにあります」
「それは知っています。続けてください」
「はい、寝袋は4つあります」
「はい、寝ることはできると」

「ごはんをたくための飯盒があります」
「はい」
「しかし、お米がありません」

「野菜を斬るための包丁があります」
「はい」
「しかし、野菜はありません。もちろん、お肉もありません」

「コップが4個あります」
「はい」
「しかし、飲み水は各自のペットボトルしかありません」

「お菓子はあります」
「はい」
「しかし、まーちゃんがいつのまにかジョロキア・ハバネロ入りの激辛に変えてしまいました」

「ライターはあります」
「はい」
「燃やす木がありません。この島には木がありません。」

「周りは水に囲まれています」
「はい」
「深さがどれくらいあるかわかりません。釣竿もありません。もちろん飲むのは危険です」
「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」
「「「「NOおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」  (続く




12


3時間 経ちました~ はい おきましょう!!

「すこしは体力戻ったけど、どぅは千里眼使える?」
「うん、なんとかあゆみんは?」
「・・・まだちょっときついかな?はるなんは?」
「うん、がんばれそう」

よ~し、みんなふくぬらさん達を探しに行きますよ

「佐藤さん 譜久村さんたちがどこにいるのかわかるんですか?」

え~ それを探すのが修行だから どぅとはるなん頑張って

「なんではる達が?」

どぅとはるなんでふくぬらさんの居場所を探さないと場所わからないから
まさは適当にこの辺、って飛ばしただけだから

「この世界地図のどのあたりですか?はい、なるほど、ありがとうございます。この辺り、だそうです、工藤さん」
「無理いってばっかりだよ。ふぅ、やるけど、はるなん手伝って」
「はい。いきますよ」
「・・・・」
「視えた」「私も」
「どこ?譜久村さん達はどこにいた?」
「・・・湖の上の孤島」
「は?」
「おっきな湖の上の浮島にいる」

へ~ あそこ湖の上だったんだ 暗くてみえなかったわず
これで目的地わかったし、急いでいきましょう!!
さ、まさたちもレッツゴーー!!      (続




13


「りほちゃん、なんとかならない?」
「さすがにこれだけの水を操るのは無理だよ」
「香音ちゃん、なんかいい考え浮かばない?」
「う~ん・・・難しいんだろうね、香音の透過なんて役立ちそうにないし。えりちゃんのワイヤー操作は?」
「捕まえるとかはできるかもしれんけど、ここから出るとかは無理やけん」

「じゃあ、魚を捕まえることはできるんじゃない?」
「でも、魚がみえんとえりには無理やし」
「あ、それくらいなら私に任せて。渦巻きくらいは作れるから」
「うわあ、りほちゃん、すごい、湖に大きな渦ができた。ほら、えりぽん、あそこに魚がいるよ」
「よし!今、このときにワイヤー伸びりい!!」
「ナイスキャッチだ、生田」

「・・・でこの魚どうやって食べると?」
「任せて香音がさばいてあげるから」
「さすが、香音ちゃん」

「なにしてると、里保?」
「ラ、ライターがつかなくて」
「貸して、なんやつくやん。もしかして使ったことないと?」
「そ、そんなことないって!調子が悪いだけだよ、ほら、着くから」
「里保ちゃん、どや顔する必要ないと思うんだろうね」

「では、試しにいただきます・・・」
「どうやった?」
「・・・不味い。泥みたいな味がする」
「そんな、せっかくの食料なのに、ハーブ塩さえあれば」
「いやいや、普通の食卓にない調味料出されても」
「あ~聖、まさきちゃんの能力コピーがあと1つあればなんとかなるのに」
「・・・フクちゃん、あと一つって言った?じゃあ、一回は使えるの」
「え?うん、そうだよ、でも3回しか跳べないから、4人脱出はできない」
「「「3回もできるならはやく言え!!!」」」   (続く




14


「あゆみんがんばって」「あゆみんファイト」あゆみん いけ~~「石田さん もっと頑張れるはずです!」
「ハア、ハア・・・もう疲れた。ねえ、少し休ませてよ」

え~ あゆみんもう疲れたの?まだ2時間しか経ってないよ

「まーちゃん、リオンに5人のせて、2時間サバンナを走りっぱなしなんだよ
 フルマラソンよりも長い時間かけて、長い距離走らせられてるんだからさ、少しは労わってよ」
「う~ん、それもそうですね。くどぅ、このへんで日差しはないか探してもらえる?」
「そうだね、ずっと座ってばかりではる、疲れちゃった。あっちに池があるので休みましょう」

うん! まさ、お菓子もってきたの! はい、小田ちゃんあげる

「あ、ありがとうございます。手づかみでグミですか・・・」
「まーちゃん、私にも頂戴!」

はい、あゆみんにもあげる

「・・・なにこれ?」

ヌガー

「・・・なにそれ? ??? (パクッ) !! おいしい!! これってフランスの味?」
「なんでまーちゃん、こんなにお菓子持っているの?」

ふくぬらさんのカバンに入ってたわず。まさが美味しそうだから交換したの。こっちはうぃくたさん、さやしさん、すーずきさんの!

「へ~って、こんなにあるんじゃ 譜久村さんたちの食料はどうしたの?」

サバイバルだからないよ。 でもかわいそうだからまさのおきにいりのせんべいは入れたよ。あゆみんあげる!

「ヌガーうめ~! これもいただきっ! ・・・・ひぎゃぁぁぁああああ みず~~~~」  (続く