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&bold(){892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/22(月) 22:56:55 ID:Mzz7ghaB} 妄想をSSにした1レスキャベツSS  削って削って60行に押し込めた ――――――――― 「実は、キャベツは苦手なんだ」  ふとした会話の中、澪が、そう口走った。え、なんて? 「だから、キャベツが苦手なんだ」  意味が、わからない。表面上の言葉では理解できても、頭の中ではまったく理解できない。 わたしという存在を構成する一本の柱が、音を立てて崩れていくのが聴こえた気がした。あぁ。 ダメ、ダメだ。なんだか頭が混乱してきた。足に力が入らない。これって前後不覚。   って、あ……れ……?なんか、地面が消え…・・・? 「おい!どうした、り――」 ――――  目を覚ますと、そこはわたし達のいつもの活動場所である、音楽室だった。って、もともとか。 「どうしたんだよ、律。急に倒れたりして」  ん?なんでわたし倒れたんだろ。記憶に霧がかかったように頭がぼやけている。しっかりしろ、 わたしの記憶中枢。働け頭脳。うーん、むむむ? 「えっと、何の話してたっけ?」 「キャベツの話」  ってあーーーーーっ!!思い出した! 「澪!キャベツが嫌いってどういうことだよ?!」 「嫌い、とは言ってないんだが」 「”苦手”も”嫌い”も同じだ、いくら澪でもそれは聞き捨てならないぞ!」  わたしは激怒した!かの邪知暴虐な王でさえ愛したと言われる緑黄色野菜界の首領(ドン)を 嫌うとは!が、しかし。今のわたしには澪がキャベツを嫌いな理由がわからぬ。なんで? 「なんで急に『走れメロス』なんだよっ!」  澪はちょっとだけ笑ってから、続けた。 「……小さい頃、お母さんの料理の手伝いを」  あー、はいはい。オチが読めましたよ。どうせ、キャベツ洗ってたら虫が入ってたんでしょ? 「う」  一瞬にして顔が真っ青になる澪。どうやらドンピシャのピッタンコの大当たりだったらしい。  よし、これはこの年になるまで気づかなかったわたしも悪い。だから―― 「わたしがキャベツのうまさを存分にしらせてやる!」 「えぇ?!」  そしてわたしの家で行われた『ドキッ!キャベツだらけの料理大会!キャベツもあるよ』。その 内容は自慢のキャベツ料理をえんえんと澪に食べさせる、ただこれだけである。 「律、もういい、わかったから……もう食べられない……」 「いいや、澪はわかってない、わかってないよ!わたしの何を見てきたんだ!」 「な、なんか話が飛躍しすぎじゃ……」  まったくしてないぞ!食べられないのなら無理やりにでも、口移ししてでも食べさせてやる! それが親友への思いやりってもの!おりゃぁあああ! 「えっ」 ――――  こんにちは。桜ヶ丘高校2年、平沢唯です。最近、だんだん暑くなってきて、なんだか頭が おかしくなっちゃいそうです。澪ちゃんはそんな暑さにまけちゃったのかなぁ、さっきから緑色 の物を見るたびに顔を真っ赤にしています。なにかあったのかな? 「澪ちゃん、どうしたの?さっきから」 「……」  えっと、わたしの言葉が届いてないみたい。けど、なんだか嬉しそうだから、まぁいっか。  もうすぐ夏休み。合宿、今年もあったらいいな。バーベキューとかしたいな。        (おわり) >出典 >【けいおん!】田井中律はヒゲ可愛い26【ドラム】
&bold(){892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/22(月) 22:56:55 ID:Mzz7ghaB} 妄想をSSにした1レスキャベツSS  削って削って60行に押し込めた ――――――――― 「実は、キャベツは苦手なんだ」  ふとした会話の中、澪が、そう口走った。え、なんて? 「だから、キャベツが苦手なんだ」  意味が、わからない。表面上の言葉では理解できても、頭の中ではまったく理解できない。 わたしという存在を構成する一本の柱が、音を立てて崩れていくのが聴こえた気がした。あぁ。 ダメ、ダメだ。なんだか頭が混乱してきた。足に力が入らない。これって前後不覚。   って、あ……れ……?なんか、地面が消え…・・・? 「おい!どうした、り――」 ――――  目を覚ますと、そこはわたし達のいつもの活動場所である、音楽室だった。って、もともとか。 「どうしたんだよ、律。急に倒れたりして」  ん?なんでわたし倒れたんだろ。記憶に霧がかかったように頭がぼやけている。しっかりしろ、 わたしの記憶中枢。働け頭脳。うーん、むむむ? 「えっと、何の話してたっけ?」 「キャベツの話」  ってあーーーーーっ!!思い出した! 「澪!キャベツが嫌いってどういうことだよ?!」 「嫌い、とは言ってないんだが」 「”苦手”も”嫌い”も同じだ、いくら澪でもそれは聞き捨てならないぞ!」  わたしは激怒した!かの邪知暴虐な王でさえ愛したと言われる緑黄色野菜界の首領(ドン)を 嫌うとは!が、しかし。今のわたしには澪がキャベツを嫌いな理由がわからぬ。なんで? 「なんで急に『走れメロス』なんだよっ!」  澪はちょっとだけ笑ってから、続けた。 「……小さい頃、お母さんの料理の手伝いを」  あー、はいはい。オチが読めましたよ。どうせ、キャベツ洗ってたら虫が入ってたんでしょ? 「う」  一瞬にして顔が真っ青になる澪。どうやらドンピシャのピッタンコの大当たりだったらしい。  よし、これはこの年になるまで気づかなかったわたしも悪い。だから―― 「わたしがキャベツのうまさを存分にしらせてやる!」 「えぇ?!」  そしてわたしの家で行われた『ドキッ!キャベツだらけの料理大会!キャベツもあるよ』。その 内容は自慢のキャベツ料理をえんえんと澪に食べさせる、ただこれだけである。 「律、もういい、わかったから……もう食べられない……」 「いいや、澪はわかってない、わかってないよ!わたしの何を見てきたんだ!」 「な、なんか話が飛躍しすぎじゃ……」  まったくしてないぞ!食べられないのなら無理やりにでも、口移ししてでも食べさせてやる! それが親友への思いやりってもの!おりゃぁあああ! 「えっ」 ――――  こんにちは。桜ヶ丘高校2年、平沢唯です。最近、だんだん暑くなってきて、なんだか頭が おかしくなっちゃいそうです。澪ちゃんはそんな暑さにまけちゃったのかなぁ、さっきから緑色 の物を見るたびに顔を真っ赤にしています。なにかあったのかな? 「澪ちゃん、どうしたの?さっきから」 「……」  えっと、わたしの言葉が届いてないみたい。けど、なんだか嬉しそうだから、まぁいっか。  もうすぐ夏休み。合宿、今年もあったらいいな。バーベキューとかしたいな。        (おわり) >出典 >【けいおん!】田井中律はヒゲ可愛い26【ドラム】 このSSの感想をどうぞ #comment_num2(below,log=コメント/澪のキャベツ克服大作戦!)

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