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//――――以下SS――――
&bold(){62 名前:夏色【1】[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:08:40 ID:n7Oy2YvB}
今日は久しぶりにりっちゃんに会う日だ。
高校生になって、りっちゃんは軽音部の活動でなかなか時間が取れず
僕も昨年一杯は受験勉強と、面と向かって会う事も段々少なくなっていった。
そんな彼女と今日は久しぶりの再会。実に約1年半ぶりとなる。
りっちゃんからの「いつもの場所で待っててくれ!」というメールを受け
僕は小さい頃に2人でよく遊んだ公園に足を踏み入れた。
心地よい初夏の風が顔を撫でる。僕は、あの頃の思い出にふける様に目を閉じた・・・
幼僕「あれれ、もうこんな時間だ!りっちゃん、もう帰ろうよー」
幼律「うわぁ・・・ってか、ここどこだぁ?」
幼僕「知らないよ~。りっちゃんが行こうぜって言うからついてきたんだよ・・・?」
幼律「まさか、こんな遠くまで来るとは思ってなかったからさ・・・はは・・・」
幼僕「も~、笑いごとじゃないってば~!夜にならないうちに帰ろうよ!」
あれは、僕が小学校1年生になったばかりの頃。
近所に住むりっちゃんは僕の2つ年上で、家族ぐるみでの付き合いもある言わば"幼なじみ"だ。
幼僕「う~、どこぉ?パパ・・・ママ・・・」
幼律「泣くなよぉ!わたしがパパとママの所までつれってたげるから!」
幼僕「う、うん・・・。でも、りっちゃんだって知らない所なんでしょ?」
幼律「だ、だってさ!歩かないと先には進めないぞ?ほらほら!」
幼僕「うぅ・・・おなかすいたよ~・・・」
幼律「も~、男の子だろ?泣かないの!」
どちらかと言うと気弱な男の子だった僕は、りっちゃんに手を引かれるまま
見知らぬ街のなかを手探りのまま必死に歩き続けた。
&bold(){64 名前:夏色【2】[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:09:50 ID:n7Oy2YvB}
幼僕「まだぁ・・・」
幼律「だ、大丈夫・・・大丈夫だだよ・・・!」
幼僕「ホント?このままパパにもママにも会えなくなったら・・・うわああああああん」
幼律「お、おい!泣くなってばぁ!もう、しょうがないなぁ・・・」
そう言うと、りっちゃんは僕をおんぶしてくれた。
幼僕「りっちゃん・・・りっちゃん、大丈夫?」
幼律「へーき・・・へーきだよ・・・」
幼僕「おなかすかない・・・?・・・ぐすっ・・・」
幼律「だいじょぶ・・・!」
幼僕「ぐすっ・・・さみしくない?」
幼律「さみしくなんか・・・ないもん!わたし・・・おねえさん・・・だから・・・!」
幼僕「ほんとに?・・・ぐすっ・・・」
幼律「・・・ぐすん・・・ほんと・・・ぐす・・・だよ・・・」
幼律「うえええええええええええん」
そして、結局二人して大泣きしながら夜道を歩いた。
その後は、当時その街に住んでいたりっちゃんのクラスの担任の先生に見つかってしまい
両親に迎えに来てもらう事になった。帰ってからというもの、僕は父さんにコッテリと絞られてしまった。
(めっきり会えなくなっちゃったけど・・・りっちゃん、どんな娘になってるんだろ・・・)
淡い期待と少しの緊張が僕の胸を駆け巡る。
そうこうしていると電話に着信があった。りっちゃんからだ。
律「もっしも~し!○○か?今どこにいる?」
僕「もう公園にいるよ。噴水の近くにい・・・る・・・?」
後ろから肩を叩かれた気がした。僕はスッと後ろを振り向いた。
律「おっす!元気してたか?」
あの時と全く変わらない、太陽のように明るい笑顔がそこにあった。
//――――SSここまで――――
//以下スペースにコピペしたSSの出展元記述
//――――以下出展元――――
【けいおん!】田井中律は><可愛い27【ドラム】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1245682843/
//――――出展元ここまで――――
//――――出展元書き方例――――
//【けいおん!】田井中律【ドラム】parn1
//http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1238676911/
//――――出展元書き方例ここまで――――
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&bold(){62 名前:夏色【1】[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:08:40 ID:n7Oy2YvB}
今日は久しぶりにりっちゃんに会う日だ。
高校生になって、りっちゃんは軽音部の活動でなかなか時間が取れず
僕も昨年一杯は受験勉強と、面と向かって会う事も段々少なくなっていった。
そんな彼女と今日は久しぶりの再会。実に約1年半ぶりとなる。
りっちゃんからの「いつもの場所で待っててくれ!」というメールを受け
僕は小さい頃に2人でよく遊んだ公園に足を踏み入れた。
心地よい初夏の風が顔を撫でる。僕は、あの頃の思い出にふける様に目を閉じた・・・
幼僕「あれれ、もうこんな時間だ!りっちゃん、もう帰ろうよー」
幼律「うわぁ・・・ってか、ここどこだぁ?」
幼僕「知らないよ~。りっちゃんが行こうぜって言うからついてきたんだよ・・・?」
幼律「まさか、こんな遠くまで来るとは思ってなかったからさ・・・はは・・・」
幼僕「も~、笑いごとじゃないってば~!夜にならないうちに帰ろうよ!」
あれは、僕が小学校1年生になったばかりの頃。
近所に住むりっちゃんは僕の2つ年上で、家族ぐるみでの付き合いもある言わば"幼なじみ"だ。
幼僕「う~、どこぉ?パパ・・・ママ・・・」
幼律「泣くなよぉ!わたしがパパとママの所までつれってたげるから!」
幼僕「う、うん・・・。でも、りっちゃんだって知らない所なんでしょ?」
幼律「だ、だってさ!歩かないと先には進めないぞ?ほらほら!」
幼僕「うぅ・・・おなかすいたよ~・・・」
幼律「も~、男の子だろ?泣かないの!」
どちらかと言うと気弱な男の子だった僕は、りっちゃんに手を引かれるまま
見知らぬ街のなかを手探りのまま必死に歩き続けた。
&bold(){64 名前:夏色【2】[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:09:50 ID:n7Oy2YvB}
幼僕「まだぁ・・・」
幼律「だ、大丈夫・・・大丈夫だだよ・・・!」
幼僕「ホント?このままパパにもママにも会えなくなったら・・・うわああああああん」
幼律「お、おい!泣くなってばぁ!もう、しょうがないなぁ・・・」
そう言うと、りっちゃんは僕をおんぶしてくれた。
幼僕「りっちゃん・・・りっちゃん、大丈夫?」
幼律「へーき・・・へーきだよ・・・」
幼僕「おなかすかない・・・?・・・ぐすっ・・・」
幼律「だいじょぶ・・・!」
幼僕「ぐすっ・・・さみしくない?」
幼律「さみしくなんか・・・ないもん!わたし・・・おねえさん・・・だから・・・!」
幼僕「ほんとに?・・・ぐすっ・・・」
幼律「・・・ぐすん・・・ほんと・・・ぐす・・・だよ・・・」
幼律「うえええええええええええん」
そして、結局二人して大泣きしながら夜道を歩いた。
その後は、当時その街に住んでいたりっちゃんのクラスの担任の先生に見つかってしまい
両親に迎えに来てもらう事になった。帰ってからというもの、僕は父さんにコッテリと絞られてしまった。
(めっきり会えなくなっちゃったけど・・・りっちゃん、どんな娘になってるんだろ・・・)
淡い期待と少しの緊張が僕の胸を駆け巡る。
そうこうしていると電話に着信があった。りっちゃんからだ。
律「もっしも~し!○○か?今どこにいる?」
僕「もう公園にいるよ。噴水の近くにい・・・る・・・?」
後ろから肩を叩かれた気がした。僕はスッと後ろを振り向いた。
律「おっす!元気してたか?」
あの時と全く変わらない、太陽のように明るい笑顔がそこにあった。
>出典
>【けいおん!】田井中律は><可愛い27【ドラム】