けいおん!クエスト 目覚め-律編(ep2)

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律「ん…っ…あ、熱っ!砂?てか砂漠!?ここは一体…!みんなは!?」 律が目を覚ますと、どこかで見た世界が広がっていた。 そう、ここはゲームの中。 グランディス大陸の東、砂漠の町サバン。 ジン「おい、お前ここいらじゃ見かけねぇ顔だな」 律「うわっ!びっくりしたー。そんなことよりここどこだよ!?あんたは誰!?」 ジン「俺の名はジン。ここ、砂漠の町サバンの長だ。」 律「サバン?どっかで…あーっ!ゲームに出てくる町の名前!」 ジン「何を言っている?とりあえず町まで来い。俺のラクダの後ろに乗れ。」 律「お、おう」 ラクダは律をサバンへと運んだ。 ジン「さてと。お前が一体誰なのか、なぜあんなところに倒れていたのか、聞かせてもらおう。」 律「私は律。桜高の軽音部の部長で、えっと…唯の家でみんなでゲームしてたんだ。そしたらラスボスの魔王と目が合って…」 ジン「!!魔王だと…?お前、一緒に魔王と戦っていた仲間の人数は!?」 律「あ、ああ。私含めて5人だ。魔王と戦ってるうちにみんなテレビの画面に吸い込まれちまって…気づいたらこんなとこに…とりあえずみんなを探したいんだ!どうすればいい?」 ジン「5人…予言の…まさか…な」 律「お、おい予言とかなんとかって何だよ」 ジン「いや、なんでもない。お前の話はわかった。ここから南に行くと港町スーベリアがある。俺達の町はスーベリアに鉱石を売って生計を立てている。間もなく出発するキャラバンにお前も加えてやろう。スーベリアに行けば何か情報が掴めるかもしれん」 律「そうか、ジン、ありがとう!」 ジン「それから…こいつを持って行け。女が丸腰じゃ危険だ。」 律「うわー…女の子にしてみればけっこうでかい剣だな。」 ジン「俺の護身用だ。見た目よりずっと軽い。振ってみろ。」 律「ほんとだ、軽いな。んじゃあそれっぽく構えて…おりゃっ!!」 ジン「ふ…初めてにしてはなかなかの太刀筋だ。元の世界に戻れるといいな」 律「こいつで魔王をぶった切りゃきっと帰れるって!じゃあなジン!サンキュー!」 律「ふー疲れたっ!ラクダより電車がいいよなぁ~って無理か…」 律はサバンより南、港町スーベリアに着いた。 律(とりあえず町の人に話を聞いてみるか…)「すいませーん」 老婆「あんたっ、ちょっとこっちにきな!さぁ早く!」 言われるがまま、律は老婆について行く。町の外れの暗がりで、老婆は話し始めた。 老婆「あんた…この町の娘じゃないね。心してお聞き。今晩、この若い娘が生贄としてビーストキングダムに連れて行かれるんじゃ」 律「いっ生贄!?」 「ほれ、港の南の方…あの島じゃ。若い娘が獣帝ライデンの生贄として捧げられるのじゃ…。奴は半獣半人の化け物達の王じゃ。生贄を捧げなければこの町は一晩で海の藻屑と化す…。悪いことは言わん、キャラバンと一緒に引き返すがええ…」 律(もし澪がこの町に飛ばされていたら…いや澪だけじゃない!みんなが生贄としてビーストキングダムに連れられていったかもしれない!)「お婆さん、私を船に乗せて!仲間が危ないかもしれないの!」 老婆「なんと…まぁ好きにするがよい。お前さんの瞳はわしらが忘れてしまった輝きで満ちておる。ただし…命の保証はできんぞ」 律「それでもいい!」 老婆「威勢のいい娘じゃの、ほっほっ。今のうちに船に忍び込むといい」 律「ありがとう!元気でな!」 律はビーストキングダム行きの船へと忍び込んだ。 船は不気味な汽笛を鳴らし、一路ビーストキングダムへ。 [[エピソード3・目覚め-紬編>けいおん!クエスト エピソード3・目覚め-紬編]]
律「ん…っ…あ、熱っ!砂?てか砂漠!?ここは一体…!みんなは!?」 律が目を覚ますと、どこかで見た世界が広がっていた。 そう、ここはゲームの中。 グランディス大陸の東、砂漠の町サバン。 ジン「おい、お前ここいらじゃ見かけねぇ顔だな」 律「うわっ!びっくりしたー。そんなことよりここどこだよ!?あんたは誰!?」 ジン「俺の名はジン。ここ、砂漠の町サバンの長だ。」 律「サバン?どっかで…あーっ!ゲームに出てくる町の名前!」 ジン「何を言っている?とりあえず町まで来い。俺のラクダの後ろに乗れ。」 律「お、おう」 ラクダは律をサバンへと運んだ。 ジン「さてと。お前が一体誰なのか、なぜあんなところに倒れていたのか、聞かせてもらおう。」 律「私は律。桜高の軽音部の部長で、えっと…唯の家でみんなでゲームしてたんだ。そしたらラスボスの魔王と目が合って…」 ジン「!!魔王だと…?お前、一緒に魔王と戦っていた仲間の人数は!?」 律「あ、ああ。私含めて5人だ。魔王と戦ってるうちにみんなテレビの画面に吸い込まれちまって…気づいたらこんなとこに…とりあえずみんなを探したいんだ!どうすればいい?」 ジン「5人…予言の…まさか…な」 律「お、おい予言とかなんとかって何だよ」 ジン「いや、なんでもない。お前の話はわかった。ここから南に行くと港町スーベリアがある。俺達の町はスーベリアに鉱石を売って生計を立てている。間もなく出発するキャラバンにお前も加えてやろう。スーベリアに行けば何か情報が掴めるかもしれん」 律「そうか、ジン、ありがとう!」 ジン「それから…こいつを持って行け。女が丸腰じゃ危険だ。」 律「うわー…女の子にしてみればけっこうでかい剣だな。」 ジン「俺の護身用だ。見た目よりずっと軽い。振ってみろ。」 律「ほんとだ、軽いな。んじゃあそれっぽく構えて…おりゃっ!!」 ジン「ふ…初めてにしてはなかなかの太刀筋だ。元の世界に戻れるといいな」 律「こいつで魔王をぶった切りゃきっと帰れるって!じゃあなジン!サンキュー!」 律「ふー疲れたっ!ラクダより電車がいいよなぁ~って無理か…」 律はサバンより南、港町スーベリアに着いた。 律(とりあえず町の人に話を聞いてみるか…)「すいませーん」 老婆「あんたっ、ちょっとこっちにきな!さぁ早く!」 言われるがまま、律は老婆について行く。町の外れの暗がりで、老婆は話し始めた。 老婆「あんた…この町の娘じゃないね。心してお聞き。今晩、この若い娘が生贄としてビーストキングダムに連れて行かれるんじゃ」 律「いっ生贄!?」 「ほれ、港の南の方…あの島じゃ。若い娘が獣帝ライデンの生贄として捧げられるのじゃ…。奴は半獣半人の化け物達の王じゃ。生贄を捧げなければこの町は一晩で海の藻屑と化す…。悪いことは言わん、キャラバンと一緒に引き返すがええ…」 律(もし澪がこの町に飛ばされていたら…いや澪だけじゃない!みんなが生贄としてビーストキングダムに連れられていったかもしれない!)「お婆さん、私を船に乗せて!仲間が危ないかもしれないの!」 老婆「なんと…まぁ好きにするがよい。お前さんの瞳はわしらが忘れてしまった輝きで満ちておる。ただし…命の保証はできんぞ」 律「それでもいい!」 老婆「威勢のいい娘じゃの、ほっほっ。今のうちに船に忍び込むといい」 律「ありがとう!元気でな!」 律はビーストキングダム行きの船へと忍び込んだ。 船は不気味な汽笛を鳴らし、一路ビーストキングダムへ。 [[目覚め-紬編(ep3)>けいおん!クエスト 目覚め-紬編(ep3)]]

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