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一人で海を眺めていた 誰もいないバルコニーで 朝日が海に反射して私の目を突き刺す このまま吸い込まれそうな気がした。少し早く起きてしまった合宿2日目の朝 背後から窓が開く音 澪が目を擦りながら歩み寄ってきた 「おはよ・・・珍しく早いな。」 「目ぇ覚めちゃってさ。ほら、朝日が綺麗。」 澪は私の顔を見て少し笑って 「ふふ・・・景色に浸るなんて珍しいな。」 「いいだろ?私だって女の子だぞ!」 笑いながら私の横に腰掛ける澪 「昨日は梓・・・楽しそうに遊んでたな。」 「うん・・・初めて見たよ、梓のああいう笑顔さ・・・」 少し間をおいて、こんなことを聞いてみた 「私さ・・・部長、しっかりやれてるかな」 「・・・う〜ん、マヌケで・・・ドジで・・・おっちょこちょいで・・・」 澪の憎まれ口。でも、少しも腹が立たない。だって、大体その後は決まって・・・ 「でも、そんな部長でも・・・今は皆の頼りだよ。」 「・・・そりゃどうも!」 褒めてくれるんだ。飴と鞭ってやつか・・・でも、どっちも私にとっては・・・甘すぎるくらいの飴。 ほっぺたが落ちちゃいそうだ 「もっかい寝よっと!」 「・・・私もそうするかな」 澪の言葉全部が、私にとっては飴・・・全部頬張ってしまいたい 甘くて・・・優しくて・・・暖かい。 「・・・澪?」 「なに?律」 部屋に戻ろうと歩き始めた澪が振り向く 私は少し背伸びをして、振り向いた澪の唇に自分の唇を重ねてみた 「んっ・・・・はぁっ」 「ん・・・えへへ・・・甘くて・・・美味しい。」 澪の綺麗に整った顔が次第に赤くなっていく。可愛いなあ・・・ 「・・・もう、バカ律!」 へへ・・・バカって言われちゃった。 でも、やっぱり嬉しい それに ちょっとバカなくらいが一番良いんだよ  今は・・・真剣な恋はしたくない・・・バカな恋でいい 澪だけが、私を真剣に愛してくれて、私は適当に澪を愛したい わがままでいたい 毎日澪の日記に顔を出したい 毎日澪のニュースでありたい  澪に迷惑をかけてるのが、楽しくてしょうがない 澪にはいつも、私のことを考えていてほしい 病気なんじゃないかな・・・澪が大好きだ。ホントは適当じゃなくて、 真剣に愛しちゃってるのかな? 澪のこと・・・ そんなこと思っていると、つい澪で遊びたくなった サンダルを脱いで部屋に入ると同時に、澪の使っていた布団に寝っ転がる 「澪ぉ・・・一緒にねよぉ?」 殴られるか、首根っこ掴んで投げ飛ばされるか、背中か腹を蹴られるか 色々予想してたけど、返事は予想外だった 「ふー、しょーがないなあ。おこちゃま律!」 (おっ!) 澪が私の横に寝っ転がって、タオルケットを二人の体が入るようかけた 「じゃ、おやすみ・・・律。」 「うん・・・おやすみ・・・」 こちらを向いて、手を繋ぎながら、澪は目を瞑った 大きくて、ひんやりした、暖かい手・・・ あーあ、大好きだ・・・澪が・・・ >出展 >【けいおん!】田井中律は焼き餅可愛い60【ドラム】 このSSの感想をどうぞ #comment_num2(below,log=コメント/わがままりっちゃん)

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