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SS/短編-けいおん!メンバー/澪/夜空のムコウ」(2009/07/15 (水) 20:19:48) の最新版変更点

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//以下スペースにSSをコピペ //――――以下SS―――― &bold(){133 名前:夜空ノムコウ ◆tsGpSwX8mo [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 14:50:22 ID:nxjU2fgT} ねぇ、悲しみっていつかは消えてしまうものなのかな・・・ ―ある冬の日の放課後― 律「こうして澪と二人だけで帰るのも久しぶりだなー。」 澪「ああ、今日はみんなそれぞれ用事で忙しそうだったし。」 律「うっわー、この公園変わってねーなー。んーっ!さみー!」 澪「まったく、あんたも変わってないけどね。」 律「なんだとぉ!そんな事言う奴にはお仕置きだー!くらえぃ!。」 澪「あははははは、くすぐったいからやめろ律ーーー。」 律「じゃあ、許して下さいかわいいかわいい律様っていったら許してやるよ、うりうりぃ。」 澪「わ、わかった、言う言います、ひっ、許して、ひっ、かわいいかわいい律、あふっ、様ーー。」 律「よーし、これぐらいにしといてやろう。」 澪「ふー、そういうとこほんっとに変わんないよね。」 律「まあな!」 澪「誇らしげな顔をするな!」 律「それよりさ、あたし達の未来ってどんなふうになってんのかな・・・。」 先程までのいつもの律ではなく、いつになく真剣な顔で律は口を開いた。 &bold(){142 名前:夜空ノムコウ ◆Mjk4PcAe16 [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 15:33:44 ID:nxjU2fgT} 澪「うーん、考えたこともないけど、とりあえず音楽は続けていたいとは思う・・・かな。」 律「そうだよな、今だけしかしないのはなんか寂しいもんな。」 澪「・・・うん。」 静かな会話の中、人の少ない公園のフェンス越しからはただ、冬の風が吹き抜けていた。 律「もしさ、もしもだよ?あたしに何かあったら軽音部のみんなの事・・・頼むな。」 澪「大丈夫、律にもしもなんてあるわけないんだから。」 律「なんだとぉ、あるかもしれないだろー、突き指とか。」 澪「おいおい、突き指ぐらいで私に全部お願いって・・・。」 少しだけ律の表情がいつもの顔になったが、すぐにまた真剣な顔に戻った。 &bold(){149 名前:夜空ノムコウ ◆lnkYxlAbaw [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 16:43:17 ID:nxjU2fgT} 律「でもさ、マジであたしの代わりにみんなをまとめられるのって澪しかいないと思うんだよね。だから・・・さ、頼むな。」 澪「・・・わかったよ。」 そう言うと澪は律の手を握った。律もその手を握り返したのと同時に口を開いた 律「あのさ、澪・・・。」澪「何?」 律「ううん、なんでもない。」 澪「そっか・・・。」 律「しっかし寒いなー!澪もう帰ろうぜ!」 またいつもの調子で律は喋りだした。 澪「うん、帰ろう。」 律「じゃあ家まで競走な!よーい、ドーン!」 二人は走りながら家路へと帰った。最後の最高の笑顔で・・・。 &bold(){154 名前:夜空ノムコウ[sage] 投稿日:2009/06/15(月) 17:58:39 ID:nxjU2fgT} 翌日の朝、律は交通事故に遭い死亡した。それはあまりにも突然の死であった・・・ ―事故死から2ヶ月後― 澪「律がいなくなってから今日でちょうど2ヶ月だね。」 澪は一人部室に飾ってある律の写真に語りかけていた 澪「なんて言うかさ、死んだ理由もあんたらしくてさ、道路に飛び出した子猫を助けるために飛び込んでトラックに轢かれたって。」 澪「あんたは知らないだろうけど即死だったんだよ?笑っちゃうよね・・・、律らしいなって。」 澪は部室の窓をそっと開けた。あの日と同じ冬の風の匂いがした。 澪「ねぇ、律。悲しみっていつかは消えるものなのかな?・・・ごめん、わかんないか。」 澪「今ね、あんたとの約束守ってちゃんと部長やってるよ。毎日大変だけどしっかりやってるつもり。」 澪は一つため息をついた。冬の寒さでため息は白く色づいていた。そして一呼吸おき話を続けた。 澪「でもね、私自信無いんだ。律の代わりになれてるのかなって。そう簡単に全部が上手くいかないみたいだから。」 澪「あー、もう真っ暗だ。じゃあそろそろ帰るね、律。また・・・明日な。」 澪はそう言うと部室をあとにした。外はあの日と変わらない夜空。そして、その夜空のむこうにはもう明日が待っている。 END [[OTHER STORY>夜空のムコウ -OTHER STORY-]] >出典 >【けいおん!】田井中律は冷ピタ可愛い23【ドラム】
//以下スペースにSSをコピペ //――――以下SS―――― &bold(){133 名前:夜空ノムコウ ◆tsGpSwX8mo [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 14:50:22 ID:nxjU2fgT} ねぇ、悲しみっていつかは消えてしまうものなのかな・・・ ―ある冬の日の放課後― 律「こうして澪と二人だけで帰るのも久しぶりだなー。」 澪「ああ、今日はみんなそれぞれ用事で忙しそうだったし。」 律「うっわー、この公園変わってねーなー。んーっ!さみー!」 澪「まったく、あんたも変わってないけどね。」 律「なんだとぉ!そんな事言う奴にはお仕置きだー!くらえぃ!。」 澪「あははははは、くすぐったいからやめろ律ーーー。」 律「じゃあ、許して下さいかわいいかわいい律様っていったら許してやるよ、うりうりぃ。」 澪「わ、わかった、言う言います、ひっ、許して、ひっ、かわいいかわいい律、あふっ、様ーー。」 律「よーし、これぐらいにしといてやろう。」 澪「ふー、そういうとこほんっとに変わんないよね。」 律「まあな!」 澪「誇らしげな顔をするな!」 律「それよりさ、あたし達の未来ってどんなふうになってんのかな・・・。」 先程までのいつもの律ではなく、いつになく真剣な顔で律は口を開いた。 &bold(){142 名前:夜空ノムコウ ◆Mjk4PcAe16 [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 15:33:44 ID:nxjU2fgT} 澪「うーん、考えたこともないけど、とりあえず音楽は続けていたいとは思う・・・かな。」 律「そうだよな、今だけしかしないのはなんか寂しいもんな。」 澪「・・・うん。」 静かな会話の中、人の少ない公園のフェンス越しからはただ、冬の風が吹き抜けていた。 律「もしさ、もしもだよ?あたしに何かあったら軽音部のみんなの事・・・頼むな。」 澪「大丈夫、律にもしもなんてあるわけないんだから。」 律「なんだとぉ、あるかもしれないだろー、突き指とか。」 澪「おいおい、突き指ぐらいで私に全部お願いって・・・。」 少しだけ律の表情がいつもの顔になったが、すぐにまた真剣な顔に戻った。 &bold(){149 名前:夜空ノムコウ ◆lnkYxlAbaw [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 16:43:17 ID:nxjU2fgT} 律「でもさ、マジであたしの代わりにみんなをまとめられるのって澪しかいないと思うんだよね。だから・・・さ、頼むな。」 澪「・・・わかったよ。」 そう言うと澪は律の手を握った。律もその手を握り返したのと同時に口を開いた 律「あのさ、澪・・・。」澪「何?」 律「ううん、なんでもない。」 澪「そっか・・・。」 律「しっかし寒いなー!澪もう帰ろうぜ!」 またいつもの調子で律は喋りだした。 澪「うん、帰ろう。」 律「じゃあ家まで競走な!よーい、ドーン!」 二人は走りながら家路へと帰った。最後の最高の笑顔で・・・。 &bold(){154 名前:夜空ノムコウ[sage] 投稿日:2009/06/15(月) 17:58:39 ID:nxjU2fgT} 翌日の朝、律は交通事故に遭い死亡した。それはあまりにも突然の死であった・・・ ―事故死から2ヶ月後― 澪「律がいなくなってから今日でちょうど2ヶ月だね。」 澪は一人部室に飾ってある律の写真に語りかけていた 澪「なんて言うかさ、死んだ理由もあんたらしくてさ、道路に飛び出した子猫を助けるために飛び込んでトラックに轢かれたって。」 澪「あんたは知らないだろうけど即死だったんだよ?笑っちゃうよね・・・、律らしいなって。」 澪は部室の窓をそっと開けた。あの日と同じ冬の風の匂いがした。 澪「ねぇ、律。悲しみっていつかは消えるものなのかな?・・・ごめん、わかんないか。」 澪「今ね、あんたとの約束守ってちゃんと部長やってるよ。毎日大変だけどしっかりやってるつもり。」 澪は一つため息をついた。冬の寒さでため息は白く色づいていた。そして一呼吸おき話を続けた。 澪「でもね、私自信無いんだ。律の代わりになれてるのかなって。そう簡単に全部が上手くいかないみたいだから。」 澪「あー、もう真っ暗だ。じゃあそろそろ帰るね、律。また・・・明日な。」 澪はそう言うと部室をあとにした。外はあの日と変わらない夜空。そして、その夜空のむこうにはもう明日が待っている。 END [[OTHER STORY>夜空のムコウ -OTHER STORY-]] >出典 >【けいおん!】田井中律は冷ピタ可愛い23【ドラム】 このSSの感想をどうぞ #comment_num2(below,log=コメント/夜空のムコウ)

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