監督「4、3…」唯「とりあえず軽音部って所に入ってみました!」 第4章

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唯「いよいよ明日はライブシーンだね」 律「できることはやったべ」 澪「…」 紬「大丈夫…」 澪「当たり前よ。誰に言ってるの」 律「流石は自称若手No.1だな」 澪「田舎者を演じさせたら右に出る者がいないあんたに誉めてもらえて光栄だわ」 唯「ケンカしないケンカしない!時間がもったいないよ!もう一回練習しよ!」 AD「次文化祭のシーンいきまーす」 和「唯」 唯「和先輩、お久しぶりです」 和「合宿の撮影では色々あったみたいね」 唯「えへへ、そのおかげで秋山さんと少し仲良くなれた気がします」 和「へーあの子と。それにあなた自身一皮剥けたように見えるわ」 唯「ありがとうございます」 和「おっと、始まるみたいね、ライブ撮影頑張って」 唯「はい!」 唯(和さんは相変わらずいい人だけどやっぱり制服姿がきついなぁ) 監督「オバケ屋敷前のシーン、アクション!」 律「唯、まだ声治らないなぁ…そうだ!ごっつぁんですって言ってみてよ!」 唯「ごっつぁんです!」 唯「稽古は本場所の如く!」 律「相撲は国技じゃないっす!格闘技っす!」 唯「相撲に勝って勝負に負けるとはこういうことかいな~!」 唯、律「どすこい!どすこい!」 監督「カーット!いいねぇ!今までの撮影で一番良かったよ!」 唯、律(死にたい…) 澪「平沢唯役じゃなくて本当に良かったわ」 監督「音楽室シーン、アクション!」 ガチャ 律「待たせたぁ澪ぉ!」 紬「一人にしてごめんなさい」 唯「私も練習するよー」 澪「みんな…遅いぞっ」 監督「カーット!次は第1話用の演奏シーンの撮影だ」 澪「いよいよね」 紬「これは前座…本番は体育館でのライブ…」 澪「ふん、わかってるわよ。こんなのただの肩慣らしなんだから」 律「手ぇ震えてるくせに」 澪「煩いわね田舎猿!さっさとドラム位置に付きなさいよ!」 澪「一発で決めるぞ」 律「あったりめぇだ」 唯(みんな、頑張って!) 監督「5秒前、4、3…」 律「1、2、3、4」 ♪~ 唯「はぁ~っ!」パチパチ 律「えへへ、どうだった?」 唯「なんていうか、すごく言葉にしにくいんだけど…」 唯「すっごくうまかったよ!」 律「バッサリだぁ…あ?」 監督「カーット!平沢ぁ!」 唯「あ、ごめんなさ~い!つい…」 澪「ふふっ、やれやれ」 AD「次は体育館へ荷物を運ぶシーンでーす」 監督「5秒前、4、3…」 唯「ふっぐ、うぅう…重い…」ヨロヨロ 紬「♪」スタスタ 唯「あぁん…」ヨロヨロ 紬「♪」スタスタ 唯「あ、汗ひとつかかずに…!?」 紬「しゃらんらしゃらんらー♪」 監督「カーット!オッケー」 律「唯すげぇな。持ってる物が本当に重そうに見えるだよ」 澪「ないものをあるように見せる演技はとても難しい。悔しいけど唯の演技は本物だわ。あんたも見習いなさい」 AD「ライブ前の音楽室シーンでーす」 監督「5秒前、4、3…」 ガチャ 澪「機材運び終わったー?」 律「お、なんか落ち着いてんな!あんなにボーカルするの嫌がってたのに」 澪「そんな子供じゃないんだし。いつまでも動揺していられないわよ」ガクガクブルブル 唯律紬「めちゃめちゃ動揺してるし」 監督「カーット!オッケー」 澪「いたっ…」 唯「秋山さん、どうしたの?」 澪「いいや、なんでもない…」 唯「?」 律「次はいよいよわだすの見せ場だな」 唯「秋山澪を元気付けるシーンだね!」 律「ふふふ、わだすも昨日監督に付きっきりで指導してもらっただ。成果を見せる時だべ」 澪「精々頑張りな」 律「ふふん、口をあんぐりさせてやるだよ」 監督「田井中、準備はいいな?本番5秒前、4、3…」 律「みなさーん!こんに」 ~省略されました~ 唯「いよいよライブシーンだよ」 紬「ん…」コクッ 澪「ミスしないでよね」 律「これだけ練習しただ。一発で決めるだよ」 AD「衣装に着替えてくださーい!」 律「ええ!これ着るだか!?」 澪「早く着なさいよ。うるさいわね」 律「芝居の中ではこの服着るの嫌がってるくせに…」 澪「ふん、田舎猿は袖なしの洋服なんか着たことないから恥ずかしいのかもねー」 律「なんだと!」 澪「田舎じゃあモンペにホッカムリが普段着なんでしょ?ダッサーい」 律「言わせておけば!」 唯「ちょっと二人とも本番前だよ!」 律「こいつ、最近はいい奴になったかと思ってたけどヤッパリ性格悪すぎるだよ!このひねくれもの!」 澪「ふん」 紬「なんであんなことを言う…」 澪「うるさい。ちょっとからかっただけじゃない」 紬「本番前なんだから心をひとつにしなければいけない…」 澪「言われなくてもわかってるっての。頼むから黙ってよ」 紬「なんでそんなに気が立ってる…?手も震えてる…」 澪「緊張してるだけよ。もう私に構わないで」 紬(緊張だけであんなに手が震えるわけない…) AD「ライブシーン本番いきまーす」 唯「一回で決めようね!」 律「らじゃあだべ!」 紬「頑張る…」 澪「…」 監督「5秒前、4、3…」 律「1、2、3」 ♪~ 澪「きゃうっ!」 律唯紬「!?」 監督「ストップストップ。どうした秋山」 律「勘弁してほしいだよー秋山さん。一流の女優なんだからさぁ」 澪「い、痛い…」 紬「…!」 紬「ちょっと袖捲って…」 澪「あっ!」 紬「は、腫れてる…」 唯「秋山さんこれは一体…」 監督「腱鞘炎か…?」 澪「…」 監督「ベース練習しすぎたんだろう秋山!」 律「!」 唯「でも腱鞘炎でどうやって今まで演奏を…」 紬「痛み止を打っていた…?」 監督「なんで早く言わなかったんだ…練習もやりすぎるなと言っただろう!」 澪「私だけスタートが遅かったから…少しでも練習しないと…」 律「だからってこんなになるまで…監督!今日の撮影は中止だべ」 澪「それはダメだ!」 澪「今まで痛み止を打っていたのは何のためだと思ってるのよ。この日のためよ!練習も痛み止も無駄にしたくない!」 律「だども…」 唯「私からも中止をお願いします。残念だけどこうなっては後から音を入れるしか…」 監督「うむ…」 澪「テーピングだ…」 律「え?」 澪「テーピングを持ってきて!」 澪「テーピングでガチガチに固めて!そうすれば一曲くらい弾けるわ!」 唯「ダメだよ!これ以上ひどくなったら取り返しがつかないよ!監督、中止の指示を」 監督「やむを得ない…今回は…」 紬「お願いします…一曲だけ弾かせて下さい…!」 唯「ムギちゃん!?」 律「わだすからもお願いだ!秋山さんにチャンスをやってけれ!」 澪「二人とも…」 律「秋山さんは最初はサボってて一番へたくそだったけど…」 紬「練習の時は毎日居残りしていた…深夜まで…」 律「その時間を無駄にさせたくねぇだよ!秋山さんの願い叶えてやってけれ」 澪「お願いします…」ポロポロ 唯「そんな…ダメ、ダメだよ…」 監督「…」 監督「チャンスは一回だ。失敗したら音を重ねる。いいな」 澪「は、はい!ありがとうございます」ポロポロ 律「一発でいけるだか?」 澪「私を誰だと思ってるの?」 紬「痛くないの…?」 澪「痛いに決まってるでしょ」 唯「秋山さん…」 澪「なんであんたが腱鞘炎みたいな顔してんのよ。あんたのライバルが痛みで演技に集中できないのよ?差をつけるチャンスじゃない」 唯「そんなこと…」 澪「いいから、あんたは自分の仕事をこなしなさい。ほら、散った散った」 紬「名役者…」 澪「当たり前でしょ」 紬「カメラも回ってないのに監督の前で泣きの演技なんて…」 澪「痛いのは本当よ。それに自分で演奏したいっていうのも本当だしね」 紬「恐れ入る…」 澪「私の演技を見破るあんたに恐れ入るわよ。ほら、無駄話は終わり」 紬「頑張って…」 澪「ええ」 監督「5秒前、4、3…」 澪「やっぱりダメだ…!」 唯「澪ちゃん」 唯「みんな、澪ちゃんが頑張って練習してたの知ってるから」 澪(本当に柄にもなく、頑張っちゃったわよ。あんたのおかげでね) 律「そうだよ、澪」 澪(あんたはいちいち猿みたいにうるさいのよ。まぁ私に食ってかかる奴なんて久しぶりだったから退屈しなかったわ) 紬「澪ちゃん」 澪(あんたは周りに興味なさそうな顔して、本当は一番みんなのことを考えてたわね。そういうところ、嫌いじゃなかったわ) 唯「絶対大丈夫だよ!頑張ろう!」 唯(秋山さん、あなたはやっぱり私の尊敬する秋山さんです) 律「1、2、3」 ♪~ ジャジャジャジャジャーン 律(よっしゃあ!) 唯(秋山さん!) 紬(さすが名女優) 澪(決まった。やっぱり私がNo.1よ!) エキストラ「パチパチパチ」 澪「みんな、ありがとぉー!」 澪(あとは帰るだけ。すぐに病院に行こう) グイッ 澪「はっ!?」 ビターン 紬「!?」 AD「か、監督…!」 監督「しっ!止めるな!止めたらあの演奏が無駄になる!」 澪「いたた…」 エキストラ「えっ」 澪「えっ」 唯「パンツが…」 律「丸見えだべ…」 澪「い、い、いやーーー!」 監督「カーット!オッケー!」 澪「監督!演奏する振りでいいので撮り直しましょう!」 監督「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」 澪「そういうのいいです。撮り直しを要求します」 律「さすが自称No.1女優だべ。あんなサービスまでするだなんて」 澪「煩い猿。監督、撮り直しを」 紬「最後まで計算しつくされた演技…素晴らしい…」 澪「黙れ根暗。お願い、唯からもなんとか言って!」 唯「私ができないことを簡単にやってしまうなんて…秋山さんと共演できて光栄です!」 澪「い、いやーーー!」 ライブ回放送後、秋山澪ファンクラブの会員数が激増したという…。 [[第5章>URL]]
唯「いよいよ明日はライブシーンだね」 律「できることはやったべ」 澪「…」 紬「大丈夫…」 澪「当たり前よ。誰に言ってるの」 律「流石は自称若手No.1だな」 澪「田舎者を演じさせたら右に出る者がいないあんたに誉めてもらえて光栄だわ」 唯「ケンカしないケンカしない!時間がもったいないよ!もう一回練習しよ!」 AD「次文化祭のシーンいきまーす」 和「唯」 唯「和先輩、お久しぶりです」 和「合宿の撮影では色々あったみたいね」 唯「えへへ、そのおかげで秋山さんと少し仲良くなれた気がします」 和「へーあの子と。それにあなた自身一皮剥けたように見えるわ」 唯「ありがとうございます」 和「おっと、始まるみたいね、ライブ撮影頑張って」 唯「はい!」 唯(和さんは相変わらずいい人だけどやっぱり制服姿がきついなぁ) 監督「オバケ屋敷前のシーン、アクション!」 律「唯、まだ声治らないなぁ…そうだ!ごっつぁんですって言ってみてよ!」 唯「ごっつぁんです!」 唯「稽古は本場所の如く!」 律「相撲は国技じゃないっす!格闘技っす!」 唯「相撲に勝って勝負に負けるとはこういうことかいな~!」 唯、律「どすこい!どすこい!」 監督「カーット!いいねぇ!今までの撮影で一番良かったよ!」 唯、律(死にたい…) 澪「平沢唯役じゃなくて本当に良かったわ」 監督「音楽室シーン、アクション!」 ガチャ 律「待たせたぁ澪ぉ!」 紬「一人にしてごめんなさい」 唯「私も練習するよー」 澪「みんな…遅いぞっ」 監督「カーット!次は第1話用の演奏シーンの撮影だ」 澪「いよいよね」 紬「これは前座…本番は体育館でのライブ…」 澪「ふん、わかってるわよ。こんなのただの肩慣らしなんだから」 律「手ぇ震えてるくせに」 澪「煩いわね田舎猿!さっさとドラム位置に付きなさいよ!」 澪「一発で決めるぞ」 律「あったりめぇだ」 唯(みんな、頑張って!) 監督「5秒前、4、3…」 律「1、2、3、4」 ♪~ 唯「はぁ~っ!」パチパチ 律「えへへ、どうだった?」 唯「なんていうか、すごく言葉にしにくいんだけど…」 唯「すっごくうまかったよ!」 律「バッサリだぁ…あ?」 監督「カーット!平沢ぁ!」 唯「あ、ごめんなさ~い!つい…」 澪「ふふっ、やれやれ」 AD「次は体育館へ荷物を運ぶシーンでーす」 監督「5秒前、4、3…」 唯「ふっぐ、うぅう…重い…」ヨロヨロ 紬「♪」スタスタ 唯「あぁん…」ヨロヨロ 紬「♪」スタスタ 唯「あ、汗ひとつかかずに…!?」 紬「しゃらんらしゃらんらー♪」 監督「カーット!オッケー」 律「唯すげぇな。持ってる物が本当に重そうに見えるだよ」 澪「ないものをあるように見せる演技はとても難しい。悔しいけど唯の演技は本物だわ。あんたも見習いなさい」 AD「ライブ前の音楽室シーンでーす」 監督「5秒前、4、3…」 ガチャ 澪「機材運び終わったー?」 律「お、なんか落ち着いてんな!あんなにボーカルするの嫌がってたのに」 澪「そんな子供じゃないんだし。いつまでも動揺していられないわよ」ガクガクブルブル 唯律紬「めちゃめちゃ動揺してるし」 監督「カーット!オッケー」 澪「いたっ…」 唯「秋山さん、どうしたの?」 澪「いいや、なんでもない…」 唯「?」 律「次はいよいよわだすの見せ場だな」 唯「秋山澪を元気付けるシーンだね!」 律「ふふふ、わだすも昨日監督に付きっきりで指導してもらっただ。成果を見せる時だべ」 澪「精々頑張りな」 律「ふふん、口をあんぐりさせてやるだよ」 監督「田井中、準備はいいな?本番5秒前、4、3…」 律「みなさーん!こんに」 ~省略されました~ 唯「いよいよライブシーンだよ」 紬「ん…」コクッ 澪「ミスしないでよね」 律「これだけ練習しただ。一発で決めるだよ」 AD「衣装に着替えてくださーい!」 律「ええ!これ着るだか!?」 澪「早く着なさいよ。うるさいわね」 律「芝居の中ではこの服着るの嫌がってるくせに…」 澪「ふん、田舎猿は袖なしの洋服なんか着たことないから恥ずかしいのかもねー」 律「なんだと!」 澪「田舎じゃあモンペにホッカムリが普段着なんでしょ?ダッサーい」 律「言わせておけば!」 唯「ちょっと二人とも本番前だよ!」 律「こいつ、最近はいい奴になったかと思ってたけどヤッパリ性格悪すぎるだよ!このひねくれもの!」 澪「ふん」 紬「なんであんなことを言う…」 澪「うるさい。ちょっとからかっただけじゃない」 紬「本番前なんだから心をひとつにしなければいけない…」 澪「言われなくてもわかってるっての。頼むから黙ってよ」 紬「なんでそんなに気が立ってる…?手も震えてる…」 澪「緊張してるだけよ。もう私に構わないで」 紬(緊張だけであんなに手が震えるわけない…) AD「ライブシーン本番いきまーす」 唯「一回で決めようね!」 律「らじゃあだべ!」 紬「頑張る…」 澪「…」 監督「5秒前、4、3…」 律「1、2、3」 ♪~ 澪「きゃうっ!」 律唯紬「!?」 監督「ストップストップ。どうした秋山」 律「勘弁してほしいだよー秋山さん。一流の女優なんだからさぁ」 澪「い、痛い…」 紬「…!」 紬「ちょっと袖捲って…」 澪「あっ!」 紬「は、腫れてる…」 唯「秋山さんこれは一体…」 監督「腱鞘炎か…?」 澪「…」 監督「ベース練習しすぎたんだろう秋山!」 律「!」 唯「でも腱鞘炎でどうやって今まで演奏を…」 紬「痛み止を打っていた…?」 監督「なんで早く言わなかったんだ…練習もやりすぎるなと言っただろう!」 澪「私だけスタートが遅かったから…少しでも練習しないと…」 律「だからってこんなになるまで…監督!今日の撮影は中止だべ」 澪「それはダメだ!」 澪「今まで痛み止を打っていたのは何のためだと思ってるのよ。この日のためよ!練習も痛み止も無駄にしたくない!」 律「だども…」 唯「私からも中止をお願いします。残念だけどこうなっては後から音を入れるしか…」 監督「うむ…」 澪「テーピングだ…」 律「え?」 澪「テーピングを持ってきて!」 澪「テーピングでガチガチに固めて!そうすれば一曲くらい弾けるわ!」 唯「ダメだよ!これ以上ひどくなったら取り返しがつかないよ!監督、中止の指示を」 監督「やむを得ない…今回は…」 紬「お願いします…一曲だけ弾かせて下さい…!」 唯「ムギちゃん!?」 律「わだすからもお願いだ!秋山さんにチャンスをやってけれ!」 澪「二人とも…」 律「秋山さんは最初はサボってて一番へたくそだったけど…」 紬「練習の時は毎日居残りしていた…深夜まで…」 律「その時間を無駄にさせたくねぇだよ!秋山さんの願い叶えてやってけれ」 澪「お願いします…」ポロポロ 唯「そんな…ダメ、ダメだよ…」 監督「…」 監督「チャンスは一回だ。失敗したら音を重ねる。いいな」 澪「は、はい!ありがとうございます」ポロポロ 律「一発でいけるだか?」 澪「私を誰だと思ってるの?」 紬「痛くないの…?」 澪「痛いに決まってるでしょ」 唯「秋山さん…」 澪「なんであんたが腱鞘炎みたいな顔してんのよ。あんたのライバルが痛みで演技に集中できないのよ?差をつけるチャンスじゃない」 唯「そんなこと…」 澪「いいから、あんたは自分の仕事をこなしなさい。ほら、散った散った」 紬「名役者…」 澪「当たり前でしょ」 紬「カメラも回ってないのに監督の前で泣きの演技なんて…」 澪「痛いのは本当よ。それに自分で演奏したいっていうのも本当だしね」 紬「恐れ入る…」 澪「私の演技を見破るあんたに恐れ入るわよ。ほら、無駄話は終わり」 紬「頑張って…」 澪「ええ」 監督「5秒前、4、3…」 澪「やっぱりダメだ…!」 唯「澪ちゃん」 唯「みんな、澪ちゃんが頑張って練習してたの知ってるから」 澪(本当に柄にもなく、頑張っちゃったわよ。あんたのおかげでね) 律「そうだよ、澪」 澪(あんたはいちいち猿みたいにうるさいのよ。まぁ私に食ってかかる奴なんて久しぶりだったから退屈しなかったわ) 紬「澪ちゃん」 澪(あんたは周りに興味なさそうな顔して、本当は一番みんなのことを考えてたわね。そういうところ、嫌いじゃなかったわ) 唯「絶対大丈夫だよ!頑張ろう!」 唯(秋山さん、あなたはやっぱり私の尊敬する秋山さんです) 律「1、2、3」 ♪~ ジャジャジャジャジャーン 律(よっしゃあ!) 唯(秋山さん!) 紬(さすが名女優) 澪(決まった。やっぱり私がNo.1よ!) エキストラ「パチパチパチ」 澪「みんな、ありがとぉー!」 澪(あとは帰るだけ。すぐに病院に行こう) グイッ 澪「はっ!?」 ビターン 紬「!?」 AD「か、監督…!」 監督「しっ!止めるな!止めたらあの演奏が無駄になる!」 澪「いたた…」 エキストラ「えっ」 澪「えっ」 唯「パンツが…」 律「丸見えだべ…」 澪「い、い、いやーーー!」 監督「カーット!オッケー!」 澪「監督!演奏する振りでいいので撮り直しましょう!」 監督「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」 澪「そういうのいいです。撮り直しを要求します」 律「さすが自称No.1女優だべ。あんなサービスまでするだなんて」 澪「煩い猿。監督、撮り直しを」 紬「最後まで計算しつくされた演技…素晴らしい…」 澪「黙れ根暗。お願い、唯からもなんとか言って!」 唯「私ができないことを簡単にやってしまうなんて…秋山さんと共演できて光栄です!」 澪「い、いやーーー!」 ライブ回放送後、秋山澪ファンクラブの会員数が激増したという…。 [[第5章>http://www39.atwiki.jp/ritsuss/pages/871.html]]

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