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198 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/05/30(土) 01:04:14 ID:roQWDuRt
「それじゃ、お先にね。ばいばーい」
「澪ちゃんにりっちゃん、また明日」
ギターケースを背負った唯とムギが手を振ってくる
「ああ、またな」
「おう、おっつかれー」
私と澪はいつものテーブル4つ固めたお茶する場所で、隣合わせに座っている
なんでかって?そりゃあだな…
「おい、律。聞いてるのか?」
澪が自分のシャーペンを机に当てて、音を鳴らす
「聞いてるって。んで、この式はどうなんの?」
私が途中式の分数を丸で囲むと、澪はノートの隅に小さく公式を書く
ああ、成程ね。と私は、さっきの分数の横にイコールをつける。
「ったく。だからテスト前じゃなくて、普段からやっていけって何度も…」
イコールの先に、変形させた解答を書き込んで澪に見せる
「あはは、だってさ。最近こうでもしないと澪と2人っきりになれないじゃん?」
「なっ…バカなこと言うな」
澪は顔を赤らめながら、シャーペンで赤丸ならぬ黒丸をしてくれた
「正解。じゃあ今日はこれぐらいでいいだろ」
「そういやさ、この前 新歓ライブやったじゃんか」
澪は何を今更、という表情をしつつシャーペンを片付ける
「ああ、そうだけど」
「唯が歌詞ど忘れして、澪が歌っただろ?」
「ま、まあな…」
またほんのり頬を赤らめる。
「澪も実は歌いたかったんだろ?」
「ち、違っ!」
「ちゃんと歌ってたじゃん。ハモってたし」
「いや、あれは」
「だから今度はさ、澪もソロで」
歌ってみたら、と言う前にノートで頭を叩かれた
力加減なしの攻撃だった
「いっつ~…」
「… あ、ご、ゴメン律っ」
「いや、私が悪かったんだ。ごめんな、澪」
「いや、律は悪く…… ゴメン」
「だから何で澪が謝るんだよ。あ、もう時間がないぞ。早く早くっ」
私達は慌てて音楽室を出て、横並びで廊下を歩く
「…なぁ律」
「んー?」
「その…私、ちゃんと歌えてたか?」
ちらっと横を見ると澪が助けを求めるような目で私を見ている
「ちゃんと歌えてたよ。良かった」
それだけ言ってやると、澪の表情は明るくなった
「そっか。 ありがとな、律」



出典
【けいおん!】田井中律はタンコブ可愛い12【ドラム】

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