SS > 短編-俺律 > ラッシュ時の一コマ


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

678 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/27(土) 02:59:36 ID:jvwBh5dq
朝の通勤ラッシュは苦痛だ
狭い車内に押し込められ、息苦しさでイライラする
シートに座ることができればまだマシなのだが
俺の目の前のシートには、女子高生が二人並んで座っている
カチューシャをし子と黒髪のロングヘアーの子だ

「まったく、律はしょうがないなー」
「あははー悪い悪い」

くだらない会話ばっかり。これだからガキは・・・
ただでさえイライラしてるのに、女子高生の笑い声はカンにさわるしな
はー・・・早く降りてくれねーかな
そんなことを思っていると、おもむろに律と呼ばれている子が立ち上がった

「澪、ちょっと席とっておいてくれないかな」
「え?うん、わかった」

その子は俺の前を横切り、混雑した車内を歩いていく
友達でも見つけたのか?
ったく・・・非常識にもほどがあるだろ
そう思っていると、すぐにその子が戻ってきた
老婆の手を引きながら

「おばあちゃん、こっちの席空いてるから、座って」

律という子は、そう言ってその老婆を自分が座っていた席に案内した

「ありがとう。助かりました」
「全然かまわないですよー」
「あんたはいい子だね」
「律、えらいぞ」
「いや、別に誉められるほどのことじゃないし、ははは、照れくさいな」

律という子は照れながら笑った。
とても素敵な笑顔で

イライラしていた心がすっと癒された


出典
【けいおん!】田井中律は乙女可愛い29【ドラム】
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。