唯「バイハザ!」 第8章


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唯「憂!憂!開けてよ!憂ィィ!」

憂「お姉ちゃん…今までありがとう。私はどうしてもお姉ちゃんに生きて欲しくて…お姉ちゃんに産まれて初めて嘘ついちゃった…」

唯「うい……」

憂「私お姉ちゃんの妹に産まれて本当に幸せだったよ。暖かいお姉ちゃんが本当大好きで……」

唯「開けてよ……憂!」

憂「また生まれ変わるならお姉ちゃんの妹がいいな」

唯「開けろよ!憂!!!」

ドンッドンッドンッ!

唯「こんなことして私が喜ぶと思ってんの!?憂!?答えてよ!憂!」

憂「絶対に開けないよ。私はお姉ちゃんに生きててほしいから。私は一回は死んだ命なの…それに左手はもう動かないし…」

唯「動かなくたっていい!私が毎日ご飯作って…洗濯して…掃除もするから!だから!」

憂「行って、お姉ちゃん。お願いだから…。私の、本当の最後のお願い。生きて、お姉ちゃん。」

唯「うあ…う…う…い…ぃ……」

もう話すことはなかった。これ以上話しても悲しくなるだけだから……彼女は中央に体操座りをする

憂「きっと、また会えるよね、お姉ちゃん」


澪「……」
何を考えていいかわからない…ただひたすら走った。

律のことを考えるたび胸が痛い……。
もしかして他の部屋こうなってるのだろうか……じゃあヘリポートへついているのは…一人か二人か…

STARSのメンバーならもしかしたら何とかしてくれるかもしれないと言う期待感もあった。

ただ走った。

律は自分を犠牲にしてまで私を助けた

なら生きなきゃ嘘だ…。律の行為が無駄になることだけは許されない…

だから絶対私は死ねない、また再び律に会う日までは



ずっとあそこにいたかった。けど呼びかけても呼びかけても憂はもう答えてくれなかった…。
弱い私が嫌だった。物理法則なんか全部ねじ曲げでも救いたかった。

でも私の足は上へ、上へと歩いて行く

そんな気まるでないのに……

唯「う……い…なの?」

そうだよ、お姉ちゃん。離れてても、私達はずっと一緒だよ

唯「憂……」

生きて、お姉ちゃん。私の分まで、精一杯

唯「うん…うん…」

妹の最後のお願い…姉として約束守らないと…

憂…私…生きるね…

次産まれて来るときも、姉妹がいいね。
憂──────。


「はあ……はあ……、絶対に……死なせ…ない。」

モニターに映る二人の姿を見る

「あなたたちは生きる……義務があるの……だから……」

ピッ……

「…………」

ガクッ……


紬邸屋上、ヘリポート
和「遅かったわね。律は?」

澪「……二人に一人しか…出られない仕組みだったんだ」

和「……そう…。私は一人だったからか初めてから開いてたわ。ボタンを見て薄々は感じてたけどね…。体温センサーまでついていたし…」


唯「お~い…」

和「唯、無事だったのね…。でも…」

唯「憂は…いつも私と一緒だから……」

澪「……」

唯「……」

和「……どちらかに私が行けば良かったわね…そうしたら躊躇なく私を選べてたのに…悪いことをしたわ…」

澪「一緒だよ。和だって私達のかけがえのない存在なんだから…」

唯「うん…。私は誰と一緒でも私が残りたかった…けど憂に先越されちゃってさ…。」

澪「私も似たような感じかな…」

和「そう……ありがとう、二人とも」

ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン……

ヘリ特有のソニックブームが聞こえる……。

和「爆破まで残り10分ってところか……ギリギリね」

どんどん降下してくるヘリ、それを眺める三人……

だが、最後の最後まで、悪夢は終わらない

「ウォォォォオオ!」

ドォォゴォォォン!

和「!?まさかタイラント!?」

澪「まさか…いやさっき出たやつとはちょっと違うな」

和「くっ…こんな時に!」

「ウォォォォオオ!」

剥き出しになった尖った爪が恐怖感を駆り立てる。

和「はああああ!」

ガキィン!

和「駄目っ…この刃物じゃ歯が立たない!」

パァン!パァン!
ドフゥン!ドフゥン!

「ウガアアォォオオ!」

澪「火力が足りないか…」

唯「どうしたら…」

その時だ、低空飛行していたヘリから何かが投げ落とされた

クリス「それをつかえ!」

和「あれは…ロケットランチャー!あれならもしかして…。唯、澪、私があいつの気を引くからその間に!」

二人とも黙ってうなずきロケットランチャーに向かって一目散に走り出す。

「ウォォォ!」

ガキィン!

和「あんたの相手は私だよ」

ロケットランチャーの組み立て方がわからない二人は四苦八苦しながらも何とか組み立てた。

唯「うっ…おも…」

澪「みんなで持とう、唯」

唯「うん!」

目には見えないけど確かに感じるよ…りっちゃん、むぎちゃん、憂…、あずにゃん…

自然とロケットランチャーが軽くなった気がした

「ウォォォガァ!!」

澪「これが」

唯「軽音部の力だ!」
カチャ

ヒューーーー

ズゴォォォォォ

タイラントは木っ端微塵に跡形もなく吹き飛んだ

クリス「早く捕まれ!」
上からロープの梯子が降りて来る。
それに捕まる三人

クリス「よ~しあげろ!」
ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン……

私達が上空へ避難してすぐだった……
さっきまでいた紬邸は轟音をあげながら建物の概要をなくしていく……
澪「律……」
唯「憂…」

生きるね…私達、あなたたちにもらった命の分も

クリス「ギリギリだったな…。」

和「そうね。もうちょっと迎えが早いと助かるわ、クリス」
澪「えっ…なんで」
クリス「ん?あれ?話してなかったのか?」
和「私もね、S.T.A.R.S.のメンバーなのよ」
澪.唯「ええええええ!?」
和「でもちゃんと言ってたじゃない、S.T.A.R.S.って」
S.T.A.R.S.のメンバーね、みんな点をつけるのよ
澪「どうりで…」
唯「お強いわけだ」
この物語はまだ表向きにしか終わっていない、知られざる裏の出来事を知るその日まで
今はゆっくり体を休めるといい…彼女らと同じく

表 終わり


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